ゲッターチーム司令官のBB2世です。
現在、イクノディクタスの寮に遊びにきてます。手土産持参で。
「という訳で、走りまくるにもガソリンは必要でしょう。
また先代BBが人参大量に押し付けやがったんで、おすそ分けです」
『おすそ分けするなら、他の人達も居るでしょうに』
「量が多すぎるのと、トレーナー抜きで自己管理できるの、
イクノディクタスくらいしか居ないでしょう?
オグリは即日完食するだろうし、マック院に自己管理求めるのはリームー」
『助かります。規格落ちとはいえ黒桜でしょうに』
「まー、敵に塩を送るっていうやつですなあ。
私の主戦場はダートだけど、芝でぶつかったら絶対容赦せんぜ?」
『万年2位三位の私に、何を求めてますか?』
「ウマ娘なら、GⅠ取ってやるくらい言ってもいいと思うけどなあ。
だいたい重賞で安定して入着叩き出す時点で、あんたは十分非凡です。
ベストコンディションを維持しつつ、レース出まくるとか馬鹿けてるし。
それは、身体の頑健さと、卓抜した自己管理能力によるものだという評価です」
『そういえば、BB2世はゲッターチームの司令官でしたっけ?』
「弟子二人が暴走しがちで、諌めるのが結構大変なんですけどね。
イクノ嬢は私の正体知ってるでしょう?」
『男性トレーナーの、岸波立香でしたっけ?』
「ですです。トレーナーやりながら走り、学生もやるハメになったんですけどね。
それなりに大変ですが、推しと一緒に走れるんでまあ気になりません」
『因みに誰が推しなのですか?』
「ファル子ちゃんです。同じダート戦場なので負けたくない気持ちもありますが」
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「ふ~む。万年2位と呼ばれるのがやっぱり気になる?」
やっぱりイクノディクタスも、そのへんの結果を気にしてるようですが、
こういう時には言ってやりましょう。
「言いたいやつには勝手に言わせておけ。
どんな業種でも、自分の戦いをできん奴はカスだ。
永く走って結果を出すのがイクノディクタスの戦略であり、
きちんと結果を出しているのであれば、それが正解だ」
「だいたいファンっていうのは、推しの活躍を喜んで幸せを願うもんだ。
思い通りにならないからと言って、文句ばかり言うヤツはファンじゃあない。
自分の戦い方が正しいと思うなら、絶対にブレちゃあダメだ」
「そのことを踏まえて考えれば、南坂とかいうトレーナー。
ウマ娘を第一に考えてサポートできる、指導者の鑑と言ってもいい」
『そこまでの評価ですか。少しハナが高いです』
「自分の結果のみを考えて、不調子をウマ娘のせいにする馬鹿も多いからな。
まー、実際に走る立場になったからこそ、痛いほど分かる訳ですが」
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『ところで、アオハル杯はどうしますか?』
「もうそんな時期なんだよね。ダート枠として走りますよ?」
『もしかしたら、ぶつかるかもしれませんね。
うちのチームにはダート枠が居ないんですよ』
「怖いなあ。追い抜かれないようにしないと」
『ダートが主戦場なのに、日本ダービー制覇するバケモノが言っても、
全然説得力ありませんよ』
「あれはまじで、天気に恵まれすぎました。
5秒のハンデを貰ったと言えば、どれだけ有利だったかは分かるでしょう?
不利な馬場であれば、大の得意ですし」
『今の競バで、重馬場でフツーに走れるバケモノはいませんよ。
それにしても、これだけ大量に頂いて大丈夫なんですか?』
「ゲッターチームでも持て余してまして。
体調管理については、キングヘイローの助けもあって何とかって感じ。
太り過ぎでレースに負けたとかあっちゃダメですからねえ」
『なら遠慮はしません。
黒桜は普通の市場だと、高すぎて買えないので。』
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という訳で、イクノディクタスとダベるだけの回をお送りしました。
寮に寄付された規格落ちの黒桜(人参のことね)で、
コンディション”太り気味”が増殖してしまったのは、誰の罪なんでしょうね。