この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!僕はタッセル。前回、ウォルバクと邂逅した神崎零士。何とかアクアのおかげで膠着状態に持ち込めたよ。……ところで、ユーリはどうしたの?」
ユーリ「ああ。プリミティブドラゴンに関してだが……。」
タッセル「プリミティブドラゴンは、途轍もない悲しみを背負っているんだよ。」
ユーリ「それでも、俺は零士を信じたい。」
タッセル「分かった。その件は君に任せる。僕はちょっと出かけてくるよ。」


55話 激突する、剣士達と邪神

膠着状態に陥った俺達と魔王軍の戦い。

 次の手は、めぐみんの爆裂魔法を叩き込み、テレポートで撤退して、俺達が迎撃する作戦になった。

 魔王軍への攻撃は、カズマとめぐみんとゆんゆんで行って、俺達は迎撃だ。

 カズマ達が向かい、暫くすると、爆音が聞こえてきて、カズマ達が戻ってきた。

 

カズマ「大戦果だ!」

 

 カズマがそう言った直後、殺意が漲っていた魔王軍が押し寄せてくる。

 俺達は既に変身していて、カズマとめぐみんも仮面ライダーに変身して、迎撃した。

 これなら、プリミティブドラゴンへと変身する必要がないから、ドラゴニックナイトでもどうにかなる。

 これを暫く続けていると、遂には魔王軍は攻めて来なくなった。

 だが、ある日、小規模な爆発音と同時にカズマ達がテレポートしてきた。

 

零士「どうした?大丈夫か?」

ユーリ「今日の爆裂魔法は、随分と小規模だったな。」

カズマ「危うく爆裂魔法を喰らいそうになった。劣化マイト投げつけて逃げた。」

リア「ダイナマイト作るって凄いな。」

カイト「倒した可能性もあるよな。」

シエロ「そうだね。」

めぐみん「すみませんでした。」

エーリカ「どうしたの、めぐみん?」

めぐみん「あれほど、アクセルの街でもこの砦でも、何度も威勢の良い事を言ったのに。本当にすいません……。」

カズマ「お前、あのお姉さんと何かあんの?」

めぐみん「……言えません。」

 

 カズマ、それは地雷ワードだぞ。

 その時、ウォルバクが傷だらけでこちらに来ていた。

 俺達はめぐみんをカズマに任せてすぐさまウォルバクの元へ。

 その後、めぐみんがカズマと共にウォルバクと対峙していた。

 

ウォルバク「あなた、やっぱり勇者の末裔じゃあないの?随分とまあ恐ろしい物を使ってくれたけど。」

カズマ「あれは文明の利器って奴だよ。今後は大量生産しておくか。なあ、なんでこの期に及んで砦に来たんだ?」

ウォルバク「あんな武器を大量生産されたら、不味いじゃない。それに、その子は見逃す訳には行かないのよね。このままじゃ私消えちゃうの。」

カズマ「……アンデッドの類ですか?」

ウォルバク「失礼ね。酷く力を失ったから、このままだとやがて自分の半身に取り込まれちゃうのよ。」

カズマ「聞いてもいいか?もしコイツをあんたに渡したら、どうやって力を取り戻すの?こう、ちょむすけと合体でもすんの?」

ウォルバク「いいえ、自らの手でその子を消滅させるのよ。」

 

 つまり、ちょむすけを渡したら、ちょむすけは消滅するという事だ。

 猫を好んでいる俺からしたら、見過ごす訳にはいかない。

 

めぐみん「あなたとちょむすけが封印を解かれた時に、近くに女の子が居ませんでしたか?5歳か6歳くらいの紅い目をした女の子が。」

ウォルバク「覚えていないわね。」

 

 めぐみん……。まだ、そんな事を言うのか。

 めぐみんにはめぐみんなりの思いがあると言うことか。

 

カズマ「なあ、こんなに話が出来るのに、なんで魔王軍に居るんだ?」

ウォルバク「それが聞きたいなら、私を倒してからにする事ね。」

カズマ「俺の隣にいるコイツは、もう知っていると思うが爆裂魔法の使い手だ。つまり、決着が付いた時にはもう、お互い話が出来る状態じゃないんだよ。」

ウォルバク「……そうね。それなら……、魔王に聞けば教えてくれるわ。」

 

 不味い!爆裂魔法を唱え始めた!

 俺達はそれぞれの聖剣を構える。

 だが、めぐみんは杖と風双剣翠風を持ったまま立ち尽くしている。

 

めぐみん「………本当は、私の事、覚えてくれていたんですね?」

ウォルバク「………。」

めぐみん「私とゆんゆんに会った時、あなたはあの子の名前を聞いてこう言いました。『……一応聞くけど、あなたのそれ"も"あだ名じゃないのよね?』って。」

零士「めぐみん……。」

めぐみん「あなたにずっと言いたかった事と、見せたかった物があるんです。あなたに教えてもらった爆裂魔法。もはや詠唱がなくても制御が可能なほど、誰よりも極める事が出来ました。ありがとう。エクスプロージョン!!!」

 

 めぐみんの爆裂魔法が炸裂し、ウォルバクは確認出来なかった。

 今ここに、ウォルバクが討伐された瞬間だ。

 

タッセルside

 

 僕は、とある人物の前に来ていた。

 

???「現れましたね。ビクトール。」

タッセル「今は、タッセルって呼んで欲しいな。」

 

 そう、現ベルゼルグ大臣、ノエルの元へと。

 彼は、全知全能の書の一部を持っている。

 

タッセル「君達はこの世界を、僕はワンダーワールドを守り、2つの世界の均衡を守る。それがベルゼルグ初代大臣との約束だ。」

ノエル「所詮、偽善者の自己満足だ。私がした約束ではない。」

タッセル「君の目的は?」

 

 そう聞くと、ノエルは歪んだ笑みを浮かべてくる。

 

ノエル「私は『全知全能の書』を手に入れ、その力を我が物とする。この愚かな世界を創り替え、支配者となる………!」

タッセル「君は、その為に、プリミティブドラゴンをわざと盗ませて、神崎零士に渡るようにしたのかい………?」

ノエル「その通りです。神崎零士、良い駒ですよ。彼はまだ本性に気づいていないでしょうしね。あのジンという剣士と同じくらいに役に立ちますねぇ!!」

 

 狂っている。

 その為に、神崎零士君を巻き込んだのか。

 そして、以前、伝説の剣士として語られていたジンも、彼の策略によって、殺されてしまったのか………!

 

タッセル「人の運命を弄んじゃいけません……!」

ノエル「良いんですよ!!私にはその資格がある!だから私は全てを利用する。剣士も、メギドも。そして、あなたも……。」

 

 すると、全知全能の書の一部を取り出して、私は消えてしまった。




今回はここまでです。
タッセルの前にだけ本性を現したノエル。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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