俺達は様々なハプニングを対処しつつ、遂にアルカンレティアにたどり着いた。
カズマがダウンしたウィズを背負っている。
対処してくれたお礼として、アルカンレティアで使える宿泊券を受け取った。
アクア「遂に来たわ!水と温泉の街アルカンレティア!ここは私の宗教のアクシズ教の総本山でもあるのよ!」
零士「え!?」
あの傍迷惑だと悪名高いあのアクシズ教の総本山!?どおりでアクアが行きたがった訳だ。
その時、俺達の周囲をアクシズ教徒が取り囲んだ。
アクシズ教徒「ようこそいらっしゃいました!観光ですか?入信ですか?冒険ですか?洗礼ですか?」
アクシズ教徒「なんて美しく輝かしい水色の髪!地毛ですか?羨ましい!羨ましいです!その、アクア様みたいな羽衣もよくお似合いで!」
リナ「押しが強い!」
零士「すいません、ウチにはもうアクシズ教のアークプリーストがいるもので。今日は観光に来ているので、また………。」
アクシズ教徒「そうでしたか!さようなら同志!あなた方が良き1日であらん事を!」
流石、厄介者だらけの街だ。慰安旅行で来たけれど、全然休めない。
ウィズをカズマ達に任せて俺、リナ、カイト、カリンの4人は観光をする事に。
だが、現在俺達はアクシズ教徒に何度も迫られていた。
アクシズ教徒「あら!パーティかしら!どうも、アクシズ教に入りませんか?今なら食べられる石鹸も付いて来ますよ!」
アクシズ教徒「あら!ねぇねぇ久し振り!私よ、私!あ!でも分かんなかった?私アクシズ教に入ってから変わったからさ!君もアクシズ教に入ろうよ!」
アクシズ教徒「あらあら!新婚が2組も!じゃあ、これもらって!良いのよ!叔母さんからのご祝儀よ!この洗剤ね!飲んじゃっても大丈夫!」
と、こんな具合に勧誘が凄まじく、レストランで俺達は撃沈していた。
リナ「………洗剤や石鹸って、食べられるの?どうなってるの?」
零士「………普通、食べられないだろう。」
カリン「………流石、アクシズ教の総本山。マジで疲れる。」
カイト「………俺達ってさ、慰安旅行に来たんだよな?なのになんでこんなに疲れるの?」
俺達は改めて、アクシズ教が嫌われている理由を悟った気がする。
食事を済ませて、人目の少ない路地裏を歩いていると、1人の女の子が転んだ。
零士「おい!大丈夫か?」
女の子「うん。ありがとう。お兄ちゃん達、お姉ちゃん達。」
カイト「大丈夫そうだな。」
女の子「ねえ、赤い剣を持ってるお兄ちゃん。お名前教えて?」
零士「零士だよ。神崎零士。」
女の子「神崎零士?ねえ、どんな字を書くの?書いてみてお兄ちゃん!」
零士「ああ、俺の名前は……。ッ!」
その紙には、『アクシズ教団入信書』と書かれていた。俺は火炎剣烈火で斬り裂く。
零士「くそったりゃああああーっ!!」
女の子「お兄ちゃーーーん!!!」
この街は!本当にろくでもない!!
俺は遂にキレて、アクシズ教の本部の教会に怒鳴り込んでいった!
零士「おらっ!責任者出てこい!みっちり説教だ!!」
カイト「おい、落ち着け!」
リナ「気持ちは分かるけど!!!」
カリン「教会で大声出さないで!!」
アクシズ教徒「あら、どうなさいましたか?入信ですか?洗礼ですか?それとも私?」
零士「すいません。アンタよりも最高責任者出して下さい。説教だ!」
アクシズ教徒「すいません。ただいま、最高司祭のゼスタ様を始め、他の信者の方は布教活動という名の遊び……、いえ、アクア様の名を広める為の活動に出掛けていて留守にしております。」
零士「おい。今、とんでもない事言ったな!面白半分であんな迷惑な事をしてんのか!?まあいい。それより眼帯をつけた魔法使いの女の子来てないか?」
アクシズ教徒「ああ。あの方のお仲間でしたか。丁度そこにいますよ。」
そこに居たのは、物凄くやつれためぐみんだった。
カリン「ちょっとめぐみん?大丈夫?」
リナ「いや、大丈夫そうには見えないけど。」
カイト「何があったんだ?」
零士「おい。めぐみんのポケットというポケットに大量に入信書がねじ込まれてる。」
めぐみん「零士……。皆……。来てくれたのですか………。」
その後、カズマとダクネスとも合流して、アクアはアクシズ教団の温泉に入る事にしたらしいので、置いていって、宿に戻る。
丁度ウィズがお風呂からあがったそうだ。
ウィズ「あっ、皆さんお帰りなさい!お先にお風呂頂きました。混浴の方はとても広くて良かったですよ。」
零士「そうか。じゃあ、俺も風呂に入るかな。今日は本当にイライラした。」
カリン「何?混浴に入るの?」
零士「いや、男湯だ。」
カイト「なら、俺も入ろうかな。」
俺とカイトは、男湯に入っていった。
だが、そこでもアクシズ教徒が居て、入信を迫られた。
なんとか退けて、俺とカイトはお風呂に入る。
零士「ハァァァァ。折角の慰安旅行の筈が、物凄く疲れた。」
カイト「全くだぜ。こんなに疲れる旅行は初めてかもしれん。なあ、零士?」
零士「うん?」
カイト「お前ってさ、リナの事、どう思ってるんだ?」
