ロスモンティスライフ   作:新人ドクター

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感想ありがとうございます、モチベーションになります…。


ーMedical checkー

 訳の分からない状況に放り出された後、しばらくして救助に来た航空機へと乗り込むと、救助隊として派遣されたらしい四名のオペレーターが視界に写った。

 最初に乗り込むのを手伝ってくれた彼はミストと名乗り、後ろに控えていた三人のオペレーターの紹介を始める。

 

「右からユージ、パンサー、ルカ……それからパイロットのルークが居る」

「よろしくッス」

「よろしくね」

「出番が無くて良かったよ〜これからよろしく」

 

 異口同音に皆からよろしくと言われ、こちらもそれに頷きを返しつつ顔と名前を一致させる。

 ミストの後ろの三人はフルフェイスヘルメットをつけていなかったようで、初めから顔が見えていた。

 

 ミストはリーベリのイケオジ

 ユージはサルカズのフツメン

 パンサーはフェリーン?の美人さん

 ルカはコータスの可愛らしい女性

 パイロットのルークさんはヘルメットやサングラスで見えなかったが、一度振り向いて親指を立てて反応してくれていたので、気さくな人なのだろう。

 

 よし、多分覚えた。

 

「えっと、皆さんコードネーム…なのかな?それならお……わ、私はロスモンティスです、よろしくお願いします」

 

 慣れない一人称に少し詰まってしまったが、そう自己紹介をする。

 しかし自分からキャラクターの名前を名乗るのはかなり恥ずかしいな…。

 

 内心少し恥ずかしがっていると、ルカが屈んでこちらの顔を覗いてくるなり思い切り頭を撫で擦ってきた。

 

「!?」

「可愛い!」

 

 妙に撫でるのが上手く、痛みはないのだが元男子大学生としてはかなり恥ずかしい。

 

「あ、あの」

「その辺にしておけ」

「えー、ミストさんってば固いなぁ」

「その娘が困惑している」

「はいはい」

 

 と、ミストがたしなめてくれたおかげで直ぐに解放されたが、乱れた髪と毛並みにこそばゆい感覚が残っており、自然と耳を細かく動かしていた。

 

 ……存在しなかった器官が着いているというのはなかなか変な気分だな。

 

「さて、とりあえず何事もなく済んで良かった」

「そッスね…とりあえず、嬢ちゃんもみんなも座って座って」

 

 そう言われ、機内両端の座席に腰掛ける。

 

「ん…」

 

 座ったところでしっぽの存在を思い出した。

 微妙に収まりが悪く、モゾモゾとポジションを変えてようやくしっくりくる位置を見つけたたところで皆から見られていることに気がつく。

 

「?」

「いやぁ、初々しいな〜」

「尻尾持ちはみんな経験することよね」

「俺は尾羽もなかったからわからんが、やはり違和感を感じるものなんだな」

 

 掲示板で教えられた内容を見るに、皆何かしらの種族へと変化しているらしく、それを考えれば確かにそうか…というか自分はまだ尻尾が特別大きい訳でもないが、種族やキャラクターによってはもっと大変なのだろう。

 

「あ、私出る前にみんなの分コンソメスープを魔法瓶に入れてきたからどうぞ〜」

 

 そう言ってルカが壁にかけてあったバッグから魔法瓶を取り出してそれぞれに投げ渡し、最後にこちらに手渡ししてきた。

 

「ありがとうございます」

「気が利くわね」

「あちちっ」

 

 受け取ったコンソメスープはまだ温かく、体に染み込むようだ。

 ふと、小さな窓の外を覗けば巨大な源石がビルや道路を突き破っていたり、崩れた建物の残骸なども見える。

 目覚めてまだ数時間程度しか経っていないのに、ここが本当に自分の住んでいた世界なのか疑わしく感じる光景を見せられて、実は夢なのではないかとすら思えてしまう。

 

