「徹底した管理プログラムねえ・・・悪くはないと思うんだけど、
急進派的に進めれば大量のヘイトを貰うというのが、私の見解で。
トレセン所属のウマ娘のなかで、禄に自己管理できるのそうは居ませんし」
トレセン学園の食堂で、他のトレーナー所属のウマ娘と話す機会がありました。
リトルココン。樫本トレーナー(顔はまだ知らない)のところの所属で、
彼女はかなり強いと思う。何でこんな底辺指導者のところに頼るんだろうか?
『それではボトムブラックは、徹底管理プログラムには反対ですか?』
「ものごとは、複数の方面からみて判断しなければなりません。
その樫本トレーナーっていうひと、結構掛かってませんか?
ここで考えるべきは、徹底管理プログラムによって解決される問題と、
それによって、新しく生じる問題の大きさを比較することです
もし、新しく生じる問題のほうが大きいのであれば、
今の段階で、徹底管理プログラムを導入することは、悪手となります」
「勘違いしないでほしいのは、私はその樫本とかいうトレーナーには、
いち指導者として、それなりの敬意を持っています。
リトルココンをきちんと育て上げられた・・・という点では」
「競争バの皆さんには、あんまり実感無いかもしれませんが、
担当一人を一人前にするだけでも、トレーナーにとっては重労働です。
だからこそ、トレーナーは責任が重い訳ですが。
実際、クソタコなトレーナーに当たったウマ娘の運命は、
お察しくださいでしょう?」
「その点、担当の適正と向き合ってプログラムを組み、
それなり以上のウマを育てられた樫本トレーナーは、大当たりの部類です。
レースが真剣勝負である以上、余計な馴れ合いは不要ですし」
「ですが、正確に組み上げられたプログラムは、
正確だからこそ、それ自体がが極めて大きな弱点にもなり得ます。
大きなトラブルを起こした場合、それが根本から崩壊する。
トラブルなんか起こさないという言葉は聞きませんよ?」
「素直でストイックなウマ娘には、徹底管理プログラムは最適解でしょう。
ですが、それ以外には仇となり、競バへの参加ハードルを無為に上げる、
悪い結果をもたらすことにも繋がります」
「ひっくり返しますと、今の甘っちょろいトレセン学園が成功していることが、
今のやり方がそれなり以上に良いという、強力な根拠となります」
『中々フェアな考えをお持ちですね』
「指導者に、自分は正しいという偏った考えは大敵です。
文字通りに命を預かっているんですから。」
「ここからは私見です。
ここの校風が自由であるのなら、徹底管理プログラムも、
その一部として内包されるべきです。
ただし、それに反逆されることも覚悟すべきですが」
「ウマ娘が感情的でムチャしがちという事実は動きません。
ならば、それを止めるトレーナーの質の向上と環境整備が急務だと考えます。
さて、制圧を通じての平和と、自由による平和はどっちが正しいんでしょうか?
考え方が両極端ゆえ、ぶつかることになる訳です」
ふむ・・・リトルココン嬢がめっちゃ真面目に聞いてますね。
「一度チームリギルを見学してはどうですか?
スピカは多分貴女が一番嫌いなパターンのチームでしょうし。
管理という意味では、リギルの東条トレーナーはめっちゃうまいです。
オニババですがw」
『ありがとうございます。BB2世』
「競争バとしてぶつかった場合、全力であたりますのでご容赦を」
『簡単に勝てると思わないことね』
「その意気だ。
とは言っても私は今からメイクデビュー迎えるんですがね。」
樫本トレーナーが、リトルココンのようなマシーン兵器を量産してくるのなら、
本当にがちでやらないと勝てませんか。
これを育て上げた彼女、指導者としての力量はとんでもないレベルだ。
アオハル杯廃止イベントが、阻止されました。
メイクデビュー後に、アオハル杯シナリオが開始されます。
樫本理子が救済されました。ライバルとして登場します。