この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!僕はタッセル。前回、ダクネスが失踪して、零士がカリンと剣をぶつけ合い、お互いの思いを確かめたよ。しかし、どういうわけかダクネスがアルダープと結婚するという話が出て来た。どうなってるんだろうね?……それはそうとユーリ。どうしたの?ここに来て?」
ユーリ「ああ。これを見てくれ。」
タッセル「へぇ。これが君が気に入った話って事ね。」
ユーリ「アイツらを助けるために、再び剣士となろう。……さあ、返してくれ。俺の剣士としての歴史が入った、ストーリーオブ光剛剣最光を。」
タッセル「…………。」
ユーリ「まさか無くしたのか!?」
タッセル「いやいやいや、待って、待って。すぐ探すから……。」


43話 思いを込める、剣士達

ダクネスside

 

 私は、ドレスを着ていた。

 しかし、これは私の自己満足だ。

 領主との式が終わって、父にこの姿を見せたらきっと悲しむだろう。

 

アルダープ「離せ!ララティーナに合わせろ!」

 

 領主め。本性を隠す気がないな。

 

守衛「ダメです。ここから先はダスティネス家の方のみしか入れません。」

アルダープ「通せ!どうせ貴様らの主になるのだぞ!ここを通せ!」

守衛「無理です。今は貴方の部下ではありませんゆえ。」

アルダープ「貴様の顔は覚えたぞ。貴様らのララティーナを嬲った後は覚悟するんだな。」

 

 領主は去っていった。守衛を呼ぶ。

 

守衛「あぁ!お嬢様!なんと美しい姿です!」

 

 この守衛は、昔からずっといる守衛だ。

 

ダクネス「すまない。私の為に……。」

守衛「いえ。この式が済んだら辞めるつもりですよ。まあ、お嬢様が認めた相手なら仕えても構いませんが。」

 

 認めた相手か。それを聞くと、あの2人が思い浮かぶ。

 片方は、臆病な癖にここぞというときは大胆にやる奴だ。口も悪いが、仲間思いで、水の剣士でもあるあの男。

 もう片方は、色んな相手に優しく、剣の腕も上手くて、毒舌を放つ事はあっても、明るく、炎の剣士でもあるあの男。

 私はその2人を思い出して、つい口元が綻んでしまう。

 

守衛「お嬢様は、たまに見せるその笑顔が本当にお美しい。最後にそのお顔を見られて、自分は幸せ者です。」

 

 その後、ろくでもない噂の元凶になったカズマをとっちめたいと思ったが、その後に流れたのはあいつらとの思い出だった。

 土の剣士としての活動は本当に良い思い出だった。

 そして、ハーゲンと共に、教会へ。

 

零士side

 

 ここはアクセルにあるエリス教会だ。

 しばらくすると、ダクネスが入ってきた。

 だが、その顔は、とても悲しんでいる表情だ。

 何勝手に居なくなってるんだ。お前がその身体を差し出せば解決すると思ったのか?

 

ジュン(いよいよだな。)

零士「あぁ。こっからが本番だ。」

 

 俺はジュンにそう答えて、事の顛末を見ている。

 アルダープめ。当初はあまり恨みは無かったが今は、仲間を悲しませた奴と思っている。

 今、アルダープとダクネスが祭壇にやって来た。

 そこにはカズマとアクアが居て、俺、リナ、カイトの3人は、カズマからの合図を待っていた。

 そして、アクアが喋り出す。

 

アクア「汝ー、ダクネスは。この熊と豚を足したみたいなおじさんと結婚し、神である私の定めじゃないものに従って、流されるまま夫婦になろうとしています。あなたは、その健やかな時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しき時も、おじさんを愛し、おじさんを敬い、おじさんを慰め、おじさんを助け、その命の限り、堅く節操を守る事を約束しますか?出来ないでしょう?私はこのままダクネスと帰って、カズマと零士の料理をつつきながら、キュッと一杯やりたいなぁ……。」

 

 その場違い発言に全ての人の視線がアクアに集まった。

 カズマからGOサインが出た。

 

零士「……行くぞ!」

カイト「……おう!」

リナ「………私も犯罪者か。」

 

 俺達は、潜伏していた所から飛び出し、カズマ達と合流した。

 ごめん。父さん、母さん。あなた方の可愛い息子は貴族に喧嘩を売って、お嬢様を拉致ろうとしています。

 我に返ったダクネスの顔がみるみるうちに青くなり、涙を零した。

 

ダクネス「な、何て事を……。アクア、リナ、カイト……、カ、カズマ!零士っ!放せ!手を放せ!お前達は何をしている!コレは洒落にならんぞ!処刑されてしまうぞ!バカな事を!」

