ワンサマーハーレムを一人も崩せなかった腹いせに一夏とイチャイチャ()してヒロインの脳を破壊する話(迫真) 作:鹿頭
誤字報告ニキネキには助けられています。
ありがとうございます。
そう言えば温泉旅行なんですが、道中どこからか沸いてきたファントムなんちゃらを一夏に気づかれないように適当にボコボコにしたんですよ。
うまーく足取りは隠したはずなんですけど、なーんでバレたんですかね*1。
仕事しろ更識。
俺がいらねって言ったんだった。
しかし、オータムさんもスコールさんも妙に馴れ馴れしかったのはいったいなんなんですかね!*2
亡国機業なんかに入った所でヒロインは出来ないでしょうが!まったく!*3
あ、マドカちゃんは魔法少女になってから出直して来てください。*4
しかしリムーバーだか剥離材だかなんだか知りませんが当たるわけないでしょうに。
しかもアレ、一回きりしか効かないし。
ま、当たった所であふれるちからで返り討ちにしてやりますがね!*5
でまぁ、適当にやってたら、なんかよくわかんない数の無人機が襲ってきましてね、流石にワンサマーにもバレてしまったんですよ。
ぶっちゃけ無人機自体は雑魚*6なんで脆い所をぶった斬っていけば良かったんですが、ワンサマーを庇いながらとなると、それはもう難易度が爆上がり。
オメー頼むからじっとするか逃げててくれよ…とか思っていた矢先。
───二次移行しやがった。
えぇ……ここでするの…いまぁ? と虚無ってたら一夏は無人機を右手の雪片弐型と左手の雪羅*7を駆使して処理し始めてですね。
アレ、お前そんな器用なこと出来たっけって思いながら一緒にとりあえず無人機全部ぶっ壊しました。
コアは爆散しちゃったのでありません。
それにしてもワンサマーを甘く見てたかもしれません! はんせい!
とは言え、もしかしたらISコアネットワーク的なのからウサギにバレたかもしれないと考えると、そろそろ時結晶*8は欲しいと思うね。
モッピーって全てのISを弱体化させるISの王とか言うのに乗って暮桜に傷をつけた事あるらしいし。*9
まぁ今の段階の紅椿がブレード一本でボコボコに出来るんだしいらないかもだけど。*10
材料あればあふれるちせいでISコアの一つや二つくらい作れるだろうし。*11
ああ、温泉はいい湯だった───
「───と、篠ノ之束製と思われる無人機から襲撃を受けましたが全て撃破しました。*12怪我人、物損共に無しです」
ワンサマー?アイツはこの後終始ニッコニコだったよ、キモチわるい。
俺はお前が二次移行しくさってえぇ…ってなってたのに。こんにゃろめ。
「そうか……全く。束のヤツには苦労させられる」
ちっふー、最近良く頭抱えてるけど大丈夫なのかしら*13。
今度なんか差し入れ持っていかせよう、ワンサマーに。
「とは言え、良く愚弟を守ってくれた」
「いえ、一夏の二次移行が無ければ*14厳しかったでしょう」
ぶっちゃけボロボロになってくれても良かったんだ!そしたらなんであーなってしまったんだ!
「フッ、そうか。……アイツめ*15」
ま、ヒロインズの前で覚醒してくれなくて本当に良かったから結果オーライ…なのかな。
「……そう言えば、更識に啖呵を切ったそうじゃないか、えぇ?」
「そうですが……」
「で、ならないのか? 生徒会長」
ニヤニヤとしながら聞いていますが、あんなのならないです。
あんな度々楯無パイセンが逃げ出す様な仕事量とか死んじゃう*16って。
「あの時はそう言いましたが、必要に迫られない限りは」
「そうか*17」
「ま、物損人的共に無し。文句無しの内容だ。───すまないが、これからも愚弟を頼む」
「ええ、構いませんとも」
「一夏のヤツには既に言ったがこの事は他言無用……と言っても二次移行の事は隠し通せんからな。上手くフォローしてやってくれ」
「承知しました」
報告も終わったので教員室から出ていきましょう。
教室の中はきっとワンサマーがヒロインズに囲まれている事間違いないので*18邪魔をしにいかなければならないんだ!!!!
「………お前がもう少し早く産まれていれば、違った未来があったのかもな*19」
あ、あのヤベーウサギの介護をしろと…?
中身に声と見た目合わせてもまだマイナスなんだぞ……?
オメーが矯正出来なかったからって人に押し付けてはいけないんだぞ!!!!
全く、なんて事を考えるヤツなんだ織斑千冬!
