【完結】劇場版 ヴァールハイト・プリキュア もう一つの未来!?王〈レクス〉と青翼の花嫁〈コルーリ〉!   作:32期

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こちらはチャプター4の後の話となっております。まずは劇場版第ニ弾のチャプター4を読んで下さいますようお願いします。またこの話は”劇場版第一弾”の設定、内容と言った部分を多分に含んでおります。劇場版第一弾を先に読んで頂くことを強く推奨します。問題ないと言う方は……どうぞ、お楽しみください!

はぐみ「ふふ~ん♪あっ!ママ~!パパ~!」

はな(大人)「お待たせ、はぐみ!今回は私も来たからね~♪あっ……でも、少しだけ静かにしてね!そうじゃないと……」

はな「ふふ~ん!次はどんな展開かな~!ねえ、はぐたん!」

はぐたん「はぎゅ!」

はな(大人)「後ろにいる私にバレちゃうからね……いい?」

はぐみ「は~い!」

ジョージ「ふふっ……昔のはなも素敵だね」

はな(大人)「ジョ~ジ~……!」ピキピキ

ジョージ「はは……でも、今のはなが一番素敵だよ」

はな(大人)「ッ///!?も、もう~……ジョージったら///」

はぐみ「はあ~……またやってる。クロノ君……遅いな」


チャプターアザー:奪い返せTomorrow!家族の絆、クロノのCross!

side:クロノ

 

クロノ「行ったか……父さん」

 

 空に飛び上がったタイムマシンが、碧色の輝きを纏った”流れ星”の様に駆け抜けていった。あの光がQaライトの光なのだろう。

 

クロノ「これで良かったんだろ……レクス」

 

 僕はあっちの父さんに渡した”光る宝石”の事を思い出していた。あの宝石……あれが”レクス”の用意した物だ。父さん達に内緒にしたのも、何より二人が来るのを知っていたのも……全部、レクスから知らされていたからだ。

 

 

……一週間前

 

クロノ『はなさん達が消えた!それにオシマイダーなんて怪物の発生!くそっ!これがマザーの予見していた”世界の危機”だってのか!?チッ!残りのプリハートの完成を急ぐか……ん?』

 

 世界に異変が発生し始めた一週間前、その対応に追われる俺のデスクに”光る宝石”と一緒に一枚の手紙が置かれていた。それがかつて俺とはぐみを2018年の過去に導いた”黒コートの男”……レクスからの物だった。

 

クロノ『なんだこれ……俺にか?宛名もない……か。なになに……』

 

レクス『やあ、久しぶりだね……クロノ君。俺を覚えているかな?君とはぐみちゃんが五歳の時に……君たちを過去に連れて行った者だ。君に折り入ってお願いがある。遠くない未来……君たちのいる世界に”時生 駆”が現れる。君たちが経験したあの夏の日に、君のお母さんを救った彼がね。彼が来たら、君が知っている俺の事を彼に話して欲しい。そして、一緒に置いた宝石”Qaクリスタル”を彼に渡してくれ。加工しても構わない……どんな形でもいいから彼に渡してくれ。今、君たちの世界に起きている事は知っている。だけど、これだけは……必ず……』

 

クロノ『あの時の……父さんと同じ顔をした男から!?母さんを救った彼……それとこの宝石が……"Qaクリスタル"ってヤツか?』

 

 勿論、疑った……だけど、俺はこの文章が"嘘じゃない"と感じた。"直感"だけどね。俺はあの時を思い出し、すぐに作業を開始した。渡すなら……あっちの父さんが最後に受け取った"ミラクルライト"……あれにつけられる様にしようと考えたんだ。

 

 

バンッ!!!

