乗り鉄探偵南 達仁 寝台特急「北陸」矢澤にこひとり旅 作:新庄雄太郎
輪島市
「こうてくだぁー。」
と威勢のいい声が聞こえた。
「結構繁盛してるな。」
「お客さん、今日はとれたてだよ。」
と、干物屋は言う。
朝市の活気がみえる。
「うわっ、海の臭いがするね。」
「ホントだ。」
海産物の試食をするにこ。
「えっ、塩辛ッ。」
「アハハ、君は辛い物は苦手なんだよな。」
「にぎやかだね、輪島朝市。」
「威勢がいいね。」
「本当だ。」
「美味しそうな魚も売ってるわ。」
「あっ、魚の解体ショーだって。」
と、にこは言った。
能登金剛
「能登半島は美しいわ。」
そこへ、謎の男がにこの方へやって来た。
「はっ、誰あんた。」
と、にこは驚いた。
その頃、にこを探していた達仁と穂乃果とことりと真姫は、にこを見たと聞いて、にこがいる場所が突き止めたのだ。
「えっ、にこちゃんのいる場所わかったの。」
「うん。」
「どこなの?。」
と、ことりは言う。
「わかったよ、にこがいる場所は能登半島の能登金剛だ。」
「えーっ、能登金剛。」
「恐らくにこは、能登金剛に入る。」
「そうか、にこは輪島朝市を見物した後は能登金剛へ行ったって事ね。」
「その通りだよ、穂乃果。」
「早速、行って見よう。」
「ええ。」
達仁と穂乃果とことりと真姫は、能登金剛へ向かった。
「あっ、にこ。」
「そうか、やっぱりあんたが犀川の犯人だな。」
「その通りさ、顔を見られたからには生かしておけねぇなぁ。」
「達仁、穂乃果、助けてよー。」
と、にこは叫んだ。
「にこちゃん、今助けに行くからね。」
と、真姫は言った。
「てめぇー、やりやがったな。」
「よーし、捕まえるぞ。」
と、達仁と穂乃果とことりは、犯人を取り押さえた。
「お前は、誰や。」
「南 達仁、探偵だ。」
「達仁君、こいつが。」
「ああ。」
達仁と穂乃果とことりが捕まえた犯人の名前は成瀬 正広、暫くして達人が通報した石川県警のパトカーが到着し、成瀬は小沢警部に逮捕された。
「いやー、お手柄だね。」
「ええ。」
「ありがとう、協力感謝するよ。」
一方、にこと真姫は。
「大丈夫、にこちゃん、あれ泣いてるの?。」
「うわぁぁぁぁぁん、真姫ちゃん怖かったよー。」
「よかった、無事で。」
「達仁が来てくれなかったら、にこは海に沈んでいたよ。」
「よかった、よかった、にこも無事で。」
金沢駅
達仁と穂乃果とことりと真姫とにこは穴水で七尾線に乗り、金沢からは北陸本線・信越本線経由の特急「北越」に乗って帰京することにした。
「えーと、特急「北越3号」は13時41分か。」
「新潟行ね、これに乗ればいいのね。」
「乗ろう。」
「うん。」
ファーン!
と、警笛を鳴らし、特急「北越3号」は金沢を発車した。
特急「北越3号」の車内にて。
「にこも大変な一人旅だったな。」
「うん、にこはひとり旅するなら能登半島だから。」
「ほう、今回は寝台特急「北陸」に乗って能登へ行ったんだな。」
「にこちゃんは去年、京都と金沢へ行った事もあるんだ。」
「本当か。」
「うん、にこの気持ちを落ち着くためにはここがいいの。」
「なるほどね。」
特急「北越3号」は新潟に17時52分に到着し、新潟からは17時55分発の上越新幹線「あさひ104号」に乗り次いで、大宮からは「新幹線リレー48号」に乗り東京へ帰京した。
劇中の列車時刻は昭和58年のダイヤを利用しています
ご了承ください