俺は目が覚めると、屋敷の自分の部屋に居た。
ベッドにはリナも居て、起きた時にリナに抱きしめられた。
リナ「零士!」
零士「うわ!」
リナ「良かった……!良かったよ……!」
零士「リナ………。」
ユーリ「目が覚めた様だな。」
零士「ユーリ……。すまん、迷惑かけた。」
ユーリ「気にするな。幸い、禁書は奴等の手には渡らなかった。それに、被害もそこまで無い。」
ユーリ曰く、祭りが盛り上がっていた事もありそこまで人への被害は出ていないそうだ。
そして、銀髪盗賊団が現れて聖鎧アイギスを盗もうとしたが、失敗したそうだ。
更に、アクシズ教徒が売り上げを理由に、アクア祭りの単独開催を要求してきたそうだ。
アクシズ教徒の事も放って置けないが、プリミティブドラゴンの事もどうにかしなければ。
もし、街中で戦闘になって、プリミティブドラゴンに変身する事になれば、大惨事になりかねないからな。
カイトとカリンにプリミティブドラゴンの解析を頼む事にした。
俺は、カズマとダクネスとクリスの元へと向かう。
零士「よお。」
カズマ「零士!?」
クリス「零士くん!?」
ダクネス「零士、大丈夫なのか?」
零士「あぁ。心配かけた。」
やはり、エリス様ことクリスは、自分の祭が消えるかもしれないという事で、元気がない。
エリス様に救って貰った身としては、何とかしたい所だ。
その時、カズマが提示した意見は、コンテストを行う事だった。
コンテストの意味は、マンネリ化しているエリス感謝祭に新たなイベントを出す事、逃げ出した聖鎧アイギスは女好きなので、それで聖鎧アイギスを誘き寄せる意味も兼ねているそうだ。
ダクネスを始めとするエリス教徒に反対されたが、アクシズ教徒に押されて、エリス感謝祭が無くなるのは困るだろうと俺も説得して、なんとかやる事に漕ぎ着けた。
俺としても、アクシズ教徒には関わりたく無いから協力する。
俺はクリスの買い出しに付き合う事にした。
クリス「それにしても、プリミティブドラゴンまで行きましたか。」
零士「だけど、プリミティブドラゴンともどうやって和解したら良いんだろ?」
クリス「それは、あなたらしくやったら良いじゃ無いですか?」
零士「俺らしく?」
クリス「あなたと神山飛羽真さんは違うじゃないですか。あなたらしくプリミティブドラゴンと向き合ってはどうでしょうか?」
零士「分かりました。エリス様。でも、それってエレメンタルドラゴンが出るか分からないですよね。」
クリス「2人きりだから良いですが、他の人がいるときはクリスですよ。それに、多分、エレメンタルドラゴンは出ますよ。」
零士「分かってますって。」
『脱ーげ!脱ーげ!』
そこには、ダクネスに向かって脱げコールをしていたカズマと聖鎧アイギスがいた。
クリス「キミは一体何してんのさ。」
カズマとアイギスが、肝を冷やしたそうだ。
その後、色々と揉めており、このままでは、アクア祭りの単独開催になってしまう。
それだけは避けたい。
クリス「ねえ、アイギスお願い。あたしの言う事聞いてくれない?」
アイギス《えー……。ちょっとだけ心動かされちゃったけど、そんな寂しそうな顔しても流されたりしないんだからねっ!》
零士「アイギス。とびっきりの美少女紹介したら、クリスの言う事に従うか?」
アイギス《まあ、とびっきりの美少女を紹介してくれたら、やぶさかでは無いけど?》
零士「という事で、クリス。いや、エリス様、お願いがあるんですが。」
アイギス《おい、お前?まさか熱中症か?待ってろよ、医者呼んできてやるから……。》
カズマ「零士……。」
クリス「お聞きしましょう零士さん。私に出来る事があるのなら、言ってください。」
アイギス《おい、何度も無視するんじゃねーよ!一体何企んでるんだ?》
零士「アイギス。本物を拝ませてやる。」
そうして、その場にいる人全てが終わろうとしているコンテストのステージの中央に注目した。そこには、1人の少女が。
司会者「…………あの。飛び入りの参加者……という事で……よろしいので……しょう……か?」
エリス「はい。飛び入りという形になってしまい申し訳ありません。」
司会者「いいいいいいいえ!とんでも!とんっでもございませんっ!ここ、この度は、女神エリス様コンテストに御参加頂き、ありがとうございますっ!」
司会者がさりげなく、女神エリス"様"コンテストと言っている事から、司会者も何となく正体に気がついたのだろう。
周囲が少しではあるが、騒めき出す。
隣のアイギスとカズマも、呆然としていた。
司会者「そそ、それでは……。これは、参加者全員にお尋ねしている事なので、どうかお許し頂きたいのですが……。その、出来ればお名前なんか伺っても……。」
エリス「名はエリスと申します。」
エリスの名乗りに、会場に歓声が轟いた。
エリス教徒は特に顕著で、嗚咽して、跪いて涙を溢れさせていた。
零士「流石、エリス様だ。」
カズマ「本物の女神って凄いな。ウチの駄女神とは大違いだ。」
隣にいるアイギスを見ると、小刻みに震え出した。
アイギス《見つけた……。見つけた。見つけたああああ!俺、見つけたよ!見つけちゃったよご主人様を!なんなん!?》
と、物凄く惚れていた。
神器すら惚れさせるって、凄いですね。エリス様。
司会者「はわわわわわ、あり、ありがとうございます!お答え頂き、ありがとうございます!あの実はあと2つほど質問があるのですが……。」
エリス「その2つは内緒です。」
そう言ったら、周囲が沸いた。
その後、エリス様に握手しようとする人が現れたので、防衛した。
その時に、アイギスが協力してくれた。
翌日に、説教されたり、宴会をしたりと、中々に楽しかった。
しかし。
セシリー「ねえ、零士君?お姉さんと、結婚しない?」
零士「断固断る!!」
セシリーというアクシズ教徒に絡まれて、ウンザリしたが。
今回はここまでです。
次回の1話をやって、第8章は終わりです。
活動報告に新しいのを入れたので、見て下さい。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。