 

ハリー「はぁ……はぁ……!しゃ、社長!大変や!繁華街にとんでもない数のオシマイダーが現れよった!!推定100体以上やって!!!」

 

クロノ「……分かった。ハリー、デスクに置いておいたバグヴァイザーⅡを持ってきてくれ。俺は医務室に寄っていく……お前は一階のエントランスで待ってってくれるか?」

 

ハリー「……分かったわ」

 

 確実に世界の危機は目の前に迫っている……でも、抗うしかないんだ。俺は戦いに向かう前の最後の時間を使い……医務室にいるはぐみに会いに行くことにした。

 

 

MUGENコーポレーションビルあざばぶ支社ビル 医務室

 

ルールー「あっ!クロノッ!!」

 

トラウム「クロノ君、ハリーから話を聞いたと思うが……」

 

クロノ「ドクタートラウム、ルールー……悪いんだけど、俺とはぐみの二人にしてくれないかな」

 

 医務室に入った俺を迎えたのはドクタートラウムとルールー、ベッドで寝ている3人と数名のスタッフ。今が急を要する状況なのを皆が理解している中で、俺ははぐみと二人きりにしてほしいと伝える。

 

ルールー「クロノ……でもっ!」

 

トラウム「ルールー……よしなさい。分かった……さやちゃんとテルちゃんは隣のスペースに移しておくよ。私達もそっちにいるから……それでいいかい?」

 

クロノ「ありがとうございます……ドクタートラウム」

 

 はぐみの今の状態を心配しているルール―が俺の事を止めようとしたが、気を利かせてくれたドクタートラウムが俺とはぐみを二人きりにしてくれた。これで……はぐみと二人で話すことが出来る。

 

はぐみ「はぁ……はぁ……あぁ……クロノ君……だぁ」

 

クロノ「ああ。少しは……落ち着いたか、はぐみ?」

 

はぐみ「ちょっとだけ……ね。クロノ君……どうしたの?」

 

クロノ「……何が?」

 

はぐみ「すっごく……悲しそうな顔……してるよ?」

 

 表情に出すな……はぐみが心配する!平静だ……平静を保て!

 

クロノ「繁華街にオシマイダーが出たんだ。これから……そいつらを倒してくる。数が多いから……大変だなって思ってさ」

 

はぐみ「……怖いのぉ?」

 

クロノ「俺が怖がると思うか?俺は……MUGENコーポレーションの御曹司だぞ!」

 

はぐみ「強がっちゃって……クロノ君、本当は臆病なの……私、知ってるんだよ?」

 

クロノ「……大丈夫だ。怖いけど……俺は戦える。守りたいものが……俺にはあるから」

 

 大丈夫だ……大丈夫だ……俺はお前を守る!

 

はぐみ「……そっか。それじゃあ……お願いしても……いい?」

 

クロノ「なんだ?」

 

はぐみ「私だけじゃなくて……皆も守って。さやちゃんも……テルちゃんも……ルールーも……”明日”を待ってる皆を……世界を……守ってあげて」

 

クロノ「……分かった。そのかわり……俺も一ついいか?」

 

はぐみ「何・・・・・・っ!!」

 

チュッ!

 

 俺は自分の気持ちに従うままに、ベッドで横になったはぐみの唇を奪う。

 

はぐみ「……いけないんだ~///私……初めてだったのに///パパに……言いつけちゃうよ///」

 

クロノ「これ位してくれないと割に合わないんだよ///。まあ……勝利の女神からのキスって事にしてくれ///」

 

はぐみ「勝利の女神か……クロノ君」

 

クロノ「……なんだ?」

 

はぐみ「……帰って来てね。私にキスしたんだから……一生、責任……取ってもらうんだから」

 

クロノ「一生分の責任じゃ……帰ってこなくちゃな」

 

 絶対に帰って来る……そして……!

 

クロノ「それじゃあ……俺達の世界を救いに行ってくるよ、はぐみ」

 

はぐみ「うん……いってらっしゃい……クロノ君」

 

 ”俺達の明日《トゥモロー》を奪い返す”……そう心に決めた俺は、医務室を後にした。

 

 

MUGENコーポレーションビルあざばぶ支社ビル エントランス

 

クロノ「悪いな、ハリー……待たせた。バグヴァイザーⅡは?」

 

ハリー「ほい、これでええよな。社長、バイクの用意もしといた……俺も一緒に行くで」

 

クロノ「……いや、お前は来るな」

 

ハリー「ちょちょちょちょちょっ!?それは冗談キツイで~!社長と俺の仲やないか!」

 

クロノ「分かってるよ……だから来るなって言ってるんだ」

 

 俺について来ようとするハリーを止める俺。俺はハリーに来るなと言う理由を話し始める。

 

クロノ「ハリー、お前はここを守ってて欲しいんだ。ここには……はぐみがいるからな」

 

ハリー「せやかて……社長!」

 

グッ!!!

