この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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今回は、『この仮面の戦士に祝福を』とコラボした話です。


特別編 時の王者との、邂逅

 ある日、零士はのんびりと過ごしていた。

 

零士「平和だねぇ。」

 

 俺は、ストリウスを撃破して、イツキ=フィフティゲイルと邂逅した。

 それからというものの、メギドという脅威が無くなり、平和だった。

 ちなみに、他の皆は出掛けていた。

 カズマは、めぐみんと共に紅魔の里へと向かって、めぐみんの両親に挨拶に行った。

 ダクネスは、領主としての仕事に追われていた。

 アクアは、天界で急な仕事が入り、天界に向かわざるを得なかった。

 リナは、親戚で集まる事になっていた。

 カイトとカリンは、カリンの鉱石集めに、カイトが手伝っていた。

 当の俺は、する事がなく、のんびりと過ごしていた。

 ちなみに、今の俺の服装は、神山飛羽真の様な服装になっている。

 何故、神山翔羽真の服装を着ているのかというと、エリス様から貰ったのだ。

 

零士「暇だなぁ………。」

 

 俺はそう呟いていた。

 だが、メギド、アスモデウス、バッタ・デッドマン、ダークワールドのタッセルなどといった強敵と戦って手に入れた平和。

 それを享受するのも悪くない。

 そう思っていると、ドアがノックされた。

 

零士「誰だ…………?」

 

 俺は首を傾げながら入口へと向かう。

 ドアを開けると、マゼンタのトイカメラを首に下げた青年が居た。

 

士「よお、神崎零士。」

零士「士。」

 

 そこに居たのは、門矢士だった。

 門矢士とは、俺の前にちょくちょく現れた青年で、仮面ライダーディケイドへと変身する。

 

零士「あれ、俺がワンダーワールドからこの世界に戻る際に、この世界での役目は終わったとか言ってませんでした?」

士「確かに、そう言った。だが、とある用事が出来てな。」

零士「用事?」

士「お前には、並行世界へと行ってもらう。」

零士「……………へ?」

 

 士の放った言葉に、俺は間の抜けた声を出す。

 

零士「どういう事ですか…………?」

士「文字通りだ。」

零士「待って、待って下さい。…………つまり、俺は、イツキの世界へ行けば良いんですか?」

士「いや、イツキ=コリントの世界じゃない。お前が行くのは、並行世界のこの世界だ。」

零士「え?」

士「簡単に言えば、パラレルワールドのこの世界という事だ。」

零士「パラレルワールド…………。」

 

 士は、事情を説明した。

 その世界は、この世界とはほぼ同じだが、俺が居なく、霧島賢治という青年が、仮面ライダージオウの力を転生特典にして、降り立った世界との事だ。

 そこには、常磐ソウゴが世界を元に戻した際に、ライダーの力がほんの一部が流れ込んでおり、それがその世界で仮面ライダーになっているが、一部の力は、アナザーライダーになっているとの事だ。

 

零士「…………でも、それなら、その霧島賢治って人に任せれば良いんじゃないですか?」

士「だが、そうも言ってられなくてな。実は、お前の持つ、仮面ライダーセイバーのアナザーライダーが出現したのだ。」

零士「!?」

 

 どういう事かというと、原因は、ストリウスにあるとの事だ。

 ストリウスによって、一度世界は崩壊した。

 その際に、俺の力のほんの一部だけが、その世界に流れ込み、アナザーセイバーを誕生させたとの事だ。

 

零士「…………つまり、世界が崩壊した際に、一部の力が流れ込んで、アナザーセイバーを生んでしまったんですか?」

士「そうだ。お前に頼みたい事とは、その世界に向かって、アナザーセイバーを倒し、セイバーライドウォッチを賢治に譲渡しろ。」

零士「分かりました。………どうやってその世界に行くんですか?」

士「忘れたのか?俺にはこの力があると。」

 

 そう言って、士は手を翳すと、オーロラカーテンが現れる。

 

零士「そうでしたね。」

 

 俺はそう呟いて、オーロラカーテンの中へと入っていく。

 その際に、使えるかもと思い、ブランクライドブックを持っていく。

 そこには、エリス様と会った部屋があり、エリス様が座っていた。

 

