ゆんゆんの家に泊まったというめぐみんが帰ってきて、昨夜にあった事を話した。
その後に起きてきたカズマに、女性陣が、アクアはクズマ、ダクネスはゲスマ、めぐみんはカスマなどという事を言って貶していた。
ちなみに俺、リナ、カイト、カリンは関わらない様にして、お粥を黙々と食べていた。
その時に思ったのは、仮面ライダーになっても本質は変わらないという事だ。
その後、ダクネス、カリンは紅魔の里の鍛冶屋を見ておきたいと言って、離脱した。
俺、カズマ、アクア、リナはめぐみんの案内の元、紅魔の里を散策していた。
カイトは、夢の中でとある試練を受ける様にと言われて、一旦アクセルに戻った。
そうしている内に、謎の施設に辿り着いた。
零士「何だあれ?」
めぐみん「あれは謎施設です。あそこには紅魔族の天敵が封印されているんです。」
カズマ「一体何が封印されてるんだ?」
アクア「ねえ、この里、他には何が封印されているのかしら?」
リナ「確かに気になるわ。」
めぐみん「前は『邪神が封印された墓』や、『名も無き女神が封印された土地』があったのですが色々あって今は封印が解けているのですよ。」
「「お前んとこの封印、ザルじゃねーか!」」
めぐみん「さあて!次の場所に行きますよ!」
そう言って着いたのは、一軒の服屋だった。
そこには1人の店主がいた。
めぐみん「こんにちは!ちぇけら。」
ちぇけら「おや、めぐみん。帰ってきたのかい。という事は、そこの人達は里の外から……。ごほん。我が名はちぇけら!アークウィザードにして上級魔法を操る者!紅魔族随一の服屋の店主!」
この里の人達は、名乗りをやらないと気が済まないのか?
零士「紅魔族随一の服屋とは凄いですね。」
ちぇけら「あぁ。紅魔の里の服屋はウチ一軒のみだからね。」
カズマ「バカにしてんのか!?」
一軒しかないのかよ。
めぐみん「それで、ローブの予備が欲しいのですよ。一着しかないので。これと同じ物はありますか?」
ちぇけら「あぁ。ちょうど染色が終わったのを乾かしてるけど。」
めぐみん「そこにあるのを全部下さい。」
ちぇけら「全部!?めぐみんも随分ブルジョアになったね。」
めぐみん「えぇ!そろそろこの里に私の名前が轟いてもおかしくないですからね!という事で、カズマか零士。お金払って下さい。」
カズマ「お前な。まあ良いけど。」
ちぇけら「毎度あり!」
そう言ってちぇけらはローブを取っていたが、俺は気になるものを見た。
零士「おい。」
めぐみん「なんです?」
カズマ「ってこれ!」
リナ「2人とも、これを知ってるの?」
知ってるも何も。これはライフルじゃないか。
ちぇけら「おや。これを知ってるんですか?これは家に代々伝わる物干し竿ですよ。錆びないし重宝してるんですよ。」
ライフルを物干し竿にするなんて。紅魔族はやっぱり変わっているな。
その後、ローブを引き取って、移動を開始した。
めぐみん「さて、紅魔の里を色々案内しましたが特に紹介したいところがあるんです!」
「「「「ん?」」」」
そう言ってめぐみんが連れてきたのは、学校と思われる施設だ。
めぐみんは制服と思われる服装に着替えていてそこにはゆんゆんもいた。
めぐみん「ようこそ!我が魔法学園『レッドプリズン』へ!」
ゆんゆん「よ、ようこそ……。」
カズマ「ゆんゆんまで?」
めぐみん「昨日、泊まりに行ったらぼっちが寂しそうにしていたので誘っておいたのです。」
零士「へぇ〜。それがめぐみん達の学校の制服なのか。」
めぐみん「由緒ある魔法学園を案内するのですから正装に着替えるべきでしょう!」
他の街では学校は見かけないけど、ここにはあるんだな。
???「フフフッ!」
「「「「「ん!?」」」」」
あるえ「我が名はあるえ!紅魔族随一の発育にして、やがて作家を目指す者!」
ふにふら「我が名はふにふら!紅魔族随一の弟思いにして、ブラコンと呼ばれし者!」
どどんこ「我が名はどどんこ!紅魔族随一の…随一の……何だっけ?」
めぐみん「あるえ……。それに、どどんことふにくら。」
ふにふら「ふにふらよ!わざと間違ってるんでしょ!」
と、めぐみんとゆんゆんの同級生と思われる人物達が出てきた。
その中のあるえは、あの妄想小説を送ってきた奴だ。
あるえ「そう言えば、ゆんゆんは里の外でも上手くやってるかい?」
アクア「ゆんゆんなら光る剣みたいな魔法で助けてくれたわ!」
どどんこ「それって、ライト・オブ・セイバー?上級魔法よね。」
ふにふら「あれ?ゆんゆんって中級魔法使いじゃなかった?」
ゆんゆん「もう!その話はいいから!」
零士(うん?中級魔法使い?)
