遊戯王 ARC-if(アーカイブ)   作:小鳥 戯遊

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遊矢、ユートに続きユーゴの登場により遊介は覇王龍が復活するのではないかと身構えた。さらにドゥンケルハイトの登場により、彼がなんらかの暗躍をしているのではないかと結論付けていくのだった。


if=32:覇王龍復活の一手

 廉次郎のターン、ドローした瞬間は静寂が走る。そして、ドローしたカードを見た瞬間に彼は微笑んだ。

 

 

「やはり、僕のデッキが答えてくれているようだ!! 墓地の罠、ミニチュアル・セキュリティーガードの効果発動! 墓地の「ミニリチュアル」カードを手札に加える! 僕は、ミニリチュアル・グレートシャインを手札に加える!!」

 

 

 

そうか、ミニリチュアル・グレートシャインの効果で直接攻撃できれば!!

相手のアステリスク∞に攻撃しなくとも相手のライフを削れる!

 

 

「儀式の下準備を発動! デッキよりミニリチュアールと、ミニリチュアル・グレートシュバルツを手札に加える!! そのまま、手札に加えたミニリチュアールを発動!! 儀式召喚! 小さき大地を照らす、偉大な光!! ミニリチュアル・グレートシャイン!! バトルだ! グレートシャインの効果でミニチュアル・セットを破壊して直接攻撃になる!! ギガンティウム光線!!」

 

 

ユーゴLP:8000→5000

 

 

「そ、それだけかい? 僕のライフは、まだ残っているぞ......!」

 

 

「そう言うと思っていた! 速攻魔法『ギガンティウム光線!』 自分フィールドのミニリチュアル・グレートシャインが直接攻撃したときに発動できる! このターン、もう一度攻撃できる! グレートシャイン! もう一度ユーゴに直接攻撃しろ!!」

 

 

グレートシャインが胸元で腕をクロスさせ光線を打つ構えを取った瞬間、ユーゴは伏せていた罠カードを発動させた。

 

 

 

「トラップカード『マイナスモーメント』発動。 フィールドのシンクロモンスター1体をEXデッキに戻し、相手のバトルを強制終了させる! だが、この効果でデッキに戻るのは君のカードだ! 阿久津遊介ぇ! さあ、デッキに戻れ! 紫眼の聖装竜!」

 

 

ダメージを受けてまで復活させておいた紫眼の聖装竜が、簡単にEXデッキに戻ってしまった......。

こんなことってありかよ......。 だが、これはチャンスともとれる。再度紫眼を召喚できれば......。

 

 

「クソ......。僕はこれで、ターンエンド! おい、遊介! このターンで絶対に決着を着けろ! 相手に粘られたら今度こそ終わりだぞ!!」

 

 

「分かってるって!! 俺の、ターン!! ドロー!!」

 

 

俺のカードは、レベル4の聖装の騎士! これなら、シンクロ召喚を狙える!

 

 

 

「聖装の騎士を召喚! 召喚成功時の効果発動! 墓地より『聖装』チューナーモンスターを特殊召喚できる! 墓地の聖装の賢者を特殊召喚! さあ、再びシンクロ召喚だ! 現れろ! 紫眼の聖装竜!!」

 

 

エクストラデッキに戻ってしまったことが功を奏したのか、紫色の瞳を持った白い体表のドラゴンが再び現れた。シンクロ召喚した姿を、廉次郎は微笑みユーゴはドラゴンを睨み続けていた。

 

 

「聖装の賢者の効果により、紫眼の聖装竜に装備カードとして装備する! さらに紫眼の効果! デッキから装備魔法をこのカードに装備させる! デッキから紫聖装を装備! さらに、紫眼の2つ目の効果発動! フィールドの装備魔法を任意の数まで破壊して発動する!! 俺は、紫聖装と聖装の賢者を破壊し、ユーゴのフィールドのアステリスクインフィニティと伏せているそのカードを破壊する!」

 

 

