そして、ちょっとした性格変化がありますのでご了承ください。
それでもOKという方はこのままお進みください。
「さぁて…まずは、あの二人がいいかも…」
ノゾミミカド(男)は現在、学園を散策し、何か起きていないかを楽しみながら歩いていた。
「お嬢〜!!」
「・・・・・」
そしてお目当ての二人を中庭で見つけたようだ。
「ねぇねぇお嬢!!見てくんね!?男になったウチ、チョ〜イケテネ!?」
「・・・・」
青いメッシュが入ったような髪の男が『ダイタクヘリオス』、そんな彼を無視しているお嬢と呼ばれている女性の『ダイイチルビー』の二人が歩きながら(ヘリオスが一方的に)話していた。
ヘリオスは髪が短くなり、身長も170後半の正に陽キャのイケメン高校生といった感じに変化。ルビーと並ぶと身長差によりさらに高く見える。
「あの二人は前世でダイタクヘリオスがダイイチルビーに恋をしていたって言われていたからな…こっちでもヘリオスさんがルビーさんに突撃していったし…さぁ〜て…どうなる?」
草むらに隠れて状況を観察するミカド。その姿はどこぞの不沈艦シロイアレを思わせる。
「ウェイウェイウェイ〜!!どう?お嬢!?お嬢!?」
「・・・・・」
(み、見事なガンスルー……!?)
ルビーはヘリオスの話を全てスルー。噂に聞く塩対応をしていた。
「噂には聞いていたけど、ここまでスルーをするって……俺だったら大分メンタル削られるけど…」
〜〜
『今どこからかダジャレの気配が!?』
『会長!?』
エアグルーヴのやる気が下がった。
〜〜
「ムゥゥゥ…」
ヘリオスも少しだけ不満げな顔をする。ガンスルーされまくって不満げな顔だけで済んでるあたり、ダメージはそこまで受けていない模様。
「おりゃあ〜!!」
ガバッ!!
「っ!?へ、ヘリオスさん!?」
「お嬢〜さすがにずっとスルーはテンサゲだよ〜?」
痺れを切らしたのかヘリオスはルビーを抱えて縦抱きにする。流石にルビーもこれには反応を示した。
「……降ろして下さい。トレーニングをしなくてはいけないので。」
「でもでも、今日はどこもトレーニングはナッシングでしょ?ならお嬢も一緒にいこうぜぇウェ〜〜イ!!」
「い、行くって何処に!?」
「これからパマちんやジョーダンたちと集まって盛りアゲアゲのパーティタ〜イム!!お嬢も一緒にヒアウィーゴー!!」
「ちょっ!?ヘリオスさ!?」
そうしてヘリオスはルビーを抱えたままダッシュでどこかにいってしまった。
「………なんか……いつもより強引というかなんというか……」
ミカドはヘリオスの行動に呆気を取られつつも別の場所に移動した。
「さっきのヘリオスさんの行動……普段ならしないよな?やっぱり性別が変わって、気になる相手は独占したいとかあるのか?」
ミカドが色々と考えているとまた別のペアを発見。
「キタサン!次はこっちに行くわよ!」
「ス、スイープさん!今はあんまり動かない方がいいですって!」
男性化したキタサンブラックとその手を引くスイープトウショウの二人だ。
キタサンブラックは髪型は変わっていないが、身長が伸びて180ぐらいになり、体も程よく引き締まり、男らしくなった。
あの二人も馬だった時に交配をして、子供も生まれていた。その関係からか、こちらの世界でもよく一緒にいるところを見る。
「あの二人はどうなんだ?前の2ペアに比べると前世の絡みは薄い方だけど…」
そうこうしている内にスイープはキタサンを連れて進んでいくが、キタサンを引いているためか後ろ向きになることある。アレではもし前方から何か来たら反応できない可能性がある。
「ほら、早く行くわよ!」
「スイープさん、ちゃんと前見て…!」
「ゴールドシップゥゥゥゥ!!!!!貴様、僕がイクノさんと話している時に撮った写真を今すぐこちらに渡せぇぇ!!!」
「やなこった!こんな面白い表情(思春期男子風)のマックちゃんの写真なんて取れるかどうか分かんないだろ!これは俺っちが綺麗に現像して学園中にばらまいたのちに故郷のゴルゴル星にも送って国宝にしてやるから安心しな!」
「何を訳わからないことをぉぉぉ!!!!」
「だかr「悪りぃ、通るぜ!」きゃっ!」
突如前方に現れたゴールドシップ&メジロマックイーンが猛ダッシュでスイープたちとすれ違う。その余波でなのか、スイープがバランスを崩してしまった。このままでは転んでしまうとミカドが思ったその時!
