【完結】劇場版 ヴァールハイト・プリキュア もう一つの未来!?王〈レクス〉と青翼の花嫁〈コルーリ〉!   作:32期

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ごきげんよう、32期です。今回は駆の死刑宣告の続きをお送りします。絶体絶命の事態を救うのは……”ふたりで一人のプリキュア”です!悲しいかな……そのプリキュアの登場は、今回の劇場版で……ここだけです!仕方ないね!では、お楽しみください!

投稿が遅くなってしまいまして申し訳ありません!PS5の購入抽選に当たってPS5を購入出来たせいで……めっちゃ遊んでました。以後、気を付けます!


チャプター7:エクシード、降臨!広がる悪意を越えて

アカシック王国 城下町〈アカシックキングダム・セントラルストリート〉【中央広場】

 

side:駆

 

アカシック女王「世界の叛逆者《キュアエクス》!プリキュアと……コルーリの命を犠牲にした貴方を……処刑します!」

 

ペック「はっ!"マウンティン"全艦、所定位置につけ!」

 

 僕への処刑宣告を聞いたペックが端末を使い通信を行う。すると、ガラス越しでも感じる程の振動が発生する。その振動の発生源を探していると……。

 

ゴーーーーーッッッッッ!!!!!

 

 プリキュアカーシャの10倍はある"空中戦艦"10隻が現れ……城下町の空を埋め尽くしていた。

 

ペック「アカシック王国の最高戦力…‥女王級空中戦艦"マウンティン"だ。こいつには、我らアカシック王国の戦略兵器"トキーノン"が10門搭載されている。アカーシャでも1門搭載するのが限界だか、トキーノンを一発撃てば……それだけで戦闘を終結させる事が出来る。今回、処刑には"100門のトキーノンをお前に撃つ"事にした……Aqライトで守りきられない様にな」

 

駆「……100門」

 

ペック「それだけじゃない。お前が入っている鳥籠《ケージ》はな、お前に話した"特殊弾"と同様に対Aqライト覚醒者用の改造が施されている。その中じゃ満足にAqライトを使用できない」

 

アカシック女王「この後、あなたの鳥籠《ケージ》を上空へ射出、上空1000m地点でトキーノン100門を発射します。トキーノンの余波については、王国全土を守護できるQaライト式絶対防御兵器"コルーリ"により、私達は傷つく事なく、貴方だけを消す事が出来ると言う訳です」

 

駆「……用意周到な事で」

 

 威力は分からないが、戦争を終結させる事が出来る兵器……それを100発ともなれば、塵も残らないだろう。その上、僕にAqライトを使用させない為の工夫まであるのだ……アカシック女王達の僕への"悪意"を、取り払う事は難しい。

 

アカシック女王「キュアエクス……これが最後の発言となります。何か言い残す事はありますか?」

 

聞く必要はありませんフー!

 

そうポー!早く処刑して下さいポー!!

 

処刑ガー!!!

 

処刑ッ!!!!

 

処刑ッ!!!!!

 

 再び響く国民達の罵声と怒号により、誰も僕の発言を聞こうとしない……そんな時。

 

おにーーーしゃーーーーーんっ!!!!!

 

 彼等の声をかき消すくらいの大きな声をあげて、小さな青い翼を持つ少女が僕の前まで飛んで来た。

 

駆「子ルーリッ!?」

 

殿下だ!

 

妹君……どうしてキュアエクスの前に!?

 

コルーリ殿下、キュアエクスは危険ですコー!直ちにお下がりを!?

 

アカシック女王「コルーリ、何をしているの!?ほら……お母様の所へ戻ってらっしゃい」

 

子ルーリ「嫌チュンッ!」

 

 子ルーリは僕を庇う様に鳥籠《ケージ》の前に立ち、その小さな身体からは考えられない程の声で……アカシック女王や国民達に呼びかけ始める。

 

子ルーリ「みんな……こんなの変チュン!おにいしゃん、何も悪いことしてないチュン!みんなも……おかあしゃまも……コルに優しくしてくれるチュン。みーんな!優しいの……コル、知ってるチュン!どうして、みんなでおにいしゃんをいじめるチュン!?」

 

アカシック女王「コルーリ……あなたがそんな事を考える必要はありません。お母様に任せなさい……ねえ、こっちへいらっしゃい」

 

子ルーリ「嫌チュン!嫌チュン!!嫌チュンッ!!!」

 

アカシック女王「コルーリ、どうして……私の言う事を聞いてくれないの?」

 

 アカシック女王の言葉に子ルーリは首を横に振り続ける。二人共、お互いの言葉を否定して……理解しようとはしない。そんな時、ペックは口を開いた。

 

ペック「姫殿下……どうして、そこまでキュアエクスにこだわるのですか?」

 

子ルーリ「だって……だって、おにいしゃんは……コルの”王子様”チュン!」

 

アカシック女王「なっ!?」

 

ペック「そう言う事か。キュアエクス、お前……”コルーリと同じように”姫殿下を誑かしたんだな。国民たちよ、この男は……7年前に姫殿下の姉君であったコル―リを誑かして己が盾に利用した!今回も奴は、我らがアカシック王国の希望である姫殿下を誑かし!我らを惑わし!!己が保身のために利用しているのだっ!!!国民たちに問うっ!!!!このような行い……許されるべきであろうか?!」

 

姫殿下を誑かした!?

