人間がウマ娘に負けるわけないだろ!いい加減にしろ!! 作:なちょす
いつものロリコンです。いつものとは言いつつ久しぶりのお下ネタフルMAX回。本当に久しぶりだな!?股座デッカチャン。
特別Rは短いの何個かやって終わり!年末前に3章までPON☆PON行くぞオラッ!あかん、本当に1章分書くので1年かかってる⋯⋯。
「1500円になります。」
「にしし♪ご馳走さま〜!」
聖蹄祭が始まり、10時という業務時間の一区切り──と言ってもトレーナー業にそんなものは無い──になり、特別スタッフの腕章を付けた俺とテイオーは"はちみー"と呼ばれる糖尿病まっしぐらな激甘聖遺物の移動販売店に来ていた。若いって凄いわね⋯⋯おじさんそれ飲んだら1発で健康診断に引っかかる自信がある。
っつか1500円もすんのコレ!?高っけぇ!!煙草3箱買えるわ!!
しかしテイオーが満足気なので良し。
「次どこの巡回だっけ?」
「学園内だな。催し物やってる所も有るけど⋯⋯取り敢えずは後輩ちゃんの所へ行こう。あの託児所は毎年人手が足りないらしい。」
「りょーかい。あっ、1口いる?」
「遠慮する⋯⋯見てるだけで胸焼けが凄い。」
「ちぇっ、美味しいのに⋯⋯ ズゾゾゾゾゾッ!」
「食い物の音じゃねぇだろそれ。」
俺にとっては二郎系ラーメンと何も変わらねぇんだよその激物。
ブツブツ言ってるテイオーを引き連れて、俺達はトレーナー室が固まっている棟へと向かった。
移動した先では既に廊下まで子供達の元気な声が響いてきている。あそこは割と人気だからなぁ⋯⋯そもそも親御さん達がウマ娘のファンだったりするので、託児所とは名ばかりの触れ合いスポット。大体家族一緒に来たりするパターンが多いものだ。
エアグルーヴ、ヒシアマゾン、フジキセキ、クリークママにイナリワンと、かなりの実力者が集まったチーム。勿論多くのメンバー達も安定した成績を残しているし、ファンだって多い。俺やモル、ヨシエさんが特定のウマ娘にしか対応出来ないピーキー性能に対し、後輩ちゃんは相手を選ばない万能型である。
あっ、因みにクロフネとお米ちゃんは別の所でお仕事中。
しかしこの人気っぷりは何より後輩ちゃんの隠れ人気の高さよな。寡黙でクールな若手の美人トレーナーとして世間では紹介されている為、しっかりとファン層が出来上がっているのが彼女。抱かれたいイケメントレーナーランキング(非公式)堂々の第1位。即ちパーフェクトウーマンで、ヨシエさんや葵ちゃんとは別ベクトルでヤベー女なのだ。俺から見ればイケメンってよりは可愛い系だけど。
まぁそんな主人公みたいな5歳下の娘だが、実際は飲み口のサイズに関わらずコーンポタージュが上手く飲めなくて口の横からダダ漏れするおもしれー女⋯⋯彼女の尊厳の為にも黙っていようじゃないか。
空になったクソデカはちみーを俺に渡してきたテイオーは、大きく息を吸って勢い良く扉を開いた。
「やぁやぁ、吾輩が最強無敵のトウカイテイオー様だ!わっはっはー♪」
「あっ!トウカイテイオー!」
「テイオーだ!」
「すっげ〜本物!!」
人もウマ娘も関係無し、あっという間にちびっこ達にワラワラと囲まれる辺り流石は奇跡の天才ウマ娘。おじさんあっという間に居場所を失ったし、そもそも一緒に入ったのに廊下へ弾き出されてしまった⋯⋯凹む。
「⋯⋯ヘルプ助かります。」
「あらまぁ⋯⋯今年は一段と揉みくちゃにされてんな⋯⋯。」
既に満身創痍の後輩ちゃんがのっそり現れた。よほど質問責めにあったのか、はたまたおチビちゃん達の遊びに付き合っていたのか⋯⋯髪も服もボロボロである。顔のイカつさが2割増しで凄みを増しているが、若干むず痒そうにニヤついてるあたり満更でもないらしい。言っとくけどその愛嬌を他のトレーナーに見せたらお前1発でモテるからな。顔の良さを自覚しなさい。
