この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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今回は、前回の続きです。



第4集 ソフィアを救え、電流ビリビリ脱出ゲーム〜後編〜。

ソフィア「皆さん、ボンヌ・レクチュール。私はソフィア。今、私は大変困った事になっています。何故って?暇だった私はノーザンベースを改造して、皆さんを閉じ込めて脱出ゲームで遊ぼうとして失敗して、閉じ込められてさあ、大変。皆さんが私を助けようと、謎解きをしてくれる事になりました。早くこの本棚から私を出して下さい!help!help me!」

 

 以上、ソフィアによる、前回のあらすじ紹介でした。

 

リナ「25+15=3、26+21=?。?が表す文字は何?ああ、もうこれ以上、ソフィア様に電撃は食らわせられない………!」

カイト「絶対に、間違えられない問題が、ここにはあるんです!絶対に、絶対にだ!むむっ!」

ソフィア「お願いします………。」

めぐみん「ええ、分かっていますとも!」

ソフィア「本当に分かっているんですか!?あなたですよ!私に3度も電撃を食らわせたのは!」

めぐみん「ですよね、アハハ………。」

ソフィア「…………不安。」

 

 めぐみんの笑い声に、ソフィアは不安な表情を浮かべる。

 

ダクネス「何にせよ、どうして、25と15を足して3になるのか。それが分からないとな………。」

カリン「そうね………。足したら40、かけたら375。かけて出た最初の数字……ということは、26と21をかけて、546という事は、5じゃないかしら?」

めぐみん「凄いです!そんなすぐに答えが出せるとは!」

ダクネス「何か、複雑すぎじゃないか?」

リナ「私もそう思うわ。」

カイト「俺も。」

カリン「分からないからって、妬まない。合ってるか間違ってるかは、打ち込んでみればすぐに分かるわ!」

 

 そう言って、カリンは画面に近寄る。

 すると、ソフィアが叫ぶ。

 

ソフィア「ちょっと待って下さい!答える気ですか!?」

カリン「勿論!」

ソフィア「絶対に合ってるんですよね!?大丈夫なんですよね!?」

カリン「勿論!!」

ソフィア「何か、不安なんですけど………!」

リナ「カリン、やめておいた方が良いわよ。」

カイト「やめておけ。」

カリン「大丈夫よ!なんたって、私なのよ!全ての謎は、私に解かれる為にある!キラン。見ていて!うおおお!!!」

 

 カリンは、自信満々に打ち込む。

 

ソフィア「みぎゃあああ!!」

「「「「……………。」」」」

カリン「……………。」

 

 ソフィアに電流が流れて、リナ達は、カリンにジト目を向ける。

 カリンは、気まずそうに外を見ながら、汗を拭う。

 

ソフィア「はぁ………はぁ…………。だから、言ったじゃないですか。」

カリン「……………ごめんなさい、ソフィア様。」

リナ「皆!このままじゃ、ソフィア様が面白お姉さんになっちゃうわ!」

カイト「冷静に、もう一度問題を見よう!」

ダクネス「………そうだな。あんなソフィア様、見てられないしな。」

カリン「とにかく!数字が入るのは間違いないのよ!」

 

 すると、ダクネスが何かに気付いたのか、口を開く。

 

ダクネス「ちょっと待て。ここ、数字じゃなくて、文字って書いてある。という事は、文字が入るんじゃないか?」

リナ「あっ!本当だ!」

カイト「1問目は「カ」だった。という事は、2問目も文字じゃないか?」

ソフィア「良いわよ、エスパーダ、カリバー!」

カリン「そうなのよ!私も最初からずっと気になってたのよ!」

リナ「という事は、この問題も文字じゃないのかしら。」

めぐみん「きっとそうです!」

ソフィア「その調子よ!エスパーダ、カリバー!」

カリン「うるさい!外野は黙ってて!」

ソフィア「ヨッ!エスパーダ!カリバー!」

カリン「うるさい!!」

ソフィア「ヨッ!ヨッ!」

 

 カリンが激昂する中、ソフィアはリナとカイトを煽てる。

 すると、2人が何かに気付いた。

 

