アグネスタキオン。
中央トレセン学園に研究室を構えるレジェンドであり、
ダイワスカーレットのママをやってます。
そして、数々のGⅠレースを勝ち取ってきた、
超光速のプリンセスの2つ名を持つウマ娘だ。
先代BBと競バ以外でも色々な方面で戦っていたといえば、
彼女のヤバさが分かると思うよ。まじで。
レースだけでなく頭脳も非常に優秀。
正に文武両道を擬人化したようなウマ娘。奇天烈な薬を作る以外は。
もう一度言うけど、奇天烈な薬を作る以外は。
そんな彼女はトレセン学園の日常をほとんど実験室で過ごし、
自分のトレーナー(=ダンナ)だけでなく、
友人のマンハッタンカフェに迷惑かけまくってるんだけど、
今日はそんな理不尽大辞典の彼女にとっても厄日のようです。
ええっと、観測者はそこに居合わせたBB2世でお送りします。
それで、タキオンの不機嫌な理由は珍しい来訪者が原因の様子。
彼・・・来訪者はどうやら薬を求めているようだが、
それに対しタキオンの解答は思った通りのものだった。
『嫌われ薬?そんな物作れるわけがないだろう?バカか?』
ふむ・・・嫌われ薬ってネタだと思うんだけどねえ。
案の定というか、回答はNOでした。はっきりときっぱりと断言してくれました。
ついでに相談してきた者をバカにする言葉も添えて。
トレーナーをゲッター線発光させるんなら、
出来そうというのは言わない約束ですが。
その一言を聞いた来訪者はワナワナと震え、
近くにあったテーブルに蹴りを入れる。ああ、溢れたコーヒー勿体ない。
『貴様、バカとはなんだバカとは!!
目上の者に対して失礼だぞ!!』
私見ですが、バカと言うのでさえ、
懸命に頑張ってるバカの皆さんに失礼だと思います!!
『おっと失礼。
あまりにも幼稚なお願いで思わずバカにしてしまったよ。
申し訳ないねモルモット君の上司さん』
あー、来訪者さんはダンナさんの上司だったのね。
彼は25歳から20年間トレセン学園でトレーナーをしているベテランさん。
然しながら、彼はウマ娘の才能を見抜く力も引き出す力もイマイチ。
これだけでも悪いのに、今まで1人もGⅠを勝たせてあげられていない。
つまりは虚勢だけの、がらんどうなトレーナーですな。
それだけならまあ、100歩譲って無畜無害と判断されただろうが、
コイツはそれだけでは終わらない。
担当がレースに勝てなかった場合、頭ごなしに怒鳴り、責任転嫁だ。
ほんっと思う。コイツ本当に指導者としての自覚あるのか?
その癖勝ったら自分のお陰で勝てたと手柄を総取り、
ロクな人生を送ってきていないにも関わらず、
新人トレーナーにトレーナーとしてのあり方(間違いダラケ)を説く。
さらには小さなミスでもパワハラモラハラする。
あんまりこういう言葉は好きではないけど、ゴミクズです。
タキオンもそのことをよく知っている為、
初っ端から見下すような態度を取っているんでしょう。
私でもそうします。極力不機嫌感情は隠しますがね。
『まあ、話だけは聞こうじゃないか。
何でそんな物を欲しがっているんだい?』
『まあ良い。貴様も知っている通り俺は優秀なトレーナーだ。
だが何故だか担当に恵まれなくて、未だにGⅠを取ったことがない!!』
こいつは、リミッター解除で蹴り入れてやろうか!!
てめーの指導内容がゴミクズだからだろうが!!
『で?』
『一方、貴様のトレーナーを筆頭した新人共は、
才能も技術もない癖して優秀なウマ娘に出会えたお陰で、
見事G1を取ったトレーナーとなった!!』
『何度か引き抜きを試みたが、全員即答拒否!
全員口を合わせて、トレーナーと離れたくないと抜かしやがる!!
俺は悔しかったよ。何て俺は不幸なんだと』
『だが、ある日!!俺はとある概念を知ってしまった!!
それが嫌われ薬だ!!!』
オイオイ、こいつ頭大丈夫か?
『なんでも、飲めば好きだった者を嫌いになるそうじゃないか!!
それさえあれば、好意のみで無能トレーナーに付いている、
優秀なウマ娘を奪える!!
そう思って頭のおかしい薬を作ってる貴様のところに来たということだ!!』
あーもう。”あの”タキオンさんが絶句してらっしゃるよ。
ベテラントレーナーの幼稚さ、低能さ、計画性の無さ、その他諸々。
トレーナーライセンスは、
超絶ハイレベルの頭を持っていないと取れないはずなのに、
どうしてこんなのが生まれたんだ?
コイツの人格テストをした試験官さん、仕事さぼってませんか?
『そこに隠れてるBB2世、譲ってやる』
「あーはい。という訳でクソタコ野郎の相手は、BB2世に変わります。」
「さてと、今の説明聞いて、はい作りますと言うとでも思ったか?
その2グラムも無い脳みそでもっと考えてからものを言え!!」
「基本的に、薬ってんのはあくまで身体に及ぼす物だ。
にも関わらず、その嫌われ薬は精神に影響を及ぼしている。
その時点で嫌われ薬は、薬ではないから作れない」
「仮に出来たとしてもだ。おたくのやろうとしている事は、
トレーナーとウマ娘の仲を引き裂く犯罪行為だ。
普通、そんな道徳に反した事に加担するとでも思っているのか?」
「そもそも、おたくが真に優秀なトレーナーなら、
何故ハルウララの適正を判断出来ない?
短距離からマイル射程のダート対応型。主戦場で走ったら最速クラスだ」
よくもまあ、あのハルウララに、走りに対するトラウマ植え付けやがったな?
人の恋路を邪魔する奴は、ウマに蹴られて地獄に落ちろとは申しますが。
ちょうど私もウマだ。リミッター解除してその足りない頭を蹴飛ばしてやるよ。
「汚ねぇ手を使うヤツらには、このBB2世が相手になってやる!!
来いよ大将、決着といこうじゃねえか!!
先代がBBのお陰で、てめーらみたく獣の相手は慣れてんだ!!」
『ちょっと待った。こんなの蹴飛ばしたら脚が汚れます。
蹴るのは芝かダートか壁にしなさい』
おおぅ、先代BBさんいらっしゃったので?
『そんなにウマ娘から嫌われたいのであれば、文字通りにしてあげましょう。
この注射を打てば、分泌ホルモンが変化して、漏れなく嫌われるようになります。
ウマ娘にとってはウンコよりクサくなりますよ。きゃー残酷♪』
おおっと、先代BB目にも留まらぬ早業で注射を打ち込みました。
『おまけに1発キックをどうぞ』
あー、こりゃあ酷いわ。
ある程度手加減してるとはいえ、ウマに蹴られたら鼻も潰れるんですね。
そしてトドメは悪行となる証拠動画をウマチューブにうpしやがった。
これでコイツの行き先は懲戒免職でしょうね。
まーとりあえず、トレーナーの悪い例を見れたので、お勉強にはなりました。
***後日***
『○○トレーナー、私がお尻を蹴ってあげようと思ってましたのに。
先代BBには先を越されましたね』
トレセン学園の食堂にて、獰猛な笑みを浮かべる緑の悪魔”T”。
彼はどのみち助からなかったようです。
トキノ○○ルのブ□リーみたいな脚で蹴られたら、尻がえぐれます。
軽くて切れ痔でしょうしねえ。
怖い怖い。トレーナーはまじめにやらないと。