 

信じられないっ!?

 

姉君様だけでなく、妹君までも……許せんフォー!!!

 

 ペックの言葉に刺激され、国民たちの悪意がさらに大きく膨れ上がる。

 

子ルーリ「みんな……怖いチュン……やめてチュン……やめて……グスッ……チュン……!」

 

駆「ありがとう、子ルーリ……庇ってくれて」

 

子ルーリ「おにい……しゃん……!」

 

駆「大丈夫、きっとみんなを……優しいみんなに戻してあげるからね。すぅ~……はぁ~……よし。アカシック女王、最後の発言をさせていただきます……失礼だと思いますが、国民たちに発言を控えるように……お願いできないでしょうか?」

 

アカシック女王「……いいでしょう。国民たちよ、静まりなさい!」

 

 アカシック女王のおかげで、国民たちの罵声が止んだ。これは僕に与えられた最後の発言の場だ……正直、ここで本当の事を話しても彼らは信じないだろう。だけど……語り合わなければ始まらない!

 

駆「……信じていただけないと思いますが、僕は……あなた達が探している”キュアエクス”とは違います」

 

ペック「なんと愚かな……苦し紛れの嘘を」

 

アカシック女王「……それはどういう意味ですか?」

 

駆「全て……お話します」

 

 僕は全てをアカシック女王や国民達に話した。僕が"7年前の時生 駆"である事、カイザーンとの戦いが終わっていない事、未来の時生 駆である"レクス"と、彼が攫ったコルーリの事を……余す事なく話しきった。

 

駆「僕の発言は……以上です」

 

アカシック女王「7年前から来たキュアエクス……倒されていないカイザーン……私達が考えるキュアエクスと思わしき未来の貴方である"レクス"……極めつけは"コルーリが生きていて、レクスに攫われた"……ですか」

 

駆「……はい」

 

 頼む……どうか……!

 

駆「お願いします!コルーリを助けたいんです!!アカシック女王……僕はこの国を出発する時にあなたと約束した!コルーリを守るって……それに、まだプリキュアさん達を救いきれていない!!だから……アカシック女王!」

 

 僕の思いよ……届いてくれ!

 

アカシック女王「……あなたがそれを言いますか」

 

駆「えっ?」

 

アカシック女王「あの時……私にあの子の遺体を渡したあなたが……”あの子を助ける”と抜かしますか!?ならば、何故私があの子を蘇らせてと懇願してもしてくれなかったのですか!?」

 

そうだチー!

 

そうだそうだポー!!

 

 ダメだ……彼女の心に、僕の言葉はもう……届かない!

 

種(お兄ちゃん……タネ、もう我慢できない!)

 

駆「種っ!?うわっ!!!」

 

 そう思った瞬間、出てくるなと言っておいた種が……僕の中から飛び出した。幸い種は霊体?の様なものなので……鳥籠《ケージ》の外にいる。

 

種「あんた達、さっきから好き勝手なこと言って……いい加減にしなさいっ!!!!!」

 

駆「種……出てきちゃダメだって言っただろ」

 

種「ごめんなさい、お兄ちゃん。約束したのに……でも、これ以上お兄ちゃんが何か言われるの……我慢できない!!!!!」

 

ペック「お前は”タイプT”!?キュアシードが……なんで!?」

 

アカシック女王「キュアシード、あの子が旅をした……もう一人の”特異点”」

 

 種は真剣な表情で周囲の国民や女王を見渡した後、ここまで我慢していた事をすべて吐き出すように大声で吠える。

 

種「あんた達、自分達だけが”被害者”みたいな事言ってさ!この中で誰よりも痛い思いして!苦しい思いをして!!怖い思いをしたのは……”お兄ちゃん”なんだよっ!!!カイザーンと直接戦って……死んじゃうくらい頑張って……それなのにあんた達は、お兄ちゃんを”叛逆者”とか!”魔王”とか!!”化物”って言うの!?ふざけないでっ!!!!そんなに言うなら……お前達がカイザーンと戦いなさいよっ!!!!!」

 

カ……カイザーンと!?

 

そ、そんなの……出来る訳ないコ―!?

