紡がれる『帝』の血脈   作:シントウ

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小村さん、流星の民さん、ブルボンヌさん、唯の鮫さん、バーベキューさん評価ありがとうございます!
お気に入り登録が早くも100を越えて驚いてます。
今回はミカドのトレセン入厩です。
厩舎は完全作者のご都合主義です。
あと競馬はここ最近始めたばかりなので色々おかしいところがあると思いますが暖かい目で見守ってください。

この物語はフィクションです。登場する人物・団体名は架空のものであり実在するものとは関係ありません。


帝の出会い/後の絶景

俺、ノゾミミカドが買われてから数ヶ月、俺は現在………

 

「よしっ、良いタイムだな。もう一周させたらあがらせよう」

 

松戸厩舎にて調教中である。

 

遡ること二ヶ月ほど前…

 

「では、よろしくお願いします」

「ええ、任せてください」

 

ノゾムさんが俺を買って、割とすぐにノゾムさんは俺を育成牧場、そしてトレセンの方に移した。

馬運車の中は思っていたよりは乗り心地は悪く無く、着くまで暇だったからずっと寝てた。

んで、ノゾムさんは今、多分調教師の人と話しているみたいだ。

 

「ふむ、移動はどうやら大丈夫みたいだな。環境が突然変わって調子を崩す馬は多いが、こいつは大丈夫そうだな」

 

この人はマツドヒロシさん。ここの厩舎の調教師で、昔は騎手だったみたいだ。

 

「けど、凄いですね。こいつ良いトモしてますよ。期待できるんじゃないですか?」

 

この人はナカタシンジさん。ここの厩務員で今日から俺もお世話になる人だ。

 

「よし、真司。こいつを厩舎に連れてけ。場所は…」

「分かってますよ。あそこですよね?よぉし行くぞ、ノゾミミカド。」

 

『ブルルッ(うっす)。』

 

「今お前、返事したのか?賢いなぁ……」

 

トコトコ歩いて厩舎の中に入る。中には色んな馬たちがいた。

 

『おっ、新入りだな』

 

『この間は女の子だったけど今回は男かぁ』

 

『フゥン、今回はどれくらいのやつかな?』

 

………牧場にいた馬達とは違う。一頭一頭の覇気みたいなのが肌からビリビリ感じるぜ。

 

「ここがお前の馬房だ。よし入れ」

 

う〜っす。

 

俺を馬房に入れたら、シンジさんは厩舎から離れていった。

 

『やあ、新入りくん。これからよろしくね』

『あっ、どうもこちらこそよろしくお願いします』

『うん、こちらこそ。僕はアドマイヤオーラ。よろしくね』

 

アドマイヤオーラ、前世では自分が好きな馬以外はあんまり興味なかったから聞いたことないけど、冠名だけは聞いたことがある。あのアドマイヤベガと馬主が一緒なのかな?

 

『俺はノゾミミカドっていいます。アドマイヤオーラ先輩』

『ははっ、長いからオーラでいいよ。代わりに僕も君のことをミカドって言っていいかな?』

『大丈夫っす、じゃあオーラ先輩。先輩ってどれくらいここにいるんすか?』

『う〜ん、僕はここに大体三年くらいはいるかな?』

『へぇ〜結構長いっすね』

 

 

それから、隣の馬房のオーラ先輩に色んなことを教えてもらった。レースのこと、調教のこと、騎手やこの厩舎のことなど色々。

 

『そういえば、俺の近くにある馬房は空いてますけどここには誰かいるんですか?』

 

俺の馬房の近くの馬房は現在誰も入っていない。でもわらが敷かれていて綺麗にされているから誰か入っていると思う。

 

『ああ、そこは君よりも数日早く来た子の馬房だよ。今は調教でいないだけ、君は時間的にもう少ししたら行くと思うからもしかしたら会うと思うよ』

 

へぇ〜、つまり俺の同期か……会うのが楽しみになってきた。

 

『どんな奴なんですか?』

『う〜ん。毛色は黒鹿毛で、母親が僕と一緒なんだ』

『ヘ〜………って、先輩の兄弟!!??』

『うん。といっても面識はここに来るまではあんまり無かったんだけどね。あと……』

 

先輩が他にも話そうとしていたところでマツドさん達が俺の馬房の前にやってきた。

 

「よし、ミカド。来て早々だが、調教に行くぞ」

『はい』

『がんばってね』

『勿論っすよ!んじゃ、行ってきま〜す!』

 

そうして俺はシンジさんに引かれながら厩舎の運動場に向かった。

 

 

『ここが運動場か、割と広いな…』

 

運動場には、俺の他に何頭か馬がいたが殆どがどうやら調教を終わらせて手入れをしに行くようだった。

 

(ここにオーラ先輩の兄弟がいるのか?)

 

先輩は黒鹿毛って言っていたけど、それっぽい奴は………

 

「おっ、ミカド見てみろ。あそこでお前と同い年の馬が走っているぞ」

 

探しているとシンジさんが俺に話しかけてきた。シンジさんが言っているのが多分先輩の兄弟だ。俺はその馬がいる方向を見た。

 

そこに居たのは………

 

黒い馬体、額には小さな白い星、漆黒とも言える美しい立髪、後の世の人々に数多の絶景を魅せる『牝馬』が駆けていた。




いろいろとおかしいところもあるでしょうがご了承下さい。
最後に出てきたのはこの世代を代表するあの馬です。
主人公とどう関わるのかは今後の展開で明らかになっていきます。

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