エリス「こんにちは。」

零士「エリス様………と言っても、並行世界のエリス様………ですね。」

エリス「そうです。」

 

 俺は、納得していた。

 エリスから事情を聞くことに。

 

零士「それで、俺に会いたいのは?」

士「お前に渡したい物があるんだと。」

エリス「はい。それが、これです。」

 

 そう言ってエリス様が渡してきたのは、本体が赤色で、ベゼルの部分が黒のライドウォッチだった。

 それは、俺にとって見た事がある物だった。

 

零士「これは………。」

エリス「これは、セイバーライドウォッチです。これを、賢治さんに渡して下さい。」

零士「分かりました。」

 

 俺は、エリスからセイバーライドウォッチを受け取り、門矢士がアナザーセイバーがいる場所へと俺を送る。

 すると、剣戟音が聞こえてくる。

 見てみると、アナザーセイバーが、ジオウII、ゲイツリバイブ、ジオウのプログライズキーを使ったであろうゼロワンと交戦していた。

 しかも、アナザーセイバーは、クリムゾンドラゴンに似た姿になっていた。

 

零士「既に交戦してたのか!」

 

 俺はそう呟く。

 しかも、かなりの劣勢を強いられており、ゼロワンがフリージングベアーと思われる力で迎撃するも、追い詰められる。

 アナザーセイバーは、賢治に向かって行き、賢治は、サイキョージカンギレードで迎撃しようとする。

 俺は、すぐに間に入り、火炎剣烈火でアナザーセイバーの剣を受け止める。

 

零士「助太刀するぞ!」

 

 俺は、賢治達にそう言って、アナザーセイバーを蹴っ飛ばす。

 

零士「君が、霧島賢治か?」

賢治「え?そうですけど。あなたは?」

零士「俺は神崎零士、俺も………仮面ライダーさ!」

「「「え!?」」」

 

 俺はそう言って、アナザーセイバーに向き直る。

 そして、聖剣ソードライバーのバックルを取り出し、腰に装着する。

 

聖剣ソードライバー!

 

 俺はすぐさま、火炎剣烈火を納刀して、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを取り出す。

 そして、ガードバインディングを開いてストーリーページにし、朗読文を流す。

 

ブレイブドラゴン!

かつて全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…。

 

 俺はワンダーライドブックを閉じて、ソードライバーのライトシェルフに装填する。

 すると、背後に巨大なブレイブドラゴンワンダーライドブックが出現する。

 待機音が鳴ったら、火炎剣烈火を抜刀し、変身ポーズを取る。

 背後のブレイブドラゴンワンダーライドブックが開き、ブレイブドラゴンが現れる。

 

烈火抜刀!

 

零士「変身!」

 

 俺は、火炎剣烈火を振るい、仮面ライダーセイバーへと変身する。

 

ブレイブドラゴン!

烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!

 

零士「………物語の結末は、俺が決める!」

ゼロワン「嘘!?仮面ライダーセイバー?」

ゲイツ「あの人が?」

賢治「…………すげぇ!」

零士「ハアアア!」

 

 賢治が興奮している中、俺はアナザーセイバーへと駆け出していく。

 俺は、火炎剣烈火でアナザーセイバーを攻撃していく。

 3回アナザーセイバーを斬ったら、更に一回転斬りを放つ。

 アナザーセイバーは、セイバーの攻撃が効いているのか、距離をとる。

 

零士「逃すか!」

 

 俺すぐにジャンプして、上から下へと、火炎剣烈火を振るう。

 アナザーセイバーは反撃してくるが、俺はしゃがみながら避け、アナザーセイバーを踏み台にして背後に回りつつ、炎を纏わせた火炎剣烈火で左から右に斬る。

 

アナザーセイバー「グゥ………ゴオオオ!」

 

 アナザーセイバーは、自身の体から、三体の動物を呼び出す。

 ドラゴンと鷲と雲に乗った猿だ。

 

零士「ブレイブドラゴンにストームイーグル、西遊ジャーニーか。」

 

 俺はそう分析して、ブレイブドラゴンワンダーライドブックをタップする。

 

ブレイブドラゴン!