カズマ「バカバカうっせー大バカ女が!お前こそ勝手にバカな事をしやがって!!」

零士「君が勝手に離れといて、しかも、勝手に俺達の借金を肩代わりするな!」

ダクネス「お前達は何を言っている、この大バカがっ!」

アルダープ「こっ、こいつらを捕らえろ!この貧乏人風情が!早く捕まえろ!」

零士「領主の責任を放棄したクズに言われる筋合いはねぇ!!」

 

 俺のその発言に、アルダープが顔をドス黒くして。

 

アルダープ「黙れ!関係無い貴様らはすっこんでいろ!こいつには膨大な負債があるのだ!この女を買う代金を用意してこい貧乏人供が!!」

零士「言ったな!じゃあ、出させてもらいますよ!!」

カズマ「約束守れよおっさん!ダクネスが借りた金、総額20億エリス!これでダクネスは貰っていくぜ!!」

 

 カズマはそう言って、中身を足下にぶち撒けた。

 その理由は。

 

アルダープ「何!?ララティーナを!ワシのララティーナを……、ああっ金が!拾ってくれ!!」

 

 アルダープが金にがめついのは、既に知っているので、時間稼ぎだ。

 ダクネスを連れて逃げようとすると、食って掛かった。

 

ダクネス「お前達は!誰がこんな事をしてくれと言った!貴様ら、私の覚悟を何だと思っているのだ!それにこの大金はどうした!?」

零士「売ったんだよ。俺たちの知的財産権を纏めて。」

カズマ「それに、討伐賞金も半分ずつ出したら、ちょうど20億エリスになった。分かったら、とっとと逃げるぞ!」

ダクネス「そんな事をしてまで、お前達は……、お前達という奴は!」

零士「後で、夜逃げする時に、手伝って貰いますからね!」

カズマ「そう言うこった!逃げるぞ!!」

カイト「その前に変身するぞ!」

リナ「そうね!!ダクネス、色々と手伝って欲しい事が山ほどあるの!!」

 

『ドラゴニックナイト!』

『キングライオン!』

『ランプドアランジーナ!』『ニードルヘッジホッグ!』『トライケルベロス!』

『ジャオウドラゴン!』

『ジャオウリード!』

『烈火抜刀!』

『流水抜刀!』

『黄雷抜刀!』

『闇黒剣月闇!』

 

「「「「変身!!」」」」

 

『ドラゴニックナイト!』

『キングライオン大戦記!』

『ゴールデンアランジーナ!』

『ジャオウドラゴン!』

 

 俺達は仮面ライダーになって、領主の部下を牽制する。

 

零士「ダクネス!ほれ!お前の聖剣だ!」

ダクネス「ここまでやらかしてしまった以上は仕方がない、もう色々と吹っ切れた!領主の犬どもそこをどけっ!どかぬと言うなら、ぶっ殺してやるっ!!」

 

『玄武神話!』

『玄武神話!』『一刀両断!』

 

ダクネス「変身!」

 

『ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!』

『激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!』

 

 ダクネスは、ドレスを引き裂き、ヴェールも脱ぎ捨てて、仮面ライダーバスターに変身して、突撃していく。

 俺たちも、領主の部下を殺さずに気絶させる様に倒していく。

 俺は、ある程度片付けたら、ドラゴニックブースターで炎を出して牽制する。

 膠着状態に陥らせている所に。

 

ゆんゆん「ライト・オブ・セイバー!」

 

 教会の壁がドアごと倒れた。

 そこには、3つの人影が。

 野次馬冒険者達は、これから何が起こるのかを楽しそうに見守っている。

 領主の部下は、距離を取った。

 

ゆんゆん「めぐみん、やったわよ!親友の頼みだから、こんな犯罪紛いの事だって大丈夫だから、私!」

めぐみん「はいはい、ご苦労様です。では、もう屋敷に帰ってもらって良いですよ。」

ゆんゆん「ええっ!?」

 

 なんと、めぐみんは街中で躊躇いなく、爆裂魔法を完成させていた。

 そして、めぐみんとカリンは、剣斬とスラッシュに変身していた。

 

めぐみん「悪い魔法使いが来ましたよ。悪い魔法使いの本能に従い、花嫁を攫いに来ました。」

カリン「私も、親友を取り戻しに来たわよ。」

 

 俺達が目立たなくなるぐらいに目立っていた。

 

めぐみん「私のあだ名は知っていますね?なら、もちろんこの杖の先の魔法が何か知っていますよね?制御を失うとボンッ!てなります。そこら辺をよく注意してから来て下さい。」

カリン「私も、今、大分イライラしてるから、刺激させると、銃撃を喰らうからそこら辺を注意してかかって来なさい。」

 

 要約すると、ちょっとでも手を出したら爆発するから、それでも良いならかかってこいやと言っている。

 なんともまあ、凄い脅迫だ。

 

ゆんゆん「あ、あれ?ねえめぐみん、カリンさんカズマさんと零士さんが既に、ほら。」

カリン「ありがとね!親友を助けてくれて!」

めぐみん「ほぉら。」

 

 めぐみんが杖と風双剣翠風を、カリンが音銃剣錫音を向けると、領主の部下は、慌てて参列席へと逃げる。

 その隙に俺達6人がめぐみん達のもとへ駆け寄ると……!

