【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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5/25 くらいに投稿されてるはず。

雷も体調不良もないってスバラシイ。


006 歓迎会 重要人物達お目見え

歓迎会。

それは新しく入ってきた人々、生徒や先生、同僚、上司と親睦を深める宴会(パーティ)です。

 

特にお祭り騒ぎが好きな2-Aの面々なら、欠かすことはしないでしょう。

歌って飲んで(ジュースを)ワイワイ騒ぎ、その結果としてお互いの距離が近くなればそれでいいのですから。

 

やっぱりアンディは人気ですね。

私もたまに念話でチクチクと弄りますが、そのたびに帰ってくる反応の面白いこと面白いこと。

 

 

 

「肉まん食うカ?1つ目はプレゼント、2つ目からは1つ100円ヨ」

「1ついただきます」

 

来ました。

が、違います。

(チャオ)鈴音(・リンシェン)、残念ながらあなたではありません。

 

「後日、ロボット研究部の方へお伺いしますね」

「楽しみにしてるヨ、ネギ娘」

 

私は余所行きの笑顔を返して見送ります。

 

彼女には彼女の計画がありますから、お互いにお互いの計画を利用し合うために、彼女とは話を付けておく必要があります。

いなければいなかったで、別に構わないのですが。

ま、私の計画にはそこまで重要な人物ではないということです。

 

「あ、四葉さん」

「はい」

 

ぽっちゃり系の可愛らしい声の少女。

お料理研究会の一員にして、イベントのたびに軽食を売り歩く人気店、超包子(チャオパオズ)の料理長。

四葉五月(よつばさつき)さん。

 

原作では、主に料理を作るだけでしたが、その意思には芯があり、エヴァさんも原作でははっきり『認めている』と言っています。

 

「お料理が得意と聞きました」

「色々と修業中ですが」

「お菓子はできますか?」

「和菓子と点心なら少しはできます」

「いいですね。私は洋菓子ならある程度は学んでいたのですが、せっかく日本に来たのですから、和菓子も勉強しておきたいと思いまして」

「入部でしたら歓迎します」

「ありがとうございます」

 

私の計画に不可欠な人材の1人に、渡りを付けることができました。

原作から考えますと、そう心配はしなくていいのですが。

何せ、主要キャラが性転換してるような平行世界ですからね……。

何がどう変わっていてもおかしくありません。

 

なぜ四葉五月さんが重要人物なのか。

 

それは、私が召喚できる妖精さんの性質に大きく関わってきます。

妖精さんには、お菓子が大好きという習性があるのです。

あくまで嗜好品として食べているようですが、やはりあるとないとでは大きく違います。

 

今は私がそのお菓子を買ってきたり、素材を入手して作っていますが、どうしてもレパートリーに限りがあるのです。

と言いますか、妖精さんが要求する味のクオリティが高くなってきている気がするのですよ。

こんなグルメな妖精さんを集まり過ぎるほど集めていた、『人類は衰退しました』の主人公は、とんでもない腕前をしているようです。

 

何より、自分で作るとなりますと、数を用意しなければならないわけで、結局は1人ではきついのです。

今は肉体を魔力で強化することで、何とか持たせてはいますが。

 

そういう意味でも、彼女(まごむすめ)は規格外ですね。

飴玉でも、何百何千と作ることになれば、それは大変な重労働なのですよ。

それとも、衰退世界では文明が退化していますので、皆ある程度は体力があるものなのでしょうか。

 

仕方がないので、私は最近は『童話の地』の中に広いキッチンを設けて、精霊使役によって人手を増やすことを考えています。

しかし。

自分をトレース元にはできないのです。困ったことに。

 

それでもクオリティの低いものでしたら何とかなりますが、それでは妖精さんが満足してくれません。

クリームを混ぜる動き1つにも、高級品では人間なりの技術が必要になるようなのです。

 

なので。

四葉さんの動きをトレースさせていただこうということです。

茶々丸さんのようなロボットにお願いしても構わないのですが、その辺はこれからの展開次第でしょうね。

 

 

 

今、ちょうどアンディがタカミチの額に手を付けて、何かを詠唱しています。

 

原作にもあったアレですね。

心を読もうとして失敗する場面です。

 

といいますか、憧れの人を相手にあんなことをするとは、割と大胆ですね。

それとも、さっき発破をかけたのが効いたのでしょうか?

ま、放っておきましょう。

そうそう致命的なことにはならないと思いますし。

 

え、原作で成功していたですって?