俺達はレッドプリズンを後にして、めぐみんに気になった事を聞いた。
零士「めぐみん。さっきの話なんだけど。」
めぐみん「はい?」
零士「紅魔族って、上級魔法を使うんだよな。なんでゆんゆんは最初は中級魔法使いなんだ?」
カズマ「確かに気になるな。」
リナ「なんで?」
めぐみん「……実は、私は爆裂魔法を覚える為にスキルポイントを貯めていたのです。ですが、ある時、こめっこが凶暴なモンスターに襲われていて、ゆんゆんが咄嗟に中級魔法を取得して、こめっこを助けたのです。本当は上級魔法を取得する為に貯めていたのに……。」
零士「なるほどな。ゆんゆんはめぐみんが爆裂魔法を習得する為に庇ったということか。」
めぐみん「別に……頼んだ訳ではないのですけどね。」
カズマ「そうなのか……。一体なんの音だ!?」
突然、爆発音がした。
まさか、魔王軍が紅魔の里へと侵入し始めたのか!?
零士「皆行くぞ!」
カズマ「おう!」
「「「うん!」」」
俺達は爆発音がした所に向かうと、そこには魔王軍の軍勢と交戦しているダクネスとカリンとカイトがいた。
ダクネス「まさか、魔王軍が襲来するとは!」
カリン「なんとか持ち堪えるわよ!」
カイト「あぁ!!」
魔王軍「なんなんだ!こいつら!あっという間にこちら側が倒されていく!」
零士「3人とも!待たせたな!」
カリン「遅ーい!」
カイト「だが、助かった!」
シルビア「まさか、援軍が来るまでの時間稼ぎなのかしら。随分本気では無かったようだけど。」
あの紅魔の里に来た時に襲い掛かってきた魔王軍の一部が言っていた、魔王軍幹部のシルビアとやらがいた。
カズマ「やるじゃないか。そこのクルセイダーはバニルと互角に渡り合った奴だぞ!」
シルビア「バニルですって!?アクセルに行ったきり帰ってこないと聞いていたけど、まさかあなた達が?」
零士「その通り!そこのめぐみんが、俺と共にバニルにとどめを刺した!」
魔王軍「あの、バニル様を!?」
カズマ「それだけじゃない!ベルディアにハンス果てにはデストロイヤーまで!俺達8人で倒させてもらったぜ!」
シルビア「何ですって!?まさか、貴方達、報告にあった、仮面ライダーとやらかしら!?」
やっぱり、ストリウス辺りが伝えていたのか。
シルビア「見た所、赤い剣を持っている貴方がリーダーっぽいわね。あなたの名前はなんなの?」
零士「神崎零士だ!」
シルビア「やはり、ストリウスが言ってた通りのようね!まさか仮面ライダーと相対するとは!」
零士「ここで倒してもいいぞ。でも、紅魔族の力を借りた様でスッキリしない。」
シルビア「感謝するわ!神崎零士!また会いましょう!総員撤退!」
シルビアはそう号令すると、撤退を開始して、紅魔族の追撃を食らった。
その夜
俺達はまた、めぐみん宅に泊まる事になった。
俺は、シルビアがまた来る事に備えて、外で見張りをしていた。
暫くすると、リナが訪ねてきた。
リナ「見張り?」
零士「あぁ。シルビアが何の目的でこの里に攻めてきたか知らないけど。用心する事に越した事は無いと思ってな。」
リナ「律儀よね。」
零士「それが俺だ。」
リナ「ねぇ、隣、良い?」
零士「構わないけど。」
そう言って、リナは隣に座った。
リナ「ねえ。外で寒くないの?」
零士「大丈夫。毛布で包んでるし、シルビアは俺をリーダーだと認識している。俺は、シルビアに備えないといけないしな。」
リナ「そう。零士ってさ、遠い国から来たんだよね。帰れなくて寂しくないの?」
零士「寂しくないと言えば嘘になるけど、帰る手段は無いし、この生活も何気に楽しいと思ってるからな。」
俺は、本心からそう思った事をリナに伝えていた。
リナは、俺の肩に頭を預けた。
リナ「あのさ。零士の雰囲気が前と比べると、益々ジュンに似てきてるんだけど。」
