この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!僕はタッセル!前回、魔王軍幹部にして、見通す悪魔のバニルを撃破して、スパイ疑惑が晴れた神崎零士と佐藤和真。借金も無くなって、彼らの生活に余裕が出来た。さて、彼らは今、何をしてるのかな?」


第4章
23話 休息せし、剣士達


 ある日の穏やかな春が近づいている1日。俺達はアクアの説得に当たっていた。

 

アクア「嫌ーよ!どうして外に出ないといけないの!?」

めぐみん「外に出ないと爆裂魔法が撃てないじゃないですか。」

ダクネス「春先は凶暴なモンスターが出る。冒険者の務めだ!」

カイト「それに、冬はあまり動けてないから動いておきたい。」

リナ「私も、リベラシオンで特訓していたとは言え、動いておきたい。」

カリン「そうよ。少しは活動しないと。」

零士「駄々を捏ねるんじゃない!」

 

 だが、説得は難航していた。

 

アクア「子供なの?皆、そんなにお外に出たがる子供なの?そんなに外に出たいなら、私以外で行って!」

めぐみん「何が子供ですか!」

ダクネス「今のアクアの方が子供みたいだぞ!」

リナ「いいから!さっさと動く!」

カイト「行くぞ!」

カリン「この子供!」

零士「さもないと。」

「「「「「「あんな風になるぞ。」」」」」」

カズマ「…………。」

アクア「私だってああはなりたくないけど、でも私よりもあっちを説得しないの!?」

カズマ「おい、アクア。俺だってこの後、出かける用事があるんだぞ。それに、お前を説得し終えるまでの約束だからな。」

 

 カズマは見事なこたつむりと化していた。

 

アクア「それをそこから出て言いなさいよ。」

 

 何故、この屋敷にこたつがあるのかというと。

 以前、俺、カズマ、リナの3人は、ウィズにバニルを倒した事の報告へと向かった。

 

零士「バニルを倒した事は俺から報告する。」

リナ「その方が良いでしょ。」

カズマ「それにしても、良いのか?俺達もここに来て?」

零士「そっちの方が1人で行くより安心できるからな。あいつは、剣の勝負で俺に挑んできた。たった一回立ち合わせただけとは言え、あいつはあいつなりに良い奴だと思うよ。」

「「…………。」」

 

 無言になって俺達は意を決して、ウィズ魔道具店の中へ。

 

零士「ウィズ、話したい事が……。」

バニル「へいらっしゃい!店の前で何やら恥ずかしいセリフを吐いて遠い目をしていた男よ、汝に一つ、言いたい事がある。良い奴だと思うよとの事だが、我輩は目的の為にそうしただけだ。おっと、これは大変な羞恥の悪感情、美味である!どうした、膝を抱えて蹲って?よもや我輩が滅んだとでも思ったか!?フハハハハハ!」

 

 バニルがそこにいた。

 俺は店の床に三角座りをして、あまりの恥ずかしさに震えていた。

 カズマとリナが慰めていると。

 

ウィズ「カズマさんに零士さん聞きましたよ。バニルさんを倒してスパイ疑惑が晴れたとか!おめでとうございます!」

カズマ「いや、どうしてコイツ、ピンピンしてんの?」

リナ「無傷ってどう言う事なの?」

バニル「あんな物を喰らえば、流石の我輩とて無傷でおられる筈がなかろう。この仮面をよく見るがよい。残機が1人減ったので、2代目バニルと言う事だ。」

「「「なめんな!」」」

 

 それを聞いた俺もカズマとリナと共に絶叫しないといけないと思った。

 

ウィズ「バニルさんは前々から魔王軍幹部を辞めたがってたんですよ。なので、今のバニルさんは魔王城の結界の管理をしていません。なので、とても無害な筈ですよ。」

零士「無害なのか?」

リナ「人をおちょくってきそう。」

カズマ「大丈夫なのか?」

 

 そうやってバニルを見ていると、俺達が呼ばれた。

 

バニル「炎の剣士に水の剣士、雷の剣士。汝らにこれからとてつもない試練が起こるだろう。その試練は強大で、土の剣士が居なくなるかもしれない。それまでに我らが商売に協力する事が吉と出た。お一つどうか?」

 

 バニルの言う儲け話とは、俺とカズマの祖国、日本の便利グッズを売る事だった。

 そこでカズマは、試しにこたつを制作して、使った所、好評だった。

 

カズマ「さて、十分暖まったし、出るか。」

零士「カズマ。アクアの説得を手伝って欲しいんだけど。」

リナ「て言うか、アクアが居ないんだけど。」

「「え?」」

 

 アクアが居なくなっていると思ったら、アクアはこたつに移動していた。

 

零士「アクア!なんでこたつに移動すんの?」

アクア「カズマさんが出たということは、このこたつは私のもんよ!分かったら、とっととクエストに出かけなさいよ!!」

零士「………。カズマ。お前、用事があるんだよな。」

カズマ「あぁ。」

零士「アクアは俺が説得しとくから、用事を済ませて来い。」

カズマ「おうよ。」

 

 カズマは、ついてきためぐみんとダクネスと共に、用事を済ませて、クエストを受注しに行ってもらった。

 そして、カズマ達が帰ってきたが、アクアは未だにこたつから動こうとしない。

 

アクア「嫌よ!だって嫌な予感がするんだもの!女神の勘よ!だから絶対外には行きたくない!」

カイト「また女神だのなんだの言いやがって!」

カリン「良いから、さっさと外に出る!」

リナ「こら!抵抗しないの!」

零士「諦めて外に出ろ!」

 

 カズマが何かを思い付いた様な表情をして、アクアに声をかける。

 

