Fate/AIのべりすと 冠位時間神殿編 作:AIのべりすと
あと、AIはジークとジークフリートの区別がついていないらしく
手書きでジークと絡ませようとしてもジークフリートが割り込んできます。
アストルフォは冠位時間神殿の中心部で、ゲーティアと対峙していた。
カルデアのサーヴァント達は既に敗れ、この場から消え去っていた。
魔神柱たちは、アストルフォにも迫りつつあった。
「ふーん、これがキミたちの目的かぁ…………」
アストルフォは目の前にいる敵を見据える その敵の名はソロモン かつて聖杯の力で受肉した人理焼却者 そして人類の未来を閉ざす者だ
「さてと、ボクもそろそろ準備しないとね!」
そう言うとアストルフォは自らの宝具を展開させる それは愛らしい少女の姿ではなく 一人の戦士として戦う姿だった
「変っ身!!」
光が収まるとそこには黒い鎧に身を包んだ騎士が立っていた その姿を見た瞬間 ゲーティアの顔色が変わる
「貴様!まさか!?」
「あはは!久しぶりだねぇ!」
そう、この姿こそ シャルルマーニュ十二勇士の一人にして フランスの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場する英雄ジークフリートの変身形態である
「しかし驚いたよ まさかお前があの時の赤ん坊だとはなぁ…………」
「黙れ!!私は貴様に復讐するために今日まで生きてきたのだ!!」
「そんなことより早く始めようぜ?オレも暇じゃないんでね」
アストルフォの言葉と同時に二人の騎士の戦いが始まった 剣戟音が鳴り響く中 ジャンヌ・ダルクは一人物思いに耽っていた
(私には一体何が出来るのかしら)
ジャンヌは自分の無力さを痛感する 今戦っている相手はかつて自分が救えなかった存在 彼女は無意識のうちに自分の手を握りしめていた するとその時 彼女の前に影が現れる
「どうやら無事だったみたいですね ルーラー」
「貴方は確か…………」
「えぇ、覚えていませんか?」
そこにいたのは一人の男だった 彼はまるで最初からその場に居たかのように静かに佇んでいた
「まぁいいでしょう それよりも今はこの状況をどうにかしなければなりませんね」
男はそういうと辺りを見渡す その様子にジャンヌは違和感を覚える
「貴方はいったい…………」
「お気になさらず ただの通りすがりですよ」
男がそう言った時だった 突然 空間に亀裂が入り始める
「これは!?」
「どうやら始まったようですね」
「始まったって…………」
「あと数分もしないうちにこの世界は崩壊するということです」
「崩壊ってどういう意味ですか!?」
「言葉通りの意味ですよ それより時間がありません 手短に伝えましょう」
男は懐から何かを取り出す それは一枚のカードだった
「これを持っていきなさい きっと役に立つはずです」
「これって…………」
「ではご武運を」
次の瞬間 男の体は粒子となって消えていった
「待ってください!まだ話が―――」
ジャンヌの声は虚しく響き渡るだけだった
「くそ!また邪魔が入ったか!」
ゲーティアは忌々しげに呟く
「だが、もうすぐだ! もうすぐで私の計画は完成する! それまでは絶対に止められないぞ!」
ゲーティアは高笑いをする
「さて、そろそろ行くかな」
アストルフォはゲーティアに向かって歩き出す
「おい、そこのデカブツ ちょっと話があるんだけど」
「なんだ?命乞いでもするつもりか?」
「違うよ ボクはただ聞きたいことがあるだけさ」
「ほう、言ってみろ」
「お前たちの目的はなんだい?」
「目的だと?」
「そうだよ、お前たちは何を企んでいるんだ?」
「ふん、そんなもの決まっているだろう 人類史の抹消だ」
「人類史の抹消だって?」
「そうだ、我々は人間という種そのものを否定する それが我々の目的だ」
「どうしてそこまでして否定しようとするんだい?」