 

 俺の言葉を聞いても納得しないハリー。俺はハリーの胸倉を掴み、俺の顔の前まで引き寄せる。

 

クロノ「俺がいなくなったら誰がはぐみを守る?!俺が負けでもしたら誰がはぐみたちを救うんだ?!ハリー、お前だってはぐみの事が大切だと思うなら、お前が近くにいないでどうするんだよっ!!!」

 

ハリー「……社長」

 

クロノ「元部下と上司じゃない……”友達”としてはぐみの傍に居てくれ。頼むよ……ハリー」

 

ハリー「……分かったわ。絶対に戻って来いよ……でないと、俺がはぐみを取ってしまうで」

 

クロノ「安心しろ……意地でも戻ってくる。いらない心配だ」

 

 俺の言葉を聞いて納得したのか……ハリーはこの場から居なくなる。さて、最後にもう一個……しないとな。俺はキュアリンカーを会社のネットワークに繋ぎ、社内への全体放送を始める。

 

クロノ「MUGENコーポレーションあざばぶ支社に勤める全ての社員に告ぐ。本日をもって皆を”解雇”とする。希望する者は本社勤務を会長へ進言する……また、再就職の協力も惜しまない。退職金については……提示している金額の3倍を約束しよう。既に繁華街で怪物の発生情報が出ている事は……皆も理解している通りだ。俺が……怪物の殲滅を行う。それにより……あざばぶ支社はこの戦闘での前線基地になる。皆にも家族がいるだろう……傍に居たい人がいるだろう……だから、この場で帰宅して良い。俺みたいな若輩者に付いてきてくれて……本当にありがとう。皆と仕事が出来たことを……俺は誇りに思う。以上、MUGENコーポレーションあざばぶ支社……社長、”夢幻 クロノ”より」

 

プツッ!

 

クロノ「ふぅ~……良し!これで……全部おわり」

 

 あざばぶ支社は、一か月前にマザーの夢を見てから母さんに頼んで作り上げた。今回の様な戦闘があれば……元々、前線基地として機能させるための支社だ。でも、皆が皆……戦う覚悟がある訳じゃない。逃げたいヤツだっているに決まってる。俺は社長としての最後の責任として……皆が逃げることを選択できる様にした……しかし。

 

『逃げません!』

 

 俺の意志とは裏腹に……キュアリンカーを通して反対の意見が伝わってくる。

 

部長『社長、私達はあなたが累社長のご子息だからついてきたんじゃありません。私達はずっと……社長の頑張りを努力を見てきました!』

 

新入社員『自分たちがここにいるのは……社長、あなたに付いて行くって決めたからです!』

 

古株の社員『社長は出来る人だってみんな知ってます!それに……社長がアカルイアス社のご令嬢と婚姻する所まで……グスッ!ちゃんと見届けないと……死んでも死に切れません!』

 

副社長『社長、私達は大人なんです。大人は……子供たちの未来を守るものです。社長、あなた一人が頑張らなくていいんですよ。MUGENコーポレーションあざばぶ支社全社員は……夢幻 クロノ社長、野乃 はぐみ様、この世界に生きる未来ある子供たちの為に全力を尽くします!私達が子供の時、MUGENコーポレーションのゲームで”MUGEN”に等しく楽しい時間を貰ったように……今度は私達が子供たちに出来ることやります』

 

クロノ「全く俺の部下たちは……馬鹿野郎で……最高だっ!!!!!」

 

 この他にも届いてくる無数の”エール”を受ける。俺はその全てを背負い……エントランスを出て、”シャカリキスポーツ”ガシャットを起動する。

 

ピコーン!〈シャカリキスポーツ〉!

 

クロノ「……行くぞーーーーーっ!!!!!」

 

 出て来た自転車に跨り、目的地の繁華街に向かうために全力でペダルをこぎ始める。信じてくれる社員と、親友、守るべき人……皆の明日を守る為に。

 

ブーーーーーンッ!!!

 

 ただ、唯一の誤算は……この時すれ違った”バイク”を気にしていなかった事だろう。

 

 

はぐくみ市 MUGENコーポレーションあざばぶ支社ビル

 

side:???

 

ブーーーーーン……キキッ!!!