俺は右側の伏せていたカードを破壊しようとした。だが、その中ユーゴはその指定されたカードをチェーンして発動し始めた。

 

 

「罠カード『覇王龍の凱旋』自分フィールド上のレベルを持つモンスターを指定して破壊する! 僕はフィールドのアステリスクインフィニティを破壊する。そして、そのモンスターのレベル以下の【覇王眷竜】と名の付くEXモンスター1体をフィールド上に特殊召喚する! 現れろ、覇王眷竜クリアウィング! 僕を守れ!!」

 

 

 

「おい、遊介! 邪魔なモンスターがまた増えたぞ!どうするつもりだ!!」

 

 

心配してくれているのはわかるが、もう少しいい方ってもんがあるでしょうに......。

まあ、それがあいつのいいところなんだけどな。俺は個の手札で、全力を注ぐのみだ!

 

 

「大丈夫だって! このターンで絶対に終わらせる!! 墓地に送られた紫聖装を除外して効果発動! 相手フィールドのカード1枚を除外する! 俺は、今特殊召喚された覇王眷竜クリアウィングだ!! そして、手札より『シンカを呼ぶクリボー』を発動! デッキ、墓地、表側除外状態の『シン・クリボー』を手札に加える! デッキより『聖装のシン・クリボー』を手札に加える! さらに、聖装のシン・クリボーがドロー以外の方法でこのカードが手札に加わったとき、このカードを特殊召喚! 俺は、レベル7紫眼の聖装竜でレベル1聖装のシン・クリボーをチューニング! 神秘の瞳、輝かせし龍よ! 悪を捌く刃研ぎ澄ませ降誕せよ! シンクロ召喚! レベル8 |神秘眼の聖装刃竜《シークレットアイズ・スコール・スラッシュドラゴン》!」

 

 

 

「それでも、僕のライフは絶対に削ることはできない! 罠カードはt......。発動が、できずに表側にっ!!!」

 

 

 

「そうだ。シークレットアイズに秘め事は許されず、そのすべては暴かれる! そして、その表側になっている分だけ力に変える!! よって、このカードの攻撃力は3300! さらに手札より、死者蘇生発動!! 俺の墓地より紫眼は蘇る! 戻って来い、俺のエースカード! 紫眼の聖装竜!」

 

 

一気にとどめを刺そうとした瞬間、ユーゴがまたもうずくまり始めた。

彼の後ろ向きな姿勢をみせるたび、なにか黒いオーラが放たれていく。なんなんだ、あのオーラは......。あれが、ズァークの片鱗なのだろうか?

 

 

「一気にシンクロモンスターが並んだ......。もうだめだ......。 ボクは、またなにも救えないのかっ!!」

 

 

「それでも、戦い続けて来ただろ! 君は十分に戦っている! もっと自信を持ってくれ!」

 

 

「うるさい! 何も知らないくせに......。 さあ、止めを刺すがいい! でも、絶望するのは君の方だと思うけどね!」

 

 

哀しみに打ちひしがられているかと思いきや、この自信。一体何を考えているんだ?

攻撃時に発動できるカードが手札に持っているのか? バトルフェーダー? それとも、速攻のかかし......。

 

 

 

「ただのブラフだ! 迷わず決めろ、遊介!」

 

 

 

「分かっている! 臆せず攻めるぜ! 俺は、紫眼の聖装竜で直接攻撃! セイントバースト!」

 

 

 

紫眼の口が大きく開き、口腔内から光弾が発射される直前ユーゴは手札のカード俺たちに見せて来た。

やはりあの自信、ブラフじゃなかったかっ!

 

 

「今ここで、希望は絶望へと変わった! 手札の機皇神マシニクル∞‐キュービックーの効果発動!」

 

 

 

「機皇神マシニクル!? バトルフェイズに効果はないはず!?」

 

 

「遊介よく見ろ! あのカードは別のカードだ! おそらく、マシニクル∞の真の姿だ!」

 

 

確かにアニメのカード名ってキュービックとかそういう名前だった気がするけど!?