「簡単なことだ 人間は醜すぎるからだ」
「醜い?」
「そうだ、人間は欲深く愚かしい生き物だ だから我々が管理しなければならないのだ」
「ふーん、つまりお前たちの目的は人類の滅亡ってわけかい」
「その通りだ」
「じゃあ一つ聞くけど そんなことをしたらお前たちが困るんじゃないの?」
「問題はない なぜなら私たちは既に神の領域に達しているのだからな」
「へー、すごい自信だね」
「当然だ 私は神になるのだからな」
「ふーん、それでお前たちの願いは叶ったのかい?」
「なんの話をしている?」
「お前が言っているのはこの世界のことじゃないのかい?」
「…………………………」
「図星みたいだね お前は自分以外の世界を滅ぼそうとしているのに自分は神様になりたいなんて矛盾しているじゃないか」
「黙れ!貴様に何がわかる!」
「わからないよ お前のことなんか全然興味ないしね」
「ならば死ねぇ!!」
ゲーティアは無数の魔術を放つが その攻撃は悉くかわされる
「無駄だよ お前の攻撃は当たらない」
「貴様ァ!!」
「お前がどんなに強くても お前には出来ないことが二つある」
「それはなにかな? 教えてくれない? もしかしたら参考にするかもしれないしね!」
「それはなぁ…………」
アストルフォはその手に持った剣を振り上げる
「愛を知らない奴に誰かを愛することは出来ないんだよ!!」
そして剣を勢いよく振り下ろした 剣から放たれたのは魔力の斬撃 それはゲーティアに直撃する
「ぐあああっ!! ばっ馬鹿な!? なぜ貴様にこんな力が…………」
「残念だったね ボクは愛の戦士だ 愛する者の為なら無限の力を発揮できるのさ」
「愛だと?ふざけたことを言うな!!」
「そう思うのは勝手だけどね これが現実さ」
「黙れ!! 貴様に何ができる!! 貴様には何もできない!! 貴様に出来ることはここで死ぬことだけだ!!」
「そうかもね 確かに今のボクには戦う力がない でも…………」
アストルフォは宝具を展開する
「戦う力が無くたって 守る力は無くならない」
「何を言うつもりだ?」
「ボクは信じているよ キミにもいつか分かる日が来るってね」
「貴様に何が分か―――」
次の瞬間 ゲーティアの言葉は途切れる 彼の胸には一本の槍が深く突き刺されていた
「バカめ………… 油断した…………ようだな」
「うん、本当に気を抜いていたよ」
アストルフォは苦笑しながら言う
「まさか………… あの状態から反撃してくるとは…………」
「言ったはずだよ ボクには守るべき者がいる その為には負けられないって」「そうか………… だが、これで終わりではない………… 私は…………必ず…………」
「安心しろ すぐに終わらせる」
アストルフォはゲーティアの額に手を当てる
「さらばだゲーティア、安らかに眠れ」
次の瞬間 ゲーティアの体は光に包まれ消滅した
「…………終わったか」
アストルフォは空を見上げながら呟く そこにはいつもと変わらない青空が広がっていた
「先輩!大丈夫ですか!」
マシュは藤丸のもとに駆け寄る
「えぇ、なんとか…………」
「よかったです…………」
「心配かけてごめんね」
「いえ、無事で何よりです」
「ところで、他のみんなは?」
「はい、皆さん無事です 今はダヴィンチちゃんの指示でカルデアに帰還しています」
「そっか、それを聞いて少しホッとしたよ」
「私もとても不安でしたが、無事で良かったと思います」
「そうだよね…………」
「先輩?」
「いや、なんでもないよ」
「そういえば、さっきまでここにいた人って誰だったんですか?」
「さぁ、分からない いつの間にかいなくなっていて…………」
「そうですか…………」
「でも、悪い人では無さそうだったよ」
「そうですね 私もそんな気がします」
アストルフォ「みんな!一年間応援ありがとう!」