取り敢えず襟元を正してやり、腕章もピッと貼り付け直してやれば、あら不思議!身なりの整ったイカつい小娘の出来上がり!!これがイカ娘ですか?墨じゃなくて毒吐きそうな勢いなんですが。あっ、眼逸らされた。
「⋯⋯どーも。」
「どういたしまして。相変わらずスゲェ人集りだな⋯⋯絶対人手が欲しいやつだろ。助っ人頼まんの?」
「頼みたいのは山々ですけどね⋯⋯あんまし離れられないってのと、そもそも生徒さん達にも仕事があるでしょうし。そんな都合良く手の空いた子は見つけられないですよ。」
「ははぁ〜ん?さては後輩ちゃん、『Yシステム』を知らないな?」
「この海外の通販みたいな流れ何すか。知らないですけど。」
後輩ちゃんが普段仕事で使っているPCを持ってきてもらい、中央トレセン在籍者御用達の『Yシステム』について臨時の説明会を開くことにした。子供達の方は、取り敢えず無敵のテイオー様に任せておけば安心だろう。
「ハーバーみたいに出し物してるチームとかクラスってのは、このソフトを使って人手を集めれんのよ。生徒の自主性を重んじるなら、教員やトレーナー達が最初から最後まで面倒見る必要は無い、別にリソース回せって言った人が居てな。その人が作ったのがこれだ。助っ人、何人欲しい?」
「まぁ⋯⋯あと2人も居れば回りますかね。」
「じゃあそこの項目に"2名募集"って入れな。そうしたら、このソフトと連動したアプリを携帯にインストールしてるウマ娘達から返事が来るはずだ。因みに定員に達したら勝手に募集が切れるから、返信のダブりとかは心配しなくて良いぞ。」
「はぁ⋯⋯ども。でもこれやってる子って結構居るんですかね。やっ、生徒の性格考えたらやってくれていそうではありますけど。」
「その辺も大丈夫だろう。一定回数自主的に動いてくれた生徒には、出来る範囲で生徒会が要望を聞いてくれるらしいからな。」
そもそもこのシステムを作ったのが皇帝のトレーナーだから基本的には動くだろう。あの人、割と生徒と仲良いみたいだし⋯⋯ただ仕事はトレーナーの仕事じゃねぇけどな。何でトレーナーやってんだろ。
「便利っすね⋯⋯Yって何のYです?」
「ヨシエ。」
「だと思いましたけど。あの人にしては名前がまんまと言うか。」
「いや、正式名称はあるんだよ。あるんだけど⋯⋯公に言えない。」
「どんな?」
「耳貸しな⋯⋯デリバリーヘルプ。」
「デリヘルじゃないっすか。」
だから公に出来ないんだよ。あの時ばかりは俺を含めた男性トレーナー陣が心を1つにして『それだけは止めてくれ』と懇願したものだ。言って女性との交際経験が無い男性トレーナーは結構多い。流石に複雑な気持ちになりかねないし、TPO的にもバッチリOUTだし、なんならウチのチームには冗談じゃ済まないのがいるわけで⋯⋯あっ、もう返信来てる。
・カレンチャンさんとエイシンフラッシュさんがリクエストを承認しました。
冗談じゃねぇのがキターーーッ!!
ゴ、ゴメンよ年端もいかぬ少年達ッ!性癖ぶっ壊れたら俺のせいだッ!!こんなのグーテンタークからのニュルンベルガー*1もブリュー・ヴルスト*2もポークビッツ*3もダンケダンケでオニャンコポン☆だぞ!?しかも300万人の男女を手玉に取るインフルエンサーとの閃光セットで!!お子様ランチ頼んだら満漢全席にポプジー*4も出てきたようなもんだよ!やり過ぎだよ!この後の展開、気ーづいちゃった気ーづいちゃったトーイトイ!
