どうしてこうなった。   作:Layvn

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大変にお待たせしております。
おそらくはもう見捨てられていたであろう本作品ですが、またのんびり始めようと思います。

それではどぞー。


蒼紅の迎合 ~そしてその先へ~

― そして先を見据える蒼の瞳サイド ―

 

 

 

私はこの2つの出会いに感謝している。

 

ずっと私の代わりに戦っていたワタシ。

ちょっと刺激的で口は悪いけれど、いつだってそばで見守ってくれてる気がする。

 

ほんのちょっとしか話せてないけど、ホントはとっても優しい子だよね。

 

・・・そういえば元々私なんだから自意識過剰の痛い子になっちゃう!?

 

深く考えるのはやめるのよカノン・・・考えては駄目・・・!

 

 

 

なんて思ってると訝しげな目でこっちを見てくる紅い瞳のワタシ。

 

「ホント自意識過剰ね」

 

聞こえてたの!?ねぇ声に出てたの!!?

 

ため息混じりに言って肩をすくめて見せる姿はとても同じ私とは思わなくて、少し様になっててカッコ良かった。

 

ところでホントに声に・・・?

 

ちらりととなりのもう一人、サフィールさんを見やる。

 

良かった、聞こえてなかったみたい。思わずふぅと胸をなでおろした。

 

 

広がる草原に座り、片膝を立てながらどこか遠くを見ている彼。

 

憂いを帯びたような蒼い瞳は儚げに輝き、深く何かを考えているようだった。

 

 

突然私たちの前に現れて、私たちを助けてくれた人。

 

人、と呼んでいいのかわからないけれど、確かに意思を持って接してくれるこの人は一体何者なんだろうか。

 

大きく形を変えた私の神機だというこのブリュ・サフィールと名乗った男性は、なんだかとても不思議な雰囲気を纏っている。

まるで昔から知っていて、ずっと一緒にいたような。そんな、なんだかわからないのだけれど安心する空気が彼に漂っている。

 

彼のおかげで、私はワタシのことを理解できたし少し近づけたと思う。

 

あの時、身を挺してまで私を救ってくれたアナタを、もっともっと私は知りたい。

 

いつの日か私の意志で戦場に立って、あなたとワタシで道を切り開いていきたいと思えるようになった。

 

その道はきっと険しいのだろう。私が負うはずだった苦しみを、今までずっと紅のワタシに押し付けてきたのだから。

 

いつだったかの「あの人」のように、一生懸命任務をこなして必死になって今を生きなければいけないんだろう。

 

でも、私はきっと大丈夫。

 

私にはこの2人がいるのだから、きっとどこまでだって行けるはずなんだ。

 

ふとサフィールさんと目が合い、これからのことを決意して新しいパートナーに微笑みかける。

 

少しだけ困惑したようにも見えたけど、すぐに薄く微笑んでくれた。

 

 

 

・・・思えばすごく恥ずかしいことをしているのではないかと感じてしまい私はすぐに目を背けたのだが、顔を赤くしたワタシが恥ずかしいものを見るようにこっちを見ていた。

 

よくよく考えてみれば自分自身が突然男性に意味も無く微笑んだようなものなのだ。

 

(か、勘違い女って思われそう・・・)

 

ご、ごめんなさい・・・と、誰に向けていったのかもごもごと呟く私を見て、二人はぷっと吹き出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

―全力でイケメンフィルターに感謝する主人公(人モード)サイド―

 

 

 

うちのちゃんさまが可愛過ぎて生きるのが辛い。

 

なんか紅目のちゃんさまを見てうっすら微笑んだり、突然きりっとした顔になったかと思えば真っ赤なほっぺになって俯いたり。

 

しまいにはこっちを凝視してくるしね。

 

 

いやー、あのですね。

 

惚れてしまいますやめてください(切実)

 

落ち着け、素数を数えるんd(以下略

 

ふぅ、少し落ち着いたのでなんかこう、遠くを見る感じで違うこと考えよう。

 

今ほどイケメンフィルターがかかってて良かったと思う。

 

普段ならもうそんな表情でごはんが3杯食べれます(キリッ

 

 

なんだかクルクルと百面相してるちゃんさまがもう愛おしすぎて切なくなってくるんだけど同時にイケメンフィルターに心強さを感じる今日この頃。

 

 

 

つまりル○ンダイブしそうなんだなぁこれが。

 

飛びついていいですか?え、駄目?

 

仕方ないからご尊顔を視姦することでこの熱いパトスを沈めようと決意し、顔を上げると

 

 

ち ゃ ん さ ま が こ っ ち を み て 微 笑 ん で る

 

 

いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはちゃんさまがいる!!やったよブレンダン!!ひとりでできるもん!!!

 

 

 

 

 

・・・ご尊顔を視姦することでこの熱いパトスを沈めよう(白目)

 

幸いにもイケメンフィルターさんはいたってクールに綺麗なものを見たとでも言いたげにふっと微笑んだ感じで、また顔を真っ赤なりんご状態にさせたちゃんさまを拝むことが出来ました。

 

あとなんかもごもごいって謝ってる姿にめっちゃ萌えた。結婚してください。

 

 

 

 

で、しばらくしたあと。

 

なんだかこの空間はもう終わりなんだと紅いちゃんさまがおっしゃられており、オレとちゃんさまの精神は現実に戻ることになるそうな。

 

かなり時間が経過したように思えるんだが、なんといまだ10秒も経ってないそうで。

 

なんてご都合主義な精神と○の部屋!

 

いやーけどこのまま少し残って紅ちゃんさまとお話したいなってオレは思うんだがどうですかね?

 

え?やだ?

 

なんか顔真っ赤にしたかわいいちゃんさまがこっちにきたと思ったら突然ビンタされて意識がフェードアウトしていく。

 

 

 

 

どうしてこうなった。




はい、というわけで最新話でした。

1年越しの更新でございます、クオリティも下がっておりますがどうか生暖かい目で見守っていただければと存じます。

それではまた。
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