「デュエルディスク、セット!」
宇陀は自分のデュエルディスクを腕に巻き付けるとともに、両目を覆い隠す黒いDゲイザーをかけた。
俺も片目だけだが、青色の半透明なDゲイザーをはめ込めてソリッドヴィジョンARシステムを起動した。
「Dゲイザー、セット! デュエルターゲット、ロックオン!」
「「デュエル!」」
掛け声とともに相手のライフポイントが見え始める。両者4000でスタートするスタンダードプレイだ。
久しぶりのスタンディングで、しかも新たなカードを手にした今、俺はどう戦っていけばいいんだ。
自分で作ったのに妙に緊張する。
「ここは、開発課のエリートである私が先攻で、作り上げたデッキでプレイングを見せてやろう。創作とは常にトライ&エラー。これが、その最高叡智! 私は、スケール6の『天紋のペガサス』とスケール2の『天紋のスワン』でペンデュラムスケールをセッティング! これで、3~5のモンスターを同時に召喚可能! だが、まずは下準備だ。『天紋のペガサス』のペンデュラム効果発動! このカード以外の『天紋』カードが魔法・罠ゾーンに表側で存在するとき、デッキから『天紋』儀式モンスターを手札に加える。私は、レベル4、儀式ペンデュラムモンスター『天紋のサザンクロス』を手札に加える!」
儀式召喚できる、ペンデュラム召喚だと!? それってオッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴンと同じタイプってことかよ!
「すげー! なんでもありかよ!」
「褒める箇所はここではない! ここからが『天紋』のポイント! 『天紋』儀式ペンデュラムモンスターは手札・EXデッキの表側表示で存在するとき1体だけ儀式魔法なしで儀式召喚できる! さぁ、舞台は整った! 星が集えば標となりて、暗闇の道を照らさん! ペンデュラム召喚! 現れよ、私のモンスターたちよ! 手札から、レベル4『天紋のアンドロメダ』そして、儀式ペンデュラムモンスター『天紋のサザンクロス』!!」
「共通点は、星座? 面白そうなカードだなぁ」
「関心してる場合かよ......」
廉次郎はあきれているが、俺は単純にこのデュエルが楽しくなってきた。新しいカードを見るとワクワクするようなそんな感覚。新しいデッキを手に入れられて、それを早く試したいというワクワク......。これがデュエル!
「私はカードを1枚伏せてターンエンド。さあ、キミの番だよ。阿久津遊介くん」
「俺のターン! ドロー! 俺は、聖装の魔導士を召喚! 召喚に成功したターン、デッキから「聖装」と名の付くチューナーモンスターを特殊召喚する! 現れろ! レベル3チューナーモンスター「聖装の翼竜」! 俺は、聖装の魔術師に聖装の翼竜をチューニング! シンクロ召喚! 聖者の衣纏いし竜よ、その紫の瞳で悪を照らせ! 出でよ、紫眼の聖装竜! チューナーモンスター「聖装の翼竜」の効果発動! このカードが『聖装』シンクロモンスターの素材になったとき、デッキから「聖装」装備魔法を手札に加える。俺は「白聖装」を手札に加える。さらに、俺は紫眼の聖装竜の効果! デッキから装備魔法をこのカードに装備する! 俺は「デーモンの斧」を発動! さらに、手札に加えた装備魔法「白聖装」を発動!」
「攻撃力を高めても、『天紋のアンドロメダ』がフィールドにあるとき、『天紋』モンスターカードは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージを受けない! 鉄壁の布陣だ!」
「それは、どうだろうな。俺は、パープルアイズの効果発動! 1ターンに1度、自分の装備魔法を任意の枚数破壊して発動できる! 破壊した枚数だけ相手のカードを手札に戻す! 俺の場には2枚の装備魔法がある! よって、天紋のアンドロメダと、天紋のサザンクロスを手札に戻す!」
「ふざけるな! 私の美しいアルゴリズムを崩しよって......。だが、それさえも想定内! 罠カード発動! 『天紋刷新』! 手札の『天紋』モンスターカードを1枚破壊して発動する。デッキからそのカード以外のモンスターを特殊召喚する! 私は天紋のサザンクロスを破壊し、天紋のケンタウロスを特殊召喚! 天紋のサザンクロスのモンスター効果発動! このカードが破壊されたとき、手札からレベル4以下の『天紋』モンスターを特殊召喚する! 私が持っているのは当然、天紋のアンドロメダ!」
一度手札に戻したのに、盤面は変わらずか......。攻撃力は2000と1800。きついな。だが、俺にはまだやることが残っている!
