俺は宿で寝ているとここ最近ある夢を見る。
それは、俺が2人の少女と草原を駆け抜けていくと言う物で、何か約束をしているようだった。
零士「あの夢は一体………?」
あれは本当に訳が分からない。
一体あれは?
ー翌朝ー
俺は皆と合流した。
カズマ、めぐみん、リナ、カイトといった仮面ライダーに変身出来た人は、軒並み前の剣士に夢の中で会っていたという。
かくいう俺も、その夢を見る前に神山飛羽真と上條大地と会っていたので、驚いていない。
実は皆と合流する前に、クリスと会って夢の件について話したが、いずれ分かりますと濁された回答をされた。
メギドについても話した。ソフィア様が言った通り、メギド三幹部は軒並み魔王軍幹部の一員らしい。
零士「さて、俺たちも魔王軍とメギドを倒す為にも、頑張らないとな。」
カイト「そうだな。」
リナ「えぇ。」
ちなみに今回のメギド騒動で、リナ、カイトもレベルアップした。
リナはレベル12で、カイトはレベル15である。
そしてここ暫くの俺らの行動はというと。
カズマは、今の自分がどれくらい行けるのかと言う事でキールダンジョンへと単身で向かった。不安があったが、カズマの熱意に答えて、危険を感じたら即離脱の条件をつけて行かせた。
アクアは、一文なしとなり、色々なアルバイトをして、俺からの借金を返済しようとしている。
ダクネスは、実家で筋トレをするという。
カリンは、聖剣の強化の為の素材を集めてくれるそうで、その素材を手に入れる為、クエストに出かけている。
そして、俺、リナ、カイト、めぐみんはと言うと。
めぐみん「爆裂魔法を撃つ為に、いい練習場所はないですかね?」
理由は、めぐみんは1日1爆裂をやっている。
しかし、街の近くだと守衛さんに『音がうるさい』、『迷惑だ』と怒られるらしい。
よって、アクセルから遠く離れた所でやる必要がある。
そこで俺は一つ、名案を思いついた。
魔王軍の砦。そこに爆撃してやろうと。移動手段は、ジオウ降臨暦からタイムマジーンを取り出して行う。
まず、タイムマジーンで、砦の上空へと向かって、扉をミサイルで吹き飛ばす。そしてめぐみんの爆裂魔法の追撃を行う。
ちょうど近くに進軍中の魔王軍がいたので、追撃のミサイル攻撃を行った。
タイムマジーンの中は。
めぐみん「アーッハハハハハハ!」
カイト「狂った様に笑いやがる。」
リナ「よっぽど爽快だったんだね。」
零士「そうだな。」
めぐみん「燃え尽きろ、紅蓮の中で…。ハァ〜。最高デス。」
零士「満足そうだね。」
カイト「それはそうと、ここ、狭くね!」
零士「我慢してくれ。本来4人も乗るやつじゃないんだ。これは。」
そうして、俺たちの日課が始まった。
めぐみんの爆裂魔法は、雨の日も、嵐の日も、穏やかな昼の一時にも続いた。
たまに、俺たち3人も、習得一閃技を使って、殲滅している。
爆撃が続いた事で魔王軍の方は降伏してきたが情け無用で爆裂魔法を見舞った。
しかし、気になる反応があった。
零士「またか。ポチッとな。」
俺はあの廃城に、タイムマジーンからミサイルを放ち、攻撃した。
めぐみん「あの廃城に何があるんでしょう?」
カイト「さあな。」
リナ「毎日、毎日反応があるよね。」
零士「……何でミサイルを何発も撃ってるのに崩れないんだろう?」
あの廃城にタチの悪いアンデットがいるんじゃないよな。
ルナさんに後で聞こう。
俺たちはアクセルへと戻った。
ーギルド運営酒場ー
零士「ジュース二杯下さい。」
めぐみん「なんでわたしにはお酒がダメなんですか!」
リナ「昼からはダメでしょ。私もジュース。」
カイト「俺はコーヒー。」
俺達はめぐみんのレベルアップと魔王軍の砦の撃滅の打ち上げを行った。
この一週間で、めぐみんのレベルは一気に35まで上昇した。
めぐみんのレベルはパーティ内で1番突出している。
俺のレベルはまだ24だから、それは本当に凄いと思う。
周囲の冒険者の話題も軒並み、何故か壊れた魔王軍の砦の事で持ちきりだ。
それを聞いためぐみんは得意げに鼻で笑っていた。
店員「お待たせしました。ジュース3つとコーヒーです。」
零士「ありがとうございます。じゃあ、めぐみんのレベルアップを祝って乾杯。」
乾杯の音頭と共にコップを鳴らす。
そこに。
カズマ「お、凄え賑やかだな。」
零士「よう、カズマ。」
