俺達はダクネスのお陰で助かったものの、魔王軍関係者及びテロリストではない事の証明。及び莫大な借金を背負ってしまった。そして屋敷のあらゆる物が差し押さえにあってしまい、冬に過ごすのが厳しくなった。
ちなみにワンダーライドブックと聖剣はノーザンベース側に置いてあった事が幸いして、差し押さえには合ってない。
俺の私服もノーザンベース側にあった事で、助かった。
帰ってきた時にお仕置きとしてアクアにはコブラツイストをかけて、めぐみんには正座させて長時間の説教を行った。
アクア「ぶへっくしょい!うぅ〜寒いよ。あっためてよ。誰か私を温めてよ!」
カズマ「………ァァァァァァ!!」
アクア「!いきなりどうしたのよ!?」
カズマ「分からないのか!?ダクネスがあの領主の元に行ったきり帰ってこないんだぞ!もしかしたら今頃は!」
「「アァァァァァ!!」」
零士「リナ、カイト、カリン。本当に申し訳ない!!」
リナ「何度も謝らないでよ。」
カイト「そうだぜ。生きてるだけまだいいだろうし。」
カリン「そうよ。それに、聖剣とワンダーライドブックは無事なんだから!!」
その時。
???「なーお。」
カズマ「めぐみん?何だその猫?」
めぐみん「迷惑はかけないと思うのですが。」
カイト「飼いたいって事か?」
カリン「それにしても可愛いわね。」
リナ「確かにね。」
零士「そう言う癒しは必要かもな。」
めぐみん「ダメでしょうか?」
俺達はめぐみんが連れてきた猫の顎を掻いてやると気持ちよさそうに目を細めていた。
なぜかアクアが触ろうとすると、引っ掻いたけど。
アクア「ちょっ!なんで私には爪を立てるの!?なんてことかしら。この太々しい態度と言い、漆黒の毛皮といい、何か邪悪さを感じるわ。ねぇ、この邪神の名前はなんて言うの?」
めぐみん「ちょむすけです。」
「「「「「「…………。」」」」」」
カズマ「今、なんて?」
めぐみん「ちょむすけです。」
「「「「「「…………。」」」」」」
まあ、紅魔族のネーミングセンスの無さは今更だしな。
めぐみん「ところで、カズマとアクアの2人は何を騒いんでいたんですか?」
カズマ「お前、冷静だな。ダクネスは今頃。」
めぐみん「確かにあの領主の良くない噂は聞きますが、あのダクネスが流石に……。」
カズマ「これだからお子様は!まだあの変態の事が分かってないのかよ!『くっ!私の身体は好きに出来ても心まで自由に出来ると思うなよ!』って言うに決まってるぞ。」
めぐみんも事態に気付いたのか、目を見開く。
めぐみん「ど、どどどうしましょう!カズマ!」
カズマ「もう遅い。いいか?ダクネスが帰ってきても普段と変わらず優しく接してやるんだぞ?」
アクア「分かったわ!大人の階段を先に登ったダクネスには何も聞かないのね!」
めぐみん「ダクネスがぁ……ダクネスがぁ。」
零士「大人の階段を登ったのか。」
リナ「なんか、同じ女性として泣けてくる。」
カイト「そうか?」
カリン「そうよね。」
そうやって話していると。
セナ「サトウカズマ!神崎零士!両方ともにいるかーー!?」
「「「「「「「ん?」」」」」」」
ジャイアントトードを討伐せよ!
