乗り鉄探偵南 達仁 寝台特急「北陸」矢澤にこひとり旅 作:新庄雄太郎
何処へ旅に行くのか。
矢澤にこは、少し悲しい気持ちだった。
「あっ、手紙だわ。」
と、にこは手紙を読んだ。
「にこ、お元気ですか、先日は大変な失礼なことをしてしまいました、どうか、お許しください、ただ、決して私はあの時は、ふしだらな気持ちではなかった、これだけはわかって下さい、あの一件で私は、私の人生を大問題と対決せねばと痛感しました、しばらくお会いできなくなると思います、どうか、わけを聞かないで下さい。」
と、手紙に書いてあった。
人生の大問題に向き合うため、しばらく会えないというのです。そして「どうか、わけは聞かないでください」と書いてあります。
「えっ、大問題!。」
と、にこは驚いた。
「どういう事なのかしら?。」
にこは、旅行バックに詰め込んで旅の支度をした。
「じゃあ。」
と、にこはそう言って、日程表と置手紙を残してにこは旅に出た。
20時35分、北の始発駅上野駅へやって来た。
上野駅
にこは、上野駅へやって来た。
上野駅は北の玄関口と言われ、東北や北海道や信州へ旅する人はここか出発点だ。
駅には、常磐線や高崎線、東北本線の列車が停車していた。
上野駅の改札を出ると、上野から発車する夜行列車はその名の通り、寝台特急「北陸」と夜行急行「能登」がある。いずれにしても東北本線・高崎線・信越本線又は上越線を経由して北陸本線に入る。また上越新幹線に乗った場合は東京から長岡まで行き、特急「北越」に乗り換える。上野から金沢までは5時間57分で行けれて便利になっている、この日、にこが乗ったのは上越線経由の寝台特急「北陸」に乗って金沢へ向かった。
「8番乗り場は、21時50分発寝台特急「北陸」号金沢行でございます、この列車をご利用する際は特急券と寝台券が必要です。」
と、アナウンスが流れた。
「親不知の断崖がイラストのマークね。」
にこは、ホームで「北陸」に乗った。
「まもなくー、21時50分発寝台特急「北陸」金沢行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください。」
プルルルルルルルルル
と、発車ベルが鳴り、にこが乗った寝台特急「北陸」は発車した。
ピィーッ!
「なんだか、夜逃げみたい。」
と、にこは車窓を眺めた。
北陸へ旅立つ人々、明日はどんな旅路か、「ひとり旅なら北陸路」と言う、歌の文句がある。
にこが乗った寝台特急「北陸」は上野と金沢へ結ぶ寝台特急である、東京と北陸の間を走る「北陸」は上越線経由で運転されている、ヘッドマークにはオレンジ色をバックに親不知の絵柄が書かれている、上野を21時50分に発車し途中停車駅は大宮、高崎、水上、長岡、糸魚川、魚津、富山、高岡、津幡、終着金沢には6時39分である。
寝台特急「北陸」は魚津を通り過ぎると、朝を迎えた。
6時39分、にこが乗った寝台特急「北陸」は金沢に到着した。
「やっと、金沢か。」
と、にこはホームへ向かった。
そして、達仁はにこを探すことにした。
どこへ行ったのか?
次回もお楽しみに
ご意見・ご感想をお願いします