 

アルダープ「なっ、何をっ!何を怖気付いているバカ者がっ!あんなものはハッタリに決まっているだろうが!取り押さえろ!」

めぐみん「ほう!この私が怖気付くと!爆裂魔法を撃つのを怖気付くと、本気で言うんですか!良いでしょう!その挑戦を受けましょう!!」

カリン「ほぉら、バン!」

 

 めぐみんとカリンは、爆裂魔法を撃とうとしたり、音銃剣錫音を実際に撃った。

 

部下「ヒィ!本当に撃ちやがった!あの女!」

部下「アルダープ様!これ以上の挑発は止めて下さい!」

 

 めぐみんとカリンが牽制している中、合流を果たすと。

 

カズマ「美味しい所を持っていきやがって!」

零士「助かった!ありがとう!!」

めぐみん「派手に美味しい所を持っていくのは紅魔族の本能ですから。」

カリン「本当に親友を取り戻してくれてありがとうね!零士!!」

ダクネス「めぐみん、カリン!それにゆんゆんまでこんな事を!帰ったら礼を……!」

零士「そんな事は後にしてくれ!」

 

 そう。これはあくまで一時的な膠着状態。いつ襲って来てもおかしく無い。

 アルダープが野次馬冒険者達に。

 

アルダープ「おい!そこの野次馬達!ワシの花嫁をそいつらから取り返してくれ!そうしたら、多額の報酬を出そう!頼む!ララティーナを!ワシのララティーナを!」

冒険者達「…………。」

 

 冒険者達は顔を見合わせると、明後日の方を向いたり、欠伸をするなど、聞こえてないふりをしだした。

 ありがたい!!

 だけど、冒険者達の考えている事が分かるぞ。

 図太い冒険者連中が、今更態度を変えないだろう。暫くは揶揄われそう。

 その時。

 

めぐみん「くっ………!カズマ、零士。そろそろ魔法の維持が限界です!撃っていいですよね!どうせ私達は犯罪者です!」

 

 マジで。それだけは止めろ!

 

めぐみん「あぁ!もうダメです!維持が出来ません!離れて下さい!!」

 

 制御不能になった!!

 俺達は突風に備えて腕をクロスして衝撃に備える。

 

めぐみん「エクスプロージョン!!」

 

 街の遥か上空で閃光が炸裂し、ガラスがあちこちで割れる。

 

めぐみん「今の内に逃げましょう!!」

零士「そうだな!」

カズマ「よし!遠距離攻撃で迎撃だ!」

 

『ハバネロ!リーディング!ドラゴニックナイト!』

『スプラッシュ!リーディング!キングライオン!』

『黄雷居合!』

『月闇居合!』

『ドラゴニックホットスパイシー!』

『ライオニックフルバースト!』

『『読後一閃!』』

 

零士「ドラゴニックホットスパイシー!」

カズマ「ライオニックフルバースト!」

リナ「黄雷居合!」

カイト「月闇居合!」

 

 俺、カズマ、リナ、カイトの4人は、襲って来た部下共を遠距離から攻撃した。

 水蒸気の煙幕を出して、全員で一斉に撤退していく。

 後ろをチラリと見ると、アルダープの部下は軒並み野次馬冒険者達に袋叩きにされていた。

 俺達はダスティネス家に到着して、ダクネスの親父さんの元へ。

 俺達は空気を読んで、部屋から退出した。

 後は、カズマ達に任せよう。そう思っていたら外から悲鳴が聞こえて来る。

 外に出ると、一体のメギドが居た。

 

ユーリside

 

 ビクトールは、俺のストーリーオブ光剛剣最光をどこにおいたか忘れたみたいで、必死に探していた。

 その際に、他のワンダーワールド物語のワンダーライドブックが投げ捨てられていたが、気にしないでおく。

 すると、帽子の中から出てきたそうだ。

 

タッセル「あった……!これで彼らを導いて下さい。」

ユーリ「再び剣士となり、世界を守ろう。」

 

『光剛剣最光!』

『最光発光!』

 

 すると、黒い雲が現れて、雷が落ちると同時に、ストーリーオブ光剛剣最光が変化していく。

 

『エックスソードマン!』

 

 ビクトールが怯えた様に周囲を見渡すが、俺は気にせずに、エックスソードマンワンダーライドブックを手に取る。

 零士達の元に戻るか。

 

 

 




今回はここまでです。
ユーリがエックスソードマンを獲得!
そして、カリュブディスが現れた。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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