この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!僕はタッセル。前回、砦の途中にある宿に向かおうとするけど、そこでレジエルが現れて、またプリミティブドラゴンが暴走してしまう。どうにかして欲しいんだけど……。」


54話 邂逅せし、怠惰と暴虐の女神

 俺は、ふらついていた所、見覚えのある人に声をかけられた。

 

ミツルギ「神崎零士!零士じゃないか!」

零士「ん?おお。ミツルギじゃん。」

ミツルギ「良かった。佐藤和真と違って、ちゃんと正しい名前で呼んでくれた。」

 

 そこに居たのは、月の剣士こと、ミツルギキョウヤだった。

 

零士「お前も来てたんだな。ところで、取り巻きはどうしたんだ?」

ミツルギ「あぁ。クレメオとフィオなら、戦況の悪化と共に、王都に下がらせたよ。君が居るという事は、仮面ライダーとしての使命を果たしに来たという事か?」

零士「まあな。ところで、なんで苦戦してるんだ?レジエルの攻撃が凄まじいのか?」

ミツルギ「それなんだが。ちょうどいい。アクア様と佐藤和真に見せたが、君にも見せたい物があるんだ。」

 

 そう言って連れて来たのは、砦の外だが、砦は激しく損傷していた。

 その跡に見覚えがある。

 

零士「おい。これって。」

ミツルギ「あぁ。魔王軍幹部ウォルバクは、爆裂魔法を使うんだ。」

 

 そんな事実を自嘲気味に語った。

 その後、カズマ達の元へ。

 

カズマ「どこ行ってたんだよ?」

零士「いや、防壁の所へ。」

ユーリ「という事は、お前もあれを見たな。」

零士「あぁ。」

めぐみん「だから、ウォルバクこそが、私のライバルに相応しいのです!」

ゆんゆん「だから、なんで会ったことの無い魔王軍幹部が、ライバルに昇格するの!?めぐみんのライバルは私でしょ!!」

 

 と、めぐみんとゆんゆんが言い争っていた。

 その後、奇襲をかけて、ウォルバクを倒す事になった。

 流石に全員で行く訳にはいかないのでカズマ、アクア、めぐみん、ダクネス、ゆんゆんが向かう事になった。

 暫くすると、水が溢れてきた。

 それにより、壁がダメージを受けてしまった。

 カズマに理由を聞くと、邪神ウォルバクに喧嘩を売ったアクアが水を大量に召喚した結果、この惨状らしい。

 翌日、めぐみんとゆんゆんの様子がおかしい。

 アクアは、壁の補修に行かせた。

 

めぐみん「……私に出来る事があるなら言って下さいね?とは言っても、私の取り柄といえば爆裂魔法を撃つ事くらいのものですが。」

リナ「どうしたのめぐみん?大丈夫?」

リア「ゆんゆんも様子がおかしいし、大丈夫なのだろうか。」

零士「まあ、何にせよ、全員で作戦を考えようぜ。」

 

 その時、砦が激しく揺れた。

 どうやら、ウォルバクが爆裂魔法を叩き込んだようだ。

 俺達も少しは手伝おうとすると……。

 

アクア「あーっ!ちょっと、これどういう事よ!さっき見た時よりも酷くなってるじゃない!」

零士「アクア?」

ユーリ「何だその格好は?」

アクア「気合を入れて、用意してきたのに、どういう事?」

カズマ「昨日会った邪神だよ。アイツはこの外壁を破壊するのが目的だって説明したろ?」

 

 冒険者達も修復作業を開始する。

 

アクア「ちょっと、ダメよそんなんじゃ!外壁の補修はね、まずは壁の中に芯を入れるの。それから、周囲を土で固めてから最後に石膏で塗り固めるのよ。ほら、こうしてこうして、こーするのよ。」

 

 そんなこんなで、アクアの指示の元、外壁があっという間に直った。

 アクア曰く、親方にスカウトされたらしい。

 だが、これならいける!

 その後も、ウォルバクは爆裂魔法を撃ち込んでいたが、アクアが補修隊長になってから3日。連日の爆撃にも関わらず、日に日に頑丈になっていった。

 お通夜ムードの砦内が、あっという間に戦勝ムードになっていた。

 

めぐみん「……あの、最初来た時の悲愴感はどこに行ったのでしょうか。」

ゆんゆん「本当に、一晩掛けて悩みに悩んだ私の葛藤を返して欲しい。」

ユーリ「俺達、要らないんじゃないか?」

カイト「何の為に来たんだろ?」

リア「さあ?」

 

 やり切れない顔の紅魔族に、光と闇と時の剣士3人。

 その時。

 

冒険者「ウォルバクが来たぞーっ!」

 

 どうやらウォルバクが来たそうだ。

 ウォルバクの元へと向かっている最中に、ユーリが用事ができたと言って、退出した。

 

ウォルバク「どういう事なの!?」

カズマ「ど、どういう事とは?」

ウォルバク「壁よ壁!何でこんなに分厚くなってるのよ!!」

カズマ「それは俺じゃなくてアクアに言ってもらわないと……。」

ウォルバク「またあの女の仕業なの!?」

零士「あいつがウォルバクか。」

 

 俺はウォルバクと初めて邂逅した。

 その時、めぐみんに抱かれているちょむすけが暴れ出す。

 

カズマ「おい、絶対にそいつ渡すんじゃないぞ!めぐみん、しっかり押さえとけよ!」

ウォルバク「ねえ、その子は私の半身なのよ!」

カズマ「なら、俺達と敵対しないと誓えるのか?そうでなきゃ、相手の力が増す事態は避けるだろう?おっと、それ以上近寄るなよ。ほら、こいつを解放して欲しければ俺の言う事を聞くと誓うんだ。」

冒険者「うわぁ……。」

 

 カズマ、それは流石にやりすぎだろ。

 全員、ドン引きしている。

 ウォルバクは諦めたのか、撤退した。

 その前に、ゆんゆんとめぐみんの質問に答えて撤退していった。




今回はここまでです。
次回、ウォルバクとの決着です。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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