ワンサマーハーレムを一人も崩せなかった腹いせに一夏とイチャイチャ()してヒロインの脳を破壊する話(迫真) 作:鹿頭
コメントは見てるけどもう返せるレベルじゃねぇから許してクレメンス
しかし千冬ルート派が割と居て草なんだ
ちょっとラウラを虐めすぎた気がする。
確かに、あの子には割ときら…避けられている感じはする。
───思えば。
おかしいのは、ヴァルキリーなんちゃらかんちゃらから颯爽とブレード一本で助けた筈なのに、避けられているのだ。
おかしいな、これ程までに無く原作をなぞった筈なのに*1。
だが健全な脳破壊は健全な精神にこそ真価を発揮する。
授業前だが、少しフォローしに行くか……
「嫁よ、鈴とで…コホン。買い物に行ったのだろう? 私とも行ってもらうぞ!」
やっぱいいわ。
頼むから死んでくれワンサマー。
心配して損したわ。
「いや〜相変わらずモテモテだね、おりむーは」
そう内心ブチギレていると、布仏本音こと、のほほんさんが声をかけてきた。
一見、ワンサマーとフラグが建っていない……ように見えるが油断してはならない。
───俺は知っている。
彼女は、なんかアプリ*2だと専用機持ちのヒロインになっていたからだ。*3
七人でも精一杯なのに*4これ以上増えてたまるかっての。
「かんちゃんもあの位積極的になればいいのにねー、そーおもわない〜?」
「同じ土俵に立つだけで、あまり意味はないと思うが」
「むー…そうかなぁ」
「主観に過ぎないから、一概には言えんがね」
とは言え、簪には脳を破壊しても問題ないくらいにはアグレッシブになってもらいたいものだが。
「うかうかしてるとかんちゃん負けちゃうかもねぇ…おりむーカッコいいし」
ほれ見ろ!!!
やっぱりフラグが建ちかけているじゃないか!!!ちくしょうめ!!!!
これは専用機の話が出ないよう握りつぶす裏工作をしなければならない。*5
これ以上…これ以上増えるだと……!?
ぜってぇ許せねぇ…俺の脳をどれだけ破壊すれば気が済むんだワンサマー!*6
「───わ、悪りぃみんな!もう、先に約束してるんだ!」
色んな声に混じって、ワンサマーのそんな声がよく響いた。マジかよ。
「なっ…本当なのか嫁よ!誰とだっ!? 私は聞いていないぞ!*7」
「わ、私じゃないぞっ!?」
「あたしは…こないだ行ったけど*8違うわよ」
お鈴りんがそう言うと、ムッとした視線が、一瞬だけ集中した。
「わたくしでもありませんわ…」
「ボクじゃないよ…?」
ヒロインズどもが顔を見合わせると、自然と視線はこっちへ向く。
ヘアッ!? 俺か!?俺となのか!!?
そんな記憶カケラもないぞ!!?
百万歩譲って今ここにいない生徒会長じゃないのかね!?
一体どう言う事なのだ!!何が起きているのだワンサマー!助けて欲しそうな顔でこっちを見るな!
───いや待て。
コレはチャンスではなかろうか。
「───私と一夏の間の話だぞ? 君らが知らずとも、当然だろう」
ポケットから取り出した飴をのほほんさんに押し付けつつ、エレガントに*9立ち上がる。
「わーい!ありがとー!」
包紙を破り、コロコロと口の中で飴玉を転がし始めたのほほんさんを横目に、ゆったりと歩み寄る。
よくよく考えなくても、コレは脳破壊の良い機会だ。
しかも一夏の方から誘ってくるとは、高めの芸術点が叩き出せるのではないだろうか。
「た、確かにそうかも…しれませんけど、最近頻度が多いんじゃありませんの*10!?」
「その何が問題なのか、是非とも教えていただけないかな。興味がある」
「そ、それは……」
セシリアが口籠もっていると、コツコツと聞き覚えのある足音が聞こえてくる。
「おい、なにをしている。授業の時間だぞ」
「「「「「「織斑先生!」」」」」」」
「後で詳しく聞かせて貰うからね一夏!」
酢豚そは脱兎の勢いで逃げてった。
誰だってそうする。俺はゆっくり歩く。
「……サンキュ、助かった」
「構わんよ」
一夏に小声で耳打ちされたので、そう言って、自席に着き。
そのまま流れに身を任せ、授業の時間が過ぎるのを待つ。
……しかし懐かしいな。
入学当初はどうやってヒロインを攻略しようか考えて*11は、ちっふーが叩きに来てたっけ。*12
それが丸くなったのか今では叩くこともないので堂々と物思いに耽れる*13。
───素晴らしい。
流れはまさに我が方へ流れていっていると言っても過言ではない。
図らずとも一夏の予定を押さえる事が出来た訳だ。
とは言え……何をするか、だ。
外出するのもアリと言えばアリだが、それで三人しか破壊できなかったから、外出するのならば新たに方策を練らねばならない───
「あ、あの〜」
「いかがしましたか、山田先生」
「その……き、聞いていますか?」
「勿論です。先生の授業は一言一句聞き漏らしはありませんとも*14ご希望とあらば、最初から再現してみせますが*15」
「い、いえ。聞いてくれているんでしたらいいんです……え、えーと、それじゃあ続きを…続き…どこだっけ」
「───頁の理論説明ですよ」
「あっ、そうでした。ありがとうございます!」
ISの理論程度は完全に理解しているから何聞かれても問題ナッシングよ。*16
しのののののの束がナンボのもんじゃい。
ふむ…ここは下手に外出せず学園内で一日中イチャイチャ仲良くして有象無象どもも併せて脳を吹き飛ばしてやった方が良さげ、か……?
