ストリウスside
神崎零士達は、一旦撤退したようですね。
私は、ベルゼルグ王国の王城の地下に安置されている墓の前へと来ていた。
ここは、かつて大臣によって始末された四賢神が眠っている所だ。
ストリウス「さあ、目覚めなさい。」
『グリモワール!』
すると、棺が動き出し、手が出てくる。
レイナside
ストリウスが、グリモワールワンダーライドブックを完成させてしまった。
その結果、あちこちがワンダーワールドへと飛ばされていた。
このままじゃ……。
私の手を見ると、透けていた。
レイナ「世界が終わっちゃう……。」
零士side
ストリウスがグリモワールワンダーライドブックを完成させて、撤退した。
しばらくは何も無かったが、遂に、俺たちが張った結界が崩壊した。
ソフィア「皆さん!各地が、ワンダーワールドに飛ばされています!」
カズマ「嘘だろ!?」
ダクネス「とにかく、行くぞ!!」
俺、カズマ、リナ、ダクネス、めぐみん、カリン、カイト、ユーリが現場に着くと、既に多数がワンダーワールドへと転送されていた。
めぐみん「どうなっているんですか!?」
リナ「ひとまず、ワンダーワールドに飛ばされた人達を助けないと!」
カイト「そうだな!」
『ブックゲート!』
カズマがブックゲートを取り出して、中に入ろうとするが、本が壊れる。
カズマ「おい!入れないぞ!!」
カイト「どうなってんだよ!!」
すると、ユーリの手先が透ける。
カリン「ユーリ!?」
めぐみん「透けてますよ……!」
ユーリ「ワンダーワールド崩壊の影響だ。」
ダクネス「大丈夫なのか!?」
ユーリ「俺には光剛剣がある。……それより、ストリウスは、全知全能の書に匹敵する力を手に入れた。」
零士「一刻も早くこの異変を終わらせるには、ストリウスのあの本の力を……!」
ストリウス「まもなく終わりの時です。」
そう言って、ストリウスが現れた。
その手には、グリモワールワンダーライドブックを持っていた。
『グリモワール!』
『WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK INTERSECT REWRITE THE WORLD』
その英文を訳すと、聖剣と本が交わる時、世界を書き換える。
ストリウスはドゥームズドライバーバックルにグリモワールを装填して、ページを開く。
すると、ストリウスの影が巨大化して、そこから黒い液体が溢れてくる。
ストリウス「この世界の終焉は、荘厳で美しくなければなりません……。変……身!」
『OPEN THE GRIMOIRE THE END OF THE STORY!』
『KAMENRIDER STORIUS!』
『フハハハハハ……!』
ストリウス「物語の結末は……私が決めます……!」
ストリウスが、仮面ライダーストリウスへと変身する。
それを見て、俺たちはすぐさま変身する。
「「「「「「「「変身!!」」」」」」」」
『クロスセイバー!』
『氷獣戦記!』
『ゴールデンアランジーナ!』
『ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!』
『風双剣翠風!』
『音銃剣錫音!』
『ジャオウドラゴン!』
『エックスソードマン!』
俺たちが駆け出すと、ストリウスがドライバーを操作する。
『OPEN THE STORY OF THE END!』
その音声と共に、4人の男性が取り囲む。
カズマ「誰だよ、コイツら!?」
ダクネス「まさか、四賢神!?」
めぐみん「それって、ノエルに始末されたという人たちですか!?」
カリン「よりにもよって……!」
ストリウス「大臣に始末されたようですが、全盛期以上の力を与えて蘇らせました。」
すると、四賢神は、ロード・オブ・ワイズへと姿を変える。
俺たちは、それぞれの剣士達と相対していた。
カズマside
俺はめぐみんと共に、大型の蛮刀と片刃の戦斧を持つ奴と戦っているのだが……。
カズマ「何だよコイツ!」
めぐみん「強い……!」
そう、俺たちの連携攻撃が当たっても、まるで怯まないのだ。
しかも、コイツの一撃が重い……!
