俺とカズマとカイトは必死に走っていた。
生き延びる為に。
「「「ヒィィィィ!!」」」
何でこんな事になった!!
それは遡る事、アクセルにて。
ウィズ「テレポートですか?紅魔の里の近くにですか?」
カズマ「あぁ。このツンデレが里帰りするそうだからな。」
めぐみん「!?誰がツンデレですか!?」
バニル「おぉ。誰かと思えば。上がりやすい職業の癖にちっともレベルの上がらない男に。」
カズマ「おい。」
バニル「最近、実家の威光でしか仲間の役に立てない娘!」
ダクネス「なぁ!?」
バニル「色んなことに頭を悩ませて仲間に言えていない炎の剣士!」
零士「ちょ!?」
バニル「炎の剣士に思いを馳せて、頭から離れられていない雷の剣士!」
リナ「えっ!?」
バニル「最近、少し太ったかなと悩んでいる音の剣士!」
カリン「待って!?」
バニル「ここ最近、闇黒剣月闇の力で色んな未来を見て怯えている闇の剣士!」
カイト「何で!?」
バニル「鬱陶しい光溢れる、チンピラプリーストに。」
アクア「あぁ!?」
バニル「ネタ魔法しか使わないネタ種族!へいらっしゃい!」
めぐみん「おい。」
バニルが悪感情を食う為に俺たちを揶揄いながら挨拶をしてきた。
バニルは俺とカズマを呼んだ。
バニル「それはそうと、例の契約書、出来ているぞ。」
カズマ「本当に大丈夫だろうな?」
零士「まあ、大丈夫じゃないのか?」
バニル「もちのろん。3億エリスを渡すと言う契約でいいな?」
カズマ「おう。」
バニル「だが、まだだぞ。」
零士「何でだよ?」
バニル「まだ、完全に生産のラインが整っていないのだ。もう少し待って欲しい。」
なるほど。確かに契約だけしても、生産出来なければ意味はない。
その時、アクアが何かを落として割ってしまった様だ。
バニル「商品に触るな!厄災女め!」
アクア「はあ!?お客様は神様でしょ!私は女神だけど。神様に相応しい態度をとりなさいよ!」
バニル「商品をダメにしておいて、何を開き直っているのだこの貧乏神は!!ええいウィズ、とっとと送還してしまえ!!」
テレポートは一度に4人までしか転送出来ないので、第一陣としてカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスが、第二陣として俺、リナ、カイト、カリンが転送される事になっている。
まず、第一陣が転送されていった。
ウィズ「では、あなた方の旅が良いもので有ります様に。テレポート!」
零士「じゃあ、行ってくる!」
俺達はカズマ達とほぼ同じ座標に転送された。流石に少し誤差があったのか、カズマ達とは少し離れた所にいた。
だが、カズマが何かに追われているのを見て、本能的に危険を感じたので、同様な反応をしていたカイトと共に逃げる。
砂煙をあげて迫ってくるのは、オークだった。
「「「ヒィィィィ!!」」」
カズマ「ウィズ!なんて所にテレポートしてんだァァァ!!」
オーク「ちょっと待ちなさいよ!あんた達!」
オーク「ねぇ!男前なお兄さん達!私達といい事しない?」
カズマ「なんで女オークばっかなんだ!?」
めぐみん「カズマ!零士!カイト!現在この世にオークの雄は存在しません!」
ダクネス「えぇ!?」
リナ「オークの雄はとっくの昔に絶滅したらしいの!」
カリン「現在、オークと言えば、縄張りに入り込んだ他種族の雄を捕らえて、集落に連れ帰り、それはもう凄い目に遭わせる、男性にとっての天敵なの!」
マジかよ!この世界は日本での常識が通用しないのか!
オーク「アンタ達、2、3日ウチの集落でハーレムよ!この世の天国を味あわせてあげるわ!」
「「「お断りしまぁぁぁぁす!!」」」
初めて女性からの誘いを断ってしまった。
ダクネス「待て!オークと言えば女騎士の天敵だぞ!性欲絶倫で、女とみるや即座に襲い掛かる、あのオークの雄が……!」
「「「もう居ません(ないわよ)!」」」
アクア「ダクネス!!」
何でダクネスが落ち込んでるんだよ!
て言うか、俺たちの生命の危機だろ!
オーク「あたし、あんた達の子を産むわ!」
オーク「いや、私よ!」
オーク「最初は男の子がいいわねぇ!オスが60匹にメスが40匹!そして海の見える家で、毎日あたしとイチャイチャするの!」
カズマ「帰りたい!お家に帰りたい!!」
零士「そんな事言ってる暇があるなら、走っとけ!」
カイト「俺達捕まると死ぬぞ!!」
その時、背後から3人纏めて捕まった。
「「「あ。」」」
「「カズマ!!!」」
リナ「零士!!!」
カリン「カイト!!!」
オーク「よーし!すぐ済むから。すぐ済むからじっとして、目を瞑りな!」
カズマ「助けて!めぐみん、いつもの奴を!いつもの奴を!!」
零士「皆助けて!!」
カイト「早くしてくれ!!」
リナ「分かったわ!皆、行くわよ!」
「「「変身!」」」
『ランプドアランジーナ!』
『風双剣翠風!』
『音銃剣錫音!』
ダクネス以外が変身して、オークと戦闘し始めるが、優秀な遺伝子を持っているオークに少し苦戦している。
ダクネスも変身して、俺達を助けてくれ!!
カズマ「話をしよう!話をしよう!!」
オーク「エロトークなら喜んで!さあ、話してごらん?あんた達のこれまでの人生での恥ずかしい性癖をさ!」
ヤバい!このままでは確実に天に召す!
零士「助けてくれェェェェ!!リナさん!!」
リナ「零士!!」
と、その時。
ゆんゆん「ボトムレス・スワンプ!」
ゆんゆんの声がしたと思ったら、泥沼魔法でオーク達がもがいていた。
カズマ「ゆんゆん!ゆんゆんじゃないか!」
零士「助かった!!」
カイト「ありがとうございます!!」
ゆんゆんの存在にオーク達は撤退していった。
俺達男性陣は、オークというトラウマを抱えることになった。
今回はここまでです。
やはり、オークのメスは怖いですね。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。