 

種「それでも……お兄ちゃんはやったんだ!”世界”のために!!”プリキュア”さんのために!!!私のために……大切な物を全部守る為にやったんだっ!!!!!お兄ちゃんは……叛逆者でも、魔王でも、怪物でもない!私の”ヒーロー”で!魔王は魔王でも”最高最善の魔王”で!!”プリキュアを救うプリキュア”……キュアエクスなんだからっ!!!!!」

 

駆「種……!」

 

種「何もしないくせに……!他人任せのくせに……!!お兄ちゃんに世界を救ってもらって生きてるくせに……!!!思い通りじゃなかったから?犠牲が出たから?傷ついた自分達を見捨てたから?誰よりも傷ついたのはあんた達じゃない!!!目の前で失わなくちゃいけなかった……”時生 駆”でしょうがっ!!!!!」

 

アカシック女王「ッ!?」

 

 種の本音……だな。もしかしたら……我慢できずに言い出してしまうかもしれないと考えていたけど、出来れば……言葉にしてほしくはなかった。

 

アカシック女王「・・・・・・くっ!」

 

 今、それを言葉にすれば……。

 

アカシック女王「キュアエクスの鳥籠《ケージ》を射出しなさい!」

 

 もう……”僕”でも、”種”でも……止めることが出来なくなるから。

 

ドヒュンッ!!!!!

 

駆「ぐっ!?」

 

種「ッ!?お兄ちゃんっ!!!」シュンッ!!!

 

子ルーリ「おにいしゃん!おねえしゃん!」パタ!パタ!

 

 鳥籠《ケージ》ごと上空に射出された僕の身体に急激なGが掛かる中、僕はなんとか見える周りの景色から状況を確認する。小さくなる国民や広場の風景……僕を追いかけてくる様に飛んで来る"種"と"子ルーリ"……そして、ようやく止まった鳥籠《ケージ》を囲むように平行に浮いている……10隻の空中戦艦が見えた。

 

駆「がはっ!?……はぁ……はぁ……あ~あ、僕……飛んだり、落ちたり……身体が持たないよ」

 

種「お兄ちゃんっ!」

 

駆「種、子ルーリは……いないよね?」

 

種「うん。さっき変な光の壁が出て来て、子ルーリはこっちに来れなかったみたい」

 

駆「そっか」

 

 上空に固定された鳥籠《ケージ》のガラス越しに、僕を追いかけて空まで飛んできた種と会話を交わす。追いかけてきた子ルーリは……光の壁なる物でこっち側に来なくて済んだらしい。さて、発射されるまでの少しの時間があるだろうし……種に文句でも付けようかな。

 

駆「種、あれ程”出て来ちゃダメだ”って言ったのに……これで完全に”僕”でも、”種”でも……アカシック王国の人達は止められなくなったじゃないか。僕の考えだと……一番いいタイミングで種の言葉が出ればって考えてたんだけどな」

 

種「そんなこと言って~!お兄ちゃん、鳥籠《ケージ》に入る前の妖精たちの罵声で察してたくせに~!!もう自分でも、タネでも止められないって!」

 

 まあ……確かにそうだ。彼らの膨れ上がった悪意は……僕や種では止められないって感じていた。

 

駆「……だけど」

 

種「”ふたり”なら……出来るでしょ!」

 

カシャンッ!……バッ!!!

 

駆「ああ……勿論っ!!!」

 

 掛けられた鍵を外して開かれた鳥籠《ケージ》。その向こうから手を伸ばした種に……鍵の解錠に連動して手錠が外れた僕は、QaフォーンSを展開して差し出す。

 

シューーーーーンッ!!!!!

 

駆「戦艦がQaライトを集めてる……そろそろみたいだね」

 

 巨大空中戦艦が僕を消そうとQaライトを集め始める。それを確認した僕は、左手首に巻いたQaウォッチを僕と種が握るQaフォーンSの中央……”Sコネクター”の部分にスキャンし、それに続く様に”ピンク”、”水色”のQaフォーンの背面をスキャンしていく。

 

”S”TRING・コネクター:〈CHAIN〉

 

種「大丈夫っ!だって……私達に!」

 

Qaフォーン”001”……リンケージ!

 

駆「ああ……僕達に!」

 

Qaフォーン”002”……エンゲージ!〈プリキュアップデート!〉

 

ドーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!

 

 撃ち出された無数の極太の光線が僕達に迫って来る。しかし、僕らは……その光線を避ける必要はない。だって……僕(私)達に!

 

種『プリキュアプリケーション!』

 

駆『アップデート!!』

 

スーパーQaライト:アクティベーション……〈Ready?〉

 

駆・種『インストーーーーールッ!!!』〈エクシード〉

 

 不可能は……ない!僕達は新しくなった変身用プリキュアプリのアイコンをタップし、彼等が知らない"アカシックのプリキュア"へと姿を変える。

 

 

side:子ルーリ

 

子ルーリ「チュン!チュチュン!!チュチュチュチューーーンッ!!!」パタパタパタパタ!

