うーん、指導者ってやっぱムツカシイ。
結果を叩き出した一流選手が指導者になって、その多くが失敗する。
その原因というのは、必要とされる素質が違うからです。
簡単に言うと、兵卒と司令官の必要技能は全く違うんですわ。
そこを履き違えると、失敗します。
ここで厄介なことがひとつ。
ダメな司令官が潰れるのなら構いません。
けれど、多くの場合、部下にもしわ寄せが行きます。
さて私は指導者としてうまくやれてるのでしょうか。みょん。
BB走法を教えてから、二人の上達具合が素晴らしいの一言。
無駄なパワーロスを殆ど速さに振れるなら、当然早くなりますわな。
これ以上速くなったら、私も置いていかれるわな。
同じウマ娘とはいえ、ウマソウルの有無は大きいというところでしょうか。
『ターボについてこーい!!』
『先頭の景色は・・・譲らない!!』
この脳筋どもめ、フォームのダメ出し要素がまだ残ってるのに、
その分の体力使い切ってどーすんの!!
ターボがお馬鹿さんなのは分かってたけど、スズカ嬢もそうとうですよ?
走ることしか考えられないんでしょうかねえ。
「ま、その他考えるのはトレーナーのお仕事ですけど」
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前にも言ったけど、ウマ娘は前のめりで尻を後ろに突き出す走りが多い。
身体能力にだけ頼り切ってる証拠でしょう。
これは膝や腰に負担が大きくて、だからこそ故障率も高い訳ですが。
正しい走り方を覚えれば、地面から十分な反発を貰える訳なので、
それを速度に転化できます。その分、脚が受けるダメージも増える訳ですが。
衝撃を逃がすやり方も、別にありますので別途に教えましょう。
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ターボは軽量級、スズカは中量級とすれば・・・、
十二分に身体の出来上がってる私は、重量級ということになるでしょうか。
そこまで太ってないんですが、ガタイっていうのはどうしようもないですし。
ほら、骨格とか内蔵ってダイエットし様が無いでしょう?
ターボは軽量級にも関わらず、骨が太くて頑丈である。
それならもうちょっと攻めた走りをしても大丈夫だと思われ。
逆にスズカは細身ですから、いいや、細すぎますからねえ。
最速の機能美とか言われてるけど、細いってことは横からの衝撃に弱いんですよ?
だからこそ、無理無い力の使い方を教える必要があります。
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『トレーナーさん、ナニカ棘がありませんか?』
あー、スズカ嬢はひんぬー気にしてる?
ひんぬーは、ゼロπは希少価値だって開き直ればいいんですよ。
「あんなの脂肪の塊だろ。トレーニングに邪念はダメだぞー」
美貌で男を釣ったって、中身が伴わないと夫婦生活は成り立たん訳で。
それに気付かんと、男を見下す奴らは旬が過ぎたらしゅーりょーでっせ。
全く、女性の身体っていうのは色々不便で仕方ありませんなあ。
そんな私の評判ですか?
ほぼ男子系の女子モドキって呼ばれてますがナニカ?
カネ、暴力、セックスの三拍子しか無い男になびく訳ないでしょう。
いち男性として、そういう特徴も持ってますから私。
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『重量オーバーです、重量オーバーです♪
ウララにちょっかい出す暇があれば、スピードのパラを上げましょう。
賢さ、スタミナも全然足りてません。お里が知れますよ~?』
『待ちなさいこの痴女!!』
『待てと言われて、待つおバカさんはいませ~ん♪』
まぁた、先代BBがマック院をおちょくりまくってるし。
まーウララに石投げた罪は重いし、十二分にハジをさらすといいでしょう。
ウマ娘がそのパワーを他に向けるって、一番やっちゃダメでしょうに。
このことについては、あのG(ゴルシ)も激おこだったし。
私の真横を先代BBが駆け抜けます。20バ身くらい遅れて来るマック院哀れ。
ナルホド、重量過多ってそこまでスピード落とすのか。
悪い例として、しっかり覚えておきましょう。
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トレーニング終了。半死半生の二人には十分な休息とアイシングをやっておきます。
高負荷の運動を日常的にする競走バの天敵は、屈腱炎と骨折ですからねえ。
もし無断で追加トレーニングしたら、
劣化ゲッタードリンクの刑と言い聞かせてます。
まあ、そんな元気残らないくらい追い込みましたが。
そして緑の悪魔”T”がだいぶ激おこな様子。
いい馬ケツしとるなあとか言って、思いっきりおちょくられたご様子。
うちのカーチャン、ガン逃げモードに入ったら、追いつけませんからねえ。
そして新しい顔が増えてます。沖野Tもやっとスカウトに成功したか。
アグネスデジタルに、ハルウララ、ライスシャワー。
G(ゴルシ)も居るのに面倒見切れるのか?
トレーナー稼業っていうのは、めっちゃ大変でありまして。
トレーニング終了しても、備品の後片付けやら破損品の受注から、全部やるのよ?
ぶっちゃけブラック企業顔負けでありまして。だからチーム作るんだけど。
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『岸波トレーナー、半分投げていい?
このままじゃあ過労死しちゃう!!』
案の定。そりゃあマトモなやり方じゃあ過労死しますって。
顔が青いし、とりあえず栄養補給は必要だね。まじで。
「さーて、ゲッター線補充しときますか?」
フルーツ人参ジュースをベースに色々ぶち込んだ特注仕様。
液が緑色に発光してますけど、そのへん気にしない方向で逝きましょう。
自分用に開発した栄養ドリンクですが(私は平気ですよ?)、
ウマ娘の皆さんと、実験台になった人間には恐怖の代名詞で呼ばれてます。
『ちょっと、コレだけは勘弁し・・・・!?』
「単純なパワー比べで、人間がウマ娘に勝てるとでも?
ギリギリまで放置せずに、きちんとペース配分すれば氏ぬこと無かったし。
という訳で、まるまる1本逝っときましょう」
『ぶるぁああああ!?』
白眼剥いてますけど、0.5L分全部飲んでもらいます。
まーお残しした仕事は片付けてあげますよ。沖野Tの承認必要な書類は別だけど。
という訳で読者の皆さん、仕事の片付けは計画的に。