帝と帝王と皇帝のお話です。
ノゾミミカドの秘密①
実は幽霊やお化けが苦手
マークを受け続ける→マーク→視線→見えないもの→お化け類
みたいな感じで決めました。
トレセン学園生徒会室
「会長、この経費ですがここを削れば、出費を抑えることができますがいかが致しましょう?」
「ふむ、確かにそうだが…これではその分の質を落としてしまう。それはどうするのかな?」
「そういうと思い、こちらの方に変更すれば質を落とすことはないと思われます。もちろん他の方々の意見を聞きますが、最終的な判断は会長が決めることなので先にと…」
生徒会長席にて生徒会業務を行うのは『絶対なる皇帝』シンボリルドルフ。そしてその横で意見を出すのは『希望の帝』ノゾミミカド。この日は学園の経費の確認を行なっており、生徒会長であるルドルフと経理であるミカドが話し合っていた。本来であれば、副会長のエアグルーヴとナリタブライアンも手伝うのだが、エアグルーヴは花壇の花を全て造花に移し替えたゴールドシップを鬼の形相で捕獲しに向かい音信不通。ブライアンはあいも変わらずサボりで音信不通。その為、一ヶ月分の経費の確認を二人で行なっている真っ最中なのだ。
「分かった。他の二人には私が伝えておこう。寮長への確認は君がしてくれるか?」
「勿論です。……会長そろそろ休憩した方がよろしいかと…」
ルドルフはミカドが生徒会室に来る一時間も前から既に業務を始めていた。ミカドが来てから既に二時間、三時間はもうここをほとんど動いていない。
「心配いらないさ。君が来てくれてから大分楽になったから、まだまだ「カイチョー!!!」…この声は…」
生徒会室の扉が大きく開かれた。そしてそこに現れたのは…
「カイチョー!無敵のテイオー様が遊びに来たよ!」
『帝王』トウカイテイオーであった。彼女は生徒会メンバーでもないにも関わらず、よく生徒会室にこうやって遊びに来るのだ。
「やあ、テイオー。最近は忙しくてこちらからは中々会いに行けずに悪かったな」
「ホントだよ〜。ボクもう寂しくて寂しくてこうして会いに来たんだから!」
「テイオーさん、入る時はノックをして下さい」
「あっ、ミカド。居たんだ」
「最初からずっと会長の横にいましたけど!?」
ミカドの叫びを横に流し、テイオーはルドルフの方へと移動する。
「ねえねえ、カイチョー!今日近くの公園ではちみーの限定品が販売されているんだって!しかも二人で行けば割引だってよ!今から行こうよ〜!今行けばまだ全然間に合うしさ〜!」
「テイオー、今私たちは生徒会の仕事をしているんだ。その限定品はマックイーンかスピカのメンバー、トレーナーたちと一緒に行けば良いのではないか?」
ルドルフがそういうと、テイオーは「あ〜…」と目を逸らす。
「その、実は…」
===
「全員都合が悪い?」
ミカドがテイオーの言葉をそのまま返す。
「そう。マックイーンはトレーナーからスイーツ禁止令がでているし、ウオッカとスカーレットはいつも通りで声かけづらいし、スペちゃんとスズカは今日は買い物で居ないし、ゴールドシップはトレーナー拉致って行ったから誰も居ないんだよね〜」
他にもカノープスのメンバーやルームメートのマヤノトップガンを誘おうとしたが、タンホイザが石を踏んづけてサマーソルトキックの如く派手にすっ転びその石が壁にぶつかって跳ね返り顔面に直撃する怪我をしてカノープスはその対応に追われ、マヤノもマーベラスサンデーと共に何処かに行ってしまい行方知らずらしい。
「それは…」
「なんとも間が悪いというか…」
ミカドもルドルフもここまで外れを当てまくっているテイオーに同情する。しかしルドルフはこの大量の仕事を何とかしなくては行けないため自分は動けない。ミカドであれば自分が全ての仕事をすれば一緒に行くことができる。
ミカドにテイオーと共に行ってくれないかと頼もうとしたルドルフ。だが…