零士「それなんだけどさ。バニルに以前言われた事があってな。」
リナ「バニルに?」
零士「俺の推測も入るけど、恐らく、俺の魂にジュンの魂も入ってると思うんだ。」
リナ「何で?」
零士「多分、何らかの理由でジュンの魂が俺の魂と合わさったんだと思う。」
リナ「そうなんだ。でも、零士は零士よね。その仮説が合ってるか分からないけど、零士だもんね。」
零士「何か、言えなくてごめん。」
リナ「大丈夫よ。それに、私も伝えていない事があるからさ。」
零士「何だ?」
リナ「それはね……、君の事が……。」
『魔王軍警報!現在、魔王軍が侵入した可能性があります!』
タイミング悪く、魔王軍警報がなってしまったようだ。
零士「その話の続きはこれを片付けてからでいいか?」
リナ「まあ、良いけど……。」
シルビア「そろ〜り。そろ〜り。」
零士「……おい。何してんだ?」
シルビア「神崎零士!?もう居たの?っと、どうやらお邪魔しちゃったようね。」
リナ「本当だよ!」
俺はシルビアに向けて、火炎剣烈火を構えていた。リナも雷鳴剣黄雷を構える。
丁度、めぐみん宅から、水勢剣流水を持ったカズマと、風双剣翠風を持っためぐみんが来た。
カズマ「零士!大丈夫か!?って、なんでリナも外に居たんだ?」
リナ「別に良いでしょ!?」
シルビア「剣士が完全に揃っては面倒ね!少し逃げるとするわ!」
と、シルビアは逃走を開始した。
零士「待て!」
リナ「待ちなさい!」
カズマ「零士!リナ!」
零士「カズマは念の為に待機してくれ!めぐみんも他の紅魔族を呼んできてくれ!」
めぐみん「分かりました!気を付けて下さい!」
俺とリナは追跡を開始した。
シルビアは謎施設の方に向かっていて、俺とリナはそれを追う形になっていた。
そして、シルビアは逃走をやめた。
シルビア「ここなら、思う存分戦えるわ!」
零士「お前をここで倒す!」
リナ「憂さ晴らしも兼ねてね!」
シルビア「随分やる気じゃない!でもね、この私としての姿じゃ無いのよ!」
ストリウス「お待たせしましたよ。シルビア。」
謎施設から出てきたのは、ストリウスだった。
零士「ストリウス!」
リナ「何であんたがここに!?」
ストリウス「私の目当てはこれですよ。」
ストリウスの後ろにあったのは、巨大な蛇みたいな何かだった。
零士「何あれ?」
シルビア「あれこそが、紅魔族の天敵、魔術師殺し!」
リナ「なんかヤバそう!」
ストリウス「では、私はこれで。」
ストリウスはそう言って、撤退していった。
そして、シルビアが魔術師殺しと融合した。
シルビア「アハハハハ!!これで邪魔な紅魔族を蹴散らせる!」
カズマ「零士!!って!なんじゃありゃ!!」
めぐみん「あれは魔術師殺しです!なんで外に出てるんですか!?」
そこにカズマ達が紅魔族を連れて合流したが、シルビアは俺達を無視すると、里の方は侵攻していった。
カイト「どういう事か説明してくれ!」
零士「すまん!ストリウスの罠に嵌った!」
ダクネス「ストリウスだと!?」
カリン「確か、魔王軍幹部の1人で、物語のジャンルを司るメギドよね!」
リナ「多分、シルビアが囮になって、ストリウスが魔術師殺しの封印を解いたと思う!」
ひろぽん「しかし、魔術師殺しの封印は、我々でも分からなかった物だぞ。どうやってその魔王軍幹部は封印を解いたんだ?」
いや、ストリウスならあり得るかもしれない。
ストリウスの力で、封印を解いたと伝えると。
ひろぽん「なんてこった。しかし、魔王軍の思惑通りになるのは癪だが、この里は捨てるしかなさそうだ。」
零士「俺がなんとかしてシルビアを抑え込みます!」
リナ「私も!それに、魔術師殺しを置いてあったという事は、それに対抗する手段もあるって事よね!」
