愛し愛されて・・ 作:もにゅもにゅ
表現ちょっとヘンかも。
「あれ?ていうか・・・えっと、C組のこころちゃんだよね?A組の北沢はぐみだよっ、おなじ学校だねっ」
「んっ?・・・本当だわ、見たことあるっ。花咲川の生徒だったのねっ。なら話が早いわ!あなたバンドできないっ?」
「バンド・・・?うちの兄ちゃんがやってるよ!はぐみも最近、気になってたんだよね!でもバンドって、どんなことするの?」
「バンドだから・・・音楽じゃない?はぐみちゃん、ソフトボールとかスポーツ以外、なんにも知らないの?」
ツインテールの小さい女の子は呆れながらはぐみちゃんにそう言う。
「そ、そんなことないもんっ!でもバンドのルールとか、戦い方とか全然知らないなぁ」
「はぐみちゃん!バンドはルールはないし、戦わないよ!一緒に楽しいことをするんだよ!」
「そうよ!これから何をするか自由に決めるの!」
「ルールがない・・・戦わない・・・自由な・・・楽しい・・・こと・・・?じゃあやるっ!!はぐみも、メンバーになりたい!」
どうやらはぐみちゃんはメンバーになってくれるそうだ!これでメンバーが僕を含めて6人になり、とうとうバンドができそう!と思っていると
「あ・・あのっ。はぐみ・・・さんはベースが弾けるんですか?私達、ベースを募集しているんです・・・」
花音ちゃんが恐る恐るはぐみちゃんにベースができるか聞いていた。そうだった・・・確か僕達にはあとベースが必要だということをすっかり忘れていた。
「え。はぐみ、ベースをやるの?たしか・・・ギターより弦が少ないやつだよね?ギターは兄ちゃんに教わったことあるから、弦少ないしいけると思うよ。根性根性だねっ!!」
「げ、弦の数の問題だけじゃ・・・」
「決まりね!!入りたいって気持ちがあれば、何もいらないわ!」
「首尾よくメンバーが6人に揃った・・・残ったポスターは、私のファンのために貰っても?」
「ほ、本当に、すごい速さで揃えちゃった、こころちゃん・・・」
「流石だね!こころお姉ちゃん!」
「ふふん。それはそうよ!あたしはいつも、楽しい事しかしてないもの!楽しくなりたくない人なんて、いないでしょ?」
「そ、それは・・・たしかに・・・?」
「(いや・・・あたしはなりたくない・・・弦巻こころと楽しくなんて、なりたくないよ・・・!)」
「・・・?」
ミッシェルのほうを見るとどこか元気がないように見える。一体どうしたんだろうか?
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翌日
SIDE 美咲
「はぁ・・・」
あたしは昨日あった出来事のせいでひどい頭痛に苛まれていた。まさかキグルミのバイトをしてるときに、弦巻こころにむりやりバンドのメンバーにされるとは・・・。
「る〜るるん♪バンド、バンド〜♪」
あたしの頭痛の種である弦巻こころはあたしの気も知らずに呑気にバンドのことについて考えていた。
「(現状、あたしはバンドのメンバーってことに・・・変なことに巻き込まないでって、ちゃんと断ろう)」
「る〜るるん♪あっ!そうだ!バンドといえば!ダーッシュ!」
「あの、弦巻さ・・・え?あれ?廊下にいる!?ちょ、ちょっと待った・・・!」
あたしが声をかけようとすると弦巻こころは廊下を走っていつの間にかどこかへ向かおうとしてた。
「あーもう!」
あたしはため息をつき、弦巻こころのあとを追うはめになった・・・。
「はぁ・・・はぁ・・・つかれた・・・」
結局あたしは一日中弦巻こころを追いかけていたが、尋常じゃないほどの体力と人間離れした運動神経でなかなか追いつくことができず、バンドを辞めることについて言うことができないまま、放課後になってしまった。このままだと弦巻こころに振り回される羽目になってしまうと思うと寒気がする。なんとかいい方法がないかと考えていると・・・
「あれ・・・確か弦巻こころに弟いたよね?」
弦巻こころの弟の弦巻アミ・・・色んな人に優しく、今年から共学になった花咲川学園の数少ない男子であることもあり弦巻こころほどではないがかなりの有名人とか聞いたような・・・。
「弦巻こころを追いかけるより、その弟に賭けるしか・・・」