リナ「ヨ?………そうか、ヨよ!」

カイト「これは、数字の3じゃなくて、ヨの事だったんだ!」

ダクネス「なるほどな!………だが、どうしてヨになるんだ?」

リナ「あっ………分かったかも。」

カイト「俺も。」

カリン「はい!ちょっと待った!私が答える!!ええっと………。」

 

 カリンが言い淀む中、リナとカイトは説明を始める。

 

リナ「そうか!これは、アルファベットの順番よ!母音と子音で別れているから、25はY、15はO。だから、ヨになるのよ!」

ダクネス「なるほどな………!」

カリン「なるほど?なるほど?うん?」

カイト「という事は、26番目のアルファベットは………。」

カリン「T!Tよ!」

リナ「Zよ!」

カリン「そうだ、Zよ!21番目は………!」

めぐみん「Uですよ!」

カリン「ちょっと!私に答えさせて!」

カイト「子音がZで母音がU。という事は!」

カリン「ズ!ズよ!」

ダクネス「そうだな。」

カリン「見ましたか、ソフィア様!ちゃんと答えましたよ!」

ソフィア「殆どエスパーダとカリバーが解いてるじゃない!」

カリン「くっ!」

 

 ソフィアの突っ込みにたじろぐカリン。

 

リナ「答えはズよ!」

カリン「私が打ち込むわ!」

 

 カリンがズと打ち込むと、正解と出る。

 

カリン「いやったァァァ!!」

ソフィア「ありがとうございます!エスパーダ!カリバー!剣斬!バスター!」

カリン「私は!?私も答えてるわよ!!」

めぐみん「あっ!最後の問題が出ましたよ!」

ソフィア「頑張って下さい!早くここから出して下さい!」

 

 カリンが突っ込む中、最終問題が出る。

 そこには、動物とかモンスターの着ぐるみを着たリナ達が映っていた。

 

カリン「今度は何!?」

ソフィア「どんな問題ですか!?」

リナ「私たちが、動物とかモンスターの着ぐるみを着ていて、カタカナを持っています。私は、一撃必殺うさぎとク。」

ダクネス「私は、黄金竜とカだな。」

カイト「俺は、ツバメとニ。」

カリン「私は、ランニングジョーズとキ!」

めぐみん「私は、岩石ゴーレムとケです。」

ダクネス「待て!何か続きがあるぞ。」

カイト「一番おもしろいのは誰?………どういう事だ?この中で、面白いやつのカタカナを打ち込めって事か?」

 

 首を傾げるカイト。

 そんな中、めぐみんが動く。

 

めぐみん「フッ。一番面白いのは、この私に決まってます!」

ダクネス「待て待て待て!待て!」

リナ「待って!めぐみんが打ち込んだら、ソフィア様がまた面白お姉さんに!」

カイト「勝手に動くな!」

めぐみん「何故ですか!?紅魔族随一のこの私が一番面白いですよ!」

カリン「私に決まってるでしょ?」

カイト「あっ!カリン!やめろ!!」

 

 めぐみんを静止させる事に成功したが、カリンが打ち込んでしまう。

 すると、ソフィアに電流が流れる。

 

ソフィア「みぎゃあああ!!」

カリン「えっ!?私じゃないの!?」

ソフィア「スラーーッシュ!!アンタちょっと良い加減にしなさいよ!このテンションイカれライダー!!!」

カリン「ごめんなさい………。」

 

 カリンは、正座されて、反省中の看板をぶら下げられる。

 

カイト「ソフィア様があんなに怒るなんてな。」

めぐみん「電撃、辛そうですしね。」

ダクネス「しかし、一番面白いのは誰?どういう意味だ?」

めぐみん「もしかして、モノマネかもしれません!それぞれのモンスターや動物の!一番面白かった人の文字を入れるんじゃないんですか!?」

リナ「そんな問題ある?」

カイト「まあ、何もしないよりはマシだろ。」

ダクネス「なら、誰が一番面白いか!」

カリン「そういう事なら、私に任せて!色んなモンスターや動物を見た事があるこの私に!」

リナ「はぁぁ…………。」

 

