遊戯王 ARC-if(アーカイブ)   作:小鳥 戯遊

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開発科の威信をかけて遊介に戦いを挑む円谷廉次郎。
そのデュエルは唐突に終わりを遂げる......。


IF=5:新たな脅威! チーム5D's

次の俺のターン、シューティング・スターで「ミニリチュアル・グレートシャイン」破壊してやる。

 

「僕はターンエンド。さあ、お前のターンだ」

 

「俺のターン、ドロー!! まずは罠カード『シューティング・スター』発動!フィールドにスターダストがいるとき発動できる。フィールドのカード1枚を破壊する! 俺は『ミニリチュアル・グレートシャインを選択!」

 

「させるか! 墓地の儀式魔法『ミニチュアール』を除外して発動する! このターン、『ミニリチュアル』儀式モンスターは効果では破壊されない! これは明日香先生から習った儀式コンボを参考にさせてもらった」

 

何だって!? そんな効果どこにも書いていなかった気がするけど......。まさか、デュエル中に書き換えたのか?

 

「お前、儀式魔法に細工したろ! そんな効果どこにも書いてなかったぞ!」

 

「知らんな。僕はこのデッキの創造主だぞ? 発動と言ったらそれは有効なんだよ!」

 

なんて、アニオリ脳なんだよこいつ......! 彼の言う通りミニリチュアル・グレートシャインはシューティング・スターの効果を免れてしまった。俺の罠カードはくず鉄のかかしのみ。次のターン、またあいつの効果で直接攻撃されたらやられてしまう!

 

「大変だ! レンジくん!」

 

唐突に榊遊矢が現れた。なんだか慌てているようだけど......。あれ、っていうか俺に近づいてきた女の子、さっきまで俺たちのデュエル見てたんじゃ......。

 

「どうしたんだ? 榊。というか、僕の名前はしっかりと廉次郎と呼んでもらいたいね」

 

「そんなことより、るこちゃんがバイクに乗った男たちに!」

 

「なに、るこが? くそ、チーム5D'sめ......。アカデミアの面汚しDホイーラー、今度という今度は許さん! おい、阿久津! このデュエルお前に預ける。榊、僕を現場へ」

 

「え? ああ」

 

榊遊矢は円谷とともにチーム5D'sの元へと向かって行ってしまった。はぁ? 彼らがアカデミアの面汚し? 一体なにがどうなってんだ......。それより、あの子が心配だ。俺も一緒に

 

「待て、俺も彼女を」

 

「君こそ待つんだ、阿久津遊介」

 

俺の肩を掴んでとどめたのは赤馬零児だった。どうしてこうも周りは冷静なんだ。ココは一体本当にどうなってるんだ

 

「なんだよ!」

 

「状況が読めない今、動いてどうする? 君の知らない次元で無駄に動いてそれで被害が大きくなったらどうするつもりだ? 今は彼らに任せるべきだ」

 

「たしかに榊遊矢がいればどうにかなるかもな。そうだったとしても、動かなくちゃ。デュエルで誰かを助けられるこの世界なら俺は輝けるかもしれないんだ」

 

そう、いままで弱くて何もできなかった俺でもデュエルの愛と知識ならこの中でも誰にも負けてない。だから、俺はここで活躍して......。

 

「私は、そうやって独りよがりになって破滅の道をたどった決闘者を知っている。君もそれを知っているはずだ」

 

「榊遊矢......か? でも、どうして俺がそのことを知っていると?」

 

「多くの次元を渡り歩くデュエリストから聞いた。我々が『アニメのキャラクター』で、そのアニメでデュエルをしていた様子を見たと。おかしな話だが、私はそういう世界もあり得るということに対して妙に納得してしまった。なぜなら、君の言動や行動がその裏付けと言えると思ったからだ。私の推測は間違っているか?」

 

彼の憶測は間違いじゃない。それにしても、自分がアニメのキャラだって言われても動揺しないんだなこの人は......。俺はここに来てから動揺してばかりだ。

 

「間違って......ないです。けど、こんな世界ありえない! デュエルアカデミアに榊遊矢や赤馬零児がいたり、天上院明日香が先生してたり、なによりチーム5D'sが、俺の大好きな遊星さんが作り上げたチームをあんな悪く言われるなんて見過ごせない!」

 

「待てっ うかつに動くなと......」

 

そんなこと言ってられるか! 俺はどんなカードにも希望を紡ぎだす彼のデュエルに惚れたんだ。救われたんだ! そんな不動遊星の作り上げたチーム5D'sが面汚しだなんて、信じたくない。

 

 俺は階段を飛ばし飛ばしに降りていき、榊遊矢と円谷廉次郎の後を追っていった。学校を出ると5台のバイクが女の子を囲んでいるのが見えた。あいつらが彼らの名前を借りパクしてるやつらか!

 

「ジャック、ジャック・アトラスなのか?」

 

「知り合いなのか? 僕はそいつには興味がない。僕は神代凌牙、貴様に用がある!」

 

遊矢と円谷が5人のDホイーラーに向かってすごい剣幕で言い放っている......。って、うん? ジャックは分かるけど、なんでシャークがここに? いや、もうツッコまない方がいいのか?

 

「榊くん、円谷! さっきの南禅寺るこって子は?」

 

「そこにいるだろ! 協力する気で来たならさっさとデュエルディスクをセットしろ! やらないなら僕の邪魔はするな」

 

円谷の様子がさっきよりだいぶいら立ってるみたいだ。関係の感じからして幼馴染っぽいけど、あいつとシャークの因縁ってなんだ? IVとの因縁なら聞いたことあるけど......。それにしてもライディングデュエルしそうなやつらにスタンディングで挑むのか?

 

「でも、Dホイーラーにスタンディングって......」

 

 

「満足しねえなぁ! それじゃあよぉ!」

 

その声ってまさか、この世界のチーム5D'sのリーダーって......。

 

「鬼柳さん、どうしてこんな女なんか拉致ったんです?」

 

シャークがマーカーの付いた銀髪の男を「鬼柳」さんと呼んでいた。間違いない。彼は、かつて遊星さんの仲間だった鬼柳京介だ!

 

「そしたらよぉ、ちょっとは面白いデュエリストが出てくるだろって思ったけど、こんな半端そうな連中ばかりで気分ダダ下がりだぜ。なあ、みんな」

 

「私を放り出したアカデミアが潰れればなんでもいいわ」

 

黒と赤のライダースーツを着た女がヘルメットを脱いだ。そこには、鬼柳と同じようなマーカーを付けたアキがいた。まじか、十六夜アキまでいるのかよ......。

 

「なんで、なんでみんなすさんでしまっているんだ! 鬼柳さんはクラッシュタウンに残って満足してたし、アキさんもジャックもそれぞれの道を歩んでいたはずなのにどうして!」

 

「なんの話だ? 俺たちは『黒き竜』に選ばれた5人のダークシグナー。だから俺たちのことを恐れて童実野市民はチーム5D'sと呼んでいる。俺たちはここにいると知らしめるためのデュエル、俺たちが俺たち自身を満足させるまで走り続けるぜ? ヒャッハッハッハッハーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なぜか南禅寺るこをつけ狙うチーム5D's。

彼女は一体何者なのか? 彼女の持つペンダント光るとき、運命が開かれる!

次回、遊戯王ARC-if「セキュリティの不動遊星」

登場するオリカの召喚口上で良いと思ったものを教えてください。

  • 紫眼の聖装竜
  • ミニリチュアル・グレートシャイン
  • A-HEROパニッシュメンター
  • 紫眼の聖装刃竜
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