そんな風に、苦戦していた。
リナside
私は、ユーリとカイトと一緒に、細剣を2本持った奴と戦っていた。
ユーリとカイトの連携攻撃に対しても、細剣の凄まじい突きを放っていた。
リナ「ハァァァァ!!」
私が、上空から奇襲をかけるも、相手も同じ様な技を放ち、反撃される。
リナ「クッ!何で……!?私の技を!?」
すると、ダクネスから返事が返ってきた。
ダクネス「当然だ!私たちが使っているスキルや魔法は、四賢神が生み出したと言われているんだ!!」
カリン「何ですって!?」
それは、聞いていない。
しかも、ダクネス達の戦闘を見る限り、ダクネス達の方は、ダクネス達が放った攻撃を、別の属性に変えてダクネス達に攻撃している。
私たちも、追い詰められる。
零士side
やっぱり、強い!
何せ、原作仮面ライダーセイバーでも、ロード・オブ・ワイズには、誰もタイマンでは勝てなかったのだ。
零士「………だからって、諦めるわけにはいかない!!」
『刃王必殺リード!』
『既読十聖剣!』
『刃王クロス星烈斬!』
無論、出来る限りは抵抗する。
クオンという個体に対して、刃王剣で吹っ飛ばして、その隙に、刃王クロス星烈斬を発動して、俺の周りに、10本の聖剣が現れる。
そして、クオンに向けて飛ばすが、クオンはそれを無効化して、即座に俺の周辺に沢山の剣を出現させて、それをぶつけてきた。
零士「グワァァァァ!!クッ……!」
カズマ「零士!」
めぐみん「零士!」
ストリウス「どうです?堪能していただけましたか?……私からも一つ、差し上げましょう……!」
零士「不味い!」
『刃王必殺リード!』
『既読十聖剣!』
『刃王クロス星烈斬!』
ストリウスが上空で巨大なエネルギー弾を生成していて、俺は即座に刃王クロス星烈斬で結界を生成するも、あっさり破られて、大爆発を起こす。
『うわぁァァァ!!』
その攻撃を食らって、俺たち全員、変身解除へと追い込まれた。
ストリウスが俺の眼前に降りてくる。
ストリウス「2000年かけて創りあげてきたこの文明……。そしてこの世界が壊れる時も、ほんの一瞬です。ああ……。何と美しい……!」
零士「俺たちで、必ず止めてみせる……!」
ストリウス「それでは、こういうのは、どうでしょう……!」
『OPEN THE STORY OF THE END!』
その音声と共に、巨大な剣が現れて、少し離れた所に、巨大な塔が現れた。
ストリウス「待ってますよ……私の英雄……!」
ストリウスはそう言い残して、撤退した。
その後、アクアが来て、全員治療してもらった。
そして、アイリスに連絡して、緊急事態宣言を発令してもらった。
ノーザンベースにて。
アクア「ヤバいわね……。」
ダクネス「アイツらに手も足も出なかった……!」
めぐみん「このままでは、世界が……!」
カリン「でも、私たちに勝てるの!?」
カイト「どうすれば……!」
みんなから、そんなマイナス発言が聞こえてくる。
すると、リナが口を開く。
リナ「………確かに、勝てないかもしれない。でも、私たちはこれまで、何度もそんな出来事が起こったでしょう。そして、それに打ち勝ってきた。」
カズマ「そうだ……。俺たちは、世界を守る剣士なんだ……!その程度でへこたれる訳にはいかないんだ……!」
零士「必ず、この世界を守ろう。……俺たちの力で!」
こうして、俺たちは戦いに備える。
カリンside
私たちは、全員から聖剣を預かった。
ユーリ「聖剣を、明日の戦いまでに、万全の状態にするんだな?」
カリン「ええ。皆の想いに聖剣が答えられるように、聖剣をベストな状態にする。今の私の役割よ。」
カイト「頼む。」
ダクネス「私たちも、冒険者となって、随分と時が経ったな。今度は、零士達や、これからの冒険者達の未来を切り開いてやりたい。」
ソフィア「そうですね。……ウッ!」
すると、ソフィアが苦しげな表情をあげる。
ダクネス「ソフィア様!?」
カリン「まさか、ワンダーワールドが崩壊している影響!?」
ユーリ「カイト。」
カイト「ああ。」
カイトが闇黒剣月闇をソフィア様に翳すと、ソフィアの容体が落ち着く。
ユーリ「闇黒剣月闇で、結界を施した。しばらくは大丈夫だろう。」
カイト「そうだな……。」
だけど、私たちは見過ごさなかった。
それは、ユーリの手が透けていることに。
アクアside
私は、ソフィアに頼まれて、ミツルギの元へと向かっていた。
ミツルギ「アクア様……!」
アクア「アンタ。アンタも来なさいよ。」
ミツルギ「それに関しては分かりました。それと……。」
そう言うと、彼は、魔剣グラムを渡してきた。
それも、折れた状態で。
アクア「これは……。」
ミツルギ「今の僕には、もう、グラムは要りません。」
アクア「まあ、分かったわ。」
何で折れてるんだろう?
