ワンサマーハーレムを一人も崩せなかった腹いせに一夏とイチャイチャ()してヒロインの脳を破壊する話(迫真)   作:鹿頭

1 / 10
なおワンサマーは攻略済みの模様。


ワンサマーハーレムを一人も崩せなかった腹いせに一夏とイチャイチャ()してヒロインの脳を破壊する話(迫真)

 気がつけばインフィニット・ストラトスの世界に転生していた。

 

 詳細は省くが俺にはIS適性と溢れんばかりの知性と力があり、原作開始時と同時期にIS学園に入って見事一組に配属されワンサマーと同級生になった。

 

 チートを持ってこの世界に産まれたからには、当然やりたい放題したいというのが男のサガ。

だが。

なのだが。

 

「い、一夏!その、だな。今度の休日に──」

 

 モッピーは良い。幼馴染だ。

 一夏以外に見向きもしなくてもまぁ納得はする。

 

「い、一夏さん、今度のですね───」

 

 セッシーも良い。

 くじ引きの結果最初に行なわれた試合が原作通りだったのだから。*1

 

「ちょっと…今度の休日───」

 

 酢豚も幼馴染だ。

 モッピーと同じ理由でまだ諦めもつく。*2

 

「あ、あのね。一夏。ボクね、今度の──」

 

 だけどシャルから流石におかしいと思い始めた。

 見事に相部屋になったから原作イベントをなぞろう、と思っていたら俺が部屋にいない間に部屋に遊びに来た一夏の野郎にそのまんまイベント回収されてった。*3

 

 俺の脳は破壊された。

 

 かーくそあざと可愛い。

 本命だったんですがね。*4

 

「嫁よ!今度の休日にだな──」

 

 ラウラもだ。

 ヴァルキリーなんちゃらトレーズ様だったかに覆われたシュバババなんとかを颯爽とブレード一本で助けた筈*5なのにラウラの見舞いに先に行ってたワンサマーになんか知らんけど取られてた。*6

 

 続く臨海学校での篠ノ之束とのファーストコンタクトもそうだ。

 俺の事なんか特に眼中に無い……訳ではなかったが非常に不快感を持たれており、なんなら初手で殺しにかかってこられた。

 当然、あふれるちからで返り討ちにしたが。 

 ゆかりんボイスはとてもかわいかった。*7

 

 銀の福音?あんなもんワンサマーに美味しいところ持ってかせるか、速攻で処理したわ。無人機だったし。

 

 そしたらいつの間にか会長とフラグ構築済みだった*8し、その余波か知らんが簪ともいつの間にか。*9

 

 そこまで行くと流石に気付きますわよね、あっこれ抑止力かなんかあるわ、と。

 

 その答えに行き着いた俺は絶望の淵に落とされた。

 いちゃつくワンサマーのハーレム達は一夏にあーんをしようとしたり腕を組もうとしてみたり距離が突然近かったりする様を毎日毎日毎日毎日見せつけられているのだ。

 

 あああああ!!!脳がっ!脳が破壊されるっ!

 

 ───うん、脳が?

 

 その時、俺の脳裏に電流が走った。

そうだ、こいつらをダメな方のバナージに取られるくらいなら一夏とイチャイチャ仲良くして邪魔をしてやろうと。*10

 

 ヒロインズは一夏を次の休日にデートに誘いたい様だ。

 ならば───!

 

「あ、あのっ、いちっ───」

 

「なあ、一夏」

 

 別のクラスから更識簪が滑り込んで来た所で颯爽と邪魔をする。

 今この場に於いて俺を止めるものは誰もいない。

 

「!ど、どうした? 何かあったか?」

 

「いや何。次の休日に遊びにでも行かないか、と思ってな」

 

「「「「「「!!!!!」」」」」」

 

「いいぜ!どこ行く!?」

 

 動揺する六人を尻目にやけに食い気味に反応する一夏。

 

 凄いだろ、こいつさっきまでヒロインの誘いは『え、なんだって?』状態だったんだぜ?

 こいつさてはワザとか?ワザとなのか?

 

「ノープランだが───男同士、当てもなくぶらつくと言うのも中々乙だろう?」

 

「良いな、それ! ……だったら朝一だな」

 

「ああ。それで構わんよ。誘ったのはこちらだからな」

 

 ワンサマーに笑顔を向けつつ、チラリとヒロインズの表情を窺えば、目にハイライトは無く、口は真一文字。

 

 なるほどヤンヤンしてきたらしい。

 

 バカめ!俺の方が一時期もっと病んでたわハーレム共め!俺と同じ気持ちをもっと味わえ!

 

「い〜ち〜「そうだ。最近良い紅茶と菓子を手に入れてね。ああ、無論、夕食には響かない量だから、君の姉君からお言葉を頂戴する事もないだろうよ」

 

「最高だ! 早く行こうぜ」

 

「ああ」

 

 フッ、勝ったな。

 誰かヒロインがキレる寸前にこの様に乱入する*11事でイベントをキャンセル。する事でやり場のない怒りが闇へと変換されていっているようだ。

 

 だが甘い、砂糖菓子よりも甘い。

 

「む、一夏、少し筋肉が付いてきた様だな?」

 

 歩き出し様に一夏が肩を組んできたが、以前よりも*12少し力が強く、がっしりしてきた様に思えた。

 

「ん? 本当か?」

 

「ああ。筋密度が増している。夜毎共に汗を流した成果だが……こればかりは、触れ合わんと分からんな」

 

 その瞬間、キャー!と黄色の歓声が上がる。

 ワザとそういう言葉を選んだのだから、期待通りの反応だ。

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

 唖然とした表情のヒロインズ。

 

 素晴らしい!

 俺はお前らのその顔が見たかったのだ!

 散々俺の脳を破壊してくれた恨み*13を知るが良い!!!

 

 

*1
その後二人にブレード一本で完封試合をした

*2
酢豚の件で泣く鈴を慰めたりしたイベントがあったがフラグは立たなかった

*3
今同室なのは一夏

*4
作者がシャルロッ党

*5
ラウラ本人は越えられない筈の壁に追い付く様を見せつけられて絶望してVTSが発動した

*6
残当

*7
言われた言葉は「紛い物風情が」

*8
主人公に追いつきたい一夏が頭を下げて教えを乞うた

*9
脅威の吸引力

*10
あふれる知性から導き出された迷案

*11
すきなヒロインで想像してね!

*12
ワンサマーの距離感はガバガバ

*13
八つ当たり




主人公
一夏を煽り散らかすため(できてない)にブレード一本しか使わないって設定が有るがISバトルはしないので特に関係ない。
ヒロインを落とそうとするが、主人公ぢからあふれるワンサマーにダイソンばりの吸引力で持ってかれた。
プロジェクト・モザイカとは全く関係ないアプローチで産まれた紛い物の天災とか言う設定があるが、中身が残念な転生者なので特に何もない。

一夏
女だらけの環境の中、憧れの姉の様な凄烈さを魅せつける男。
何もないはずが無く……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。