この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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98話 暴かれる、新たな危機

 レイナが謎の男に攫われてしまい、リナが呆然としていた。

 しばらくすると、魔王討伐記念のパーティーを開く為、魔王討伐に関わったパーティと、アクセルの防衛に尽力したアクセルハーツも来てくれと招待状がやって来た。

 俺達は分かるのだが、何故、アクセルハーツも呼ばれるんだ?

 そんな疑問を抱きつつ、俺達は正装に身を包んで、大臣が用意したという王都の野外の特設会場へと向かう。

 

零士「………何で、特設会場なんだ?」

リナ「…………分かんないわよ。」

カイト「リナ。しっかりしろ。」

カリン「ショックなのは分かるけど、ここで暗かったら、皆が盛り下がるでしょ。」

リナ「それはそうなんだけど……。」

ユーリ「…………。」

 

 周囲には、色んな来賓の人たちで、溢れかえっていた。

 俺たちの近くには、カズマ達のパーティにゆんゆん、ミツルギのパーティも居た。

 しばらくすると、王女アイリスが現れて、俺達が呼ばれた。

 

アイリス「皆さん、魔王討伐、お疲れ様です。本当に良くやりました。」

カズマ「あ、ありがとうございます……。」

アクア「魔王討伐のMVPは、この私だからね!」

 

 アクアがそう言うが、アイリスはにこやかに笑っていた。

 すると、大臣のノエルが現れて。

 

ノエル「皆さん、本当に良くやりました。魔王討伐お疲れ様です。」

リア「しかし、私たち、アクセルハーツは、魔王討伐に関わっていないのに、どうして呼ばれたのですか?」

ノエル「何。気にする事はありませんよ。……あなた方にも用があるので。」

 

 そう言うと、雰囲気が変わった。

 何か様子が変だ。

 

ノエル「さて。フッ!」

ユーリ「不味い!零士とカイトを逃がせ!」

 

 ノエルが何かの本を振るうと、赤い衝撃波が俺たちを襲おうとするが、ユーリに突き飛ばされて、俺とカイトは躱せたものの、残りの皆が衝撃波に吹き飛ばされて、聖剣とワンダーライドブックが大臣の元へ。

 ユーリも消えてしまい、聖剣とワンダーライドブックが大臣の元へ。

 だが、ミツルギの聖剣とワンダーライドブックは奪われていない。

 

アイリス「大臣!?これは一体……!?」

ノエル「ああ。もう、私は大臣ではありませんよ。世間知らずのアイリス様?」

クレア「貴様!アイリス様を侮辱するとはな!到底許せん!!」

カズマ「まさか………!」

ノエル「そうですよ!あなた方が魔王を倒してくれたおかげで、私の計画が動き出す!」

 

 やはり、本性を隠していたか……!

 という事は、レイナも……!

 

リナ「まさか………!あなたがレイナを攫ったの!?」

ノエル「その通りです。………そうです。あなた方に面白い話をしてあげましょう。」

カイト「面白い話だと?」

カリン「何の事よ?」

ノエル「ジンという伝説の剣士が居ましたね。実はですね……あの剣士が私の依頼したクエストで彼が死んだのは、私が誘導したからなんですよ!」

「「「!?」」」

 

 リナとカイトとカリンが驚愕の表情を浮かべる。

 

ノエル「あの剣士は、私の計画に察知して、止める様進言して来た。だから、鬱陶しくなったので、消したのですよ!!」

「「「!!」」」

アイリス「では………。あなたの部下の四賢神はどうしたのですか……!?」

ノエル「ああ。あの頭の硬い老いぼれ共には退場してもらいました。」

アイリス「えっ………。」

ノエル「私はね。この退屈な世界を創り換えるんです。争いの絶えない世界に。朝の小鳥の囀りが、人々の悲鳴に変わる。そんな刺激的な世界にね!」

 

 まさか、こんな事をカミングアウトしてくるとはな。

 しかも、気付いたが、レイナがベッドに寝かされていた。

 

リナ「レイナ!」

ノエル「さあ。火炎剣烈火と、闇黒剣月闇を私に渡しなさい。」

ミツルギ「…………貴様ァァァ!!」

零士「渡せって言われて、渡す奴が居るとでも思ったのか!」

カイト「ここで、ジンさんの敵を討つ!……そして、アンタの野望はここで終わらせる!」

アイリス「ここまでの蛮行、到底見過ごす事が出来ません!!」

 

『エレメンタルドラゴン!』『プリミティブドラゴン!』

『ジャオウドラゴン!』

『ムーンドラゴン!』『エクストリームラビット!』『銀河特急の夜!』

『スタードラゴン!』

『エレメンタルドラゴン!ゲット!』

『ジャオウリード!』

『スターリード!』

『烈火抜刀!』

『闇黒剣月闇!』

『萬月抜刀!』

『星雲剣恒星!』

 

「「「「変身!!」」」」

 