うーん、悩ましい。
「───では、本日の授業はこの辺で終わります」
「一夏ッ!さっきの話だけど──!」
授業終了の合図と共に、お鈴りんが華麗に飛び込んでくる。
むう、ちょっとカッコいい。
今度機会があったら真似しよう。そしてさよならだヒロイン。
「ああ、一夏。温泉に行こうか」
「「「「「おっ…温泉…!?」」」」」
「わ〜温泉かー!いいねー!」
お菓子あげるからちょっと静かにしててちょうだいね、のほほんさん。
ヒロインズの脳破壊の邪魔だから。
「温泉かー、確かに大浴場も飽きたしな。で、泊まるのか?」
「「「「「「泊まる…!?」」」」」」
お、簪ちゃん増えた。
ちょうど良いタイミングで良く来てくれた。
ありがとう。
お陰で君の脳にダメージを与える事が出来た。
だから、俺は敬意を込めてこう言おう。
「君が望むなら*17」
「───!*18」
「「「「「「!」」」」」」
うーん気持ち良し。
それと、外かなんかで黄色い声が上がったような気がするけど所詮有象無象だからヨシ!
……ってうさぎさんが言ってた。*19
とは言ったけど、コイツ予算大丈夫か?
まあ、脳破壊の為だから足りない分はこっそり俺が出してやるが*20……
「とは言え、織斑先生…いや。君の姉君に外泊届が受理されれば、の話だがね」
「それもそうだよなぁ……*21」
「何はともあれ相談しに行こうじゃないか。善は急げ*22さ」
「おう!行こうぜ!」
「ちょっ、待ちなさいよ!」
おーっと!ここでお鈴りんの乱入だ!!!だ!!!
「何かな」
「何を勝手に決めている!?」
「そうですわ!幾らなんでも身勝手が過ぎるのではなくて!?」
「わ、私も、そう思う」
こう言う時ほんと君たち仲良いよねぇ……*23
簪ちゃんはもうちょっと一皮剥けないと厳しそうだねぇ。まぁイベント潰して回ってるの俺なんですけど。*24
「ボクも…そう思うん、だけど…いや、やっぱなんでもない*25」
「別に……あたしはこないだ行ったし?*26」
「女性だらけのこの学園を離れて、男二人で友情を育みたいと言う、我らの*27気持ちも察して貰いたいものだよ」
この独特な足音は。
少し、騒ぎすぎたようだ。
「いいや!嫁との時間は夫なら当然の──」
「それなら先に私を倒してからにしてもらおうか*28」
「「「「「「織斑先生!?」」」」」」
「私に傷一本つけられない程度の青二才共に
「千冬姉!」
「騒ぎすぎだ、馬鹿者共。お陰でなんの騒ぎかと確認する羽目になった」
「申し訳ありません織斑先生。ですがいつもの事ですので、どうかご寛恕頂きたい」
「……今日は真耶を誘って呑むか」
答えになってない返答をするちっふー。
そんなんだからそんなんなんだぞ。
「そ、それで千冬姉、外泊届なんだけど」
「……ハメは外すなよ、一夏」
「ありがとう千冬姉!」
すげーあっさり通ったな。
警備面とかはまぁ俺が居れば問題ないから当然だけど。*30
「学園では先生と呼べ。……まったく」
頭を押さえたちっふーは、「頼んだぞ」と俺の肩に手を置いてから、立ち去っていった。
「ありがとうございます」
さて。
いや…ダメだ、まだ笑うな……!