 

 コルは、お空に凄い勢いで飛んで行くおにいしゃんと、それを追うおねえしゃんを追いかけて飛ぶ。だけど、コルの小さい翼だと……いっぱい羽ばたいても追いつけなくて……どんどん二人が遠くなってしまう。

 

子ルーリ「おにいしゃん!おねえしゃんっ!!ヂュンッ!?う〜……痛いチュン……チチュン!?これ……何チュン?」

 

 追いかけるコルの前に現れる光の壁。それのせいでおにいしゃん達を追いかけられなくなり、お顔もぶつけたからとっても痛い。

 

子ルーリ「邪魔しないでチュン!ヂュンッ!!!……痛いチュン」

 

 光の壁をキックしたけど……足が痛くなるだけだった。

 

ペック「何をしても無駄ですよ、殿下」

 

子ルーリ「チチュン!?離して!離してチュン!!」

 

ペック「第一部隊は防御壁の前で待機、第二部隊は殿下を速やかに退避させる様に……くれぐれも丁重にな」

 

 嫌味であまり好きじゃないペック士官の命令で、アカシック王国の兵隊しゃん達に抑えられて地上に下される。

 

ペック最上級軍士官殿、コルーリ殿下の退避完了しましたケー!

 

ペック「宜しい……陛下の隣までお連れしろ」

 

はっ!

 

子ルーリ「……おかあしゃま」

 

アカシック女王「コルーリ、怖かったでしょう……でも、もう安心です。キュアエクスはもう終わりです」

 

 おかあしゃま……おにいしゃんの事をまだいじめようとしてる!

 

子ルーリ「おかあしゃま、やめてチュン!おにいしゃんをいじめないでチュン!いつもの優しいおかあしゃまに戻ってチュン!」

 

ペック「女王陛下、キュアエクスの鳥籠《ケージ》が目的のポイントに到達しました。後は……トキーノンの発射命令をするのみです」

 

アカシック女王「そうですか……ペック最上級軍士官、発射命令はあなたに任せます。あなたも……それを望みでしょう?」

 

ペック「はっ!」

 

子ルーリ「やめてっ!!!やめてチュンッ!!!!!」

 

 ペック士官が通信機を口元に近づける。

 

ペック「全艦……"トキーノン"全砲門チャージ開始!」

 

子ルーリ「おかあしゃま、止めてチュンッ!!!おかあしゃまっ!!!!!」

 

アカシック女王「コルーリ……これで……あなたの仇を……!」

 

ペック「撃てーーーーーっ!!!!!」

 

ドーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!

 

子ルーリ「おねえしゃんっ!!!!!おにいしゃーーーーーんっ!!!!!」

 

ギュン……ドワーーーーーンッ!!!!!!!!!!

 

 大きな船から……沢山の光が伸びてく。それがおにいしゃん達の鳥籠《ケージ》にぶつかった瞬間、"眩い輝き"が光の壁を超えて伝わってくる。一瞬、おにいしゃんの鳥籠《ケージ》が光った気がしたけど、その光も……より大きな光に飲み込まれていった。

 

アカシック女王「私の愛する国民達よ……今、ここに!私達の"希望"を消し去った叛逆者……キュアエクスは消え去りました!!!」

 

うおーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!

 

子ルーリ「おねえしゃん……おにいしゃん……!チュン……グスッ!……チュチュ〜〜〜〜〜ンッ!!!」

 

 心の中から……いっぱいの"嫌な気持ち"が溢れてくる。痛くて、悲しくて、コルが見たくなくて、感じたくないものが沢山……沢山……ある。国民のみんなも、おかあしゃまも……私も……そのせいで、コルの涙も……いっぱい溢れてきて止まらない。でも……!

 

《泣かないで、子ルーリ》

 

 コル、"ふたり"の声が聞こえた気がしたチュン。

 

クアライト「マウティ、まだ……終わってないクア」

 

アカシック女王「クアライト、今まで何処に……待って、今……"終わってない"と言いましたか?」

 

クアライト「ああ、トキ―ノン100門による衝撃は絶対防御の展開があったとしても……衝撃を完全に遮ることは出来ない。だが、ここに衝撃は来ていない……なら……」

 

アカシック女王「ッ!?」

 

ペック「ま……まさかっ!?」

 

シューーーーーンッ!!!!!

 

 コル、おかあしゃま、おとうしゃま、ペック士官……そして、国民の皆は空を見上げる。トキ―ノンのQaライトの輝きの中に現れる”紫”の光が……トキ―ノンを飲み込んでいき。

 

プリキュア?「ふぃ~……」

 

 一人のプリキュアが……そこにいた。

 

あれは……プリキュア?

 

キュアエクスは……ドコプー!?

 

見た事ないプリキュアグー……もしかして、新しいプリキュア!?