「わかりました、テイオーさん。会長をあなたにお貸ししますのでどうぞ行ってきてください」
「・・・・・・・・・・え」
「いいの!?ミカドホントにいいの!!?」
ミカドが先にテイオーにルドルフを貸すと言ったのだ。
「ええ、ちょうど区切りがいいですし、良い息抜きになると思いますしね」
「ミ、ミカド?」
「やった〜!!カイチョーとはちみー!!」
喜ぶテイオーに背を向け、ルドルフはミカドに小声で話し出す。
(小声)「ミカド、何を考えているんだ!?まだ仕事が…」
(小声)「数時間ロクな休憩も取らずに仕事しているあなたの事を思ってのことです。それに外に出ればサボりのブライアンさんやゴールドシップを探しに行ったエアグルーヴさんが見つかるかもしれません。次いでに一緒に回収しに行きましょう。会長の休憩も取れて、副会長たちも見つかる。正に一石二鳥です」
「し、しかしだな…」
こっそりとテイオーの方を見るルドルフ。テイオーの目には期待の眼差しが輝いており、今更「ダメ」とは言えない状況になっていた。
「幸い納期はまだ先ですから少し遅れても問題ありません。それにあの二人が見つかれば効率は上がります。どうしますか?」
ルドルフはトレセン学園の重要な仕事を取るか、自分を慕ってくれる可愛い後輩をとるかで板挟みになっていた。
「もし行かれるのでしたら、ブエナがこの間買ってきた『あなたもこれでユーモアに溢れた人物に!プロが教えるダジャレ講座!』を私が借りてきますが?」
「迅速果断。至急休みを取るとしよう。行こうかテイオー」
結局決め手になったのは『ダジャレの本』だった。
「わーいやったー!」
そんな事は微塵も知らないテイオーは飛び跳ねながら喜んだ。
「ではミカド、行こうか。しかしあの二人はどう見つけるのか君は見当がついているのか?」
「はい、ブライアンさんは姉のハヤヒデさんから行動パターンを聞いていますし、早く見つかるはずです。エアグルーヴさんは
「えっ今ゴールドシップのことエサと生贄って言わなかった?」
「なるほど。しかしゴールドシップはテイオーの話によれば行方不明だろうどうやって見つけるんだ?」
「あれスルー?ミカドもカイチョーも僕の声聞こえてる?」
「アイツに聞けばまず間違いなく分かるので」
「彼女か。確かにそれなら」
「ねえアイツって誰?二人だけで話進めないでよぉ」
「ではまずはブライアンだな」
「カイチョー…」
「ハヤヒデさんのデータによればこの時間帯なら中庭の木の上にいる確率が87%だそうです」
「ミカドォ…」
「よし、では
・・・・・・・
「テイオーさん、何かリアクションをしてください。私はもうこれのツッコミはしたくないんだ」
「ワケワカンナイヨォーーーー!!?」
トレセン学園にテイオーの叫びが響いた…
因みにブライアンは中庭の木の上でサボっているのが見つかり、『面白いものが見れる』という情報を流し、ゴールドシップ(トレーナーin頭陀袋)を誘き出し、般若となったエアグルーヴをその場所に向かわせて捕縛、エアグルーヴの花壇は元通りにさせた後、ゴールドシップはダートに埋められ、エアグルーヴを回収し、その後『例の本』を持ってきてもらったブエナを含めて、みんなで限定はちみーを味わったのであった。
ウマ娘紹介
名前:ノゾミミカド
キャッチコピー:希望を与える帝。望みを背負って駆け抜ける!
誕生日:4月10日
身長:163
スリーサイズ:B:80 W:58 H:81
靴のサイズ:両方とも25
学年:高等部
所属寮:栗東
得意なこと:武道全般・ツッコミ
苦手なこと:注射・おしゃれ
耳のこと:ボケにはピンと反応する・敏感
尻尾のこと:嬉しい事があると横に振れる
家族のこと:今でも溺愛してる両親にそろそろ子離れしてほしいでも大好き
自己紹介
私はノゾミミカド。私は望みを叶え、そしていずれは多くの人々に希望の光となる望みを与えるものになりたい。険しい道だけど、それは私が望んだこと、成し遂げてみせる。