どうしてこうなった。   作:Layvn

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遅くなりました。ちょっとリアルが忙しかったのですがようやく落ち着きましたので、更新を再開いたします。
ではではどぞー。


蒼紅の迎合 その5

 

静かに抱擁していた2人は、落ち着いたのかゆっくりと密着していた体を離していく。

 

「ぁ・・・」

 

それが名残惜しかったのかはわからないが、抱きしめられていたカノンは心無しか残念そうで。

 

「あ、あのー」

 

そしてずっと蚊帳の外だったカノンが、ようやく今回の顛末について確認できるようになった。

 

 

 

・・・アンタはさ。自分が戦場に立ってるときの記憶ってはっきりしてる?

 

砲撃主は先ほどまでの烈火のごとき雰囲気を霧散させ、落ち着いた声で語りかける。

 

けれど、何かを恐れるように俯き気味で、握り締めた手のひらが震えていた。

 

「大丈夫だ、君の気持ちをマイスターに伝えるといい。オレもそばに居る」

 

その手をそっと包むように男が握り締める。

 

砲撃主は別の意味で俯き、カノンはそんな二人を見て何故かむっとした。

 

「その、聞かせてもらってもいい?あなたは私、なんだよね?」

 

砲撃主は静かに頷く。

 

「どうして・・・攻撃してきたの?」

 

 

 

カノンの疑問は当然で、だからこそ――

 

 

 

 

「ワタシはね、アンタなの。ただし戦うためだけに生まれた、ね」

 

戦場で生まれたもう1つの人格。絶望の中で生まれた破壊衝動。

 

 

その何もかもが台場カノンには衝撃的で、なのに何故かその話が真実であるのだと悟ってしまった。

 

自分は戦場のときの記憶が酷く曖昧だ。曖昧、というよりは主観的に語れないといったほうが正しい。

 

(そうだ、私が見てた闘いの風景は・・・)

 

言ってしまえば映像。感覚的にはテレビを見ているような状態。

 

その場においての感情が一切呼び起こせず、正しく見たままの内容でしかない。

 

 

カチリ、と何かが頭の中で音を立てた気がした。

 

 

 

――だからこそ、それは深く深く、カノンに突き刺さった

 

 

 

 

 

「だったら、いつも戦ってたのは・・・私の代わりに苦しい思いをしてたのは」

 

 

あなたなの?

 

俯き気味の砲撃主は、静かに肯定をした。

 

 

どうして私がこんな目に?

 

 

この言葉は私が思っていい言葉なんかじゃなかった。

 

彼女の態度は当然のことだった。

 

本当につらい目にあっていたのは砲撃主(かのじょ)の方で、それに気付きもしなかったのだから。

 

 

あなたなんかワタシじゃない

 

 

私は、コノコニナニヲイッタ?

 

それが例え自身を守るために行っていた行為であったとしても、支えてくれている彼女になにをいった?

 

 

「ごめ、ん・・・なさぃ」

 

 

それが例え今知ったことだったとしても。流れから当然のことだとしても。

 

心優しき彼女は、自分自身の言葉が許せなかった。自身の迂闊さを呪いたくなった。

 

堰を切った感情がポロポロと両の瞳から溢れ出す。

 

「ごめんなさ・・・私が泣いていいわけ、っく・・・なぃのにぃ」

 

守ってくれていた人を傷つけた。真の理解者を突き放した。

 

思考の悪循環がグルグルと渦巻き始める。

 

そのときだ。ふわり、と頭を誰かに撫でられた。

 

「いいよ。ワタシはアンタを許すから―」

 

だからワタシも、アンタに許して欲しいな。

 

「う、ん・・・うえぇえええ」

 

赤子のように泣きじゃくる少女は、瓜二つの少女と静かに抱きしめあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―主人公サイド―

 

 

前回のあらすじ。

 

 

エ キ サ イ ト 翻 訳 。

 

 

ナニコレどうしよう。オレのウィットでおされなトーク術が披露出来ないんだが。

 

えー何このイケメン翻訳こ○にゃく。キャラじゃないよぅ蕁麻疹が出てしまいそうだよぅ。

 

 

 

うんあれだ、ぶっちゃけあんまし問題ないんだけどちゃんさまに密着してるから余計なこと考えないと理性の壁が吹き飛ぶから察してくれ。

 

考察?オレの状態よりもこのすばらしきにほひと柔らかさは柔軟剤いらずじゃね(混乱)

 

あかん、このままだと我が鉄壁の理性の壁(薄さ0.5ミリ)が砕け散るっ!

 

名残惜しいが緊急離脱じゃー!

 

 

「ぁ・・・」

 

 

おいやめろそんな名残惜しそうで色気たっぷりのエロスな声出さないでくださいお願いします。

 

瞬間湯沸し機もかくやのレベルでオレの脳みそが茹で上がりそうだったのでとりあえずクールを装い煩悩を退散させる。

 

 

熱膨張って知ってるか?ナニがとかどこがとは言わんがな!

 

 

 

ようやく落ち着きを取り戻した思考回路は、とりあえず落ち着こうとしてた間に進展したこの状況を見守ることにした。

 

「・・・アンタはさ。自分が戦場に立ってるときの記憶ってはっきりしてる?」

 

静かな声だった。さっきまでそれはもうブルッちまいそうな雰囲気だったキャノンもちちゃんさまは、ゆっくり語り始めたのだがふるふると手が震えていた。

 

 

・・・あ、これはそういうパティーンですねわかります。

 

 

「大丈夫だ、君の気持ちをマイスターに伝えるといい。オレもそばに居る」

 

内訳)ご安心をレイディ。私めも一緒に説明しますのでお手を拝借デュフフフ。

 

 

おおぅ、イケメン変換すなぁ。これはニコポ待ったなしじゃね?ほらちゃんさま俯いてるよ!

 

 

 

あ、いやあれだ。前おんなじように女の子にしたときあとから「キモいです」って言われたパティーンだ(震え声)

 

ごめんなさい調子のりました許してください。

 

あともう一人のちゃんさまは間違ってもその動画を緑色のつながる線アプリとかつぶやきバードさんとかに拡散しないでくださいお願いします。

 

もうやめて!オレをつるし上げて何が楽しいっていうの!?

 

 

 

・・・はっ。

 

 

いかんトリップしてたみたいだな。というかなんぞちゃんさまが泣いておりますな。オレも泣きたいし泣いていい?ダメ?

 

あ、キャノンもちのちゃんさまがなんかそばに寄ってったと思ったら頭撫で始めた。

 

オレも泣いていい?ダメ?(チラッ

 

 

 

ひとしきり泣きじゃくったちゃんさまが落ち着いたのか、今度はこっちを見てきた。キャワワっ。

 

「ところであなたは・・・どなたなんですか?」

 

こてんっと首を傾げるちゃんさま。あざといさすがちゃんさまあざとい。

 

んっんん。しかし聞かれたならば名乗りましょう!

 

 

 

 

「オレはブリュ・サフィール。マイスターを守る盾であり、戦うための翼だ」

 

 

 

えっ

 

 

 

どうしてそうなった?




はい、というわけで主人公がようやくその名を明かしました。
名前の由来などはこのお話が終わればお伝えしたいと思います。
ではまたー。
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