 

 その瞬間、ドラゴン・ワンダーが発動して、ブレイブドラゴンが召喚される。

 2体のブレイブドラゴンは、絡みつくように上空へ飛んで行く。

 ストームイーグルと孫悟空は、俺へと向かって行き、すぐに火炎剣烈火を構える。

 すると。

 

アタッシュショットガン!


『スピードクロー!

 

 ゼロワンがアタッシュショットガンを持ってストームイーグルに、ゲイツリバイブ疾風が孫悟空へと向かっていく。

 

零士「あ!」

ゼロワン「鷲の方は任せて!」


ゲイツ「ちっこい孫悟空は任せろ!」


零士「ゼロワンと………その声、カズマか?」

 

 俺は驚いた。

 そう、零士の世界ではカズマはブレイズだが、この世界ではゲイツなのだ。

 驚いている俺の横に、賢治がやって来る。

 

賢治「貴方だけを戦わせる訳にはいかないからな。一緒に戦おう!」


零士「あぁ、行こう!」

 

 俺はそう言って、ストームイーグルワンダーライドブックと西遊ジャーニーワンダーライドブックを取り出す。

 そして、朗読文を流す。

 

ストームイーグル!

西遊ジャーニー!


『この大鷲が現れし時、猛烈な竜巻が起こると言い伝えられている…。

とあるお猿さんの冒険記、摩訶不思議なその旅の行方は…。

 

 俺は、朗読文を流した二つのワンダーライドブックを、ミッドシェルフとレフトシェルフに装填する。

 そして、予め納刀していた火炎剣烈火を引き抜く。

 

烈火抜刀!

語り継がれし神獣のその名は!クリムゾンドラゴン!

烈火三冊!真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!

 

 俺は、アナザーセイバーと同じく、クリムゾンドラゴンへと変身する。

 アナザーセイバーの横向きの斬撃を、俺と賢治はスライディングで躱し、同時に剣で攻撃する。

 すかさず起き上がり、背後から斬り付ける。
 

 俺は縦横無尽にアナザーライダーに攻撃をする。


 賢治は俺の背後からジャンプして、アナザーライダーに攻撃した。


 その勢いで、アナザーライダーは後方へ吹き飛び、剣を突き刺してなんとか起き上がろうとする。


 しかし、俺達がその隙を見逃すはずも無く。
 

 

賢治「今だ!」


零士「よし!」

 

 賢治と俺は、必殺技の体勢に入る。

 

ライダーフィニッシュタイム!

必殺読破!

ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!

 

 すると、賢治の右足に黄金とピンクのエネルギーが収束し、俺の右足に炎が渦巻く。

 

トゥワイス!』『タイムブレイク!

 

 
零士「轟龍蹴烈破!」


 

三冊撃!

ファ・ファ・ファ・ファイヤー!

 

 賢治・零士「ハアアアアアアァァァ!!」

 

 俺達は同時にジャンプし、ライダーキックを放った。


 アナザーライダーを黄金とピンクのキックが貫通し、右足の炎のキックがヒットした瞬間にアナザーライダーを踏み台にし、更に左足のキックが炸裂する。


 俺達が地面に着地すると、アナザーライダーは爆発した。

 アナザーセイバーライドウォッチが排出されて、砕け散る。

 すると、そこに居たのは。

 

賢治「………うん?」


零士「?これは………。」


???「………ギ………ギィ………。」

 

 現れたのは小さな赤い竜だった。
 

 どう見てもまだ子供のドラゴンである。

 

ゼロワン「よいしょ!ねぇ、鷲が消えたんだけど、終わったの?」


カズマ「あの猿!俺をおちょくりやがって、うん?このドラゴンは?」

 

 全員、変身を解除する。

 俺は、賢治、零子、カズマに話をする。

 俺が来た目的は、俺が元いた世界を救った時、仮面ライダーセイバーの力の一部がこの世界に飛来し、その力がアナザーライダー化したと、門矢士から聞き、賢治達の世界へとやってきた事。

 そして、この世界の平行世界であり、賢治が体験した事は、俺も経験した事。

 そして、細部が違っており、俺の世界ではカズマはブレイズだが、こっちの世界ではゲイツになっており、めぐみんは剣斬かウォズ、ダクネスはバスターかダークキバの違いだ。

 