アクア「イヤァァァァァ!!」
拘留中の俺たちを助ける為にめぐみんは爆裂魔法を連発した。
その結果、冬眠中のジャイアントトードが目覚めてしまい、その後始末に来た。セナが監視として来たが。
アクア「カエルに食べられるのはもうイヤァァァァァ!!!」
カズマ「カエルがこの寒さで動きが鈍くならないなんて逞しすぎやしないか?」
めぐみん「私たちも負けてはられませんよ。この厳しい世界を生き抜くのです。」
零士「そうだな。生き抜かなきゃなんないもんな。」
リナ「そうね。」
俺達は仮面ライダーに変身している為、捕食対象になっていない。その為、アクアが囮になっている。
ちなみにカエルはアクアを追っている奴以外はめぐみんの爆裂魔法で一掃していた。
カズマは狙撃スキルを習得していたので、狙撃スキルでアクアを追っていたカエルを撃破した。
零士「これで全部か?」
カズマ「そうだな。」
アクア「ちょっと!今、私のチャームポイントに矢が掠めたんだけど!!」
リナ「食われなかっただけましでしょ。」
めぐみん「そうですよ。」
カイト「これで終わりか?」
カリン「そうじゃない?」
セナ「貴方達はいつもこんな感じなんですか?これが本当に魔王軍の関係者?」
俺達は終わったと思っていたが、めぐみんの声が大きく出た。
めぐみん「待って下さい!カエルが!!」
「「「「「「「え!?」」」」」」」
なんと、カエルが湧いて来た。
そしてカエルの舌がアクアとセナとめぐみんとリナを捕らえて飲み込んだ!
カズマ「アクア!めぐみん!!」
零士「リナ!?」
カイト「やばい!急いで救うぞ!!」
カリン「そうね!!」
その時。
???「ライト・オブ・セイバー!!」
光の一閃がカエルを切り裂き、飲み込まれた面子が全員吐き出された。
俺たちが見た先には、1人の女の子がいた。
リナ「カエルに食べられるなんて。」
めぐみん「油断しました。」
一方アクアとセナは、ものすごく落ち込んでいた。めぐみんとリナも変身を解くと、身体がネチョネチョしていた。
カズマ「誰だか知らないけど助かった。」
零士「ありがとう。」
???「いや、そんな、ライバルがカエルにやられたなんて見てられないし。」
「「ライバル?」」
と、その子はめぐみんを見てそう言った。
???「ひ、久しぶりね!めぐみん!今日こそ長きに渡った決着をつけるわよ!!」
めぐみん「どちら様でしょう?」
???「えぇェェッ!?」
めぐみん「大体名乗らないなんておかしいじゃないですか。これは以前カズマと零士が言ってたオレオレ何とかって奴じゃないですか?」
めぐみん、どう考えても君の関係者だろう!
???「分かったわよ!知らない人が居るから恥ずかしいけど!」
ゆんゆん「我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!やがては紅魔族の長となる者……!」
めぐみん「とまぁ、彼女はゆんゆん。紅魔族の族長の娘で私のライバルです。」
ゆんゆん「ちゃんと覚えてるじゃない!」
カズマ「なるほどな。俺はこいつの仲間のカズマだ。よろしくなゆんゆん。」
ゆんゆん「何で驚かないんですか?」
カズマ「世の中にはな、おかしな名前なのに頭のおかしい爆裂娘なんて不名誉な称号を持ってるやつもいるんだよ。」
めぐみん「それって私の事ですか!?私の知らない間にそれが定着しているのですか!?」
俺はゆんゆんという子の相手をカズマとめぐみんに任して、リナを連れて屋敷へと一足先に帰った。ちなみにカエルはアクア、カイト、カリンの3人がギルドへと報告しに行った。
リナ「ヌメヌメする。」
零士「じゃあ、先に風呂へ入ってくれ。俺はリビングで待ってるから。」
リナ「………ちょっと待って。」
零士「何だ?」
リナに待ったをかけられたので用件を聞く。
その時、リナから掛けられたのはとんでもない言葉だった。
リナ「………一緒に入ってくれない?」
零士「……え?」