ニヤつく顔を筋力で抑えつつ、ヒロインズ共を見るとぐぬぬ…と言うのが似合いそうなツラをしている。
うーんちょっと足りないな。
スンってなる*31。
「よかったね〜おりむー」
のほほんさんがワンサマーと会話を!?
うわぁぁぁ!!!もうおしまいだ!!!!
「おう!ありがとな」
お前もか…お前もなのか…?
あああああ!!!ワンサマー!てめぇ!!!!
「話は聞かせて貰ったわ!二人とも、温泉に行くんですってね」
そこには颯爽登場!と書かれた扇子を広げたカイチョーが立っていた。
なるほど、邪魔しに来たな。*32
「プランは全てこちらで練るので結構です」
「まーまーそう言わずに、おねーさんオススメの宿が───」
「いえ、結構です」
どーせ面倒なことに巻き込まれイチャつく為のダシにされるんだろ?おれはくわしいんだ。
「今ならタダよ?」
「タダ!?」
戻れ一夏!
見え透いた罠に乗るんじゃない!
「タダ程高い物は無いぞ、一夏」
「それもそうだな…*33」
「失礼しちゃうわね。ま、お代替わりにちょーっと生徒会の仕事を一夏くんに手伝ってもらおーかなー、って」
扇子には心外!と書かれている。
「それなら私が請け負いますが?」
「えーと、残念だけど、このお仕事は一夏くんにしか頼めな───」
「なら、今ここで生徒会長の座を頂いても構わないかな?*34、更識楯無」
「───!」
「私としては不本意だが、そうすれば万事解決だ。違うかな?」
「………そう。じゃ、この話はなかった事にするわ。ごめんなさいね、一夏くん」
「え、ええ。良いんですよ、更識会長」
おや、一夏くんが少しいじけてますね。
実力差を認識してしまったからでしょうか。
ここはフォローをする必要がありそうです。
「───イメージするのは、常に最強の自分」
「!」
「昔、そんな言葉を言った人が居てね*35私も参考にさせてもらっている」
「一夏、お前は身体の素質は充分に高い。だが悲しいかな、まだまだ十全に引き出せていない」
「そう、なのか?」
「ああ、例えば…重心が若干左にずれている。背骨が若干歪んでいるからな」
「え、マジか?」
「ああ。直してやろう」
一夏を正面から抱きしめ、力を入れ、背骨の歪みを矯正していく。
「───!!!!??」
そして誰の悲鳴とも付かぬ叫びをありがとう!センキュー!サンキューベリーマッチング!
その断末魔が聞きたかった!!!!!!
もう一夏とハグはしたのかい?まだだよなぁ〜?
一夏とハグをしたのはこの俺だ!!!
「うっ…わ、スッゲェバキバキ言ったな……俺の身体」
「身体を毛先の一本まで把握しておかねば、真に身体を十全に動かせないからな。だから回避も遅れ、負けるのだ。当たらなければどうと言う事はないんだ*36」
「常日頃から己の身体を意識するんだ、良いな*37」
「ああ……!」
「それと───」
「それと?」
「自分の専用機は大切に扱え。そうすればきっと応えてくれる*38」
「お前のは…応えたのか?」
「さて、どうだったかな*39」
「……また、教えられちまったな」
「何、その位構わんよ。さて。ちょうど良い機会だ。食堂で食事を摂った後、アリーナにでも行こうか」
「───ああ!」
なのでお前らヒロインズはそこで指を咥えて突っ立ってて下さ〜い!いぇーい!
眼帯オッドアイ軍人系ロリ
ワンサマーよりは初期好感度はあったが、ちっふーに対する態度が慇懃無礼だと思った(大正解)ために同率へ。
その後ブレード一本で戦うオリ主にオメーも猿真似かよーと思っていたら普通にクソ強いので困惑と焦燥と恐怖を覚え、VTS発動。
その後速攻で救出されたと聞き、敵わぬ壁が現れたと再び絶望していたところにオリ主に追いつき、やがて越すことを諦めていないワンサマーに光を感じて持ってかれた。
最近の悩みはオリ主へのちっふーの態度が柔らかい事。