「『白聖装』の効果発動! このカードがカードの効果で破壊されたとき、相手のカード1枚を破壊する! 俺はペンデュラムゾーンの『天紋のペガサス』を選択!」
「残念だったな。『天紋のスワン』のペンデュラム効果発動! 1ターンに1度、自分フィールド上の『天紋』カードが戦闘・効果で破壊されるとき、EXデッキの表側表示の『天紋』カードをデッキに戻して発動する! その効果を無効にする!」
「なに? まじで無敵の布陣ということか! バトルしても、天紋のアンドロメダの効果で戦闘では破壊されないし、ダメージを受けない。いや、だがあの効果は『天紋のアンドロメダ」自身は効果の適応外! バトル! 紫眼の聖装竜で天紋のアンドロメダに攻撃! セイントバースト!」
宇陀宙:LP3300
「ク......。そのままエンドの宣言しようと変わらないものを......」
「カードを2枚伏せてターンエンド」
さて、またアンドロメダが召喚されてしまうのか? ペンデュラムって本当に厄介だな。
「私のターン、ドロー! 一気に終わらせてやる! 私は、天紋のペガサスの効果をもう一度使う! 私は天紋のキャンサーを手札に加える! 手札より、マンジュゴッドを召喚! マンジュゴッドの効果により儀式魔法『天紋環撮』を手札に加える。 そして発動! フィールドの天紋のケンタウロスとマンジュゴッドを生贄にささげ、儀式召喚! 黄道に光し十二宮がひとつ! 天紋のキャンサー!」
レベル8の儀式ペンデュラムモンスターか......。攻撃力は2800と中々。カニのような見た目をしているけど、やっぱかに座をモチーフとしたモンスターなのか?
「なるほど、儀式テーマでなおかつペンデュラムでのモンスターの大量展開。中々侮れないな」
「ふふふ、そうであろう! やはり我が頭脳に欠点無し! さらに私は、セッティング済みの天紋のスワンと天紋のペガサスで再度ペンデュラム召喚! EXデッキから現れよ! 天紋のサザンクロス!」
「EXデッキからのペンデュラム召喚は1ターンに1度のみ。それが俺の命綱になっているとはな」
俺の独り言は完全に無視して宇陀は俺のモンスターにバトルを仕掛ける。
「バトルだ! 天紋のキャンサーで紫眼の聖装竜に攻撃! ホロスコープシザー!」
「罠発動! アームズコール! デッキから装備魔法を1枚手札に加え、そのカードをセットする! 俺は『黒聖装』を発動! これにより、パープルアイズの攻撃力は500ポイントアップ! 攻撃力は3000。なら、こちらの方が上だ!」
「まだだ。天紋のキャンサーの効果発動! このカードが戦闘するダメージステップ時に発動する。こいつの攻撃力は自分フィールドの『天紋』カード×100アップする! 今、このフィールドにはこいつを含めて3枚の天紋カードがある。よって、300ポイント天紋のキャンサーの攻撃力に加算される。つまり、攻撃力は」
「3100!? パープルアイズを上回った!?」
遊介:LP3900
「ふん。これでお前のエースはいなくなっ......ていないだと?」
「黒聖装の効果は、このカードが装備されているモンスターが破壊される場合にこのカードをリリースすることで破壊を一度無効にできる。さらに、装備されていたモンスターと同じレベル、またはランクのモンスターをデッキまたは墓地から特殊召喚できる! 現れよ、人に作られし偽りの竜よ! その瞳で悪を一掃せよ!
機械仕掛けの翼と生物的な筋肉がむき出しとなった竜が俺のフィールドに現れた。それは紫眼とうり二つのようでまるで違う。そして俺は、これから新たなステージへと向かう!
倒しても何度でも蘇る「ペンデュラム召喚」。
その猛襲は続く。
遊介はその猛襲をかいくぐり、新たなモンスターを召喚する。
次回、遊戯王ARC-if「顕現せよ! 深紫眼の聖装龍皇!」
登場するオリカの召喚口上で良いと思ったものを教えてください。
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幼獣ベーゼ
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グレート・フォース
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アルカトラズ・デストピア・デーモン
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グレートVX
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アーク・トライブ・マジシャン