そこで二人が出会った人物とは!?
遊介が謎のデュエリストとデュエルをしている頃、円谷・遊星・遊矢の三人は発信機をたどって南禅寺るこを探していた。
「るこー! るこ!」
「落ち着けって、レンジ」
明らかに青ざめた顔で焦っている廉次郎に対して遊矢は必死でなだめるも、彼の顔は一層剣幕になる。
「るこがいるかもしれないのに落ち着いてられるかよ!」
遊星は二人を無視して倉庫を探る。すると遠くから遊星が何かをみつける。
「二人とも、こっちだ!」
「るこ! 大丈夫か?」
そこには柱に縄で縛り付けられていた南禅寺るこがいた。廉次郎はポケットに持っていた十徳ナイフを取り出し、縄を切る。
「怖かったぁ......。ま、でもシャーク様に捕らえられてしまったのは悪い気はしなかったけど」
「お前なぁ、人が心配してきて一言目がそれかよ」
二人が談笑していると倉庫の暗がりから二人ほど現れた。
「あなた達は、私を楽しませてくれるのかしら?」
一人は赤と黒の少し露出の高い服を着た女性、そしてもう一人は紺と黒のコートのような服を着た男だった。
「神代凌牙......。そして、十六夜アキだったな」
廉次郎はチーム5D'sの二人をにらみつけてデュエルディスクを装着する。
「この女がバカで助かったぜ。円谷、デュエルしたいんだろ?俺と! そこのポンコツもろとも相手になってやるぜ!」
シャークの言葉に廉次郎は、はっきりとした怒りを覚えた。そこに追い打ちをかけるように十六夜アキは
「凌牙、ここは二人であの子を潰してあげましょう?」
「......勝手にしろ。だが、俺の邪魔をするならてめえでも容赦はしねえ」
正直、廉次郎は2対1でも戦えると自分のタクティクスを信じ込んでいた。自分の作ったオリジナルテーマ「ミニチュアル」の絶対的な自信があった。だが、彼の自信を不安視する人間もいた。
「レンジ、ここはタッグデュエルだ。俺もやるよ」
遊矢は自由となったるこを遊星に預けて、彼自身のデュエルディスクを腕に装着した。
「お前が? まあ、セキュリティのあいつよりかはマシだとは思ってるが......」
「どうした? それとも負けて女を奪い返されるのが怖いのか?」
シャークの煽りに廉次郎はDゲイザーを装着してデッキをデュエルディスクに装着した。
「お前らこそ、後悔すんなよ?」
TAG DUEL!!
(先)遊矢、廉次郎vsアキ、シャーク(後)
二人で一つのライフ6000を掛けたデュエルが始まる。先攻は遊矢からスタートされた。彼は手札の時読みの魔術師と星読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティングし、いきなりのペンデュラム召喚を決める。
「揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け、光のアーク! 手札より出でよ、俺のモンスターたち! EMシルバー・クロウ! EMマンモスプラッシュ! ......カードを1枚伏せてターンエンド」
廉次郎も負けじと自分のミニチュアルモンスターを展開させていく。
「自分フィールド上にカードが存在しないとき、ミニチュアル・バトルシップは特殊召喚できる! 特殊召喚されたバトルシップの効果発動! このカードが特殊召喚されたときデッキから同じレベルで違う属性の【ミニチュアル】モンスターを特殊召喚する! 来い! ミニチュアル・トレイン! レベル5、ミニチュアル・バトルシップとミニチュアルトレインでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! ランク5
二人のターンを見終わった後、十六夜アキは一枚ドローしてから自分のフェイズに入った。タッグデュエルはこのターンから攻撃することもできるが、彼女は険しい表情で自分のカードを見つめていた。
「夜薔薇の騎士を召喚。召喚成功時、手札よりレベル4以下の植物族モンスターを特殊召喚。『返り咲く薔薇の大輪』を特殊召喚。私は、リバイバル・ローズにナイトローズナイトをチューニング......。冷たい炎が世界の全てを包み込む!漆黒の花よ…開け!シンクロ召喚!現れよ!ブラック・ローズ・ドラゴン! ブラック・ローズの効果であなた達のフィールドを更地にしてあげるわ! ブラック・ローズ・ガイル!」
ブラック・ローズ・ドラゴンの効果によってフィールド上のカードすべてを破壊されようとした時、廉次郎は亡骸龍 ホロロボスの効果を発動し始めた。
「ホロロボスの効果発動! オーバーレイユニットを一つ取り除き、カードを破壊する効果を無効にしてその発動したカードをデッキに戻す! ブラック・ローズ・ドラゴンをデッキに戻す! どうやら、阿久津対策で作ったこのカードが役に立ったみたいだな」
この反逆になすすべもなく、十六夜アキはカードを二枚伏せてターンエンドした。シャークにターンが回ってきて彼は、カッター・シャークを召喚し、その効果でデッキからシャクトパスを特殊召喚した。そして手札のサイレント・アングラ―を特殊召喚した。レベル4のモンスターを3体並べたのならやることは一つだろう。
「俺は、レベル4のカッター・シャーク、シャクトパス、サイレント・アングラ―でオーバーレイ! 3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! 現れろ、No.32 海咬龍 シャーク・ドレイク! 俺は、シャーク・ドレイクで榊遊矢のEMシルバークロウに攻撃! デプス・バイト!!」
シャーク・ドレイクの牙はシルバークロウの首元にさっくりと傷跡を残して破壊した。さらに、シャーク・ドレイクの効果によってシルバークロウは蘇生されて攻撃力800としてもう一度戦闘を強いらそうになったのであった。だが、廉次郎は舌打ちをしながら罠カードを展開する。