零士「いきなりだな。どうしたんだ?」
カイト「いや、単なる世間話だ。それで、どうなんだ?」
零士「大切な仲間。だと思うんだけど、最近、彼女を見ると、なんか胸がドキドキする様な感じになるんだ。なんでだろう?」
カイト「そうか。」(そこまでの自覚は無いみたいだな。)
零士「でもさ、明日はどうする?」
カイト「まあ、明日は明日になったらまた考えようぜ。」
零士「そうだな。じゃあ、あがるか?」
カイト「そうだな。」
俺達の服の上に石鹸と入信書が置かれていた。
「「アァァァァァァァァ!!」」
俺達は置いてあった石鹸を床に向かって投げ捨てた。
その後、アクアが泣いていて、カズマが鼻で笑ってまた更に泣いてしまうのであった。
翌日
アクア「この街の危険が危ないの!!」
零士「ちゃんと正しい言葉遣いで喋ってほしいんだけど。」
リナ「昨夜、あれだけ泣いていたのに、一体何があったのよ。」
カイト「何がどう危ないんだ?」
アクア「実は温泉の管理人が言ってたんだけど、最近、温泉の質が下がってるらしいの。これは、我が教団を警戒した魔王軍が真っ向勝負じゃなくて温泉の質を下げてアクシズ教団の財源を絶とうとしてるのよ!」
「「「「「そうなんだ。すごいね。」」」」」
アクア「信じてよー!!!」
魔王軍がそんな回りくどい事をするか?
そんな考えが全員にあるのか、アクアの突拍子も無い台詞を信じていない。
アクア「私はこの街を守る為に立ち上がるわ!皆ももちろん協力してくれるよね!」
カズマ「俺は散歩とかで忙しいから。」
めぐみん「私も、アクシズ教団には関わりたくありません。」
ちょむすけ「なーお。」
零士「俺もパス。」
カイト「俺も。」
リナ「右に同じく。」
カリン「私も関わりたくない。」
全員、関わりたくないそうだ。
その事に腹を立てたのかアクアが机を叩く。
アクア「なんでよー!散歩とかどうでも良いじゃ無い!めぐみん達もウチの教団の子を嫌わないでよー!じゃ、じゃあダクネスは?」
ダクネス「わ、私はその、あれだ。」
アクア「お願いよー!!」
ダクネス「分かった!分かったから!頼むから私のグレープジュースを浄化しないでくれ!」
ダクネスはアクアに押し切られる形で協力する事になった。
ウィズはアクアが泣きついた結果、浄化しかかって、寝たきりになっている。
カイトとカリンは近くで取れる鉱石等を取りに行って、俺とリナは観光をカズマとめぐみんと一緒にする事にした。
だが、やはりというかアクシズ教徒が勧誘をしつこく迫り、俺達は橋で疲弊していた。
「「ハァァァァ。」」
めぐみん「石鹸って飲めるんでしたっけ?」
リナ「洗剤って飲めるんだっけ?」
俺とカズマは周囲を見ると、桟橋の所に1人の男がいて、何やら呟いていた。
???「俺にはそんなに洗うもんなんてねぇんだよ。石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤。」
「「飲める。」」
「「えっ!?」」
???「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤。」
「「飲める。」」
「「えっ!?」」
???「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤。」
「「飲める。」」
「「えっ!?」」
???「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤!飲めるかー!!」
あの人も大分疲弊してるな。
そこにウィズも合流した。
大分回復したそうで良かった。
あの男はどこかに行ってしまったが、まあ、見ず知らずの人だし。
と、中央広場に人集りが出来ていた。そこにはアクアとダクネスが居たが、見事に説得に失敗して、偽女神扱いされて、俺たちも宿に戻った。
アクア「あんまりよー!私、皆の為に頑張ってるのに!!」
カリン「幾ら何でも、自分の事を女神なんて言うなんて信じられなくても当然よ。」
カイト「全くだな。」
リナ「面倒臭い事になりそうな予感がするわ。」
零士「どうしてこんな事になったんだ?」
カズマ「あんな目に遭ってまで助けてやる必要は無いだろうに。」
アクア「ううー……。でも、このままだと私の可愛い信者達が……!」
さて、どうしたもんか。
そう悩んでいると、外が騒がしくなった。
外を見ると、大量のアクシズ教徒がこの宿を取り囲んでいた。
零士「何だあれ!?」
カズマ「おいおいマジかよ。」
アクア「何々?私の話を信じてくれたかしら?」
アクシズ教徒「女神の名を騙る不届き者が!」
アクシズ教徒「簀巻きだ!簀巻きにしろ!!」
アクシズ教徒「誰の許可を貰って髪を青くしてんのよ!!」
『魔女狩りだ!!!』
零士「おっと。これは不味い!!」
今回はここまでです。
遂にリバイもパワーアップ!
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
-
変身させる。
-
変身させない。