ガシっ
「ふぇ…?」
スイープは腕を何かに掴まれ、倒れるであろう方向とは逆の方向に引っ張られ転ばずに済んだ。
「スイープさん、大丈夫ですか?」
スイープはキタサンに抱きしめられる形になっていた。キタサンはスイープが転ぶ瞬間に咄嗟に腕を掴み、自分の体の方へ引っ張って抱きしめたのだ。急に起きたことで彼女の脳は処理が追いついていないようで目を白黒させて自分の真上から見えるキタサンの顔を見ている。
「急に前から何か来ることもあるんです。しっかり前を見て注意しましょうね?今日は僕がいたから転ばないで済んだけど今後は気をつけてね?」
満面な笑みでそう話すキタサン、そしてやっと処理が追いついたスイープは顔を真っ赤にさせて…
「わ、わかっているわよ!こんな事があっても私の魔法があればどんな危険も察知することができるんだから!!こ、今回はたまたま発動しなかったけど、いつもだったら大丈夫なんだから!!……で、でも……ありがとう…////」
「うん?何か言いました?」
「な、なんでもないわよ!!ほら行くわよ!!」
「はい、分かりました。……かわいいなスイープさん…」
そう言って二人は去って行った。
「………天然で頼れる主人公とツンデレ魔女っ子ヒロインって………なんのゲームだよ……ていうかゴルシがここに居るってことはまさか……!?」
ところ変わってカフェテリア…
「はい、アヤベさん。あーん。」
「…ねぇ、カレンさん…どうして僕たちはこんなことをしているんだ?」
「だってぇ、男の子になったアヤベさんなんてこれから先絶対見られないだろうし、ウマスタに上げるのは禁止されちゃったし、それなら今のうちに沢山見とかなきゃって」
「はぁ…?」
男になった『アドマイヤベガ』に対してケーキをアーンをするのはウマスタグラマーである芦毛のウマ娘『カレンチャン』。
アドマイヤベガは薬の効果で男になり、早々カレンチャンに捕まり、こうしてカフェテリアでスイーツを食べることになった。
因みにアヤベはクールな雰囲気が特徴な180に近い身長の男になった。
「にしてもぉ、アヤベさんがここまでカッコいい男の子になるなんて、カレンびっくり!俳優さんやモデルさんなんかよりもカッコいいですよ!」
「あ、ありがとう…」
また別の席では…
「スカイさん…なんですよね?」
「そうだよぉ〜…フラワーがよぉ〜く知ってるセイちゃんです。いやこの場合はセイくんの方が正しいのかな?」
トレセン学園を飛び級で入学してきた天才少女とも言われる『ニシノフラワー』とトリックスターと呼ばれる二冠バ『セイウンスカイ』。もちろん、セイウンスカイは男性化している。元々ボーイッシュな服装も似合っていたスカイだが男になったことで170中盤くらいの身長に、優しげな雰囲気と飄々さを持つ不思議系な男子になった。
「でもでも、姿が変わっても中身はそのままだから安心してね。ところでフラワー、どう?セイちゃんカッコいい?」
「えっ!?えと…その…」
「ああ、ごめんごめん急に聞いてごめんね?(ああ、フラワーかわいいなぁ…前からかわいいとは思っていたけど今日はいつにも増してかわいく見える。こんな天使を誰にも渡したくない。自分の側に置いておきたい……)」
……スカイの心境は一旦おいといて、仲睦まじい雰囲気を出している。
そしてそんな彼女らを陰から見る不審者が……
「ああ…カレンチャンとってもカワイイです…男となったアヤベさんのことをこっそり写真に撮ってそれを見る大変愛らしい表情が非常にグッドです。ウマスタにあげられるのなら何百回でもウマいねしますよ。しかし、ここは耐えるのですよジャスタウェイ。彼方の微笑ましい