カイト「上手くいったか?」
カズマ「おうよ。」
なんか防具が付いている。
リナ「その防具どうしたの?」
カズマ「あぁ、なんか攻略してたら、いきなり現れたんだよ。性能も良かったし、装備してる。」
それは良かったな。俺もダンジョン攻略しようかな。
ダクネス「やぁ、みんな。」
零士「よぉ、ダクネス。」
ダクネスも合流した。ダクネスは筋トレで結構良い成果を出せたという事か。
カリン「お、やってるわね〜〜♪」
カイト「あぁ、カリン。なんか嬉しそうだな。」
カリン「そりゃ、聖剣の強化に使える素材集めだからね。テンションも上がるわよ。」
ダクネス「私も、仲間を守る為に鍛えているからな。」
なんか、そう言う所が大秦寺哲雄っぽい。
ダクネスも頑張ってるんだな。
その時、ヘンゼルナッツとグレーテルと玄武神話が反応した。
零士「これって。」
カイト「ワンダーライドブックが光ってる。」
リナ「と言う事は、誰かが変身できるって事?」
カズマ「そうだよな。俺たちの時もワンダーライドブックが光ってたし。」
めぐみん「でも、一体誰なんでしょう?」
何となく予想がついた。
カリンとダクネスに渡す。
零士「ほい。」
カリン「これって!?」
ダクネス「まさか!?」
その時、カリンとダクネスの脳内では。
『答えは歴史に埋もれている。本の事は、本に聞け。』
『見えている訳では無い。私は耳が良い。』
『喧嘩はやめろ!私は……喧嘩は嫌いだ。』
『任せろ!最高の蕎麦を打ってやる!』
『あいつの剣からは何も響かなかった。』
『お前の背負ってる物はそんな物か!』
『二千年間。その力を引き出す者が現れるのを私の一族は待ち続けた。』
『私は飛羽真にその可能性を見た!悪いが、組織を離れる……!』
『剣の事なら私に任せろ。メギドから人間を分離する方法を……じっくりと、調べておこう。クックックッ。』
『頼む!調べさせてくれ!オレの刀鍛冶としての好奇心が止まらねえェェェーーーッ!!』
『これも!世界を救うためェェェェッ!』
『音銃剣錫音ぇぇぇっ!』
『お帰り、音銃剣錫音ぇぇ!』
『人が鍛えし始まりの聖剣に火を灯さんとする者現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる。』
『この聖剣もそう言っている!』
『あれが伝説の聖剣!刀鍛冶の血が滾るゥッ!ハッハッハッ!!』
『早速調べさせてくれ!!』
『ユーリの事は任せろ。何故なら私は聖剣の刀鍛冶だからな!ハーハッハッハッ!!』
『剣士なら自分の心でねじ伏せてみろ!』
『あぁ。あいつらの想いに聖剣が答えられるように、聖剣をベストな状態にしておく。今の私の役割だ。』
『私は御免だ。』
カリンは大秦寺哲雄の記憶を見ていた。
カリンの腰に音銃剣錫音が出現していた。
一方ダクネスは。
『俺は尾上亮。愛剣はこの、土豪剣激土だ。』
『万が一もそんな事は無い、俺は最強の子育て王だからな!』
『一ぉつ、非道な悪ぃヤツにゃ……。』
『二つ、震える大地の怒りを……。』
『三つ、見舞ってやるぜ、問答無用!!』
『軽々しく約束とか言ってんじゃねぇよ!お前に親の気持ちが分かるか!!』
『本当にやりやがった。』
『上條さんよぉ、あんたには聞きたいことが山ほどある!』
『行けぇ!小説家ァァ!!』
『お前は元の小説家に戻れ!!』
『子供みたいな目ェしやがって。』
『お前が選んだ道なら、俺は止めやしないぜ。目的は同じだしな。』
『今のお前の全てをぶつけろ!!』
『お前が煙の剣士だったのか!丁度いい。聞きたい事が山のようにあるんでな!』
『諦めたら、世界が終わっちまう。そうはさせねぇ!!』
『俺達が駆け出しの頃は上條さんや隼人さんに散々面倒見てもらったもんなぁ。今度は俺達が、あいつらの未来を切り開いてやりたいもんだ。』
『来週は、そらの授業参観だ!最強の子育て王がこんな所で死にはしねぇよ!』
『大秦寺、あの世でもよろしくな。』
『撃てェェッ!大秦寺!!撃てェェッ!!』
ダクネスは尾上亮の記憶を見ていた。
背中に土豪剣激土が出現した。
カイト「カリンとダクネスに聖剣が。」
カリン「よっしゃあ!」
ダクネス「………!」
2人はガッツポーズをしたりと喜んでいた。
だけどカリンはともかく、ダクネスに仮面ライダーが務まるのか?