それに、無銘剣虚無も持っているし。
アクア「ほんとに来るの?」
ミツルギ「行きますよ。………アクア様を守って、この世界を守る。」
そういう確認ができて良かったわ。
カズマside
俺とめぐみんは、アクセルハーツの元へと訪れていた。
シエロ「カズマさん。めぐみんさん。」
エーリカ「どうしたのよ?」
カズマ「ええっと……。」
リア「いつなんだ?」
すると、リアが何を聞いてくるのかを察知したのか、聞いてくる。
めぐみん「明日、早朝からです。」
カズマ「頼むぜ。」
俺たちは退出する。
すると。
「「リア………。」」
リア「エーリカ、シエロ。鍛練を続けよう。」
と、鍛練する声が聞こえる。
すると、めぐみんから声をかけられる。
めぐみん「カズマ。」
カズマ「何だ?」
めぐみん「カズマは、怖くないんですか?」
カズマ「怖いさ。死ぬ可能性があるしな。」
めぐみん「そうなんですか?」
カズマ「ああ。でも、水勢剣流水を、倫太郎さんや謙信さんから託されたんだ。」
めぐみん「なるほど……。」
ヤバい、めぐみんと会話してると、緊張してくる。
魔王を倒した後、晴れてめぐみんとお付き合いをしている。
すると、めぐみんが頭を俺に置く。
カズマ「めぐみん?」
めぐみん「カズマ。この戦いが終わったら、一緒にもっと凄い事しましょう?」
カズマ「………ああ。」
死亡フラグにしか見えないが、悪くはない。
ダクネスside
私は、お父様に呼び出されて、屋敷へと戻った。
そこには、シルフィーナの姿も。
ダクネス「お父様?」
イグニス「ララティーナ。偶には、一緒に食事をしないかと思ってな。」
と、2人と食事をする。
イグニス「シルフィーナ。ララティーナは、上手くやっているのかい?」
シルフィーナ「はい。ママは、ちゃんとやってるよ。」
ダクネス「シルフィーナ……。」
イグニス「ララティーナ。」
ダクネス「?」
イグニス「カズマ君達と、ストリウスとの最後の戦いに行くんだろう?」
ダクネス「…………。」
イグニス「絶対に帰ってきてくれ。」
ダクネス「………分かっています。シルフィーナの為にも、ちゃんと帰ってきます。」
私も、まだまだだな。
絶対に死ぬ訳にはいかない。
零士side
俺とリナは、リナとジュンとレイナがよく遊んでいたという所に来ていた。
零士「ここが、3人がよく遊んでた所なのか?」
リナ「うん。」
ジュン「懐かしいな。」
俺の中のジュンも懐かしがる。
まあ、側から見ると、俺とリナのデートにしか見えないんだけどな。
すると、1人の少女が居た。
ジュン「レイナ……!」
リナ「レイナ……!」
レイナ「………!」
しかし、俺たちを見ると、逃げ出しそうになる。
リナ「待って!」
ジュン「お姉ちゃん!」
リナ「………お姉ちゃん?」
零士「へ?」
そう、お姉ちゃんと言ったのは、俺ではなくジュンだ。
俺も唖然としている。
ジュン「忘れちゃったの!?」
リナ「………ああ!そうだったわね!」
と、リナも察したのか、それに乗る。
どうやら、暗い雰囲気のレイナを笑わせようとしているようだ。
俺は、2人に任せて、俺は見守っている。