 リナはため息を吐く。

 そうして、モノマネ大会が始まる。

 カリンの場合。

 

カリン「シャーッ!!」

リナ「………誰もが知る、ランニングジョーズよね。」

 

 カイトの場合。

 

カイト「チュン!チュン!チュン!」

リナ「………世間一般的なツバメね。」

 

 ダクネスの場合。

 

ダクネス「ご、こわぁぁぁ。」

カリン「全然迫力がない!ダメ!」

ダクネス「クッ………!この様な辱めは、私のタイプじゃない………!くっ殺!!」

 

 めぐみんの場合。

 

めぐみん「グワァァァァ!!」

ダクネス「リアルな岩石ゴーレムだな。」

 

 リナの場合。

 

リナ「ピョン!ピョンピョン!ピョン!ピョン!ピョンピョンピョン!」

「「「「…………。」」」」

リナ「………ちょっと、何か言ってよ!!」

 

 こうして、モノマネ大会は終わった。

 

カリン「どうよ!私が一番面白いでしょ!?」

カイト「ソフィア様、誰が一番面白かったですか?」

 

 カイトはそう聞くが、ソフィアは、スケートボードで遊んでいた。

 

ソフィア「イェ〜イ!フッフ〜!イヤッホオウ!………って、あ。見てませんでした。」

カリン「ちょっと!」

めぐみん「私、思ったんですが。」

カイト「何だ?」

めぐみん「モノマネ、関係ないと思います。」

ダクネス「めぐみん!?モノマネだって言ったのは、めぐみんだろ!?」

めぐみん「もっと、岩石ゴーレムに近づければ良かったのですかね。ていうか、何で私だけ、尻尾がないんですか。」

 

 めぐみんのボヤキを聞いたリナは、何かを思いついた様だ。

 

リナ「そうか!それよ!」

めぐみん「何がですか!?」

リナ「おもしろいっていうのは、尾も白いって事じゃない!?」

カイト「そういう引っ掛けかよ!」

ダクネス「なら、尻尾が白いモンスターが答えか!」

リナ「ええっと………。」

カリン「一撃必殺うさぎよ!」

カイト「そうか!一撃必殺うさぎって、尻尾白いもんな!」

めぐみん「という事は、クが答えです!」

ダクネス「よし!打ち込もう!」

 

 ダクネスが答えを打ち込むと、正解の文字が出る。

 

ダクネス「よし!これで全問正解です!ソフィア様!」

ソフィア「ありがとうございます!」

カイト「カ、ズ、クが答えです。」

リナ「カリンも最後は大活躍でしたよ!」

ソフィア「そうですか!………ですが、私は今日、スラッシュの事を信用できません。」

カリン「そんな!間違えたの、私だけじゃないでしょ!?」

ソフィア「ていうか、本棚がまだ開かないんですけど。」

 

 すると、画面に、「カズク」かな?という表記が出る。

 

リナ「まさか、まだ終わってない?」

ダクネス「このキーワードを使って、何かをするんじゃないか?カズクかな?」

カリン「ソフィア様!今度こそ、私の力で解いてみせるわ!」

ソフィア「大丈夫ですよ、信用してませんから。」

カリン「ちっくしょぉぉぉ!絶対に答えてやるわ!!」

 

 カリンが叫ぶ中、剣士達は考える。

 

ダクネス「『カズクかな?』って、答えが合ってるのか聞いてるみたいだな。」

リナ「かなって、なんか馴れ馴れしい気がするわね。」

カリン「もしかして、かなって、カタカナの事じゃない?」

「「「「え?」」」」

カリン「カズクは、カタカナかなって聞いてるんじゃないかしら?」

カイト「カリン、冴えてるな。」

カリン「ええ!何かいける気がするわ!ええっと、カズクはカタカナかなって聞かれてるんだから、答えは、はい!よ!」

ソフィア「違うと思います。」

 

 その一言で、カリンは黙る。

 