零士「ダクネス。」
ダクネス「何だ?」
零士「この際に君が仮面ライダーになるのは良しとしよう。だけど、仮面ライダーは沢山の人の愛と平和を守る為にある。だから、君の性癖を優先しないでくれ。」
ダクネス「な!!ちょっと待て!私がいつでも性癖を優先すると思っているのか!?」
零士「思うだろ。」
ダクネス「な!?………まさか皆も?」
そう言って皆の方を向くが、全員、見事に目を逸らした。
つまりはそう言う事だよ。
ダクネス「なああああ!!」
ダクネスが絶叫した時
ルナ「緊急!緊急!冒険者の皆さんは、直ちに武装をして正門前に集まって下さい!」
「「「「「「「!?」」」」」」」
ルナさんの叫び声に一斉に反応する。
只事では無さそうだ。
一体なぜ?
そういや、最近、魔王軍幹部がアクセルの近くに来たと聞いたな。
でも、駆け出しの街には来ないだろ。
俺はアクアと合流して、正門前に到着するまではそう思っていました。
ーアクセルの街正門前ー
???「…………。」
アクア「なになに?」
カズマ「なんだあいつ、めっちゃ強そう。」
ダクネス「あれは、デュラハンか!」
デュラハン。
それはファンタジー物ではお約束のモンスターの一つだ。
あいつは、自分も馬も、首がない。
自分の頭は自分で抱えていた。
デュラハン「俺は先日、この近くの城に越してきた魔王軍の幹部の者だが……。」
リナ「魔王軍幹部!」
カイト「嘘だろ!」
いや、本当だ。オーラが溢れ出てるよ。
素では勝てない相手だ。
デュラハン「お……お……俺の城に……毎日毎日欠かさずに謎の爆発物を打ち込んでくる……頭のおかしい大馬鹿野郎は、誰だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
魔王軍の幹部は相当、ご立腹だった。
謎の爆発物って俺がタイムマジーンから放ったミサイルの事ですね。
て言うか、居たのかよ!お前!!
リナ「零士……。」
めぐみん「これは……。」
カイト「お前行け。」
零士「ですよね〜〜〜。」
これは出て行くしかない。
悪いのは俺なんだから。その尻拭いはするべきだと思う。
その前に。
零士「リナ、めぐみん、カイト。頼みがあるんだ。」
めぐみん、リナ、カイト「?」
俺は3人に頼みを伝えて、幾つかのスキルを習得して、ベルディアへと向かった。
お互いに見える距離に向かうと。
デュラハン「お前が……お前が毎日欠かさず爆発物を送り込んでくる、大馬鹿者かぁ!俺が魔王軍幹部だと知っていて喧嘩を売るなら、堂々と城に来い!そうでないなら、街で震えていろ!ねぇ……何でこんな陰湿な嫌がらせするの〜〜!どうせ雑魚しかいない街だと思って放置していれば、調子に乗って毎日毎日ポンポンポンポンポンポン!!撃ち込みに来やがって!頭おかしいのか貴様ァァァ!!」
零士「…………。」
なんか気の毒だな。
こっちも知らなかったとはいえ……。
まさか、あの初日のあれって。
零士「いや〜。それはすまない。まさかあの廃城に君が住んでいるとは。あと、一週間前の魔王軍の部隊に爆発物を送ったのは俺だ。悪いな。」
そう、一週間前の魔王軍の進軍していた中にこいつがいた。
敵だけど、若干の謝罪を込めて言ったら。
デュラハン「こ、こ……」
零士「こ、何です?」
デュラハン「この、大馬鹿野郎!!!」
デュラハンside
一週間前のあの謎の爆発物を食らった時、魔王様に命じられて、アクセルの謎の光の調査をしに来た。
だが、あの爆発物で、俺の首がどこかに行き、探すのに半日かかった。
それでやっと城に着いたと思ったら、連日の爆撃、爆撃、爆撃!
何度も毎日起こるので、こっちは眠れなかったり、うるさい!
流石に文句を言ってやろうとアクセルに向かって、1人の男が目の前に出てきて。
零士「いや〜。それはすまない。まさかあの廃城に君が住んでいたとは。あと、一週間前の魔王軍の部隊に爆発物を送ったのは俺だ。悪いな。」
もう、堪忍袋の尾が切れた。
デュラハン「こ、こ……」
零士「こ?何です?」
デュラハン「この、大馬鹿野郎!!!」
零士side
やっべぇ!少し怒らせたか!なら!