カズマ「よし!一か八かやるぞ!零士、リナ、カイト、カリンはシルビアを抑え込んでくれ!俺達でその対抗手段を見つける!」
ひろぽん「一か八か!外の人なのにわかっているじゃないか!」
あるえ「悪くないな。この展開も。」
なんか、紅魔族の人達が反応してるよ。
こうして、カズマ達は対抗手段を探して、俺達はシルビアの元へ。
零士「シルビア!」
シルビア「あら、炎の剣士!相手をしてくれるのかしら!」
零士「あぁ!」
リナ「零士だけじゃないわよ!」
カイト「俺達もいるぜ!」
カリン「相手になるわよ!」
そうして、俺達は変身して、戦闘が開始されたが、魔術師殺しを取り込んで、巨大になった故、中々本体にダメージを与えられず、しかも、魔術師殺しの力で紅魔族達が無力化されて、モンスターに追われていた。俺達も変身解除に追い込まれてしまった。
零士「くそ!」
リナ「どうすれば!?」
シルビア「剣士なんて、結構ちょろいわね!このまま止めを刺して……!」
だが、魔法によって、魔王軍が壊滅した。
そこにいたのは、ゆんゆんだった。
そして名乗りをあげた。
ゆんゆん「我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!やがてこの里の長となる者!」
それを見ていると、カズマから連絡が入った。
対抗手段を見つけたから、合流してほしいとの事だ。
すぐさま、ブックゲートを使ってカズマ達の元へと。
それは、ちぇけらの店に置かれていたライフルだった。
カズマ曰く、紅魔族も魔術師殺しもこのライフルも全部、デストロイヤーを作った博士が作った物らしい。
厳密にはライフルではなく、レールガンらしいが。
零士「何でこの博士は、色々と厄介事の種を残していくんだよ!」
カズマ「俺も思った。」
現在、レールガンにアクアの破魔魔法を充填中だ。
ちぇけら「へぇー。家の物干し竿が。」
零士「それで、充填は完了したのか?」
カズマ「あぁ!行くぜ!狙撃!」
だが、何も起こらない。
カズマ「何でだ!?」
ダクネス「どれ、これは叩いてみて。」
零士「あまり叩きすぎるな!壊れたらどうするんだよ!」
俺達が慌てていると。
めぐみん「真打登場!」
と、めぐみんが爆裂魔法を撃とうとしていた。
ゆんゆん「すいませーん!今の無しで!」
シルビア「出来るか!」
ゆいゆい「やめなさい!そんなネタ魔法を使うなんて、はしたないわよ!」
めぐみん「行きますよ!穿て!エクスプロージョン!」
めぐみんの放たれた爆裂魔法はシルビア……ではなく、レールガンへと吸い込まれていった。
シルビアも何かしようと勘づいたようだ。
カズマ「あぁー!もう!これのせいで!」
アクア「私はこめっこという小さな命を守らないといけないから!」
こめっこ「なんかチカチカしてるよ。」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
零士「そうか!単に魔力不足で動かなかったのか!」
カズマ「シルビア!俺の名を覚えとけ!あの世に行ったら、他の幹部達によろしくな!俺の名は!サ……!」
こめっこ「どーん!」
こめっこが引き金部分を引っ張って、圧縮された魔力がシルビアを貫いた。シルビアは倒れ伏せて、爆発した。
シルビア「あれ?アタシ、これで終わり?」
こめっこ「我が名はこめっこ!紅魔族随一の魔性の妹!魔王の幹部より強き者!」
「「「「「「「「………。」」」」」」」」
ちゃっかりしてんな。
今回はここまでです。
次回は、特別編として、序盤の方に語られた、カイトの修行に関してのエピソードです。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。