 

アカシック女王「な、何ですか、あのプリキュアは!?」

 

ペック「貴様ーーーっ!!!お前は誰だっ!!!”キュアエクス”か!?”キュアシード”か!?」

 

プリキュア?「その質問……もう飽きたんだよね。手っ取り早く……名乗らせてもらうよ!」ニコッ

 

 知らないプリキュアは……この状況に笑顔を浮かべながら、自分の名前を答える。

 

エクシード「エクシードの名前は……”キュアエクシード”。キュアエクスとキュアシードが一つになった最強の”アカシックのプリキュア”だよ!あっ!またあの攻撃されても困るから……えいっ!」グッ!

 

ペ、ペック軍士官殿!と、トキ―ノンのQaライト装填システムが急に機能を停止しました!!マウンティン全10隻で同じ現象が起こっています!!!

 

ペック「ば、バカな……たった一人のプリキュアが……手をかざしただけだぞ!?」

 

 エクシードと名乗るプリキュアがお船に向かって手をかざした瞬間、ペック士官の通信機にお船に乗る軍人さんからの報告が入る。さっきの大きな光を出すことが出来なくなった……と言う通信の様だ。あのプリキュアが……やったのだろうか?

 

エクシード「これで安心!それじゃあ……下りようかな」

 

ペック「無駄だ!その光の壁はQaライトを何重にわたって展開された女王級絶対防御兵器"コルーリ"のものだ!それだけじゃない!!そこを越えたとしてもアカシック軍の精鋭を集めた第一部隊が……」

 

エクシード「……開いて」

 

シュー――ン!

 

ペック「ぜ、絶対防御が……!?」

 

アカシック女王「”コルーリ”が……エクシードを受け入れたと言うの!?」

 

 エクシードは光の壁に優しく触れると、そこからエクシードが通れるくらいの穴を開ける。まるでエクシードを拒むことなく……受け入れているようだ。

 

だ、第一部隊全員、構えっ!!!!!

 

エクシード「銃を向けちゃダメ」

 

パキンッ!パララララッ!!!

 

だ、第一部隊、全武装が急に……ぱ、パーツに分解されました!ペック軍士官殿、ご指示を……ヒッ!?

 

エクシード「そこを動かないで。エクシードを……通しなさい」

 

は・・・・・・は・・・い!

 

 ペック士官の通信機から聞こえる兵隊しゃんの声やそこで起こっている異変の音が聞こえ、その音声を聞いたペック士官や軍人しゃん、国民たちは、その状況の異様さに恐怖して身動きが取れなくなる。……そんな中、エクシードと名乗るプリキュアはゆっくりと地上に舞い降りた。コルは、そのプリキュアが……エクシードが……消えてしまったおにいしゃん達の事を知っているかもと思い、おかあしゃまの隣からエクシードの元へ飛ぶ。

 

子ルーリ「あ、あの……」

 

エクシード「あっ!子ルーリ……もう大丈夫だからね!エクシードが皆を、元の優しい皆に戻してあげる!だから、泣かないで……エクシードの事を信じて……ね?」

 

……ポン

 

 コルの頭に乗せられたエクシードの手。撫でられる感触で分かった……エクシードは”おにいしゃん”だ。そして、話し方は”おねえしゃん”……ふたりが一人になってみんなを戻してくれるんだ!

 

エクシード「すぅ~……アカシック王国のみんな!エクシード、皆の事……ちゃんと理解してなかった!みんなの痛み、悲しみ、絶望……何にも知らない!だから……エクシードに皆の心を教えてほしい!」

 

な、何を言ってるコー?

 

訳が分からないケー!?

 

アカシック女王「私達を……理解したい?」

 

ペック「どう言う事だ!?チッ!兵を招集!奴はキュアエクスだ!!キュアエクスを包囲しろ!!!」

 

エクシード「はぁ……はあっ!!!!!」

 

シュンッ!!!!!

 

 エクシードの身に着けるマフラ―から無数の糸が飛び出し、その一本一本がコル以外の国民、兵隊、ペック士官、おかあしゃま、おとうしゃまにくっ付く。すると、紫のマフラーが”黄色”に輝くと、繋がる一本ずつの糸も色を変える。

 

エクシード「感じる……皆の絶望を。見える……皆が絶望した7年前の記憶が。すっごく痛くて、苦しくて、涙が溢れそうになる……これを7年も心に抱いてたんだ。皆が……”僕”を恨むのも無理ないよ。ありがとう、皆……これでエクシードは皆を理解できた。でも、”私”は皆にも知ってほしい……時生 駆が戦った記憶を。だから、今度は……あなた達にエクシードを伝える」

 

シュー――ン!

 

な、何か……頭の中に……見えてくるゴー!

 

キュアエクスの……記憶……ペー?

 

く、黒い男が捕まえてるのは……こ、コルーリ殿下の姉君じゃないかクー!?

 

キュアエクスの話は……事実だったポ?