ゴルシの監視がなくなった隙に抜け出して来たジャスタウェイ(不審者)。芦毛天国を味わっている彼の信条は『芦毛は愛でるもの。傷つけてはならない』である。とにかく、芦毛の子が嫌がるような行動は極力しないことを普段からギリギリ保っている彼だが、現在の彼は欲望のストッパーが緩くなるどころか外れている。
「やはり芦毛の魅力は無限大!もっと近くで見たい…いや見る、見るどころかあそこに混ざりたい!……ハッ!何を言っているんだジャスタウェイ!僕は芦毛のウマ娘ちゃんたちの嫌がることはしないのが信条だろう!それを破ってどうする!」
ギリギリの範囲で理性を保ってはいるが、こりゃ多分何かのきっかけ一つで弾け飛ぶのがお約束。まあ、そんなご都合展開来る訳…
「……!…カレンさん、ほっぺにケーキのクリームが…」
「へ?」
「……カッコいいですよ…スカイさん…」
「……にゃ?」
アヤベがカレンの口元についたクリームを手で拭い取り、手についたクリームを舐めとった。
フラワーの返答が返ってくるとは思わなかったスカイは呆気に取られた。
芦毛の二人は一瞬何が起きたかわからなかったがほとんど同時のタイミングで何が起きたのかを理解し、これまたほとんど同じタイミングで赤面した。
「あ、アヤベさん!?そ、それは…ちょっと…!?」
「えっと…その……ありがとう…フラワー…」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
プッツン←ジャスタウェイの最後の理性が切れた音。
「もう我慢できない!あの聖域にいざ行かん!ジャスタウェイ、行っきまーす!!」
ダッシュで突撃しようとするジャスタウェイ。そんなタイミングで危険を予期し、ジャスタウェイを探し回っていたミカドが到着。
「まずい!ジャス!」
ミカドも走るが間に合わない。このままではチームメイトが社会的に死んでしまう。
その時!
「チェストぉぉ!!!!」
「リードぉっ!!??」←英語で『芦毛』という意味。
暴走ジャスタウェイの前に突如現れた一人の男が綺麗なアッパーカットをジャスタウェイのアゴにクリーンヒット。ジャスタウェイはそのまま天井に突き刺さった。
鹿毛のウマ耳と尻尾を持つ男、つまりは薬で性転換したウマ娘。彼は天井に刺さったジャスタウェイに向かって高らかに叫んだ。
「貴様!推しのひと時を自らの手で破壊しようとするとは、それでもファンの端くれか!!?カワイイカレンチャンがアドマイヤベガのアンチキショウにあーんしているのでこちらは血涙流すし、さっきのクリームで吐血もしたが決して邪魔しなかった!貴様はファンの不文律である推しの幸せを邪魔してならないを自ら破った!カレンチャンの平穏はこの世界のロォォォォォォォォォォォォドカナロアが許さない!!!!!」
カフェテリアは彼_ロードカナロアの登場によって静寂に包まれた。
(ここでまさかのロードカナロアの登場かよ!?確かにカレンチャンに何かあればすぐ飛んでくるようなやつだけども…!)
「てか、ジャス!?無事か!?」
そして重力に引っ張られ、落ちて来たジャスタウェイ。その顔はとても穏やかで安らかな表情をしながら昇天していた。
「ジャスタウェイ………逝っちゃったぁぁぁ!!?」
*この後、保健室に連れて行きますのでご安心を。
一応カレンチャンの中では
アヤベ:仲のいいルームメイト
カナロア:よく絡んでくるちょっとほっとけない後輩
みたいな感じです。
因みにジャスが突っ込んでいっても紳士的に間に入ります。変なことはしません。たとえ理性が切れようとも…
一応まだもうちょっとだけ性転換編は続きます。
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それではまた…