 

???「いますれ違ったの……クロノか。僕にも気づかない程に急いでるなんて……僕も急がないと」

 

 あざばぶ支社の前に派手な黄色に”目”が付いた変なバイクに乗っていた男が下りる。男はすれ違った”自転車の少年”を気にしているようだ。

 

???「一先ず、社長室に……そこにあればいいけど……後、”あいつ”もいるよね」

 

 男はビルに入るとすぐにエレベーターに乗り、目的地であるクロノのオフィス……社長室へと向かう。

 

 

MUGENコーポレーションあざばぶ支社ビル 社長室〈クロノのオフィス〉

 

ガチャンッ!

 

???「えっと……あった!ゲーマドライバーと……マイティブラザーズXX!ここに忘れてたのか」

 

漸く来てくれたか……”■”

 

???「ん?……ああ、待たせたね……ゲーマー。そのカラーは……4Pゲーマーだな」

 

4Pゲーマー『クロノが念のためって4Pまで分身させといたんだ。一足遅くクロノはもう行っちまってる……ことの内容は飛行機で話した通りだ』

 

???「分かってるさ。行くよ、ゲーマー」

 

4Pゲーマー『ッ!!……ああ!』

 

???・ゲーマー「『この世界の運命は……僕(俺)達が変える!』」

 

 ゲーマーと話を終えると、男はゲーマドライバーを持って社長室を後にする。大事な”息子”が待つ……ラストステージの舞台の場所へと向かうために。

 

 

はぐくみ市 繁華街

 

キキッ!!!

 

クロノ「……こいつは!?」

 

絶体オシマイダー『『『『『オシマイダ―――――!!!!!』』』』』×100以上

 

 繁華街に着いた俺を迎えたのは……周囲を埋め尽くす"絶対オシマイダー"の群れ。道路や車、ビルの上にまでいる……まるで"ジョーカー"がバトルファイトに勝った後みたいだ。その上……でかいのが不快感を強くするから最悪だ。

 

ゲーマー『ひでぇな……こりゃ。クロノ……プリカディアゲーマーのスペックだと正直キツイぞ』

 

クロノ「そんなの最初から分かってただろ」

 

 仮面ライダークロノこと"プリカディアゲーマー"のスペックは対複数戦向きではない。

 

ゲーマー『ポーズは一回につき10秒、再ポーズまで10秒のクールタイムが必要……10秒の隙は大きいぞ。これならクロノスと同じ仕様のポーズにすれば良かったな』

 

クロノ「却下だよ。あれはゲーム会社、一ゲーマーとして許せない。チートは嫌いなんだ。だから、ポーズ機能は搭載してもデメリットを設けたんだ」

 

ゲーマー『……安心しろ、クロノ。出来る限り俺もいろいろ用意した。お前に何かあったとなれば……"累お姉ちゃん"に顔向け出来ないからな』

 

クロノ「最後まで付き合わせてごめん、ゲーマー。そして、ありがとう……"源馬おじさん"』カチッ

 

Infection〈感染〉:”バグスター”

 

ゲーマー『甥っ子の頼みだ……当たり前だろ!』

 

ガチャン!〈バグルドライバーⅡ(ツヴァイ)〉!

 

 俺に最後まで付き合ってくれるゲーマーに謝罪を、俺が生まれる前に死んでしまっても尚……俺に付き合ってくれる”叔父さん”に感謝しながら、俺はキュアリンカーのプロテクトを解除してバグルドライバーⅡを装着する。

 

ピコーン!〈プリカディア Revision:X〉!

 

クロノ『・・・・・・変身!』

 

《ガシャット!バグルアップ!プリカディア Revision:Xッ!ユウ アー プレジデント!》

 

ステージ、セレクト!

 

クロノ「お前達がはぐみを……俺の”明日”を、俺達の”未来”を奪うって言うなら……俺が……俺が奪い返すっ!!!!!」

 

絶体オシマイダー『『『『『オシマイダ―――――!!!!!』』』』』×100以上

 

クロノ「お前ら全員……まとめてクビにしてやるよっ!!!!!」

 

《ポーズ!》

 

・・・・・・カチッ!