俺の思考回路は停止した。
なんとか再生させて、理由を聞く。
零士「……なんで?」
リナ「裁判で、心配したんだから。」
零士「………分かったけど、良いのか?」
リナ「………うん。これ以上は言わせないで。」
零士「………分かった。」
俺はどういう訳か、リナと入る事になった。
流石に、リナに先に身体を洗わせて、その後、俺が身体を洗う事にした。
そして、お互いにバスタオルを巻いて、一緒の湯船に入った。
お互いに無言になった。
リナside
私は、今、零士と一緒にお風呂に入っている状況だ。
物凄く、ドキドキする。
実は以前にリーンという親友の女の子に、私が密かに零士に想いを寄せている事がバレて、いろんなアドバイスという名のお節介を受けた。
そしてそのアドバイスの一つに一緒にお風呂に入っちゃえば、もしかしたら、零士も想いに気づくかもしれないと言われて、丁度、ジャイアントトードに捕食されたのもあって、実践している所だ。
正直言って、凄く恥ずかしい。もしかしたら痴女だって思われたかもしれない。
でも、零士は鈍感で、気付くのが遅い。
だからこそ、積極的にいけばひょっとしたら。
そして、身体全体が暑く感じる。
零士side
俺は何故かリナに一緒にお風呂に入らないかと誘われた。
正直、これで変態だと思われたくない。
でも、俺も1人の男だ。ほぼ何も着ていない仲間の素肌を見て、興奮しないはずがない。
俺はここ最近、謎の記憶が徐々に活性化しつつあるが、リナに対する想いも徐々に高まりつつある。
だが、ここでガツガツ行ったら、ドン引きされるかもしれない。
だからこそ、俺は見惚れつつ、我慢しなければならなかった。
リナ「……どうなの?」
零士「何が?」
リナ「……私の肌。」
零士「なんと言うか、綺麗です。」
リナ「………ありがとう。」(これは若干の手応えありね。)
零士「なぁ、そろそろカズマ達も戻って来るかもしれないから、あがるか?」
リナ「………そうね。」(もうちょい追い詰めたかったのに。)
リナは顔に若干の不満を見せつつ、先にあがり合図をもらって俺も上がった。
リナ「………零士。」
零士「何だ?」
リナ「この事は皆には内緒ね。そして、たまには一緒に入りましょ。」
零士「あぁ。分かった。」
リナ「ありがとうね。」
俺達は、すぐさま、脱衣所を後にした。
リナは少し、嬉しそうだったが。
その後、カズマもめぐみんと一緒にお風呂に入って、アクアからロリニートと呼ばれていた。
翌日
俺達はめぐみんが昨日、ゆんゆんという子からパクったマナタイトを持ってウィズの店に向かって行った。
カズマ「ちわーす。これを買い取って欲しいんだが……。」
そこにはウィズだけでなく、ゆんゆんも居た。
ウィズ「実は……。」
ゆんゆん「わ、我が名はゆんゆん!何という偶然こんな所で鉢合わせるなんてやはり終生のライバル!」
ウィズ「皆さんのことを聞いてずっと待ってらしたんですよ。」
ゆんゆん「な、何を言ってるんですか店主さん!わ、私はただマジックアイテムを買いに来ただけで!あ!これ下さい!」
事情を聞いた。
その時アクアは、クッキーとお茶をウィズに出してもらっていた。
カズマ「なるほどな。」
零士「そんな事せずに家に来ればよかったのにな。」
ゆんゆん「そ、そんないきなり人様の家に行くなんて……。」
めぐみん「煮え切らない子ですね。これだからボッチは。」
「「「「「え?」」」」」
アクア「そうなの?」
めぐみん「ゆんゆんは、紅魔族の中でも変わった子で友達が1人も居ないのですよ。周囲をこれ見よがしにウロチョロしていると喜んで勝負を挑んで来ました。」
おいめぐみん、ちょっと辛いんだけど。
ゆんゆん「そんな事無いわよ。友達くらいいるもん!」
めぐみん「今、聞き捨てならない事が。ゆんゆんに友達?」
ゆんゆん「居るわよ友達くらい!ふにふらさんやどどんこさんが私達友達よねって言って、奢ったり。」
カズマ「おいやめろ!」
