サイレンススズカです。我らが司令官、BB2世は、
恐らく最も尊敬できるトレーナーであり、
最もぶっ壊れたトレーナーであると言ってもいいと思います。
恐らく、BB2世のトレーニングとケアは、
極めて個人的な才能により成り立っています。
アグネスタキオン曰く、ある程度の再現は可能とのことですが。
最初に、BB2世のトレーニングの土台になっているのは、
これでもかと言わんばかりの、骨の強靭化となっております。
まずは此処が強くなくては話にならないと、全てが骨ありきなんです。
どれだけムチャをしようが、骨が強ければだいたいはどうにかるとのこと。
どれだけ速度を出そうが、どれだけ長く走ろうが・・・です。
筋肉は全て連動して動くらしいんですが、
それに対応する骨が強ければ、ムチャに耐えられるというのも納得です。
私は説明されても、半分くらいしか分からなかったんですけど。
けれど、ウマ娘の怪我をこれでもかと憎む気持ちは十分に伝わってきました。
次に鍛えるのが体幹です。身体の中心を鍛えて鍛えまくって、
何があってもブレない身体とバランス感覚を刻み込む。
そして、エネルギーを良く取り込む内臓に、強い心肺を作る。
全力の体当たりをされても微動だにしない身体の中心と、
消化吸収の良い内臓で回復力を高め、心肺機能を強化し走る活力にする。
言うのは簡単でしょうが、それを実行するとなればそうとうの難易度でしょう。
食事の管理から呼吸の深さから、何から何まで把握して鍛え抜く必要があります。
それを担当バのストレスなくやらせる手腕には脱帽です。
そして最後に手足の筋肉です。これでもかと鍛えられた骨格と体幹という土台に、
まずは載せられるだけ載せた筋肉を想定し、
ココから過剰な部分を削ぎ落し、さらに成長の余地を残すように調整してから、
筋肉を作っていく。はい、滅茶苦茶です。
BB2世の頭にはスパコンでも入っているのでしょうか?
彼女(彼)がやっているのは、正攻法による凶悪なレベルのゴリ押しです。
これをマトモなレベルでやれるトレーナーは、ほぼ存在しないでしょう。
私とターボはBB2世の担当バということで、十全にその恩恵を受けています。
ただし、チーム全員を見るのは物理的にムリらしく、
他のチームメイトは、気になったところを修正するに留めているみたいですが。
またアグネスタキオンの話なんですが、もし真っ当な手段でこれをやるとしたら、
まず研究所を建ててそこに様々な検査機械を詰め込み、
様々な精密検査とプランの適宜修正を行うという、
予算も手間も一人のウマ娘にかけるようなものじゃない事をやらなければならない。
・・・とのことらしいです。
呼吸を安定させてスタミナの消費を抑える”全集中・水の呼吸”とか、
漫画にも出てきそうな名前ですけど、BB2世は大真面目なんですよ?
恐らく”真っ当な”トレーナが、ゲッターチームのやり方を見たら、
きちがいだと言うことは、間違い無いでしょう。
新設のチームが、司令官を含めて担当バにGⅠ3つを制覇させる。
注目されるには十分な理由であり、変なことにならないかが心配です。
そういえば司令官は、厳密にはウマ娘ではなくてゲッターロボらしいです。
その動力となるのはウマソウルではなく、ゲッター炉心。
ウマ娘がトレーナーになった例は少ないけどあるのですが、
その殆どは競争バの人生が終わった後なんです。
何故なら、ほぼ全てのウマ娘には、ヒトより高い闘争本能があります。
競バの文化の布教によって、今では走りたいという欲求に置き換わってますが。
だから、走りたいという本能に引きずられることが無いのでしょうか?
”怪我や故障をぶっ潰す”というのも、ある意味では戦いなのかもしれませんが。