ウマ娘 CCCダービー   作:トリムマウ

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第16.0走目 アオハル杯の開催

「あんのくそBBA、実の息子を利用するか!?」

 

先日大量に押し付けられた黒いにんじん。

トレセン学園に下ろしたいということで、布教してこいとのこと。

まー正体不明のものを食えと言われても抵抗感MAXでしょうしね。

いつかリミッター解除で蹴り入れてやる!!

 

魂、必中付きの、無論気力は170だ。

リミッター解除からの、カタパルトキックを覚悟しろ?

 

それで、コレはきちんとウマ受けするのかを確かめる為、

G(ゴルシ)先輩から屋台一式を借り受けての実演販売することに。

いちおー私、トレーナー(兼競争バ)なんですけど!!

どーしてこうなった。理事長さんも、ノリノリだったし。

 

『承認ッ、おいしいものが増えるのは大歓迎なのである!!』

 

あーもう、逃げようにも外堀が埋めれれてると、どうしようもありません。

 

メイクデビュー記念焼きにんじん!!

お試し価格につき1本100円也。一人限定10本まで!!

確か、去年のファン感謝祭の資料見たらGⅠ焼きなるものが。

まーいきなりGⅠ名乗るのもアレなので、メイクデビュー記念でいいか。

 

「あー、いらっしゃいませ~

 メイクデビュー記念の焼きBLACK人参でございま~す♪」

 

人選ミスってんじゃねーかこれ?

私は営業スマイルとか、大の苦手なんですけど!!

 

『むっ・・・これは。10本下さい』

 

最初のお客さんはオグリキャップ。大食いで有名だしね。

さて感想はどーでしょーね。

 

『コレ、ほんとはいくらだ?』

 

「あんまり言うべきではありませんが、

 多分1本あたり原価300円は堅いと思われます。

 本日は布教用ということで、捨て値で売ることにしてます」

 

『残念だ。あんまり食べ過ぎたらトレーナーさんが困るな。

 とはいえ黒い人参もやるもんだ』

 

その場で10本全部食べて、笑顔でさよなら。

 

『っしゃー、ウチも10本くださいな』

 

タマモクロス嬢ですか。

白いイナズマの如き走りをするには、エネルギー補給が必須。

 

「これを食べたらブラックサンダーになるまいか?」

 

『言うやん。速さイナズマ級やで?』

 

このひと芝とダートの両刀使いだから、ぶつかったら怖いんだよね。

年代私と同じだし、絶対ぶつかる。主戦場のダートで!!

 

それで、次に来るのは・・・エアグルーヴにシンボリルドルフ!?

タイキシャトル・・・

私、皇帝女帝に睨まれるようなこと、何かしましたか!?

 

******

 

しっかし全部売れるとはねえ。

名前のある競争バの皆さんにも人参の名前は覚えてもらったし。

さて報告報告。全部売れましたっ・・・と。

 

そして、押しかけてきたサトノダイヤモンド。

売れ残りはないかって、そんなにおいしかったのか。

残念ながら完売でございます。

カーチャンの実家(間桐か藤丸)を通じて入ってくるのでは?

 

******

 

さって、メイクデビュー関連に無事決着がついてのことです。

アオハル杯とかいう、学園内での大イベントが開催されるらしい。

今までは色々な都合で封印されてたんだけど。ついに再開か。

 

レギュレーションはチーム戦。

チームを作って、学内でレースを行い成績を競う。

URAファイナルによる競バの振興が一段落したかららしいけど。

これって、トレーナーさんの負担が増えそうです。

いくつかの小チームに分かれて、覇を競うらしいんだけど、

司令官の務まるトレーナーの絶対数が少ないのが大問題です。

 

「沖野トレーナー、今回も頼りますよ?」

 

『それがな。理事長から岸波トレーナーも司令官に任命されたんだ。

 競争バのボトムブラックとしても両立するようにって。

 大丈夫だって。岸波トレーナーは、チームスピカの俺が認めてるんだから』

 

プレッシャー重すぎませんかね。

理事長さん、見習いトレーナーに何させるんでしょうか?

因みに、現状の所属バはこの通りです。

 

ボトムブラック(ダート)(芝)(中距離)(マイル)

サイレンススズカ(芝)(マイル)(中距離)

ツインターボ(芝)(マイル)(中距離)

 

ダート枠は私が走るにしても、

最低限あと二人いないとチームになりませんね。

 

『同じ距離帯で、余裕があれば3人は確保したほうが宜しくてよ。

 チームファーストは、BB2世に敬意を持ち、宣戦を布告します

 無論、アオハル杯で・・・ですが』

 

あの黒髪のおねーさん、あのリトルココンの指導者、樫本理子か。

リトルココンとかいうマシーン兵器を鍛え上げた腕前、

いやー、とんでもない強敵が現れたものだ。不相応じゃありません?

 

『この年令で、何処からどうやって、

 これほどの知識やノウハウを叩き上げたのかは分かりかねますが。

 私は貴女を強敵と判断します』

 

「勘弁してください。

 うちのカーチャンが厳しすぎるというか、拷問レベルで。

 それで嫌でもやんなきゃいけなくなっただけです」

 

実際、私のキャパだと弟子二人見るのが精一杯なんですけど。

スズカは勝手に走るし、ターボは好き嫌いが多いし。

今度約束破ったら、また劣化ゲッター線ドリンクの刑だからな?

 

とゆーか、私の中の人は30前の男性ですから。

そりゃーねえ。ジュニア級のウマ娘達の倍は生きてますわ。

いっぺんトレーナー試験を学科で落とされて浪人したし。

 

「弟子二人をマトモに見るのが手一杯の底辺トレーナーに、

 アオハル杯のチーム司令を任せるって、理事長も難題をおっしゃる」

 

『成程、道理で。トレーナー免許をお持ちですか。

 ルールの上では可能だとはいえ、外見で判断するなといういい見本ですね』

 

アレー、敵さんの気力がガンガン上がってるんですけど!!

けど問題は、トゥインクルシリーズと並行してやれるかどうかなんだよね。

物理的な問題ってやつです。

 

アオハル杯が廃れた理由ってんのは、成績と関係無いから。

それなら勉強するなり、レースに出て重賞制覇したほうがいいよねっていうお話。

だから理事長さんテコ入れしました。

 

それでかなりムチャやったから、火消しの為に奔走する羽目になったのは内緒。

お陰で樫本さん、理事長権限代行という重責を背負うことに。

このまま行けば、学園で徹底管理プログラムを実行する気マンマンだったんだけど。

どーやらそのフラグは叩き折られたらしい。運命の女神のいたずらかなあ?

 

とりあえず、アオハルのレースが実際のレースと同じ扱いになるらしい。

参加できるのが生徒限定だとはいえ、こりゃあ凄い。

で、プレシーズンのレースに勝利した場合、GⅢ相当の成績となる。

つまりは重賞相当だってこと。こりゃー荒れそうだ。ガチバトになりますなあ。

 

まー、新しい賞が増えるのは問題無いんじゃないかな?

日本のウマ娘の数に対して、対応した賞の絶対数は少なすぎるくらいですし。

制覇したらGⅠ相当はやりすぎな気がするけど、

中央トレセン学園の規模なら許されるか。まー、やってみますかね。

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