「嬢ちゃん」

「…何でしょうか?」

「これからこの機は我々の拠点であるロドスアイランド号に向かう、向こうに着いたらまずは検査や情報共有なんかがあるから、もし寝られそうなら寝ておくといい」

「確かに、一度に色々あって疲れているだろうし、ここで色々説明しても分かりづらいだろうからこの後に備えて休んでおくのは良いかもね」

「いえ、私は…」

 

 大丈夫、と言いかけたところでスープの入った魔法瓶を落としそうになる。

 ギリギリ耐えたが、一気に疲れが襲ってきたため、その言葉に甘えることにする。

 

「すみません、やっぱり眠らせてもらいます」

「おう、席は余ってるから少し寝心地悪いかもしれんが横になるといい……おい、ブランケットかなんかあったよな」

「ええ、確かここに……あった、どうぞ?」

「ありがとうございます、パンサーさん」

「あ、膝枕してあげよっか〜?」

 

 ルカのそんな言葉に苦笑いしつつ断ると、受け取った大きなブランケットを持って横になる。

 

 コンソメスープを飲んで温かくなった身体と疲れから、眠りに落ちるのはそう難しいものではなかった。

 

 

 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

「……ん……ろ…」

 

 誰かの声と、身体を揺すられる感覚。

 

「嬢ちゃん、着いたぞ」

「ぅん…んん……あ」

 

 目を開くと視界に入るのは薄暗い見慣れぬ……いや、思い出した。この後に備えて、一眠りするよう勧められたんだ。

 

「おはようございます…」

「ああ」

「おはよう、もうすぐそこにロドスが見えるってところだよ」

 

 身体を起こしたところでそう教えられ、何となく小窓から外を覗けば、荒野のような場所に巨大なシルエットが見える。

 ロドスアイランド号は、ネットやPVでチラリと見た事はあったがきちんと全体を見るのは初めてであり、とてもワクワクする…が、こんな荒野みたいな場所日本にあっただろうか?

 

「ここは…?」

「?…ああ、昔はこの辺は海だったからな、こんな景色見た事ないか」

 

 海だった…?この荒野が?視線をずらせば、かなり先まで荒れた砂地のようなものが続いており、とても元海とは思えない。

 

「実は沖縄までもある程度地続きになっていたりするんだぜ」

「想像できない…」

「だろうな」

 

 徐々に大きくなってくるロドスアイランド号の影を眺めつつ、はるか遠くに存在するであろう海岸を思い浮かべていると、とうとう甲板への着陸シーケンスに入ったようだ。

 

「わっ」

 

 ゆっくりと降下して行った機体が甲板に足をつけたのだろう、ちょっとした揺れと同時に、足元が安定したのを感じる。

 

 各々が荷物を背中に担いでドアから甲板へと降り立っ行く。

 

「おっきい…」

 

 自分もミストに促され、一緒に機体からおりると、とても大きな構造物が遠くまで続いているのがわかる。

 

「さて!ようこそロドスへ。この後は検査とかがあるからここでお別れだけど、今後会うことがあったらよろしくね?」

「嬢ちゃんおつかれっす」

「お疲れ様」

 

 ミストを除く三人はそう言うと、格納庫らしき方向へと歩みを進めていく。

 

「それじゃあここからは俺が案内をする、予定よりもだいぶ早く戻ってきたからな、しばらく施設の案内をしてからメディカルチェックに向かう。ここは広いからな、迷子にならないよう少しずつでも覚えていくといい」

「わ、わかりました」

 

 そう言ってついていくと、あらためて彼の言う通りロドスの広さが尋常ではないことが分かる。

 カフェや小さなショップ、託児所のようなスペースも存在し、かなりの人数で賑わっているのが見て取れた。

 

 規模に見合うだけの広さを持った通路では様々な種族の人々とすれ違い、時々ミストと言葉を交わして去ってゆく。

 どこを見ても、当たり前のように過ごしている彼らに自分の知っている日本は既にないのだと改めて感じさせられるが、ここに来るまでに外で見た光景から覚悟は出来ていたため、ショックはなかった……が、それでも少しの寂しさを感じるのだった。

 