あたしは疲れた体をなんとか動かし弦巻アミのいるA組に向かうがA組についた時、弦巻アミと今まで噂を聞いてるくらいで別に彼の顔を見たことがないのを思い出し、仕方なくA組の近くにいた女子にアミの所在を聞く。
「A組はここか・・・。あのーすみません。弦巻アミくんっていますか?少し用事があって・・・」
「アミくん?教室にいるよ!おーいアミくーん!この子がちょっと用事があるって!」
「ん?どうしたの?」
背の高い女の子とポニーテールのした女の子と話していた銀髪の男の子がこちらを向かってくる。どうやら彼が弦巻アミのようだ。
「えっと僕になにか用かな?」
「あ、えーと・・・あたし奥沢美咲っていうんだけど、その・・・バンドについてで・・・」
「バンド・・・つまり加入したいってこと!?」
「いや、そうじゃなくて・・・その昨日ミッシェルのバイトやってる途中に無理やりバンドに加入させられただけで、別にバンドとかやるつもりは・・・」
「?ミッシェルのバイト・・・?ミッシェルのお手伝いってことかな?」
「だからあたしがミッシェルで弦巻こころに無理やりバンドに加入させられてて困ってるの!」
「うーん?」
まさか・・・あたしがミッシェルだってことがわかってない?弦巻こころの弟だからある程度のやばさは覚悟していたがまさかこれほどとは・・・。
「んー?とりあえずバンドについてはこころお姉ちゃんに伝えたほうがいいんじゃないかな?こころお姉ちゃんがリーダーみたいだし。」
「(だから弦巻こころに会えないからあんたに伝えてるのに・・・!)あー・・・じゃあ、弦巻こころ・・・さんのところまで案内してもらっていいかな?」
「うんいいよ!けど・・・このあと僕用事があるから・・・こころお姉ちゃんたち先に家に帰っちゃうな・・・
わかった一緒に家まで行こう!」
「あーそれじゃあ明日とかでも全然大じょうb。」
「それじゃあ校門前に止まってある黒い車の前で待ってて!運転手さんには電話で伝えておくから!それじゃあね!」
「え!?明日でいいって・・・もう行っちゃった・・・。」
こうしてあたしは弦巻家に行くはめになった。これからどんなことが起こるかも知らずに・・・。
SIDE OUT 美咲
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SIDE アミ
「え・・・?これ・・・家って言うか、屋敷って言うか・・・宮殿・・・?」
美咲ちゃんは僕んちを見て目を大きく見開いて驚いてる。僕は今までずっとすごしてたから特に何も感じないかな。
「あれ・・・?アーくんだ!おーいアーくん!!こっちだよー!」
聞き覚えのある元気なが聞こえてその方向にを振り返ると僕とミッシェル以外のバンドメンバーが既に玄関に揃っていた。
「ごめんね皆!遅れちゃって!」
「いいのよアミ!それで・・・後ろにいる人はさっき黒服が言ってた・・・えーとっミッシェルの・・・」
「あぁ、もう伝わってるのか。えっと、その、あたし・・・」
「んー?でも・・・困ったわね。ミッシェルがいないんじゃ、会議にならないわ。」
「いや、あの、あたしがミッシェルだから!ミッシェルの中の人!わかる?」
「・・・?ミッシェルはクマよ。あなたは女の子だわ。あんまり・・・似てないと思うけど?」
「そうだよっ。ミッシェルはもっとピンクで、もっふもふで、いい匂いがしたよ!」
「君はか弱い女の子なんだから、クマだなんて、そんな風に強がってはいけないよ・・・。」
うーん・・・美咲ちゃんは自分のことをミッシェルと言っているが違うと思うなぁ。似ているところは可愛いとこくらいかなぁ・・・。
「こ、こころちゃん!ミッシェルはキグルミで、たぶん、中にこの人が・・・。」
「・・・『キグルミ・・・の人』・・・?あなたミッシェルと関係がある人なの?」
「いや、だから関係っていうかあたしがミッシェル・・・」
「わかったわ。じゃあミッシェルのことは、この『キグルミの人』に聞きましょう。作戦会議を始めるわよっ!」
次はいつになるかなぁ・・・。
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