零士「俺の話はここまでにしておく。」


カズマ「え?もう少しいいだろ?せめてそっちの俺がどうなったのか………。」


賢治「カズマ。」


カズマ「?」 


賢治「やめとけ。向こうは向こう、こっちはこっちだ。」


カズマ「………そうだな。」

 

 そう、世界によって、起こる事が違う。

 似た様な平行世界であっても。

 事実、賢治の方には、リナ、カイト、カリンの3人は居らず、逆に俺の方には、エルシャとルミという人物はいない。

 だから、聞いても無駄だという事だ。

 すると、沖田零子が、零士に質問をする。

 

零子「じゃあ、零士さんはケン君に自分のウォッチを渡すためにこの世界に?」


零士「あぁ。士とエリス様に頼まれてな。」

 

 俺はそう答える。

 だが、もうアナザーセイバーは討伐してしまったので、意味は無いが。

 俺は、口を開く。

 

零士「けどその前に。」

賢治「うん?」


零士「俺に君の力を見せてくれ。」

 

 俺がそう言うと、賢治は、少し戸惑ったのか、質問してくる。

 

賢治「それは…………必要なのか?」


零士「う〜ん……俺の気持ちの問題かな。」

賢治「………分かった。」

 

 俺は、確かめたい。

 この霧島賢治が、世界を救えるのか。

 俺のセイバーの力を持つに相応しいのか。

 すると、零子が口を開く。

 

零子「その前にさ、この子………どうする?」

 

 そう言って指差したのは、未だに気絶している子竜だった。

 元はといえば、ストリウスが原因なのだが、俺が原因ともいえるしな。

 流石に討伐するのは可哀想だ。

 すると、俺は妙案を思いついた。

 

零士「あ!じゃあ、これを渡せばいいだろう。」


賢治「うん?」

 

 俺はそう言って、ブランクのワンダーライドブックを出す。

 これは、もしかしたら使えると思い、持ってきた物だ。

 

零士「この本には物語がない、白紙の本だ。アナザーライダーを討伐した時に、この本が出てきたといえば討伐の証になるだろう。」


カズマ「………他に方法がないし、それで行くか。」


零子「そうね。この子が可哀想だし。」


賢治「じゃあ、ありがたく使わせてもらうよ。」 


零士「あぁ。(元は、俺のせいだしな。この子供の竜に罪はないし。)」

 

 俺は、そう考える。

 後は、賢治と戦うだけだ。

 

零士「じゃあ、始めようか。」


賢治「あぁ。」

 

 俺はソードライバーを、賢治はジクウドライバーを装着する。

 賢治は、ジオウとディケイドのライドウォッチを取り出し、俺は、ブレイブドラゴン、ストームイーグル、西遊ジャーニーのワンダーライドブックを取り出す。

 それぞれのアイテムを、ドライバーに装填して、賢治は叫び、俺は火炎剣烈火を抜刀しながら叫ぶ。

 

賢治「変身!」
 

 

烈火抜刀!

 


零士「変身!」

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!

『
アーマータイム!KAMEN RIDE!WOW!

ディケイド!ディケイド!ディケイドー!


『語り継がれし神獣のその名は!クリムゾンドラゴン!


『烈火三冊!真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!

 

 賢治はジオウ・ディケイドアーマーに、俺はセイバー・クリムゾンドラゴンに変身する。

 賢治はライドヘイセイバーを、俺は火炎剣烈火を持ちながら歩き出す。

 次第に走り出し、お互いの剣が相手に届く距離で交差する。


 剣と剣が打ち付け合った瞬間、火花が散る。

 剣士としての戦いが始まる。

 お互いにあらゆる方向から剣を振り、相手に攻撃する。


 一旦お互いが離れると、賢治はヘイセイバーのハンドセレクターを時計回りで動かす。

 

ヘイ!ウィザード!

 


 ヘイセイバーに火水土風の四属性の力が発生する。

 それを見た俺は、すぐに火炎剣烈火を納刀して、レッカトリガーを引く。

 

必殺読破!

烈火抜刀!