 主要な施設の案内が始まってから三十分程経った頃だろうか、途中で出会った女性から貰った飴玉も口の中から無くなり、世界中がこんなことになる前の自分はどんな感じだったのかという話題に移った。

 ミストは以前は自衛官だったらしく、その影響で現在は戦闘オペレーターをしているらしい、俺の方は……といったところでミストの持っていた通信機から「メディカルチェックの準備が整った、彼女をCr-8まで連れてきてくれ」と、どこかで聞いたことのある声で呼び出しがかかる。

 

「との事だ、施設の案内はまだ全然終わってないが、お喋りもまたの機会だな。医療区画に向かうぞ」

「わかりました」

 

 ある程度案内する道順も選んでいたのだろう、少し歩いたところで医療区画にたどり着く。

 

 途中彼は片耳に装着していたインカムに向けて、一言二言なにか呟いていたが、来たばかりの自分にはあまり関係の無いことだろう。

 

 それはさておき、医療区画は病院のような雰囲気のせいか、妙に緊張して動悸が早くなってしまう。

 

「ここだな、少し待っていてくれ」

「あ、はい」

 

 たどり着いたのは、以前の日本でも見た事のある子供向けの病院の待ち合い室のような場所。

 木張りの床に暖かな照明が照らす部屋の一角にはクッション性の床と、柔らかい素材のボールや積み木のような玩具が置いてある。

 

「?…どうした?」

「えっあっ」

 

 初めての場所に対する不安や、病院のような雰囲気への緊張からか、無意識のうちにミストの上着の裾を掴んでしまっていたらしい。

 

「す、すみません」

「いや、いい」

 

 そう言ってこちらをひと撫ですると、奥の方へと進んでいく。

 

「はぁ……何してんだろ……」

 

 本当に何をしているのだろうか、成人直前の元男のする行動ではないだろう。

 恥ずかしさから、過去に戻ってつい先程までの自分をぶん殴ってやりたい気分だ……いや、見た目ロスモンティスを殴るのはむりだわ。

 

 壁にかけられた時計の針が進むのを眺める。

 

 動悸はやはり収まらず、ソワソワとしてしまう。

 

「あ、メディカルチェックって何するんだろう、体温測ったりとかもするのかな……一応、聞いてみようかな」

 

 

 

 この時の俺はどこか焦っていたのだろう、普通ならばそんなことをせずただ待つだけの所を、ミストが向かった奥の部屋へと足を向けていた。

 

 

 

 奥の部屋は電気がついており、ミストと誰かが話している声が聞こえる。

 

「あの、少し聞きたいこと、が_______」

「ん?どうした」

「っ!?まずいっ」

 

 部屋の中へと足を踏み入れ、なにかの機材を準備している彼らを見た瞬間……いや、様々な医療器具らしきものが置いてある部屋を見た瞬間、動悸がさらに激しくなる。

 

「……っ!!」

「……!………………!」

 

 目の奥が熱くなって自分の短い呼吸の音だけしか聞こえなくなり、眼前にある忌まわしい機械を_______あれ?

 

 

「Mon3tr!!!」

 

 

 

 




主人公:イッタイナニガアッタンダー

救助隊員三人組:多分今後も出ては来る。

ミスト:導入NPC的なキャラとして出したけど何となく気に入ったので今後も出てくるはず。

聞き覚えのある声の女性:いったい何シー先生なんだ…?


アンケートの具体例ですが
・原作キャラに近い性格→口調や性格はほぼ同じ
・原作キャラに比較的近い性格→ロールプレイをしている感じ、考え方などはその人独自のもの。
・近い、違うの半々→そのままケルシーそっくりな人と、悪い子なスズランなどが混在していたりする
・原作キャラから比較的違う性格→原作キャラからはかなり離れた言動をすることが多々ある

参考程度に収めるつもりですので、気軽にお答えください。

誤字報告や感想等よろしくお願いします。

原作キャラクターへ変異した人物の性格(言葉遣い含む)について。

  • そっくりな性格が良い
  • 比較的近い性格が良い
  • 似た者も居れば全く違う者も居る半々くらい
  • 比較的違う性格が良い
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