カズマ「皆。そんなに嫌がってるんだし、今回はアクアには留守番していてらもらおう。俺達全員仮面ライダーなんだし問題無いだろ。」

アクア「さすがカズマね!本当にたまにだけど、良い事言うじゃないの!分かったら、全員早くこの手を離してちょうだい!」

零士「どう言うつもりだ?」

カズマ「それより皆、今日は久しぶりのクエストだ。報酬を得たら、たまには外で食おうか。鍋でもつついて宴会しようぜ。」

 

 カズマが何気なく放った一言に、宴会の女神はピクリと反応する。

 俺達全員、意図を理解して話を合わせる。

 

めぐみん「そうですね。冬が明けて、冒険再開の初日ですし。」

零士「確かに、これからの英気を養うにはちょうど良いかもな。」

リナ「そうね。最初のクエストが終わったら、宴会を開きましょうか。」

カイト「そうだな、今日ぐらいは楽しんでも良いかもな。」

ダクネス「貴族御用達のいい店があるんだ。そこに予約を入れておこう。」

カリン「流石、貴族様!今日は騒ぐわよ!」

 

 俺達全員、アクアを放す。

 アクアは不安そうに。

 

アクア「……ね、ねえ皆。材料を買ってきて、家で鍋パーティーしても良いのよ?そうだわ、冒険を終えて疲れて帰ってきた皆のために、私が鍋の材料揃えて準備しておいてあげる。だから、ここで宴会すれば良いと思うの。」

 

 そんな事を宣うアクアに俺達は。

 

「「「「「「「留守番よろしく。」」」」」」」

アクア「わあああ、私が悪かったから置いてかないでよー!」

 

 そして、俺達はリザードランナーの目撃情報があった草原に来ていた。

 ちなみに作戦を立てていた。

 カズマの狙撃スキルで王様ランナーと姫様ランナーを射抜く。失敗した場合は、俺達が時間を稼いでいる間にもう一度狙撃。それすら失敗した場合は、めぐみんの爆裂魔法と俺の爆炎紅蓮斬で一掃する手筈になっている。

 全員変身しており、俺はクリムゾンドラゴン、カズマはファンタスティックライオン、リナはランプドヘッジホッグ、ダクネス、めぐみん、カリン、カイトは基本形態になっている。

 リザードランナーの群れが見えてきた。見た目自体はエリマキトカゲを大きくした物だ。

 その群れの中で、一際大きい奴が1匹いた。

 おそらくあれが件の姫様ランナーだろう。だが王様ランナーが見当たらない。

 その時、アクアがとんでもない事を言う。

 

アクア「そうだわ!任せて皆!私に考えがあるわよ!王様ランナーは一番早い筈だから、モンスター寄せの魔法で1番にここについたのが王様ランナーよ!」

カズマ「ちょっと待て!もう王様ランナーの目星はついてるんだ!頼むから余計な事を……!」

アクア「フォルスファイア!」

 

 アクアが魔法を発動し、それを見たリザードランナーは奇声を上げて、俺達の方向へと走り出してきた!

 

「「「「「「「速っ!?」」」」」」」

 

 俺達はリザードランナーのあまりの速さに驚愕していた。

 すぐさま爆裂魔法の準備を開始させる。

 カズマがアクアに対して怒鳴る。

 

カズマ「このクソバカ!毎度毎度やらかさないと気が済まないのか!?王様と姫様をこっそり討ち取れば無力化出来たのに、なんでわざわざ呼び寄せるんだよ!!」

アクア「何よいきなり!私だって役に立とうとしてやった事なんだから怒らないでよ!どうせこの後の展開なんて分かるわよ!きっとあのランナー達に酷い目に遭わされんでしょ!分かったわよ!さあ!殺すなら殺せー!!」

零士「言ってる場合か!!」

リナ「そこに寝っ転がっていると、本当に踏まれるわよ!たく!しょうがないわね!」

 

 リナはトライケルベロスを起動する。

 

『トライケルベロス!』

 

 リナはソードライバーにトライケルベロスを装填して、納刀していた雷鳴剣黄雷を抜刀する。

 

『黄雷抜刀!』

『ランプの魔神が真の力を発揮する!ゴールデンアランジーナ!』

『黄雷三冊!稲妻の剣が光輝き、雷鳴が轟く!』

 

 リナはエスパーダのワンダーコンボであるゴールデンアランジーナへと変身する。

 

リナ「零士!カズマ!ワンダーコンボでの必殺技で一掃するわよ!」

零士「おう!」

カズマ「分かった!」

 

 俺達3人は、聖剣をソードライバーに納刀して必殺技を放つ。

 

『『『必殺読破!』』』

『烈火抜刀!』

『流水抜刀!』

『黄雷抜刀!』

『ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!』

『ペガサス!ライオン!ピーターファン!』

『ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!』

『『『三冊斬り!』』』

『ファ・ファ・ファ・ファイヤー!』

『ウォ・ウォ・ウォ・ウォーター!』

『サ・サ・サ・サンダー!』

 

零士「爆炎紅蓮斬!」

カズマ「ハイドロ・ボルテックス!」

リナ「トルエノ・デル・ソル!」

「「「ハァァァァ!!」」」

めぐみん「準備出来ましたよ!行きます!エクスプロージョン!」

 

 3色の斬撃波と爆裂魔法がリザードランナーの群れを飲み込み、全滅させた。

 その後、その爆音に誘われて、何匹かジャイアントトードが近づいてきたが、バスター、スラッシュ、カリバーの3人に倒された。

 




今回はここまでです。
リナもワンダーコンボを使用できました。
バニルにおちょくられる零士……。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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