 

 皆に繋がった糸がもう一度光を放った瞬間、皆に何かが伝わったように……国民の皆が口々に”姉君”、コルのおねいしゃまである”コルーリ”の事を話し始める。それだけじゃない……他にも”カイザーン”や”プリキュア”などと言った言葉も聞こえる。エクシード……おにいしゃん達が皆の心と記憶を見たと言った。もしかしたらその逆で、みんなは……おにいしゃんの”記憶”を見ているのだろうか?

 

ペック「キーッ!!!騙されるな、国民たちよ!こいつはAqライトの力を持つカイザーンに匹敵する怪物”キュアエクス”だっ!!我らの騙そうとしているのだっ!!!」

 

クアライト「ペック、君もこの力を感じているだろう……これはAqライトではなく”Qaライト”クア。それに、こんな回りくどい方法で我らを騙さなくても、Aqライトが使えるなら”認識改竄”をするだけで済んだはずだ。それに……周囲に設置しているAqライト阻害装置が殆ど起動していない。キュアエクシードがAqライトを使っていないのは一目瞭然クア」

 

ペック「くっ!……キーッ!!!!!」

 

アカシック女王「あの子が……コルーリが生きている?」

 

 おかあしゃまや国民達の反応を確認した後、エクシードは皆にくっ付けた糸を戻す。そして、おかあしゃまのいる壇上の前まで歩くと……もう一度、皆に語り始める。

 

エクシード「皆にも見えたでしょ?時生 駆が戦った記憶が……そして、戦っている時の痛みを感じたでしょ!痛いのも、苦しいのも皆だけじゃないの!!」

 

俺、カイザーンに命を奪われる瞬間の記憶を見たガー。怖かったガー……冷たかったガー。あれを……本当に味わったなんて……!

 

私は、フレッシュプリキュアの時代の記憶だったポ。身体中に不幸のエネルギーが入ってきて……あんなの……普通じゃ耐えられないポ!

 

俺達……キュアエクスに全部を押し付けてたんだフォ!

 

エクシード「お願い!コルーリはまだ生きてて……助けを待ってるの!皆の時代の……コルーリを生き返すことは出来ないけど、もう一つに分かれた皆の元にはコルーリを戻すことが出来るかもしれないの!皆の悲しみも、怒りも、痛みも……”僕”が背負う!!救えなかった皆の思い……絶対に無駄にしない!!!今度こそコルーリを守ってみせるっ!!!!だから……”僕達”にコルーリを助けに行かせてくださいっ!!!!!」

 

アカシック女王「……キュアエクス」

 

 エクシードを見て考え込むおかあしゃま。そんなおかあしゃまに……おとうしゃまが近寄る。

 

クアライト「マウティ、私達の元に……もうあの子は戻ってこない。しかし、彼らには……まだ”希望”がある。あの子が生きる可能性……私達の結末とは違う……彼らに待つ”もう一つの未来”クア。マウティ、私達は絶望する程の悲しみを味わったクア……君だってそうクアね。その痛みを、怒りを、悲しみを……彼らに味わわせていいクアか?」

 

アカシック女王「そんな事……あってはなりません。あのような感情を……味わわせていい訳がない……ですね」

 

クアライト「そうクア……マウティ、私達もあの子の死を乗り越え……新しい未来に踏み出さねばいけないんだクア」

 

アカシック女王「クアライト、私達は……乗り越えなくてはならないのですね。あの子の死を……”忘れて”……」

 

 苦しそうに涙をこらえて言葉を紡ぐおかあしゃま。しかし、おとうしゃまは……おかあしゃまの言葉を、首を横に振って否定する。

 

クアライト「それは違うクア。マウティ……あの子は私達の心の中に生きているんだクア。忘れさえしなければ……あの子は私達の中で生き続けるのだ。私が言っているのは……あの子を忘れずに思い続けながら、先にある未来を目指すことクア。それに……マウティ、私達には”新しい希望”が……もうあるじゃないか」

 

アカシック女王「……えっ?」

 

子ルーリ「……おかあしゃま」

 

クアライト「これからのアカシック王国を照らす”新しい希望”として……亡きあの子の名を受け継いだ……私達には……この子が、”コルーリ”がいる」

 

アカシック女王「そう……ね。私、怒りで……一番大切な物を見失っていたのかも……しれないわね。コルーリ、いらっしゃい。お母様に……あなたの笑顔を良く見せてくれないチュン?」

 

子ルーリ「おかあしゃま……おかあしゃまっ!」ギュッ!