誰かフラッシュのトレーナー呼んでぇ!あの伊達男しかこの状況は変えられないの!!なんて言っても『一目惚れした』とか担当に直接言う男だからな。童貞にはハードルが高過ぎて絶対に真似出来ない。
ふぅ⋯⋯一旦落ち着こう。俺にはまだ出来ることがある筈だ。あの男はまず来ない。無い物ねだりした所で現実は変わらないし、そもそもあいつが来たらフラッシュとセットで子供達が男女問わず脳を焼かれかねん。だからこそ、今は
「あはっ♡お兄ちゃんも来てたんだ!」
はえーよ。まだリクエスト受けてから30秒経ってねぇだろ。物理的に閃光なの?そんなに子供の相手したかったの?それともお兄ちゃんの愚息狙って来たの?3つ目なら勘弁して下さい。
「随分早いな2人共。」
「たまたまこの近くをカレンさんと歩いていたものですから。出来る限りの事をお手伝いさせて頂きます。」
「そ、そうか⋯⋯なら後は任せて、俺はテイオーと一緒に───アイツどこ行った!?」
「テイオーさんなら今しがた『ポラリス』の呼び出しがあったから抜けるって言ってましたよ。アタシもそろそろモルさんと交代なんで、後はよろしくお願いします。」
嘘じゃん⋯⋯あの娘、人に空っぽのはちみー置いていきやがった⋯⋯。
えっ!?俺この性癖破壊教室に1人残されるの!?間近で子供達の脳が焼かれていくのを主犯格として見せ続けられるの!?どんだけ重い罪状叩きつけられてんだよ!
相棒はステージの方でテイエム歌劇団の手伝い⋯⋯モルも居ねぇし、葵ちゃんも今頃はミークと自分の持ち場でむんむん仕事をしている頃だろう。詰みです。誰か助けて下さい。
あっ、そうじゃん。もう1人呼べばいいんじゃん。この状況を打破してくれるような子⋯⋯例えば背が小さめの和やかムードを醸し出しているような子とか。背が小さい子供好きの子とか。
そうと決まればもう1人呼んでしまえ───あっ、早い、もう返信来た。
・ダイタクヘリオスさんがリクエストを承認しました。
チェェェンジッ!!何でも肯定してくれる光のギャルはマジでヤベーって!あれは勝負服姿だけで実際何人も少年達のハートを無自覚にぶち抜いてる実力者だぞ!?破壊活動押し進めちゃったよ!この3人集まったらもれなく男の子も女の子も大変な事になっちゃうよ!そもそも後輩ちゃんのチームメンバーだけでも色々ヤベーの忘れてた!!
終わりだ⋯⋯俺はここに居る子供達と共に脳と性癖を焼かれてしまうのだ⋯⋯南無三。
「⋯⋯カレンはよくこういうのに参加するのか?」
「うーん、手が空いた時にしてるぐらい?でも後ちょっとで回数分参加した事になるから、生徒会の人達の所に行こうかな〜って。」
「何かお願いしたい事でも?」
俺の問いかけにいじらしく笑みを浮かべたカレンは、急に距離を詰めて囁いた。
「お兄ちゃんの事───かもね?♪」
ドーキドキドキドキドキドキドキドキ。
俺の立バがッ!!!!
子供の前だからそういうの止めろって!あっ、前じゃなくてもだ。
と、兎に角ポニーちゃんが吼えるからその距離感と思わせぶりな発言と彩フレグランスと耳ピコはマジで止めろッ!!お兄ちゃんにからかいムーブしてんのか好き好きアピールしてんのか社会的に抹殺したいのかハッキリしてくれお前はッ!!もう良いじゃん!弱みなんかとっくに握ってるじゃん!