『エレメンタルドラゴン!』

『ジャオウドラゴン!』

『フルムーンドラゴン!』

『スタードラゴン!』

 

 俺はセイバー、カイトはカリバー、ミツルギはグラム、アイリスはグラディウスへと変身する。

 すると、カイトが動いた。

 

カイト「聖剣は、ここで封印する!」

 

 どうやら、カイトは俺と約束した事を果たしているのだ。

 以前、万が一、聖剣を奪われた場合は、すぐさま封印してくれと依頼した。

 それにより、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷、土豪剣激土、風双剣翠風、音銃剣錫音、光剛剣最光、煙睿剣狼煙、時国剣界時が封印された。

 

カズマ「よし!」

アクア「これで、悪用はされないわ!」

めぐみん「お願いします!私たちの聖剣を取り戻して下さい!」

ダクネス「頼む!アイツを止めてくれ!」

零士「言われなくても!」

 

 だが、一体の不死鳥が突進してきて、俺達は吹き飛ばされる。

 そこにいたのは、バハトだ。

 

カイト「バハト………!」

バハト「剣士は、皆滅ぼす。」

 

『エターナルフェニックス!』

『……抜刀!』

 

バハト「シーッ……。変身。」

 

『エターナルフェニックス!』

『虚無!漆黒の剣が無に帰す……!』

 

アイリス「この人が、バハト……!」

ミツルギ「誰だか知らないけど、邪魔をするなら倒させてもらう!」

カイト「行くぞ!」

零士「ああ!」

 

 俺達は、4人の連携で、バハトと戦う。

 流石のバハトも、ミツルギとアイリスを相手にして、苦戦している。

 

ミツルギ「これでとどめだ!」

アイリス「一気に決めます!」

 

『必殺読破!』

『必殺リード!』『スタードラゴン!』

『萬月抜刀!』

『ムーンドラゴン!ラビット!銀河鉄道の夜!』

『三冊斬り!』

『フ・フ・フ・フルムーン!』

『恒星必殺撃!』

『習得一閃!』

 

ミツルギ「萬月斬り!」

アイリス「エクステリオン!」

バハト「グッ!」

 

 2人の必殺技を食らって、バハトは消滅した様に見える。

 

ミツルギ「やったか!?」

カズマ「おい!それ、フラグ!」

バハト「やーられた!」

カイト「危ない!」

 

 バハトがアイリスとミツルギの2人の背後に現れて、一閃するも、カイトが身を挺して守って、2人は無事だ。

 しかし、カイトは変身解除して、闇黒剣月闇とジャアクドラゴンが大臣の元へ。

 つまり、封印が解けてしまった。

 

零士「カイト!大丈夫か!?」

カイト「ああ。ジャオウドラゴンは無事みたいだしな。」

 

 よかった。

 ミツルギとアイリスがそれを見て、震え出した。

 

ミツルギ「貴様ァァァ!!」

アイリス「許せません!」

バハト「かかってこい!」

 

 だが、冷静さを欠いたのか、少ししたら、倒されていた。

 だが、2人の聖剣とワンダーライドブックはどういう訳か、手元にある。

 

バハト「後はお前だけだ……。」

零士「かかってこい。」

 

 俺は単独で、ファルシオンに立ち向かう。

 

ノエルside

 

 闇黒剣月闇は手に入りました。

 後は、火炎剣烈火と無銘剣虚無だけだ。

 すると、隣から動く気配が。

 

レイナ「ううん……。ジュン、零士さん。」

ノエル「お目覚めですか。では、最後の仕上げと行きましょうか。」

 

 私は、破滅の書を開き、彼のブレイブドラゴンと呼応させて、あの本を精製する。

 

零士side

 

 やはりというべきか、ノエルは破滅の書を持っていて、開くと同時に、俺のブレイブドラゴンも反応して、ブレイブドラゴン、ルーンブライトドラゴン、ルーンディムドラゴンの3体が飛び出して、エモーショナルドラゴンワンダーライドブックを精製する。

 

ジュン(どうする?罠だろうな。)

零士(でも、バハトを倒す為には使うしかないだろうな……!)

 

『エモーショナルドラゴン!』

『勇気!愛!誇り!3つの力を持つ神獣が、今ここに……!』

 

 俺は、エモーショナルドラゴンワンダーライドブックを、ライトシェルフに装填して、火炎剣烈火を抜刀する。

 

『烈火抜刀!』

『愛情のドラゴン!勇気のドラゴン!誇り高きドラゴン!エモーショナルドラゴン!』

『神獣合併!感情が溢れ出す……!』

 

 俺は紅魔の里にて変身した、エモーショナルドラゴンへと変身する。

 

カズマ「アレって………!」

バハト「ウアァァ……!お前はやがて力を手にする……。しかし!その力がまた争いを生む!それが人の本質!宿命だ……!」

零士「俺が手にするのは、この世界に生きる人達を守る為の力だ!」

 