 

 いつもの優しいおかあしゃまの笑顔に戻ったのが分かったコルは、おかあしゃまの胸の中に飛び込む。人の姿のおかあしゃまの胸にすっぽりと収まったコルは、めいっぱいの笑顔をおかあしゃまに見せる。

 

アカシック女王「キュアエクス……いいえ、”時生 駆”君……私達は怒りに飲まれて、あなたの言葉にある真実と向き合おうとしていなかった……申し訳ありません」

 

エクシード「出来れば”僕”だけじゃなくて”私”にも謝罪してほしいけど……僕に謝罪してくれたから、私は気にしないよ!」

 

アカシック女王「な、何とも複雑な精神状態なのですね。オホンッ!国民たちよ、皆も理解したと思いますが、ここにいる彼は……私達の知るキュアエクスではありませんでした!そして、私達は……そんな彼に怒りをぶつけると言う愚行を行いました。これをもって……7年前よりいらしたキュアエクスの処刑を取り消し、改めてこのアカシック王国の来客としてお迎えしようと思います!」

 

オオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!!!!!!

 

 おかあしゃまの謝罪とおにいしゃんの処刑が取り消しになった事に、おにいしゃん達の事情を知った国民達も賛同の声を上げる……が。

 

異議ありっ!!!!!

 

 ただ一人、その決定に異議を唱える者がいた。

 

ペック「ふざけるなっ!そんな事は許されないっ!!!」カチャッ!

 

クアライト「ペック!?」

 

ペック最高士官殿、銃をお納めくださいっ!?

 

ペック「うるさいっ!」

 

 異議を唱えたのは……ペック士官だった。彼はずっと懐にしまっていた拳銃をエクシードへと向ける。

 

ペック「俺は覚えてるんだっ!キュアエクス……カイザーンを倒した後にコルーリの遺体を運んできたお前の表情をなあっ!!あの時のお前……”涙なんて一滴も流してなかった”じゃねえかっ!!!!!お前はあいつが死んでも悲しんでなんかいやがらなかった!!!!!何も感じていやがらなかったんだっ!!!!!」

 

クアライト「……ペック」

 

ペック「俺達の思いも背負う?コルーリを救いたい?信じない……俺は信じないぞっ!お前の言葉は全て嘘だっ!!!」

 

アカシック女王「止めなさい、ペック!」

 

ペック「お前が過去のキュアエクスでも、俺達の知るキュアエクスでも関係ねえっ!!!お前は化物だっ!!!!お前は……お前は消えないとダメなんだーーーーーっ!!!!!」

 

 向けられた銃の引き金に力を込めるペック士官。コルやおかあしゃま、おとうしゃま、国民の皆が緊迫する状況、その状況でも……表情を変えないず、抵抗しようともしないエクシード。引き金が引かれる……そう思われた瞬間……!

 

キラーーーーーンッ!!!!!

 

クアライト「この光は……まさか!?」

 

 エクシードのケースについた小さな”ライト”とそれに共鳴する様にQaフォーンが突然光り出した。眩い七色の光……ここにいる皆が目を瞑ってしまう程の光。その光が晴れた時、私達は……信じられない光景を目にする。

 

ペック「何だったんだ……今の光……は……なっ!?……お、お前は!?」

 

エクシード「なんで……ここにいるの!?」

 

コル―リ『・・・・・・』

 

エクシード・ペック「「”コルーリ”!」」

 

 おかあしゃまによく似た綺麗な青い髪を靡かせて、エクシードとペック士官の間に現れた女性。コルと同じ”コルーリ”と呼ばれた彼女は……コルの”おねえしゃま”チュン?そんな彼女は、まるでペック士官からエクシードを守るように……両手を広げてエクシードの目の前に立っていた。

 

コル―リ『ペック、やめて……カケルを、タネを……襲わないで下さい』

 

ペック「な、なんで……キュアエクスの幻覚か!?お前は……お前は死んだはずだ!?」

 

コル―リ『そう……私は、あの時に死にました。カケルを庇って……でも、私は後悔していません。私は……彼を守れた……だから、満足しています』

 

ペック「うそだ……ウソだ!嘘だっ!!!キュアエクスは、お前の事なんかなんとも思っていなかったはずだっ!!!」

 

コル―リ『そんな事……ありません。私は……彼に愛してもらいました。そんな彼を守りたかった……それが……真実です』

 

 ペック士官とおねえしゃま……ふたりはお互いの気持ちを言葉にしてぶつけ合う。

 

ペック「キュアエクスは化物だっ!!!そいつは消さないといけないんだっ!!!!どけっ!退いてくれ……コルーリッ!!!!!」

 

コル―リ『カケルは……ただの男の子です。人並みの痛みも、悲しみも感じる……普通の男の子です。彼の命を奪ってはいけない……奪うなら……私が許しません。絶対に……私はここを退きません。魂だけになったとしても……私は彼を救う”翼”になります』

 

ペック「退け……退けよっ!!!」

 

コル―リ『・・・・・・』

 

ペック「退けーーーーーーーーーーっ!!!!!」

 

 ペック士官は絶叫にも似た声を上げながら、拳銃をおねえしゃまへと向ける。そして、彼は引き金に再び力を込めた。

 

・・・・・・カチャッ!