 

 火炎剣烈火を引き抜くと、刀身に炎が渦巻く。

 それと同時に、俺の周囲に複数の火の玉が出現する。
 

 賢治はヘイセイバーのトリガーを引く。

 

ウィザード!』『デュアルタイムブレイク!

ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!

三冊斬り!

ファ・ファ・ファ・ファイヤー!

 

零士「爆炎紅蓮斬!」


賢治「ハアアアァァァ!」

 

 賢治は、ウィザードの力で、ヘイセイバーから火水土風の斬撃を四本放つ。

 俺の方は、周囲に浮かんでいた火の玉が賢治に向かって飛んでいく。


 斬撃と火の玉がぶつかり合う。


 次の瞬間、俺は横薙ぎの炎の斬撃を放ち、火の玉と四属性の斬撃を飲み込み爆発した。


 その衝撃で賢治は軽く後退りした。

 まだまだ余裕だな。

 

賢治「ならこいつだ!」
 

 

ビルド!

 

 賢治は、ビルドライドウォッチを取り出し、ディケイドライドウォッチのスロットに装填する。

 

ファイナルフォームタイム!

ビビビビルド!

 

 賢治は、ビルド・ラビットタンクスパークリングの力を宿した形態、ディケイドアーマー・ビルドフォームになる。
 

 右肩のコードインディケーターに『ビルド』と表示され、胸から左からにかけて『スパークリング』と表示されている。


 両腕両足をラビットタンクスパークリングを彷彿とさせるアーマーがついている。

 

零士「ならばこっちも。」

 

 俺はそう言って、今ソードライバーに装填されているワンダーライドブックを取り外す。

 そして、ドラゴニックナイトワンダーライドブックを取り出して、ページを開く。

 

ドラゴニックナイト!

ドデカい竜を、ド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル!

 

 俺は、ドラゴニックナイトのページを閉じて、ライトシェルフに装填する。

 そして、火炎剣烈火を抜刀する。

 

烈火抜刀!

 

 ドラゴニックナイトのページが開き、ブレイブドラゴンが出現して、俺はX字に斬り裂く。

 

零士「ハァ!」

 

Don’t miss it!

The knight appears. When you side,

ドメタリックアーマー!

you have no grief and the flame is bright.

ドハデニックブースター!

Ride on the dragon, fight.

ドハクリョックライダー!

Dragonic knight.

ドラゴニックナイト!

すなわち、ド強い!

 

 俺は、久しぶりにドラゴニックナイトへと変身する。

 賢治は、それを見ていた。

 

零士「?どうした?」

賢治「いや、気にすんな。続きをしようぜ。」 

零士「あぁ!」

 

 賢治は、ヘイセイバーだけでなく、ドリルクラッシャーも取り出していた。

 武器がぶつかり合う際に、火花だけでなく炭酸飲料のような泡が弾け飛ぶ。

 ラビットタンクスパークリングのインパクトバブルだ。

 賢治はスパークリングの持つ高速移動の力を使い、ヒットアンドアウェイの攻撃を繰り返す。

 だが、シルバリオンスケイルにより、防御力が向上している為、効かない。

 

賢治「硬!もしかして、効いてない?」


零士「う〜ん………チクチクするくらいか?」 


賢治「マジか!」 


零士「今度はこっちの番だ!」

 

 俺はそう宣言して、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ドラゴニックブースターにリードする。

 賢治は、何かを取り出していた。

 

ワン!リーディング!ブレイブドラゴン!

フレイムスパイシー!

 

 俺は、ドラゴニックブースターから火炎放射を放つが、賢治はドリルクラッシャーにフルボトルを装填していた。

 

Ready Go!

ボルテックブレイク!