これで誘い受けに万が一乗りでもしたら、
しかしクッソ可愛い事に揺るぎは無いので俺は全力でお兄ちゃんを遂行したい今日この頃。
ここで少しだけ牽制をしてみよう。俺の役目は大人の怖さを分からせることなので、時には敢えてカレンの言動に乗る事で『俺はお前に人並みにはときめいてるしセンシティブみを感じてるから気を付けよ。お、襲っちゃうからな☆』と言う意味を込めて伝えてやるのだ。実際には逆だし、ヤマカガシに咥えられたアマガエルの関係。必死な抵抗である。
まぁカレンなら多少言葉足らずでも理解してくれる筈だ。賢いからね。
「可愛いカレンちゃんはいつでも俺の事を考えてくれているんだな。」
「ダメかな⋯⋯?」
「嬉しいに決まってるさ。カレンのそういう所も好きだから。」
「っ⋯⋯うん、知ってる♪」
あっ、あっ、距離ちっか⋯⋯何見えないとこで指さわさわしてるの?それ社会的にザワザワしちゃうやつよ?8割呑み込んだアマガエルを甘噛みしてんのと一緒よ?その時のカエルの心境を述べよ。
ふふっ⋯⋯これ伝わってねぇな。華麗にスルーされたよな。手強いとか言うレベルじゃねぇよこの妹。ノーダメージだよ。それどころか、『お兄ちゃんの考えなんか知ってるよ?』、『何でちょっと抵抗してるの?』、『"動画"。』と言う意思表示までされてしまった。やっぱラスボスヤベーよ⋯⋯ぴえん。
「うぇーい!ヘリオス登場馳せ参上!!遊びに来たよー♪おん?デジたんのトレピじゃん!おつ〜!」
ぴえんとか思っちゃったから太陽神も降臨なされた。だからはえーって。何にも策浮かんでねぇよ。でもカレンがスっと離れたことに関しては助かった。ポニーちゃんが『The WINNER』と言い出しそうだったからな。お前はいつだってLOSERだろ。
「おつ〜⋯⋯。早いな、ヘリオス⋯⋯。」
「ウチらこの辺歩いてたかんね!とりまキッズらのバイブスあげみざわ的な?カマしてフレンズって祭りだゴッホっつって!」
「そうか⋯皆この辺歩いてたか⋯⋯ウチ
「パーマー連れて来た。パーマーしか勝たんっしょ?」
「あっはは、どうもー⋯⋯人手、まだ要るかな。」
「うん、たすかる。」
どうすんだこの部屋。
女帝、女傑、イケメン×2、江戸っ子、ママ、ギャル、可愛い、ダンケ。性癖のごった煮じゃねぇか。大人でもヤベーでしょこれ。俺じゃなかったら耐えられなかった⋯⋯嘘待って、1人絶対無理なのが居る。それ以外なら大丈夫だから。
後輩ちゃん⋯⋯それからテイオーよ。揃いも揃って普通〜に俺へとバトンパスしてるけど、俺まだ仕事あるからね?見回りここだけじゃないからね?ゴミ持たされて置いてきぼり喰らってるけどさぁ⋯⋯。
だが⋯⋯任されたからにはこれも1つの業務。そうだ業務だよ。そう考えたら少し気が楽じゃないか。出来る気がしてきた。やれるな?ポニーちゃん。うん、トレーナーさん!駄目だ気が動転してるキッショ。
もうええわ!やりゃあ良いんだろやりゃあよッ!やってやろうじゃねぇかッ!童貞舐めんなチクショーッ!!
結局───この後大勢の子供達が、ウマ娘に脳を破壊される事になったのだった。
あっ、お父さん達も性癖を捻じ曲げられていた。多分。
ダイタクヘリオス(庶民) : 太陽神。その笑顔はワールドワイドで万病に効くしパーマーも乾く。あの格好であの性格で青メッシュ入れて八重歯でギャルなのほんまポニーちゃんに悪い。お嬢には塩対応っつーかマジに塩ふりかけられてるけど、ぶっちゃけかまちょされてる時点でバイブスあげみざわ。とある理由から勇者とガチバトル予定。
エイシンフラッシュ(ダンケ) : 走るDLsiteその2。作者のデイリーレース。言わずと知れた元祖親紹介RTA走者にしてダービーウマ娘。伊達男をトレーナーに持つドイツからの刺客。伊達男はイタリアでは?ディアンドルで実装されたが故にセンシティブフラッシュが瞬いてヨロレイヒー。あの声で本の音読して欲しい⋯⋯そんな事よりサッカーしようぜ!!
オニャンコポン : 概念。トレセンに居るかもしれないし居ないかもしれない。
マツリダゴッホ : 概念。シュレディンガーのウマ娘。上に同じ。
次回、『特別R② : 聖蹄祭2日目のこと』
あーちゃん×マヤちゃん×ロリコンVSオグ×タマ〜ブロッコリーを添えて〜。あっ、誰が見ても分かるけどデート回です。