前編・後編で分かれているので後編も待っていてください。
聖蹄祭の開催が目前に迫る中、チーム・ヘルクリスはラストスパートをかけていた。
ノ「北米エリアの『ビッグ・レッド』のケンタッキーダービーのタイムが間違ってます!1分59秒ではなく1分59秒4です!」
シ「すぐに修正します!」
エ「香港の現地での名前の表記の直しが終わったよ〜…」
ノ「確認しますのでそこに置いておいてください!」
ク「ポスター含めた写真は全ての作業が終わりました!」
ミ「なら印刷して実物のチェックを終わらせてください!」
キ「ヨーロッパエリアは問題なく終わったわ!あとはオーストラリアや西アジアのところの映像資料だけよ!」
ノ「了解です!ジャス!!映像資料は!?」
ジャ「……………………………………」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
↑
三徹により無心でキーボードをタイピングし作成を進めている。目が血走っている。
ノ「芦毛バカを今すぐ休ませろ!!あれもう極限状態!!」
……地獄絵図と化していたの間違いでした。
1時間後…
ノ「……生きているの、番号……1」
シ「……2」
エ「3〜」
キ「よ、4…」
ク「ご、5ぉ〜…」
ジャ「………………」
キ「ミカドさんジャスさんが真っ白に燃え尽きているわ…」
ジャ《……6》
キ「……ついに脳内に直接話しかけるようになったわ…」
資料を遂に完成させた彼女らは死屍累々になりかけながらもなんとか気力を保っていた。(約1名御臨終)
「ジャスには後で報酬の芦毛ブロマイド(本人たちに許可済み)を渡すから帰って来なさい。」
「……あ、あし……げ……!」
「ここまでくると狂気だなもはや…」
「ジャスちゃんは芦毛が大好きなだけだよシーちゃん〜」
「う〜ん…文字が…まだ目の前を…回って……ます〜」
「とにかく、みんなお疲れ様。あとは最終報告として生徒会と実行委員会に伝えるだけだから今日は解散。」
「「「「は〜い…」」」」
ぞろぞろと出ていくチームメンバーを見送りながら、ミカドは資料をまとめ、整理をしてから部屋の戸締りをした。
生徒会室
「……というわけでこちらがウチのチームの最終報告です。」
「うむ、ご苦労だったミカド。
「ありがとうございます。」
ルドルフに労られながらミカドはソファに座り込む。その顔には疲れが見て取れた。
実際あのメンバーの中で重労働をしていたのはジャスタウェイに次いでミカドなのである。役割を分担したとはいえ、最終チェックなどで実質すべての業務に加担していたのでその気苦労は尋常じゃない。
一例:
・翻訳ミスのチェック
・誤字脱字のチェック
・暴走するジャスタウェイの鎮静
・ポスターの作成
・発狂するジャスタウェイの鎮圧
・生徒会の業務
・ゴールドシップによって禁断症状が爆発してしまったジャスタウェイの粛清
etc…
「ぶっちゃけ発狂して保健室送りになってもおかしくなかったです。」
「待て一体何があった?」
「こっちの話です気にしないでください」
「そ、そうか…そうだミカド。今週末に時間はあるかい?」
「えっ、週末ですか?特に何もありませんよ?こんな感じだったんでトレーナーも気を使って今週末はフリーにしてくれたんで…」
「それはよかった。実は『月刊トゥインクル』から私と君を含めた三冠ウマ娘たちを取材したいと打診があったんだ。」
「そんな物々しいメンバーを一堂に集めて大丈夫なんですか?絶対に大変なことになりますよ?」
「まあ…向こうにも日頃世話になっている。だからこそ応えたい。ミカド、受けてくれるか?」
ミカドからしたらとんでもないクセを持つこの生徒の中でもとびっきりのクセのある生徒とともに取材するなんてまっぴらごめんだ。現在在学している三冠の称号を持つウマ娘は初代と二代目を除いて『六名』。無事に終わる確率の方が低い。
しかし、トゥインクルの乙名史記者には世話になっているし、ルドルフからの頼みもあると断るに断れない。
「……わかりました。お受けします。」
「そうか…!助かったよ。実はオルフェーヴルが君がいるなら受けると言っていたから、君が断ると流れてしまう可能性があったんだ。」
(あっこれ絶対面倒ごとに巻き込まれるパターンになったな…)
「ふ〜んあの話受けることになったんだ。楽しみだな♪」
「……チッ、面倒なことだけはごめんだ」
「おや、話は決まったみたいですね。では準備をしますか。」
「……来るかノゾミミカド。貴様には……!」
各々の考えが渦巻く中、素晴らしく豪華(で地獄)な取材が始まる。
因みになんで『飛行機雲』がいないのかはまだいないだけです。
あの世代以降の娘たちはまだ入学前みたいな扱いでお願いします。
三冠たちのレースみたい?
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見たい!!
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どちらでも
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そんなことより本編はよ