 

 すると、ドリルクラッシャーが回転し、螺旋状に高速回転する水のドリルを放つ。

 よく見ると、海賊フルボトルが装填されていた。

 

零士「何?!うわっ!」

 

 水のドリルが火炎放射を貫き、俺に直撃する。
 

 その衝撃で、俺は吹き飛んでしまう。

 

零士「グゥ………なんでフルボトルが?」


賢治「俺のスキルさ。俺は平成ライダーの全ての武器と能力を使うことができるんだよ。フルボトルも例外じゃないさ。」


零士「そんなスキルを?!」


賢治「さぁ、どんどん行くぜ!」

 

 そうだった。

 ジオウの時点で、そんなスキルを持ってる事を想定するべきだった。

 だが、平成ライダーの能力は把握している。

 賢治は、フルボトルを駆使して、俺に挑んでくる。

 ラビットフルボトルで、ドリルクラッシャーの回転速度を上げて斬りかかったり、ロケットフルボトルで、ロケット状のエネルギーの塊をぶつけたり、忍者フルボトルで、ドリルを分身させて連続で攻撃したりした。

 だが、俺はそれに全て対応した。

 

賢治「マジかよ!ここまで手を尽くして、息一つ乱さないなんて………!」

零士「各ボトルの特性を知っていればな、そこから予測して対応することはできるさ。」

賢治「………なら次はこいつだ!」

 

 賢治はそう言って、ダブルライドウォッチを取り出す。

 

ダブル!

 


 賢治はビルドのウォッチを外し、ダブルのウォッチをディケイドウォッチに差し込んだ。
 


 

ファイナルフォームタイム!

『
ダダダダブル!

 

 賢治は、仮面ライダーダブル・ファングジョーカーの力を持つ、ディケイドアーマー・ダブルフォームになる。

 ファングジョーカーか、なら!

 

零士「次はダブルか、ならこっちも。」

 

 俺は火炎剣烈火をソードライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを取り出す。

 

プリミティブドラゴン!


『古の大いなる竜が、本の力を掴み取る!

 

 今の俺なら、プリミティブドラゴンにもノーリスクでなれるはずだ。

 力を貸してくれ!

 ブレイブドラゴンワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックに装填する。

 

ブレイブドラゴン!ゲット!

 

 ソードライバーのライトシェルフに装填して、火炎剣烈火を抜刀する。

 

烈火抜刀!

バキッ!ボキッ!ボーン!


『ガキッ!ゴキッ!ボーン!

プリミティブ!ドラゴン!

 

 俺は、哀しみを背負った竜の力を宿した形態、プリミティブドラゴンへと変わる。

 

賢治「またすごい姿だな!」


零士「………この子と友達になるのに苦労したけどな。」


賢治「この子?」


零士「こっちの話だ、行くぞ!」

 

 プリミティブドラゴンとファングジョーカー。

 これらのフォームは、所謂暴走フォームだ。

 それがまさかの戦闘とはな。

 まあ、プリミティブドラゴンは、ストリウスとの戦いで、勝利のきっかけを作ってくれたがな。

 

賢治「まるで、ファングジョーカーみたいだな。」 

零士「実際、プリミティブドラゴンは以前は暴走する姿だったからな。」


賢治「なるほど、それで『友達』か?」 


零士「あぁ。」 


賢治「じゃあ、こっちも進化しないとな。」


零士「進化?」

 

 賢治の言葉に、首を傾げる。

 賢治は、ダブルライドウォッチに手を翳す。

 

ファイナルフォームタイム!

ダダダダブル!

 

 さっきまで、白と黒のファングが、白と銀のファングになった。

 これは、あの漫画で見た事がある。

 

零士「それは!ファングメタル?なんで?」


賢治「零子に教えてもらったんだよ。『風都探偵』の続きをな。」

 

 そう、ファングメタルは、風都探偵で登場した形態だ。

 だが、賢治はファングメタルの存在を知らない筈………。

 そう思っていたが、賢治が答える。

 衛星ゼアのデータの中に『風都探偵』の最新話の情報があったので、賢治は零子と二人でそれを見たのだ。
 

 そして、ダブルウォッチの『星の本棚』の力で検索したら、『ファングトリガー』や『ファングメタル』の本が出てきた。
 

 そのおかげで、ディケイドアーマーを使用した状態で、『ファングトリガー』と『ファングメタル』の力も使える様になったらしい。

 賢治は、ダブルライドウォッチのボタンを2回押す。

 

アームファング!

 

 賢治はそこから更に2回押す。
 


 

アームファング!