と言っても、主人格をジュンにして、俺は意識の中で見守っているという形だが。
その寸劇は、しばらく続いた。
すると、レイナが近づいてくる中で、少女から大人の姿に。
レイナ「ねぇ!私も混ぜてよ!!」
リナ「え……。あ!レイナが大きくなってる!」
ジュン「本当だ!」
レイナ「え?あ!本当だ!」
と、3人は盛り上がっていた。
本当に、幼馴染なんだな。
そう思っていると。
ジュン「そうだ、零士。」
零士「ん?……ってウオっ!」
すると、俺の人格に戻ったと同時に、ジュンの人格が出て行く感覚。
そして、俺の目の前には、1人の男性が。
零士「えっと、もしかして、ジュン?」
ジュン「ああ!」
え、マジで。
ジュン曰く、タッセルから、時間がある程度経つと、独立出来る様になるらしい。
あの人、本当に良い人だな。
そう思って、俺は幼馴染3人の空気をぶち壊さない為にも、少し離れた。
俺は部外者だからな。
リナside
零士が気を遣ってくれたのか、少し離れていく。
レイナ「本当に良い人だよね、零士さんって。」
リナ「うん。」
ジュン「そうだな。」
すると、レイナが少し俯いて語る。
レイナ「私、不安なんだ。世界を救う為に、ジュンや零士さんまで犠牲にしないといけないなんて……。」
リナ「大丈夫よ。ジュンや零士なら、きっとそんな未来を変えられるわ。」
ジュン「俺じゃなくて、零士がな。………それに、あの時、助けられなくてごめん……!」
レイナ「………良いのよ。アレは仕方ないからね。」
私たちは、そんな風に慰め合っていた。
それを遠くから見ていた零士は、少し顔を背けていた。
リナ「ねぇ、約束しよ。私たちは離れていても一緒ってさ。」
ジュン「そうだな。」
レイナ「うん。」
私たちは、約束する。
零士も近寄ってくる。
ストリウスside
さて、そろそろ動きますか。
ストリウス「精々頑張って下さいね。私の英雄……。」
グリモワールの力を使い、外に大量のシミーを召喚する。
零士side
俺が近づいた途端、レイナとジュンの体が薄くなった。
リナ「レイナ!」
零士「ジュン!」
ジュン「そうだった……。独立すると、俺はワンダーワールドの崩壊の影響をモロに受けるんだった。」
レイナ「2人とも、急いで……!」
リナ「ええ!」
零士「ああ!必ずストリウスを倒してみせる!」
そして、俺とリナは向かう。
集合場所に。
聖剣の調整をしているカリン。
立ち会いをしているユーリとカイト。
一人で特訓をしているミツルギ。
シルフィーナを見守るダクネス。
二人で一緒に居るカズマとめぐみん。
そんな事を思っていると、集合場所に到着して、そこには、カズマ、ダクネス、めぐみん、カリン、カイト、ユーリが居た。
俺はカズマから火炎剣烈火を、リナはカリンから雷鳴剣黄雷を受け取り、俺を先頭にして歩み出す。
途中、アクセルハーツとミツルギと合流する。
そして、朝日が昇り、朝となる。
俺たちは、ストリウスと決着をつけて、世界を守る。
その決意の元、破滅の塔へと足を動かす。
今回はここまでです。
遂に、物語は最終章へと突入します。