今後も不定期になるかとは思いますが一応完結を目指すつもりなので(目をそらしつつ)
ではではどぞー。
台場カノンは気が付いたとき、澄み広がるような青空の下にいた。
(あれ、私確か試験室にいたはずなのに・・・)
この光景に見覚えが無い。機械的な空間から、それこそ映像の中でしか見たことのないような青空の下に広がる草原。
だというのに。
だというのに、何故だかとても懐かしいような、ずっと前からここを知っているような。
(ノスタルジィ、っていうのかな?)
透き通るような世界に風が凪ぐ音だけが通り過ぎる。音も匂いも、全てが澄み切っている。
こんなにも美しい風景があるなど、今の今までどう想像出来ただろうか。
(みんなでここに来たいな・・・美味しいもの作って、戦いのことなんて忘れて)
ゴッドイーターとなって、むしろ生まれてきてからずっとこんなにも穏やかな光景に出会うことなど全くといっていいほどに無かったのだ。
終わりの見えない
昨日笑いあった友人が、言い争いをしてしまった仲間が、導いてくれた人が。
次の瞬間には、居なくなってしまうような世界に疲弊しない人間などいるはずもない。
散り散りに引き裂かれそうだった彼女の心を繋ぎ止める術は―――
何の前触れもなく、澄み切った蒼から一切を焼き尽くす紅へと世界が変わる。視界全てを塗りつぶすような圧倒的な紅は、青々とした草原を飲み込むには十分すぎた。
「いらっしゃい、私」
燃やし尽くす紅の中、見慣れた人物が立っていた。
「ぇ・・・」
そんな中に佇みながら、それでもなおあまり余って目立ったのは
「驚かないでよ、ここは
煌々と輝く、紅い瞳の台場カノンだった。
「アンタが作り出した、ワタシがいても当然でしょう?」
だから、とカノンは微笑む。目は笑わず、攻撃的に。蔑む様に嗤う。
「アンタがワタシに背負わせてる苦しみ、味わってよ、ね?」
「ひっ」
見慣れた砲身が、アラガミすら打ち抜く大砲が。
台場カノンに突きつけられた。
―――すなわち、己を守る影を作ることだった。
ー主人公サイドー
気が付いたら草原だったなう。
え、いや何がどうなったんだおい。
おかしい、オレは今まで神機だったはずなのだ。
マイスターカノンちゃんさまがオレを掴んでくれてテンションが天までぶっ飛ぶ勢いだったのにどうしてこうなった。
てか視界が広いし手足があるだと・・・?
おいおい待てよもう擬人化か展開早いなおい。いや、逆に考えるんだ。これまでが酷かったのさって。
あぁ、なんだか泣けてきた・・・。
涙が出るよ、なけるよ空気がおいしいよおかん・・・(ガチ泣)
青年号泣中・・・
いやぁスッキリしたわーマジやばいわー。
久々の体に全力ダッシュ決めたくなったがその前に今の痴態に悶えてもいいですか?
ダメ?把握したわ。
いやぁーしかしどこだここは。
てかマイエンジェルカノンちゃんさまはどこぞ。
てかどうして体が元に戻ってるし。突っ込みどころワンサカ沸いてきて困惑するわ。
とりあえずゴロゴロ転がることにした、悶えるのも兼ねて。
ゴロンゴロンと転がるアラサー手前のナイスガイ、オレ。なお、頭を抱えて少し奇声を発しているのはご愛嬌である。
そして記念すべき56ゴロゴロを終えたところで、なんというか香ばしい匂いがする。
おっと間違っても下のほうからじゃないぜべいべー。どちらかというと背中だ。
うん、空が赤いね。夕焼けにしてはなんか火の粉が舞ってるね。コレがホントのファイヤーフライってそれは蛍かーハハワロス。
え、なに?上手に焼けちゃう展開なの?ウルトラ上手に焼けちゃうの??
てか待って待て待ちやがってください背中があちいってか燃えてるよねオレの背中間違いなく香ばしいにおいここからだよねうオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
どうしてこうなったあああぁぁ・・・
教訓:転がれば火が消えるけど熱い。
しかしあれだ。ホントに何が起こってるのかわからん。
いきなり草原が燃え出してるのもわからんしそもそも体があるのもよくわからん。
わからんが物事において理由が無いことなんてないって死んだじっちゃんも言ってたから何かしら理由はあるんだろう。
ならば持ち前のプラス思考(すぎて軽躁)でいっちょやってみっか!
と、一通り現実逃避したところであれだ。周囲が火の海なのをまずどうにかしよう。
・・・め、めでぃーっく!!(錯乱)
はい、ちょっと文章形態を変えてみました。主人公サイドは変えませんが。これからも鈍足亀野郎な作品をよろしくお願いします。