 

ペック「くっ!・・・・・・うぅ・・・・・・!」

 

 ……が、弾丸は放たれることはなく、彼の手から滑り落ちた拳銃だけが……静寂の中で音を立てた。

 

ペック「くそっ!……俺がキュアエクスを消しちまったら……お前が命を懸けた意味がなくなるじゃねえかよ!お前の命を……無駄にしちまうじゃねえかよっ!!!くそーーーーーっ!!!!!」

 

コル―リ『ありがとう、ペック。あなたは……本当に大事な時だけは判断を間違えない……ですからね』

 

 泣き崩れるペック士官にお礼を言うおねえしゃま。コルは、そんな彼女に近づくと……彼女の方から話しかけてくる。

 

コル―リ『あら……あなたは?』

 

子ルーリ「コルは……”コルーリ・アカシック・ブルーバー”って言いまチュン。あの……あなたは……コルの”おねえしゃま”チュン?」

 

コル―リ『アカシック・ブルーバー……そうですか。はい、私は”コルーリ・ブルー・タイムオウル”……あなたのお姉ちゃんです。嬉しい……!私、ずっと一人っ子でしたから……こんなに可愛い妹が出来たなんて……とっても嬉しいです!』

 

子ルーリ「おねえしゃま……!おねえしゃまっ!!」

 

シュンッ!

 

子ルーリ「あれ?チュンッ!チュンッ!!チュ―――ンッ!!!なんでチュン?おねいしゃまに触れないチュン!」

 

 おねえしゃまに飛び込む瞬間、コルの身体はおねえしゃまに受け止められることはなく……すり抜けてしまう。何度も飛び込もうとするが、コルの身体はおねえしゃまの身体をする抜けて……受け止められることはなかった。

 

コル―リ『……ごめんなさい。私は……魂だけの存在ですから、触れることは出来ません。エクシードのQaライトの力によって見たり、話せる様になっただけなんです。でも、こうやって話せることが出来た事は……私にとっても嬉しい限りです』

 

子ルーリ「おねえしゃま……!」

 

 小鳥のコルの頭を、おねえしゃまの手がなでなでしてくれた。触れることは出来ないけど、おねえしゃまの優しい手つきが……とても気持ち良く感じた。数秒のなでなでを終えると、おねえしゃまはエクシードへと向き直る。

 

コル―リ『あなたはカケルとタネ……ですよね?』

 

エクシード「うん。エクシードは”僕”であり、”私”であり、エクシードなんだ。コルーリは……エクシードが知ってるコルーリじゃないんだよね?」

 

コル―リ『はい。私は駆を……あなたが”レクス”と呼ぶ彼を愛した……”彼が介入する前のコルーリ”……と、言えば分かりますか?』

 

エクシード「うん、それで分かるよ」

 

コル―リ『カケル、タネ……お願いがあります。彼を……レクスを”私の元に連れて来て欲しい”のです』

 

エクシード「レクスを……君の元に?それってどう言う事?」

 

コル―リ『それは……』

 

ジジッ!ジッジーーー!!!

 

 エクシードの質問に答えようとした瞬間、おねえしゃまの身体にノイズが掛かり始める。

 

コル―リ『も…時間……み…いですね。ごめ…な…い、もう……お別れ……チュン』

 

エクシード「コルーリッ!?」

 

子ルーリ「おねえしゃま!?」

 

ペック「コルーリッ!」

 

クアライト「コルーリッ!!」

 

アカシック女王「コルーリッ!!!」

 

 消え始めるおねえしゃま。そんなおねえしゃまは……消えながらも、コルたちに言葉を残していく。

 

コル―リ『お母様……お父様……、私は二人の子供で……とても幸せでした。まだ……小さな妹……私と同じ名前の妹……コルーリ。どうか……アカシック王国を照らす……希望になって……下さい。ペック、あなたは……優秀です。だから……今度は……判断を間違えないで下さい。国民の皆さん……私は……皆さんが生きる世界を救う……礎になれました。世界を救った彼を……駆を恨まないで……下さい。そして、カケル……タネ……、私達が辿り着けなかった”もう一つの未来”から来たあなた達に……世界を、プリキュアの運命を……委ねます。そして、どうか……彼を……レクスを……助け……て……』

 

……シュン!

 

種「コルーリの思い……確かに受け取ったよ」

 

駆「僕達に……任せてくれ、コルーリ」

 

 新アカシック暦17年……おねえしゃまが亡くなって7年目の今日。アカシック王国に取り憑いた悪意を……"ふたりで一人のプリキュア" と"使命を全うし、誰よりも優しかった王女"によって……乗り越える事が出来たのでした。

 

 

To the Next chapter……




いかがだったでしょうか?さて、ここで駆達のターンは終了です!次回からは……レクスのターンとなります!7年後の駆こと”レクス”……彼が世界を救うために失ったのは、愛すべき人……自身の半身とも言えた妹……かけがえのない唯一無二の光達。今語られる……レクスの物語!乞うご期待ください!
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