この状況をどうにかできるのか!?

 

 

 

「機皇神マシニクル∞‐キュービックーは相手シンクロモンスターが直接攻撃した場合手札から特殊召喚することができる。そして、その攻撃した相手シンクロモンスターを吸収! 装備カードとしてその攻撃力分アップする!!」

 

「くっ......。 ......!?」

 

廉次郎は混乱しているのか、自身のカードとユーゴの出してきたカードとを目線を行き来していた。

どうしたんだ? あいつ......。

それにしても、シンクロモンスター主体の俺に対してめちゃくちゃ刺さる戦い方しやがって......。

相手のモンスターの攻撃力は元々の攻撃力4000と紫眼の攻撃力が加算され、6500になった。

神秘眼と同じサイズ感だった機皇神が、少し大きく感じる。

 

 

「た、ターン......」

 

 

「君にエンドフェイズはまだ早い。僕のマシニクルはね、存在する限りシンクロモンスターは攻撃しなければならないんだよ? さあ、攻撃してきなよ......」

 

 

こ、これじゃあ、俺が負ける......。

円谷も、敗北を感じてうなだれて......。 ああ、肩なんかゆらしちゃって。泣いちゃっ......。あれ? なんか笑ってる??? え、なんで? こわっ、この人。

 

 

「はははははっ!!  速攻魔法、ミニチュアル・グランフォース発動! メインフェイズ以外で特殊召喚されたモンスター1体を対象にして発動する! そのモンスターの攻撃力をゼロにして、その攻撃力分をフィールドのモンスターに加える! 僕が加えるのは、もちろん神秘眼の聖装刃竜! いけぇ! 遊介っ!!」

 

 

 

「ナイスアシスト!! 神秘眼で攻撃!! 静寂の、バーニングスラッシュ......」

 

 

ユーゴ??LP:0 

 

 

「うわあああああああああああああ!!!」

 

 

 

「遊矢っっっ!!」

 

 

吹っ飛んでいく遊矢の身体を受け入れようと俺達は彼を追いかけるも、それよりも先にドゥンケルハイトがその身体を奪っていった。

 

 

「ドゥンケルハイト!!」

 

 

 

「おや? もう先生とは呼んでもらえないのですか? まあいいですけどね。これにて第一実験は終了しましょうかね。だが、榊君にはまだまだ実験に参加してもらいますからねぇ。 それでは、みなさんチャレンジカップを楽しんでください......」

 

そういうと、ドゥンケルハイトは気を失った遊矢を連れて彼自ら作り出した闇の中へ消えていった。

 

「待て!」

 

 

「遊介! 追いかけるぞ!!」

 

 

「いや、南禅寺さんは??」

 

 

そう言うと、起きていた南禅寺さんが俺の腕を掴んできた。

 

 

「私も......行く!!」

 

 

「無茶だ、るこ! さっさとログアウトしろ!」

 

 

「喧嘩してる場合!? 今はそういうの後! 南禅寺さん、覚悟はあるんだね?」

 

 

「うん! 私も遊矢君を助けたい!!」

 

 

「よし、じゃあ3人で行こう!!」

 

 

 

「......。わかった! 無茶だけはするなよ、るこ!」

 

 

「はーい!」

 

 

そう言って俺達は、ドゥンケルハイトが入っていった闇の中へと向かった。

 

 

 

 

 

 




ユーゴのとのデュエルに勝利したものの、彼の身体はドゥンケルハイトによって奪われてしまう。彼を追いかけようと闇の中へ飛び込んでいくのだった。

次回、遊戯王ARC-if「光と闇の結社(カオス・ソサエティ)」

登場するオリカの召喚口上で良いと思ったものを教えてください。

  • 幼獣ベーゼ
  • グレート・フォース
  • アルカトラズ・デストピア・デーモン
  • グレートVX
  • アーク・トライブ・マジシャン
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