表層のガードすら抜けなかったのに、何が成功ですか。

心を読むというのは、そう簡単なことではないのですよ。

 

『汝深淵を見る時、深淵もまた汝を見ていることを知れ』

 

他人の心を読んで狂ってしまうというお話は、数年に一度は出てくるものです。

特に深層へ向かうにつれ、他人の心に引き込まれる危険が高くなりますからね。

だからこそ、声にしたり文字にしたり、映像に変換したりするのです。

そうやって間接的に触れなければ、自分が狂ってしまうリスクがある。

しかし、それでは同じ言語圏の人間でなければ、意味が通じないなどということがあるのです。

一長一短ですが、今アンディが使用しているのは五感変換型の間接読心術です。

医療用が主な直接読心術は知らないでしょうし。

 

直接読心術が成功していれば、明日菜さんの秘密についても知られるわけですしね。

もちろん、独自設定ですが。

 

実際、彼女の反応からすると、失敗したようです。

 

 

 

次に歓迎会で判明したことですが。

 

茶々丸さんを除く2人の男子、桜咲刹那さんと龍宮真人さんは、クラスから距離を置いているようですね。

教室の端でお酒でも飲むかのように、お茶をちびちび飲んでいます。

話している内容はアンディと(ネギ)についてでしょうか。

アルバイトとしてやっている、学園警備の仕事についても話しているのかもしれません。

 

ま、そのお2人が2-Aの女性陣とは距離を置き、適宜姿をくらませているからこそ、女子一同も遠慮なく騒いだりできるというところなのでしょう。

存在感を消して意図的に空気になっていると言いますか。

 

まあ、刹那さんが弱い認識阻害を使っているのが原因でしょうけど。

 

桜咲(さくらざき)刹那(せつな)

京都神鳴流の剣士で、かなりの腕前を持っています。

簡単な陰陽術も使えるので、攻守に万能なタイプと言えるでしょう。

 

関東魔法協会のお膝元とも言える麻帆良学園都市にいる理由ですが、やはり原作通り近衛木乃香さんを守るためなのでしょうか。

その辺、どう変化しているのかしていないのか、よく分からないのですよね。

性別が変わって刹那繋がりのイケメン男子になっているのは確かですが。

 

龍宮(たつみや)真人(まなと)

実戦経験のあるベテランの傭兵(マシーナリ)です。

原作で女性だった頃も相当にイケメン女子でしたが、男子になって色っぽさに磨きがかかっています。

恋愛には興味なさそうな雰囲気ですが。

 

原作では死んだ恋人に似た人に近付くために、バイアスロン部に入部していたようですが。

任務のために告白を拒否するなど、男前なストイックさが売りの女性でした。

 

さて、この世界では性別以外にどう変化しているのか、見当もつきません。

お2人とも、私の計画では重要な戦力となる人物ですが、まあ今は無理に接触する必要もないでしょうね。

 

 

 

本屋の子も助けてもらったアンディにアタックしていたようですし、この歓迎会で入手できる情報や繋がりは出尽くしたと言っていいでしょう。

 

そう思って、肩の力を抜いた瞬間のことです。

 

「くしゅん」

「は、え?」

 

背後で物凄い魔力と共に風が巻き起こったかと思いますと、私の服がぶっ飛ばされました。

 

「……」「……」「……」「……」

 

原作にない展開でしたので、私も油断していたようです。

 

まあ、下着が飛ばされなかったのは幸運でした。

上は着けてませんけどね。

どうせAAAです。

 

男子2人もポカーンとしてこっちを見ています。

私が視線を向けると、即座に気付いて、転げるように教室を出ましたが。

 

今回は結構な数の被害者がいたようで、明日菜さんを含む結構な数の下着姿の女子がいました。

で、私はゆっくりアンディに視線を向けます。

本人もポカーンとしていますが、遠慮はしません。

 

――“判決、死刑”

「へぅー!?」

 

あ、一目散に逃げやがりました。

ま、いずれにせよ着替える必要があったので、女子だけになったのは大変助かりますが。

アンディのエロイベント回避のために旅行鞄を取りに行っていたのが、こんなところで役に立つとは思いませんでした。

 

あ、タカミチは無駄に瞬動を使って教室を出ています。

誰も移動に気付いていなかったので、おそらく見る前に出たのでしょう。

6年前に、アンディについての私の愚痴を聞かせていたのを覚えていたのかもしれません。

ロリコンロリコン言っていましたが、この辺は紳士的な大人です。

 

アンディは死ね。

 

 

 

 




今回の成果

重要人物、四葉五月に渡りを付けた!

妖精さん召喚数175体

以上。

つづく



妖精召喚数は適当です。
『童話の地』を手に入れたのが最近なので、数は少ない。

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