カリン「え?」

ソフィア「私は今日、スラッシュの事を信用しませんから。あなたの発言は疑って聞こうと思います。お疲れ様でした。」

カリン「そんな!ちょっと待って!」

ソフィア「そんな風に疑って聞いてたら、分かりましたよ!」

「「「「「ええっ!?」」」」」

ソフィア「カタカナじゃないんですよ!」

めぐみん「どういう事ですか!?」

ソフィア「正確には、カが、カタカナじゃないんですよ!それは、漢字なんです!」

リナ「漢字?」

ソフィア「それは、力になるんです!」

カリン「という事は!」

ソフィア「つまり、答えは力ずくです!」

「「「「「うおおおお!!!」」」」」

 

 ソフィアが自力で答えた。

 ちなみに、全員に過ぎった思いは、「漢字って何?」という物だった。

 

めぐみん「凄いです、ソフィア様!」

ソフィア「ええ!スラッシュを信用してなくて良かった!」

カリン「ハハハハハ………素直に喜んで良いのかしら?」

カイト「まあまあ。」

リナ「いいじゃない。」

ダクネス「という事は、力ずくでアソコを開ければ良いんだな!」

カイト「………ていうか、結局力ずくかよ!」

 

 そうして、力ずくで、ソフィア様を引っ張る剣士達。

 

「「「「「うう〜ん!!!」」」」」

ソフィア「痛い!痛い!痛い!ねぇ、これは前半でやったでしょ!痛い!こっちじゃない!本棚の方です!」

カイト「あっ、そっちか。」

 

 そうして、本棚に配置する。

 

「「「「うおおおお!!!」」」」」

リナ「行くわよ!」

めぐみん「待ってて下さい、ソフィア様!」

ダクネス「はぁぁぁ!!」

カイト「開けるぞ!!」

ソフィア「皆さん、頑張って下さい!」

カリン「任せて!」

 

 余談だが、この時の全員の顔は、劇画調になっていた。

 そして、遂に本棚が開いた。

 

ソフィア「開いた!開きました!!」

カリン「ソフィア様!!」

めぐみん「ソフィア様!!」

ダクネス「ソフィア様!!」

リナ「ソフィア様!!」

カイト「ソフィア様!!」

ソフィア「皆さーん!!」

「「「「「ええ〜〜っ!?」」」」」

 

 ソフィアが外に出て、入れ違いに、本棚の中に剣士達が入ってしまう。

 

ソフィア「これでやっと、私のやりたかった脱出ゲームが出来ます!皆さんを、私の謎解きで救ってみせます!」

ダクネス「そんな………。」

めぐみん「ソフィア様って、謎解きが得意なんですかね?」

リナ「信用していいの?」

カリン「うう〜ん。分かんない。」

ソフィア「大丈夫。任せて下さい!ふふっ!」

カイト「…………何か、不安。」

 

 そうして、扉は閉じられた。

 その後、ソフィアは憂さ晴らしと言わんがばかりに、剣士達に電撃を浴びせていた。

 その際、ダクネスが顔を赤く染めていたが。

 その後、零士達が合流して、何とかリナ達は救出された。

 




今回はここまでです。
相変わらずの性癖を発揮するダクネス。
バスターになって、性癖は鳴りを潜めていましたが、本質は変わらなかった。

 次回予告

タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!」
ユーリ「ちょっと待て。」
タッセル「えっ?何?ユーリ。これから予告なんだけど。」
ユーリ「予告なら、俺に任せろ。」
タッセル「ほ、本当………?じゃあ、任せようかな。」
ユーリ「とはいえ、そういう気分じゃないな。」
タッセル「じゃ、じゃあ、僕が。」
ユーリ「さ〜て、次の短編は。」
タッセル「………お任せします。」
ユーリ「………見れば分かる。」
タッセル「そ、そうだね………。」

 別冊 この聖なる刃に祝福を
 短編活動萬画集
 第5集 ル・グラン、シューペルマルシェ。

賢者の孫とリバイスの小説を、賢者の孫寄りにするべきか。

  • 変えるべき
  • そのままで
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