 

 体から、大量の牙が現れる。

 これが、ファングメタルの厄介さだ。

 

賢治「ハアアアァ!」 


零士「っ!」

 

 賢治は、肉弾戦に切り替える。

 そう、セイバー系列の仮面ライダーの欠点。

 それは、肉弾戦には不慣れな事だ。

 基本、聖剣を使って攻撃するので、肉弾戦が起こらない。

 俺はたまらず、防御に徹する。

 賢治は、俺を蹴り飛ばし、距離をとり、ディケイドライドウォッチのスターターを押す。

 

ダダダダブル!

ファイナルアタックタイムブレイク!

 

 すると、肩についているタクティカルホーンが大型化する。
 

 


零士「!(やっべ!!)」

 

 俺はすぐに火炎剣烈火を納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを2回押し込む。

 

グラップ必殺読破!

クラッシュ必殺撃!

 

零士「骸龍相蹴撃!」

賢治「ファングスピアバレット!」

 

 俺は、足に青い炎を纏わせ、ライダーキックを放つ。

 賢治は、頭から高速回転して突っ込んでくる。

 

零士「はああああああ!!」

賢治「おおおおおおお!!」

 

 俺たち二人の必殺技がぶつかり、暫くすると爆発する。
 

 その衝撃で俺達の変身は解除された。


 

賢治「うわっ!」


零士「のわっ!」


カズマ「賢治!」


零子「………!」

 

 俺と賢治は、何とか立ち上がり、お互いを見合う。

 

賢治「はぁ、はぁ、………すげぇな、さすが世界を救った仮面ライダーだな。」 


零士「かはっ!はぁ、君こそ、さすが今日まで戦ってきただけのことはある。」 


賢治「………そろそろ本気で行こうか、お互いに。」


零士「あぁ。本気で行こう。」

 

 その言葉に、賢治はジオウライドウォッチIIを、俺はエレメンタルドラゴンとプリミティブドラゴンのワンダーライドブックを構える。

 

ジオウⅡ

エレメンタルドラゴン!

そして太古の力と手を結び、全てを救う神獣となる!

 

 賢治は、ジオウIIのライドウォッチを二つに分けて、俺はエレメンタルドラゴンを、プリミティブドラゴンに装填する。

 

エレメンタルドラゴン!ゲット!

 

 お互いに装填して、再変身する。

 

賢治・零士「変身!!」

 

ライダータイム!

仮面ライダー!ライダー!

ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ !


『烈火抜刀!

バキッ!ボキッ!ボーン!メラ!メラ!バーン!シェイクハンズ!

エレメンタルドラゴン!

エレメントマシマシ!キズナカタメ!

 

 俺はエレメンタルプリミティブドラゴンに、賢治はジオウIIへと強化変身する。

 クロスセイバーは、世界の危機が迫った時にしか使わないと決めたので、これが俺の本気だ。

 そして、周囲が沈黙する。

 

「「…………。」」

 

 もう、お互いに言葉はいらない。

 後は、全力で戦うのみだ。

 

「「…………ハアアアアアアァァァ!!」」

 

 掛け声と共に、火炎剣烈火とサイキョージカンギレードがぶつかり合う。

 

賢治「ハッ!ヤァ!」


零士「フッ!セイッ!」

 

 お互いの剣がぶつかり合う。

 賢治の剣からは、3人の大切な人を守りたいという思いが伝わってくる。

 そして、賢治の覚悟と決意もまた。

 賢治は、俺を斬ろうとするが。

 

エレメンタルドラゴン!

 

賢治「うわっ!」

 

 賢治の剣は空振りした。

 これがエレメンタルプリミティブドラゴンの力。

 元素の形態になり、攻撃を躱す。

 俺は、賢治の背後から攻撃するが、賢治はそれに対応する。

 

賢治「ハァッ!」


零士「! うわっ!」

 

 まさか、対応されるとは……!

 そういえば、ジオウIIって、未来予知が出来るんだったな………!

 

零士「嘘だろ?初見で対応するなんて。」


賢治「ジオウⅡには未来視があるんだ、背後から攻撃してくるのは分かっていたからそれに合わせただけさ。」


零士「未来視か、なるほど………。ならもうこの戦い方は通じないか。」

 

 そこからは、それぞれの剣技と能力の応酬が始まる。

 賢治は、ジオウⅡの未来視の能力をフル稼働させて、俺の攻撃に対応する。


 俺は火・水・土・風の四属性の能力で、炎を球を飛ばしてきたり、足元に水を発生させて地面を滑るように移動したり、風を纏って空を飛んだり、地面に潜って攻撃したりする。

 だが、賢治は息が上がっていた。

 まあ、こればかりは戦闘経験の差だな。

 

賢治「これで決める!」
 

 


『
ライダーフィニッシュタイム!』『ジオウサイキョー!