零士「『ハイパーセンス!』」
俺はハイパーセンスを発動して、火炎剣烈火を構えて、ギリギリで躱す。
零士「『フレイムスラッシュ』!」
デュラハン「ぬっ!」
デュラハンを後ろに抜ける様に斬りかかった。
しかし、レベル差の影響か、少し傷がついたぐらいだった。
だが、それだけでは終わらない!
『烈火居合!』『読後一閃!』
零士「オールエレメントスラッシュ!」
デュラハン「!これは!」
俺は烈火居合とオールエレメントスラッシュの2つを合わせた技を放つ。
火炎剣烈火に全ての属性の力が宿り、デュラハンに解き放つ!
ベルディア本人は。
デュラハン「ギヤアアアアア!!!」
と叫び声を上げていた。
どうやら効いているようだな。
俺は距離を取る。
デュラハンは、体のあちこちから黒い煙をあげていたが、存命だった。
アクア「嘘!今ので倒せないなんて!」
カズマ「でも、効いているよな。」
そう、効いてはいる。が、レベル差か。
デュラハン「ゼェ、ゼェ、ゼェ………。お、お前、本当に駆け出しか?駆け出し冒険者が集まる街なんだろ!ここは!?」
くそ、冷静になりやがった。
ダメージを与えるのはもう無理だな。
デュラハン「まあいい。お陰で頭の熱が引いた。どうやら、お前には、確実な死の恐怖を与えるべきだな。」
零士「うん?」
デュラハンが右手を指してくる。
デュラハン「汝に死の宣告を……貴様は一週間後に死ぬ!!」
零士「何?」(まさか。)「クッ!」
ダクネスside
デュラハン「お前には、確実な死の恐怖をあたえるべきだな。」
あの魔王軍幹部のデュラハンがそう言った時、背筋に悪寒が走った。
あのままでは零士が危ない!
だが、私が向かおうとした時、めぐみんとリナとカイトの3人が抑えかかった。
ダクネス「!?3人とも離せ!!」
めぐみん「無理です!」
リナ「零士に言われてるからね、『ダクネスが飛び出そうとしたら押さえ込んでくれ。』って言われたのよね!」
ダクネス「な!?」
カイト「それにあいつは自分の後始末をしているんだ!邪魔はさせない!」
後始末だと?
零士が危ないのに!
デュラハン「汝に死の宣告を……。」
ダクネス「!!まずい!3人とも離せ!!」
早くしないと!!
デュラハン「貴様は一週間後に死ぬ!」
ダクネス「やめろォォォ!」
零士「クッ!」
ダクネス「零士!!」
零士side
死の宣告というスキルを食らって、少し気怠くなった気がする。
カズマ「零士!!」
めぐみん「大丈夫ですか!」
零士「………あぁ、少し怠いが大丈夫。」
仲間達が俺の心配をしてくれる。
デュラハンがそれを見て。
デュラハン「その男の仲間か?よく聞け!その男は一週間後に死ぬ!!」
「「「「「「「!?」」」」」」」
デュラハン「その呪いを解いてほしくば俺の城に来い!見事俺の所に来れたら解呪してやろう。最も、来れたらだがな!ハハハハハッ!」
デュラハンはそう宣言し、去っていった。
冒険者達に重い空気が満ちていた。
めぐみんが歩き出した。
カズマ「おい!どこ行くんだよ。」
めぐみん「ちょっとあいつの所に行って、爆裂魔法を食らわして、解呪してみせます。」
カズマ「俺も行くぞ。仮面ライダーだしな。」
ダクネス「私も行こう。」
リナ「私も。」
カイト「俺もだ。」
カリン「私だって。」
物凄くありがたい。でもな。
零士「あぁ〜。みんな、行く必要は無い。」
「「「「「「!?」」」」」」
零士「アクア。解呪よろしく。」
アクア「え?………あ。『セイクリッド・ブレイクスペル』!」
零士「!!………ハァァァァ。」
「「「「「「え?」」」」」」
アクア「忘れてたけど、私にかかればデュラハンの呪いなんて楽勝よ!」
アクアのおかげで助かった。
俺が助かったと知って、他の冒険者達が歓声を上げた。
仲間達は微妙な表情をしているが。
零士「さて、デュラハン戦に備えるか!」
カズマ「俺達が盛り上がってた空気を返せ。」
俺の独り言にカズマが突っ込んできた。
今回はここまでです。
感想ありがとうございます。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。