 

 目の前に溢れるオシマイダーが一斉に向かってくる。俺はすかさず”ポーズ”を起動し世界を静止させ、バグヴァイザーⅡをビームガンモードにしてキメワザを発動する。

 

ガッチャ―ン!《キメワザ!》

 

《CRITICAL JUGDMENT》

 

クロノ「クビッ!!!!!」

 

 横薙ぎにビームを放ち、最前にいるオシマイダー共を攻撃し……今度はチェーンソーモードに切り替えて、爆風と共に静止したオシマイダーの後ろにいる別のオシマイダーにキメワザを仕掛ける。ポーズの残り時間は後”5秒”……ここで出来るだけ減らしておきたい!

 

ガッチャ―ン!《キメワザ!》

 

《CRITICAL SACRIFICE》

 

クロノ「クビだあああああっ!!!!!」

 

《リスタート!》

 

絶体オシマイダー『『『『『ゼッタイヤメサセテモライマ~ス』』』』』

 

 クールタイムは10秒……それまで”持たせる”……いや、もっと”削る”!!!

 

クロノ「ゲーマー、アイテムブロック!」

 

ゲーマー『設置数最大、設置座標はランダムだ!エナジーアイテムはパッシブ系のみ!思う存分やってやれ!』

 

クロノ「上等!」《ガシャコンマグナム!》

 

 新たにガシャコンマグナムを装備し、設置したアイテムブロックを足場にして移動する。良い位置にブロックがある……俺はそれに向かってガシャコンマグナムで二発の弾丸を撃ち込む。

 

ガンッ!キュイーン!《高速化》

 

クロノ「おら!オラッ!!オラオラオラッ!!!お前らには敗者に相応しいエンディングをあてがってやるよ!!!!!てめえら全員お終いだーーーーーっ!!!!!」

 

絶体オシマイダー『『『『『オシマイダーーー!?』』』』』×100以上

 

 倒す!倒す!!倒す!!!一匹も逃さない……一片も残さない!!!!!そして……!!!!!

 

はぐみ『クロノ君♪』

 

 お前の明日を……俺が……!!!!!

 

絶体オシマイダー『ゼッタイオシマイダ―――――――――ーッ!!!!!!!!!!』

 

クロノ「ッ!?」

 

 敵をなぎ倒しながら高速移動する俺の先に……巨大な拳が現れる。アイテムブロックはあるけど……ダメだ……マグナムで撃っても間に合わない!ポーズのクールタイムは……あと一秒なのに!俺……お終いなのか!?はぐみが待ってるんだ……皆が待ってるんだ……こんな所で……!!!!!

 

クロノ「終われな……」

 

ゴンッ!!!!!!!!!!

 

絶体オシマイダー『オ・シ・マ・イ・ダーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!』

 

ドーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!

 

ガッシュ―ン

 

ゲーマー『クロノッ!?』

 

クロノ「かはっ!?・・・・・・ちくしょう・・・・・・畜生!・・・・・・畜生!!」

 

 殴り飛ばされ、ビルに吹き飛ばされた衝撃で変身が解ける。スーツのおかげで怪我はないけど……ヤバイ……息が苦しい、腕が上がらない、足に力が入らない。でも、立たなくちゃ……立たなくちゃ……はぐみの明日はどうなる?みんなの未来は?はぐみが未来を守ってって言ったんだ!社員の皆が俺と一緒に戦ってくれてるんだ!!源馬おじさんだって……!!!

 

絶体オシマイダー『『『『『ゼッタイオシマイダ~』』』』』×100以上

 

クロノ「畜生っ!!!畜生っ!!!!ちくしょおおおおおおおおおおっ!!!!!」

 

絶体オシマイダー『オシマイダーーーーーッ!!!!!』

 

ゲーマー『・・・・・・ヒヒッ!間に合ったぜ!』

 

ドンッ!!!!!

 

 俺とオシマイダーの間で発生する衝撃。舞い上がる粉塵が晴れていくと……そこには……。

 

エグゼイド「待たせたね……クロノ」

 

クロノ「エグ……ゼイド……!」

 

 俺の憧れのヒーローが……そこにいた。

 

エグゼイド『ちょっとだけ待っててくれ。マックス大変身!』

 

マキシマムガシャット!ガッチャ―ン!

 

《レベルマックス!最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴズバーン!》

 

エグゼイド「はあっ!」

 

ガコンッ!《マキシマムパワーX!》ドヒュンッ!