「罠カード、ハーフ・アンブレク! シルバークロウは破壊されず、ダメージを半減させる!」
発動したとしても合計2000のダメージは免れなかった。
遊矢&廉次郎:LP4000
凌牙&アキ:LP6000
「こざかしい罠使いやがって、イラっとくるぜ! カードを1枚セットしてターンエンド!」
「だけど、私たちはまだライフは6000。そうそう越えられることはないわ」
廉次郎と遊矢はそれぞれに笑顔をこぼし、同時に同じ言葉を放つ。
「「それはどうかな?」」
「被ってんじゃねえよ、榊!」
「いやいや、君が私に被せてきたのでしょう? ゴホン、それでは気を取り直して私のターンに移りましょう! 私のターン、ドロー!! 来た! レディースアンドジェントルメーーーン! 今回は私、榊遊矢と円谷廉次郎くんのエンタメタッグをお見せしましょう! まず私はアクションフィールド、天空の光彩を発動! 天空の光彩の効果により一度EMシルバークロウにはご退場願います。そしてデッキより私のエースカードであります『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』を手札に加えます。そして、私はペンデュラム召喚! まずは雄々しくも美しく輝く二色の眼! オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン! そしてEXデッキにいったEMシルバークロウを召喚! そして、私はEMマンモスプラッシュの効果で融合! 二色の眼の竜よ! 巨獣の飛沫をその身に浴びて、新たな力を産み出さん! 出でよ、野獣の眼光りし獰猛なる龍! レベル8! ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
そして円谷は彼のビーストアイズの召喚成功時に呼応するように罠カードを発動した。
「罠カード! 『ミニチュアル・パニック』発動! フィールド上にミニチュアル以外のモンスターが特殊召喚されたとき発動する。フィールドに存在する魔法・罠をすべて手札に戻す! これで心置きなく戦えるな?」
「心遣い感謝します!」
今の二人は双子か兄弟のように以心伝心をしているように見える。相手のフィールドには神代凌牙のシャーク・ドレイクのみ。
「バトル! ビーストアイズで、海咬龍 シャーク・ドレイクに攻撃!ヘルダイブバースト!!」
「シャーク・ドレイクが負けるだと!?」
凌牙&アキ:LP6000→5800
「さらにビーストアイズの効果で融合素材となった獣族モンスターの攻撃力の半分効果ダメージを与える!」
「なんですって!?」
凌牙&アキ:LP5800→4850
「私はもう一度カードをセットしてターン終了。ですが、次はもっとエンタメってくれるでしょう! 廉次郎くん、お願いします!」
「僕のターン、ドロー!!」
彼は即座にミニチュアル・ジェットを召喚した。
「ミニチュアル・ジェットが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからミニチュアルと名のついた魔法・罠を手札に加える! 僕は永続魔法ミニチュアル・スパークフラッシュを手札に加える。そして手札に加えたミニチュアル・スパークフラッシュを発動! 起動時に『ミニリチュアル』と記されたカードを手札に加える。僕はミニリチュアル・グレートシャインを手札に加える。さらに伏せていたミニチュアル・セットを発動。ミニチュアルジェットのレベルを10にする! そしてミニチュアル・スパークフラッシュのもう一つの効果! 1ターンに1度このカードと儀式の素材となるモンスターを墓地に送って、『ミニリチュアル』と名の付く儀式モンスターを儀式召喚扱いとして召喚する! 小さな大地を照らす偉大な光! レベル10 ミニリチュアル・グレートシャイン!!」
彼のエースモンスターであり、攻撃力3000の儀式モンスター「ミニチュアル・グレートシャイン」が彼の撮影所という名のフィールドにゆっくりと現れた。彼はそのまま、バトルフェイズへと移行した。
「ミニリチュアル・グレートシャイン、神代凌牙に直接攻撃! ギガンティウム光線! さらに、亡骸龍 ホロロボスでとどめだ!! リ・ボーン・クラッシャー!」
たった数ターンの出来事。だが、遊矢と廉次郎の絆の力が勝利へとつながったのである。
「これで済むと思わないで!」
「ふん、やるじゃねえか。今日はこれで勘弁しておいてやる。じゃあな、廉次郎」
凌牙とアキは何らかの力で闇へとうっすらと消えていった。彼らがどこから来たのか、遊介の知っているアニメの世界とは別の人物なのか、それはまだだれにもわからない。
「二人ともいいデュエルだった。じゃあ、遊介の元に戻ろう」
遊星の言葉に二人はただ頷き、倉庫を後にした。
円谷と遊矢が遊介の元へと急ぐ中、遊介は謎のデュエリストの洗礼を受ける。そして彼は新たな力を手にする!
次回 遊戯王ARC-if「新たな力! 神秘眼(シークレットアイズ)の聖装刃竜(スコール・スラッシュドラゴン)」
登場するオリカの召喚口上で良いと思ったものを教えてください。
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紫眼の聖装竜
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ミニリチュアル・グレートシャイン
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A-HEROパニッシュメンター
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紫眼の聖装刃竜