あんなヤツに育てられればワンサマーはああなるよな!!!*20
さて、教室だが───ああ、うん。
聞こえてくる感じ、予想通りだな。
入りたくない。
「二次移行だと!? 温泉で何があったのだ!!?」
「あー……色々あったんだ、箒」
「だからその色々ってなんなんですの!? 温泉でそんな事があるのですか!?」
「そうよ一夏!温泉行って二次移行とかあり得る訳ないじゃない!」
「いくら嫁の言葉とは言え、俄には信じられんな。本当に何があったのだ?」
「危ない目にとかあったりしてないよね……?」
「わ、私も気になるな……」
いや全くその通りでございます。
知らなかったら俺だって気になるよ。
なんだって喋っちゃうかな、もう少しくらい先延ばしてくれればカバーストーリーの一つや二つくらい作ったのにさ。*21
ワンサマーてめぇ、口が軽いぞ。*22
仕方ない、入るか───
「あ、きたきた〜!おーい!」
のほほんさんがこっちに向かって手を振っているが、周りにも女子が居る。
どうせ聞かれるのだろう、と思うけども。
「おはよう」
「うん、おはよ〜! ねぇねぇ、おりむー二次移行したんだってー?」
ほら来た。
「───ああ。事実だ」
やっぱり…と周りの女子達が騒つく。
「すごいね〜、ねーねー、温泉で一体なにしたの〜?」
「夜のマッサージとかしたんですか!!?」
「どっちが受けなんですか!?」
「すみません新聞部です!!! 是非とも織斑一夏君との夜の個人指導の件について───」
───怒涛の質問。
ガタガタッと椅子が動く音や、廊下の方から黄色い悲鳴が聞こえてくる。
ええい! お前らじゃない!
お前らを喜ばせる為にやってんじゃねーんだよ!!!!
こっちはヒロインズの脳破壊に真剣なんだ!!!! 散れっ!!!!
「一夏も独自で鍛錬を積んでいたからな。存外、経験値でも貯まっていたのだろうよ*23。ISに関してはまだまだ不明な点が多いから、推察に過ぎないが」
と、言いつつ懐から出したお菓子を、のほほんさんに渡す。
「わーい! ありがとー!」
どうせ更識の関係者なんだし、何があったか知ってるだろお前。
賄賂にそれやるからそのまま黙っててくれ。
「うーん、つまんないなぁ……ま、適当に書くとして───」
おう、適当に書いていいぞ。
そしてその新聞をヒロインズに是非とも読ませてくれ、俺が喜ぶ。
「あ、お菓子私も貰っていい?」
「本音に聞くといい」
「いいよー」
「だ、そうだ」
「ありがと、布仏さん!」
一夏が助けて欲しそうにこちらを見ている……仕方ないなぁ。
「良いのかな、そろそろ授業が始まるんじゃないか?」
「ゲッ…じゃ、一夏!後で覚えてなさいよー!」
「じゃあね、一夏! 本音も、じゃあね」
「かんちゃんまたねー」
一体何を覚えていればいいんだろうな……
ワンサマーも大変だねぇ。
◆◆◆
────某、研究所にて。
「ああああああああああ!!!!!なんなんだよ!!!なんなんだよアイツ!!!!」
その研究所は、破壊され尽くしていた。
ありとあらゆる資料を提出したにも関わらず、だ。
どうやら───彼女の求める答えは、そこになかった様だ。
「束さんの真似っ子の癖にっ!私の模造品の癖に!なんなんだよっっ!アイツ!ふざけてるにも程があるだろ!!!?何度も何度も何度も私の計画を邪魔して!!!」
束の片手には最早動かない、ここの研究員であったモノが握られていた。
「織斑計画とは全く別のアプローチで偶然出来上がった、心身共にヒトを超越した真人?偶然程度であんな気持ち悪いバケモノができる訳ないだろ!!!答えろよ!おい!!!」
「───束様。御言葉ですがもう死んでいます」
「チッ……」
クロエ・クロニクルの言葉に掴んでいたモノを離す。
握り締めていた手のひらからは、強く握り過ぎていたのか、血が滲んでいた。
「殺してやる……」
自分の立場を脅かしうる、あの男を。
あり得ざる異物を。
束は、自分の全能を持って殺し尽くさねば気が済まなかった。
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる……ッ!!!!!!」
おりぬし
篠ノ之束が細胞レベルでのオーバースペックなら、答えは観測時空から堕ちて来た事による魂レベルのオーバースペック。
束さんが魂の観測に成功すれば倒せる技術が出来上がるかもしれない。
でも中身が残念なのできょうもIS学園はへいわ。