 

エグゼイド:Lv99「よっと!マキシマムゲーマ、クロノを遠ざけるんだ!」

 

 マキシマムマイティXを使いレベル99の状態になったエグゼイド。そこから分離したゲーマを使って俺を逃がそうとする。

 

クロノ「ま、待って……とうさ……」

 

絶体オシマイダー『オシマイダ――――――ッ!!!!!』

 

クロノ「”父さん”、後ろ!!!」

 

 再び拳を振り下ろすオシマイダー……しかし、その一撃は。

 

させるかって~の!《鋼鉄化》

 

ガキンッ!!!!!

 

 またも俺達に当たる事はなかった。それを止めたのは……仮面ライダーパラドクス。鋼鉄化のエナジーアイテムを使い身体で攻撃を受け止めたのだ。しかし、誰がガシャットギアデュアルを使ってる?あれは父さんが……ゲーマドライバーがないもしもの時に使うって言って持ってた物だ。それじゃあ……誰が?

 

絶体オシマイダー『オシマイダ~!?!?!?』

 

パラドクス「遅くなって悪いな~……”俺”」

 

ゲーマー『いいや、上出来だぜ……4Pの”俺”!』

 

 だが、その答えはすぐに分かった。このガシャットギアデュアルを使ってるのは……”ゲーマー”だ。俺が何かあった時にとあえて4人分に分身させた最後の4Pゲーマーが来たんだ。

 

パラドクス「心が躍っただろ?そらよっ!!!」

 

絶体オシマイダー『オシマイダ~~~ッ!?」ドスンッ!

 

パラドクス「本体の俺が駆を呼ぶことにしてな……本体はお前から離れられないんで、俺が代わりに呼んで来た。ボディはドクタートラウムが作ってるアンドロイドのボディを借りた……AI搭載型にAIの俺が入るだけで済んだからな」

 

エグゼイド:Lv99「僕もなんか嫌な予感がしてさ……大会をさっさと優勝してすぐに飛行機に乗ったんだ。成田の手前でキュアリンカーにゲーマーが来たからびっくりしたよ。話を聞いてさらに驚いた……こういう時の僕の勘、当たるのやめてほしいよ。さて、仕上げるぞ……ゲーマー」

 

ピコーン!〈マイティブラザーズXX〉!

 

パラドクス「オ―ケ―……兄弟!」

 

ガッシュ―ン!

 

エグゼイド:Lv99/パラドクス「だーーーーーい……変身!」

 

ダブルガシャット!ガッチャ―ン!

 

《ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!(ウィーアー!)マイティ!マイティ!ブラザーズ!(ヘイ!)XX!》

 

 起動されたマイティブラザーズXXガシャット。分かれたオレンジと水色の光。パラドクスだった影はダブルアクションゲーマーレベルXX Rに、マキシマムゲーマーレベル99はダブルアクションゲーマーレベルXX Lに変わる。

 

エグゼイド:LvXX L「さっそくで悪いけど……」《ガシャコンキースラッシャー!》

 

ズキュキュキューン!マキシマムガシャット!《キメワザ!》

 

エグゼイド:LvXX R「問題ねえ……来い!」

 

エグゼイド:LvXX L「いくよ!」

 

《MAXIMUM MIGHTY CRITICAL FINISH!》

 

エグゼイド:LvXX L「リプログラミング!」

 

エグゼイド:LvXX R「ぐっ!うわあああああっ!!!」

 

 が、すぐさまL側がガシャコンキースラッシャーを出して、マキシマムマイティXガシャットをセットする。すると、すぐ隣にいるR側に銃口を向けて……キメワザを放つ。それを喰らったRが喰らいきったのを確認すると、Lはガシャットを抜いた。

 

ガッシュ―ン

 

駆「ゲーマー、どうだい?」

 

4Pゲーマー「ううん……リプログラミングを確認。”時生 駆”の遺伝子データを組み込み完了……成功だ!」

 

クロノ「父さん……ゲーマー……」

 

 変身の解けた二人の姿は……やはりエグゼイドは父さん”夢幻 駆”、パラドクスは”ゲーマー”……話で聞いた通り、男性型アンドロイドの身体みたいだ。

 