 ファルシオンが斬りかかってくるが、滅壊の盾で受け止め、凄まじいオーラを纏った火炎剣烈火で、ファルシオンを二度攻撃する。

 すると、呆気なく変身解除して、無銘剣虚無とエターナルフェニックスワンダーライドブックも、大臣の元へ。

 

ノエル「あなたの役目はここまでです。」

バハト「……フッハハハハハハッハッハッハッハッハッ………!」

 

 バハトは笑いながら消滅した。

 皆が俺の元へと駆け寄る。

 

ノエル「やはり、あなたは凄いですねぇ!」

零士「ウワッ!」

リナ「零士!」

 

 すると、衝撃波が当たり、火炎剣烈火、ブレイブドラゴン、キングオブアーサー、ドラゴニックナイト、プリミティブドラゴン、エレメンタルドラゴン、エモーショナルドラゴンを奪われてしまった。

 そうして、ノエルの元に全ての聖剣とワンダーライドブックが集合してしまった。

 

ノエル「さあ!儀式を始めましょう!」

レイナ「ウッ!」

リナ「レイナ!」

ジュン「レイナ!!」

 

 すると、レイナが上空に現れたセフィロトの樹に吸い込まれていく。

 

アクア「カズマさん!どうにかならない!?」

カズマ「無茶言うなよ!」

ソフィア「私が行きます!」

 

 すると、ソフィアが現れた。

 

ダクネス「ソフィア様!」

めぐみん「どうやってここへ!?」

ゆんゆん「そんな事より!早くあの子を!」

ソフィア「分かっています!」

カイト「まさか、ソフィア様が身代わりになるつもりじゃ……!?」

 

 そう言って、ソフィアはレイナの元へと向かうが。

 

ノエル「今更何しにきた。この役立たずが!」

 

 しかし、ノエルに引き剥がされて、地面に落下する。

 そして、上空に、目次録が出現して、そこにワンダーライドブックとアルターライドブックが吸い込まれていく。

 

カリン「ソフィア様!」

カイト「大丈夫ですか!?」

リナ「レイナ!!」

レイナ「ジュン!リナ!」

ジュン「レイナ!」

 

 すると、レイナが己の力を振り絞ったのか、坂が出現する。

 

ノエル「何………?」

ジュン「行くぞ、零士!」

零士「ああ!」

 

 俺は、必死に力を振り絞って、その坂を駆け上がる。

 側から見ると、シュールだが、俺としては必死なのだ。

 そこら辺を突っ込んではいけない。

 天辺まで来て、あと少しでレイナと手を繋げる。

 

レイナ「ジュン!」

ジュン「レイナ……!」

零士「行けェェェェ!!」

 

 すると、手を繋げて、レイナを引き寄せる。

 

レイナ「ありがとう。」

ジュン「レイナ……!」

ノエル「どうぞご自由に!もうその少女も要りませんので!」

零士「お前にその力は渡さない!」

 

 俺はすぐさま、火炎剣烈火を引き抜く。

 

零士「物語の結末は、俺が決める!」

 

 火炎剣烈火を振るい、儀式を強制的に中断させる。

 流石のノエルも動揺していた。

 

ノエル「何だと……!?」

ジュン「大丈夫か。」

レイナ「うん!」

 

 すると、それぞれの聖剣とワンダーライドブックが、手元に戻り、ユーリも復活した。

 

ユーリ「おおっ!やっぱり零士は最高だな!」

カリン「音銃剣錫音………!」

 

 俺の手元にも、奪われていた全てのワンダーライドブックが戻ってきている。

 すると、目次録が小さくなっていき、ノエルの元へと向かう。

 つまり、オムニフォースワンダーライドブックへと変化したのだ。

 

ノエル「………!フハハハハハッ!フハハハハハッ!」

アクア「何か、ワンダーライドブックを持ってるんですけど……!!」

カズマ「お前ら!」

ダクネス「奴を倒す!」

 

 俺たちが変身しようと、ワンダーライドブックと聖剣を構えると、オムニフォースからキングエクスカリバーに酷似した剣、カラドボルグを取り出す。

 

ノエル「虫ケラどもが……!フッ!」

 

 ノエルがカラドボルグを振るい、周囲が闇に包まれると、世界が滅ぶイメージが浮かぶ。

 気がつくと、ノエルは逃げていた。

 

零士「逃げられたか……!」

アイリス「心配要りません。クレア。」

クレア「はい。王女アイリスの権限により、ノエルを指名手配する!」

ダクネス「でも、全知全能の書が、奴の手に渡ってしまった……!」

ユーリ「いや、アレはまだ不完全だ。」

カズマ「なら、打つ手はあるな。」

 

 その後、力を使いすぎたのか、レイナは消えてしまった。

 




今回はここまでです。
次回、仮面ライダーソロモンが登場します。
現在、デモンズドライバーやワンダーオールマイティが届き始めてますね。
賢者の孫とリバイスの小説は、現在書いています。
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