 

 賢治は、ジオウIIウォッチのスターターを押し、サイキョージカンギレードのフェイスユニットを、『ライダー』から『ジオウサイキョウ』に切り変えていた。

 

零士「! 来るか。」

 

 俺は、火炎剣烈火を納刀して、ブックのページをタップする。

 

必殺読破マシマシ!

 

 待機音が流れ、俺は火炎剣烈火を抜刀する。

 

烈火抜刀!

エレメンタル合冊斬り!

 

 すると、火炎剣烈火に四属性の力が集まっていく。

 

零士「森羅万象斬!」


賢治「っ!」

 

 賢治は、対抗して、サイキョージカンギレードに黄金とピンクのエネルギーが集まり、『ジオウサイキョウ』の文字が現れる。


 賢治はサイキョージカンギレードのトリガーを引く。

 

キングギリギリスラッシュ!


『トゥワイス!』『タイムブレイク!

 

 2本の剣から放たれるエネルギーが、ぶつかり合う。

 俺たちは叫び、力を込める。

 これは、少しでも気を抜いたら吹っ飛ぶな。

 だが、エネルギーが限界を迎えたのか、爆発して、吹き飛ばされる。

 俺たちは、それぞれの剣を支えにして立ち上がり、ふらつく足で近寄り、剣を振り下ろす。

 だが、振り方が悪かったのか、火炎剣烈火とサイキョージカンギレードは、宙を舞って、地面に突き刺さる。

 俺たちは変身解除して、地面に倒れ込む。

 

零子「ケン君!」


カズマ「賢治!」

 

 零子とカズマが近寄る中、俺と賢治はうつ伏せから、仰向けになって空を見上げる。

 

賢治「ハハッ!勝てなかったか。」 


零士「俺も勝つ気で戦ったのにな。」


賢治「………零士、俺………あなたと戦えて良かったよ。」


零士「こっちこそ。」 


零子「二人とも無理しちゃって。」


カズマ「けど、二人とも良い戦いだったぞ。」

 

 俺と賢治は、お互いを認め合い、笑いながらグータッチをする。

 その様子を離れたところでX字に交差した火炎剣烈火とサイキョージカンギレードが、見守るように輝いていた。

 そして、幼き竜も。

 暫くして、俺は回復して、火炎剣烈火を回収する。

 

零士「君なら、俺のセイバーの力を使いこなせるかもね。はい。」

賢治「ありがとうございます!」

 

 俺は、賢治にセイバーライドウォッチを託す。

 すると、賢治のツールベルトが青く光っていた。

 賢治がブランクライドウォッチを取り出すと、そのウォッチは、ブレイズライドウォッチへと変化した。

 ブレイズライドウォッチは、賢治がカズマに託す。

 すると、オーロラカーテンが現れる。

 

零士「どうやら、お別れの時間だ。」

賢治「ありがとうございます!」

カズマ「そっちの世界の俺たちにもよろしくな!」

零子「ありがとうね!」

零士「ああ!頑張れよ、ジオウ、ゲイツ、ゼロワン!」

 

 俺はそう言って、オーロラカーテンを通り、元の世界へと帰る。

 良い奴らだったな。

 だが、気になるのは、ブランクワンダーライドブックを悪用されないよな?

 まあ、悪用されたなら、また士が呼びに来るだろ。

 俺はそう思いながら、屋敷へと戻る。

 屋敷へと戻ると、全員帰ってきた様で、俺は話した。

 この世界の平行世界に行き、そこで仮面ライダーと出会ったのだと。




今回はここまでです。
スーパーヒーロー戦記は、近いうちに更新します。
他の小説もよろしくお願いします。

賢者の孫とリバイスの小説を、賢者の孫寄りにするべきか。

  • 変えるべき
  • そのままで
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