駆「クロノ、ゲームステージの中ならマキシマムゲーマは消えない……このまま戦線離脱できる。クロノ、お前はよくやった。安心しろ……ここからは僕達がやる」

 

ゲーマー『悪いな、俺……ちょっと変わってくれ』

 

4Pゲーマー「ああ、了解だ」

 

ゲーマー「ふい~……そう言う事だ、クロノ。お前ははぐみちゃんと一緒に待ってろ」

 

アンドロイドの身体に本体であるゲーマーが入る。そして、俺に”待ってろ”と……ゲーマーは言った。

 

ゲーマー「今の出来事で大体予想は付いたぜ、駆。持ってきてるのか……あれ?」

 

駆「ふっ!ああ……はい、これ!僕のゲーマドライバーの予備!」

 

ゲーマー「だと思ったぜ!それに……わざわざお前の遺伝子データを組み込んだってんだもんな!」

 

カシャンッ!

 

ゲーマー「これで俺もゲーマドライバーが使えるぜ!それに……ガシャットギアデュアルもある!完璧だな!」

 

 先程の工程は……間違いない。エグゼイドの第29話でパラドが永夢の遺伝子をリプログラミングさせた工程そのままだ。そして、二人はオシマイダー群れの方へ視線を向け……そのまま俺に語り掛ける。

 

駆「クロノ、後の事は……お父さんと!」

 

ゲーマー「叔父さんに!」

 

駆・ゲーマー「「任せておけ!」」

 

 父さんとゲーマーの背中がとても力強い。その姿に俺は……絶対的な安心感を感じていた。すると、父さんは二台のガシャットを、ゲーマーはガシャットギアデュアルを取り出す。

 

駆「いくぞ、ゲーマー!」ピコーン!〈マキシマムマイティX〉!〈ハイパームテキ〉!

 

マキシマムガシャット!ガッチャ―ン!レベルマックス!

 

ゲーマー「ああ!」

 

デュアルガシャット!

 

駆「ハイパー!」

 

ゲーマー「マックス!」

 

駆・ゲーマー「「大・変・身!」」

 

ドッキーング!パッカーン!ムーテーキー!《輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキ エグゼイド!》

 

ガッチャ―ン!《マザルアップ!赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアウト!》

 

 ”黄金の輝き”と”赤と青の交差”……エグゼイド作中でも最強ゲーマーの二人、”エグゼイド ムテキゲーマー”と”パラドクス パーフェクトノックアウトゲーマー レベル99”が……今、目の前に並び立った。

 

エグゼイド:MG「さあ、やろうか」

 

パラドクス:Lv99「ああ、心が躍るな~!」

 

クロノ「待ったっ!!!!!」

 

 戦いを始めようとした二人を……俺は止める。

 

クロノ「何カッコつけてるんだよ!これは……俺の戦いだ!」

 

 俺が……俺が託されたんだ!皆に……はぐみに!それなのに……戻ってろだと!ふざけるな!!!

 

エグゼイド:MG「クロノ、お前に世界は守れないぞ!」

 

クロノ「やってみないと分からないだろう!!!」

 

ポスッ!

 

クロノ「……えっ?」

 

 父さんの言葉に反抗する俺の頭に、父さんは……優しく手を乗せて撫で始めた。

 

エグゼイド:MG「クロノ……人って出来ることに限りがあるんだよ。皆がみんな……全部守れるわけじゃない。クロノ、お前が守るべきものは……”世界”か?お前が守りたいものを思い出すんだ」

 

クロノ「ッ!!・・・・・・はぐみ」

 

パラドクス:Lv99「クロノ、お前は強い……でも、まだまだ子供だ!俺達を頼ってくれよ!そうじゃないと、叔父として情けないだろう?世界は俺達が守る!お前ははぐみちゃんや他の子達、社員の皆を守ってやれ!役割分担だ!」

 

クロノ「父さん……ゲーマー……!」

 

エグゼイド:MG「僕はお前を信じてるよ。お前がどれだけ努力したかも、どれだけあの子を想っているのかを知ってるから……だって、僕はお前のお父さんだぞ」

 

 温かく優しい手の感触を感じながら、俺は父さん達の言葉を聞いた。そして……俺は決断する。

 

クロノ「ッ!!……分かった!だったら……世界の事は父さん達に任せる!だけど……”はぐみ”や”さやちゃん達”、社員の皆は……俺が守る!」

 

ピコーン!〈プリカディア Revision:X〉!