零士「それ以上は言うな!!」
ゆんゆんは、違う意味で重いな。
めぐみん「ところで、私としては魔法の勝負は避けたい所ですが。それに、私は仮面ライダーでもありますからね!」
ゆんゆん「いい加減に他の魔法を覚え……え?仮面ライダー?まさか、魔王軍幹部やデストロイヤーを倒した仮面ライダーって!?」
めぐみん「そうですよ!私達のパーティです!」
と、めぐみんは自慢げに言う。
ゆんゆんは、少し、驚いていた。
ゆんゆん「なんで、めぐみんも仮面ライダーなのよ?」
めぐみん「私には爆裂魔法の信念がありまして、それでこの風双剣翠風に選ばれたのです!」
ゆんゆん「え〜〜!?」
凄い驚いているな。
その時、アクアが何かを見つけたようだ。
アクア「ねぇねぇ、これなんてどうかしら?仲良くなる水晶!」
ウィズ「あぁ、それは、魔力を込めて使うんですよ。」
ゆんゆん「それを使えば仲良くなれるの?」
ウィズ「えぇ、まぁ。そうだ!折角ですし試してみませんか?」
めぐみん「別に仲良くなる必要は無いです。」
ゆんゆん「怖気ついたの?めぐみん?」
めぐみん「アァン!?」
ゆんゆん「これはどちらかが使えた方が強い魔法使いである証明!勝負よめぐみん!」
と、本質の所は、ゆんゆんもめぐみんも同じように感じた。
めぐみん「そこまで言うのなら、見せてあげましょう。真の大魔法使いの力を!」
ゆんゆん「今日こそ決着をつけるわよ!」
2人とも、魔力を水晶に込め始めた。すると、周囲が暗くなって何かが映し出された。
カズマ「何だ!?あれ!?」
そこに映し出されたのは、めぐみんとゆんゆんの黒歴史と言える思い出の数々。
カズマ「友達に奢る為に、アルバイトするの?」
アクア「えっ?ちょっと待って。虫食べてる?」
零士「おい、何だよこれ。」
リナ「これは。」
カイト「あまりにも。」
カリン「酷い。」
めぐみん、ゆんゆん「アァァァァァ!!」
めぐみん「何ですかこれは!?」
ゆんゆん「店主さん!仲良くなれる水晶だって言いましたよね!?」
ウィズ「これは、互いの恥ずかしい過去を晒しあって友情をさらに深められる大変徳な……アイテム……です。」
ウィズまでもが、目を逸らしてるよ!
絶対やばい!!
ゆんゆん「め、めぐみん!これで私達仲良くなれるの!?」
めぐみん「おん、ドリャァァァ!!」
「「「「「「アァァァァァ!!」」」」」」
めぐみんが耐え切れなくなったのか、水晶を地面に叩きつけて、割った。
ウィズ「これはカズマさんにつけときますね。」
カズマ「まて、壊したのはめぐみんだろ。」
めぐみん「その水晶を使おうと言い出したのはゆんゆんです。ゆんゆんが払います。」
ゆんゆん「勝負が、折角の勝負が。」
めぐみん「いつまでメソメソしてるのですか?」
ゆんゆん「だってこれじゃどっちが強いのか分かんないじゃない。ねぇ引き分けでいい?」
めぐみん「構いませんよ。もう、勝負事で熱くなるほど子供じゃないので。」
ゆんゆん「そういえば紅魔の里で発育勝負なんてやったわね!またあの勝負をしてもいいわよ!」
一体何種類勝負したんだ?
めぐみん「子供じゃないとはそう意味での子供じゃないという事です。だって私は……。ここにいるカズマとお風呂に入る仲ですから。」
カズマ「ちょっ!?」
ウィズ「まぁ!?」
ゆんゆん「え。えぇェェェェ!?」
暴露しちゃったよ。
カズマ「お前ふざけんな!これか!この口がまた俺の悪評を広めるのか!?」
ゆんゆん「き、きょ、今日の所は私の負けで良いから!えぇぇん!!」
ウィズ「またどうぞ。」
アクア「賑やかな子ねぇ。」
カズマ「お前もな。」
カリン「言えてる。」
カイト「確かにな。」
リナ「言っちゃうの?」
めぐみんは顔を赤くして、メモ帳に丸印を書いていた。
めぐみん「今日も勝ち!」
今回はここまでです。
遂にゆんゆんが登場。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。