この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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第10章
57話 舞い込む、王女からの依頼


ウォルバクとレジエルを倒して、早くも1週間が過ぎた。

 ここ最近、ちょむすけの餌を食べる量が増えた気がする。

 

リナ「………そう言えば、零士とカズマに手紙が届いてたわよ。」

零士「俺達に?」

アクア「ドラゴンの卵入荷しましたって手紙でしょ?ゼル帝を買ってから、私宛てに毎日の様に手紙がくるわよ?」

 

 それは、アクアが格好のカモと思われれているからだろうな。

 一度引っかかった訳だし。

 

ダクネス「お前達に手紙という時点で嫌な予感しかしないのだが。どれ、私にも見せてくれ。」

リナ「これよ。」

めぐみん「と言うか、この封筒はどこか見覚えがある気がするのですが。」

カイト「なんか一回来た様な気が……。」

カリン「そうよね……。」

 

 それを見たダクネスが、即座に胸元に仕舞い込んだ。

 

カズマ「……おい、お前人様宛ての手紙に何やってんの?」

ダクネス「……アクアの言う通り、ドラゴンの卵入荷の手紙だった。」

アクア「ほらね!良かったじゃないカズマ、零士。」

零士「絶対あれだ。アイリスからの手紙だろうな。」

ユーリ「またこの展開か。」

 

 そう。ダクネスは以前にも、これと似た様な行動を起こしていた。

 

カズマ「おい!アイリスからの手紙を奪うんじゃねぇよ!」

ダクネス「何故分かる!?こ、これはだな。」

 

 カズマがダクネスの胸元に手を突っ込み、手紙を奪い取った。

 

ダクネス「なああああ!?」

カズマ「ほら見た事か!やっぱりアイリスからの手紙じゃねーか!」

零士「カズマ。見せてくれ。」

 

 アイリスの手紙を読んでいたら、唐突にカズマが引き裂いた。

 書いていた事を要約すると、隣国の王子と顔合わせするので、護衛をお願いしたいとの事。

 その時に、カズマがデュラハンの死の宣告を覚えようとしていた。

 俺は、アイリスが王子様と結婚するのは別に構わないが、クレアからカズマを止めて欲しいと言われている以上、どうにかしなくては。

 アイリスからの依頼なので、断る訳にはいかないので、準備をしていた。

 翌日、どういう訳か、俺もカズマと同じ様に拘束されていた。

 

零士「………ダクネス?何で俺も拘束されてるんだ?」

ダクネス「カズマよりはマシとはいえ、何かとんでも無い事をしそうだからな。」

零士「それ酷くない?」

 

 その後、アクアのブレイクスペルで拘束を解いてもらった。

 

零士「助かった、アクア。」

カズマ「危うくこの痴女のおかげで漏らすとこだった。」

ダクネス「うう……。わ、私は痴女では……。」

アクア「ダクネスが痴女なのは今に始まった事じゃないからどうでもいいけど、一体何の遊びをしてたの?」

ダクネス「ア、アクア!?」

 

 カズマに説明を任せた。

 ダクネス曰く、気難しい王子で、無礼を働けば一発で外交問題に発展しかねないからそうだ。

 アクアもカジノ大国と聞いて、随分と行く気満々だった。

 後の人達にも聞く事になった。

 カイト、カリン、ユーリは受ける気満々だったのだが……。

 

リナ「嫌よ。」

零士「えっと、何でかを聞いてもいいか?」

リナ「なんでアイリスの頼みを聞くのよ。」

零士「えっと、それって嫉妬?」

リナ「そうよ、妬いてるのよ。私のファーストキスをあげたんだから、少しは私の事を気にかけて欲しいんだけど。」

零士「えっ。………あっ、はい。」

 

 あの激しいディープキスをした影響か、遠慮が無くなった様な気がする。

 何処か、吹っ切れた様な感じがする。

 

リナ「そんなにアイリスが気になるの?」

零士「いや、アイリスは何か、周囲に気を遣っていて、寂しい想いをしている感じで気にしちゃうんだよ。」

リナ「……まあ、良いわ。そのかわり、エルロードで一緒に観光しよう?」

零士「いいぞ。」

 

 そして、了承も得た所で、カズマ達と合流する。

 ユーリから顔が赤いと指摘されて俺は動揺するが、リナは平然としている。

 

アクア「めぐみんとリナってば、もっと早く帰っていれば面白い物が見られたのに。ダクネスがカズマと零士の2人をベッドに縛り付けようとして、いたずらしようとしていたのよ。」

めぐみん「ほう。」

リナ「へぇ……。」

 

 アクアの言葉に、めぐみんとリナが反応する。

 

ダクネス「待てアクア、私はいたずらしようとしていない!縛り付けていたのは事実だが、あれは先程説明した様に……。」

カズマ「いやあ、アクアが駆けつけるのが後ちょっと遅かったら、危うくダクネスにズボンを下ろされる所だった。」

零士「まったくだ。」

ダクネス「なあっ!?」

 

 追加の俺達の言葉にめぐみんは瞳を紅く輝かせて、リナは目元に影が出来ていた。

 

めぐみん「………まあ、年中盛っているダクネスが誰に何をしようが私達には関係ありませんが。」

リナ「仮にも良家のお嬢様が、男を無理矢理手籠めにするのは感心しないね!」

ダクネス「ちちちち、ちが……!違うんだめぐみん、リナ、これには事情が!それに年中盛ってるとか言わないで欲しい!」

 

 その後、俺たちは極楽ふぐを食べて、ユーリ以外は見事にふぐの毒に当たった。

 その時に、リナの顔が肩に当たって、マジでドキドキした。

 一応、ユーリにふぐの毒の解毒をしてもらう事になった。

 




今回はここまでです。
極楽ふぐって、どんな感じなんでしょうね。
フグ毒まで治療できるユーリは本当に凄い。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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