 

クロノ「・・・・・・十字を背負え、プリカディア!」

 

ピコーン!リブート!〈プリカディア Revision:十(クロス)〉!

 

クロノ「大……変身!」

 

《ガシャット!バグルアップ!背負え十字架!楽園讃歌!プリカディア Revision:十(クロス)ッ!!!》

 

クロノクロス「仮面ライダー……クロノクロス!」

 

 紫を全面に押し出したエグゼイドのボディに、クロノスを思わせる腰マント……胸にある四点ボタンが十字架を模したデザインの”十字キー”に変わる。

 

クロノクロス「母さん……俺、守るから!この力で!!!」

 

プリカディア Revision:X……このガシャットは2018年に母さんがプリキュアを閉じ込めるために作り上げたプリカディアのデータを使って完成させたガシャット。そのデータの中には……ブラックボックスが存在する。それは母さんが……源馬叔父さんの為に世界を救うヒーローになろうとして生み出した十字架を背負ったプリキュア”キュアクロス”のデータだ。起動ボタンを二回押した場合に発動するこの姿は……”母さんの罪”そのものだ。でも……今はそれすら背負う意味がある!罪であったとしても……誰かを救う力に変える!

 

エグゼイド:MG「準備は良いか……クロノ?」

 

クロノクロス「ああ、大丈夫」

 

エグゼイド:MG「分かった……それじゃあ!」

 

 俺も二人の横に並び……オシマイダー達を見る。ハハッ……待っててくれるなんて……意外と律儀なやつらだ。”クビ”から”リストラ”に変えてやる……うちの経済状況は別に悪くないけどな。

 

エグゼイド:MG「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

パラドクス:Lv99「ああっ!」

 

パンッ!

 

エグゼイド:MG/パラドクス:Lv99「「世界の運命は僕(俺)達が変える!」」

 

クロノクロス「はぐみと皆の明日は……俺が取り戻す!」

 

絶体オシマイダー『『『『『ゼッタイオシマイダーーーーーッ!!!!!』』』』』×100以上

 

 世界とはぐみ達を守る戦い……それは誰にも語られない物語。プリキュアの歴史の外側に生まれた……俺の物語。俺は……諦めない!きっと……”あっち側の父さん”がプリキュア達を救ってくれる……その時まで。俺は……戦い続ける!!!大好きなはぐみと、俺を信じてくれる皆と……一緒に笑えるその時まで。

 

 

Fin




いかがだったでしょうか?初めてこんなにエグゼイドの事を書いたよ……結構楽しかった!後日、キャラ設定を投稿して今のクロノたちやスペックの事とかを書いて行こうと思います!では、次はチャプター5でお会いしましょう!アデュー!

クロノ「ゴメン、お待たせ……はぐみ」

はぐみ「あっ!クロノ君、遅いよ!大遅刻!!……あっ!おじさまにおばさま!ご無沙汰しております!」

はな(大人)「あっ!累ちゃん、来れたんだ!やっほ~!」

累「うん、本社の仕事が片付いたし……それに、久しぶりにクロノが誘ってくれたんだもの……ねっ、駆さん?」

駆(パラレルW)「ふふっ……ああ、そうだね。はぐみちゃん、クロノをとなりに座らせてもいいかい?」

はぐみ「ッ///!!は、はい、勿論でしゅ///!!!」

クロノ「と、父さん///!」

累「はいはい、早く座ってクロノ!」

はな(大人)「ほれほれ、はぐみ~!もっと寄りなさい!」

クロノ「くっ///……し、仕方ない……はぐみ、観ようぜ……映画///」

はぐみ「う……うん///」

累「子供の成長って……早いわね、駆さん」

駆(パラレルW)「孫の顔……思ったより早く見れそうだね」

はな(大人)「若いって良いね~!ねえ、ジョージ!……ジョージ?」

ジョージ「クロノ君が……はぐみを……結婚……お嫁……こんな未来なら……いっそ……」

はな(大人)「暗くなるのをやめなさい!」

クロノ♡はぐみ「「・・・・・・///」」
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