この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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タッセル「皆さん、ボンヌ・レクチュール!僕はタッセル。神崎零士は、カズマとアクアだけでなく、クエストで助けたリナとその仲間のカイトとも仲間になったよ!そして、紅魔族であるめぐみんも邂逅して、彼はどんどん仲間が増えていく。さて、何やら、聖剣が目覚めそうだね。」


第3話 爆裂、紅魔の娘

めぐみん「ガツ!ガツ! ゴキュ!ゴキュ!」

 

 めぐみんは凄い勢いで食べまくっていた。サラダに唐揚げを3人前も注文し、食べ尽くした。

 流石に3人前を一気に食えるとは、どんだけ食べていなかったんだよ。

 

めぐみん「いやぁ。助かりました。あと少しで死んでしまうかと思いましたよ。」

 

 いや、それは洒落にならない。

 一方、めぐみんの冒険者カードを見ていたアクアが声を上げる。

 

アクア「冒険者カードは偽装出来ないし、彼女はアークウィザードで間違いないわ。それに彼女が爆裂魔法を使えるのなら凄い事わよ!最強の攻撃呪文だもの。」

カズマ「確かにこの子の魔力と知力、高いな!」

 

 めぐみんの冒険者カードを見ていたカズマとアクアは知力と魔力が高いことに驚いていた。

 俺も見せて貰ったが、確かに高い。流石、紅魔族随一の天才を名乗るだけはあるな。

 俺はリナとカイトに聞いたのだが、紅魔族は生まれつき高い魔力と知力で、大概全員変な名前らしい。

 しかし、めぐみん曰く、街の人達の方が変な名前をしていると語っていることから、そこは常識の違いだろう。

 

めぐみん「あの、『この子』とか『彼女』ではなく、名前で呼んで欲しいんですが。」

 

 めぐみんは少し不満そうに言ってくる。名前を言われないだけで気に入らないのだろうか。

 

リナ「ちなみに君の両親の名前は?」

めぐみん「母はゆいゆい!父はひょいざぶろー!」

「「「「「………。」」」」」

 

 俺達は全員絶句した。

 特に父親のひょいざぶろーだ。

 

零士「………この子の種族は素晴らしい魔法使いが多いんですよね。」

めぐみん「お!おい!私の両親の名前について言いたい事があるなら聞こうじゃないか!」

 

 まあ、それぐらいにして。

 俺達はめぐみんが食べ終わったのを見て、リナとカイト、めぐみんの実力を見るためにジャイアントトードのクエストを受けた。

 しかし、事情を知っているリナとカイトからは「あまり期待しない方が良い。」と言われた。

 なんでだろうな?

 そして、着いた所で4匹のジャイアントトードがいた。

 

めぐみん「爆裂魔法は最強の攻撃魔法。それゆえに準備に時間がかかります。」

カズマ「よっしゃあ、やってやるよ!」

アクア「零士が貸してくれたこの武器が有れば大丈夫よ!」

 

 ちなみにカズマとアクアには、前回同様に、デンガッシャーのソードとロッドを貸している。

 最初、これを出した時に、めぐみん、リナ、カイトの3人は見た事の無い武器に驚いていた。

 特にめぐみんは、自分も使いたいと言ってきたが、今回はめぐみんの実力を見たいから、また今度という事にした。

 

零士「じゃあ、1番遠いカエルを標的にして欲しい。」

めぐみん「分かりました。」

零士「俺達は近づいてくる残りの3匹を仕留めるぞ!」

カイト「任せろ!」

リナ「ええ!」

 

 そう言って、リナとカイトは、早くもカエルを仕留めた。

 

零士「やるなぁ、2人とも!」

カイト「まぁな。」

リナ「これぐらい余裕よ。」

 

 そして残り1匹となった。いつの間にかアクアがカエルに向かって突進していった。

 

アクア「2人ともやるわね。なら、女神の本気、思い知れ!ゴッド・レクイエム!!」

 

 おい待て。凄い技だけれども。

 

アクア「ゴッド・レクイエムとは、女神の愛と悲しみの鎮魂歌!相手は死ぬ!」

 

 だが、極彩色のデンガッシャーロッドモードがカエルに触れる前に。

 

アクア「プフッ!!」

 

 アクアは、見事に食べられた。

 やっぱり、良い武器を持っていても、当たらないと意味はない。

 アクアは、知力のステータスが著しく低い。それは仕方ない。

 

カズマ「さすがは女神。 身を挺しての時間稼ぎか。」

カイト「いや。そんな事を言ってる場合じゃないだろ。」

リナ「流石に助けないと。」

零士「仕方ないな。」

 

 俺は火炎剣烈火とブレイブドラゴンを取り出した。すかさずシンガンリーダーにブレイブドラゴンをかざす。

 

『ドラゴン!』『ふむふむ』

 

 待機音が鳴っている時に、レッカトリガーを弾いて、習得一閃技を放つ。

 

『習得一閃!』

 

 火炎剣烈火から赤い光が出てきて、それをジャイアントトードに向けて振ると、斬撃波を放ち、カエルに向かう。だが、斬撃波はカエルを切断した後も貫通し、空へと向かった。アクアはその時に吐き出されていた。

 

カズマ、リナ、カイト「…………。」

零士「少しやり過ぎたかな?」

 

 カズマ、リナ、カイトの3人はあまりの威力に全員揃ってドン引きしていた。

 一方、めぐみんはというと。

 

めぐみん「ハァァァァ!」✨キラキラ✨

 

 凄く目を輝かせていた。

 その視線から、ものすごく使いたいと言う気持ちが溢れている。

 紅魔族的に、仮面ライダーは大変格好良く映る物だろうか。

 まぁ、俺的には、仮面ライダーを格好良く言ってくれるのは嬉しい。

 

零士「めぐみん。カエルに集中しようかな。」

めぐみん「あ。すみません。では次に私が格好良く決めましょう!」

 

めぐみん「『黒より黒く、闇より暗き漆黒に我が深紅の混交を望みたもう。覚醒の時来れり。無謬の境界に落ちし理。無業の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ。我が力の奔流に望むは崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し深淵より来れ!』これが人類最大の攻撃魔法!『エクスプロージョン!!』」

 

 めぐみんの詠唱が始まると、1番遠いカエルの周囲に魔力が満ちている。

 エクスプロージョンと言った途端、虹色の星が輝き、迸る。

 そして、爆音と爆風が同時にやってきて、そこに残ってたのはカエルだった炭と、巨大なクレーターだ。

 

カズマ「スゲー!」

零士「これが爆裂魔法か。」

リナ「凄いわね。」

カイト「これがアクセルで放たれたなら、大惨事だろうな。」

 

 やっぱり凄い!

 これは、小さい砦の一つくらい容易く吹っ飛ばすだろう。

 そしてカイトの言う通り、アクセルでやられたら、大惨事極まれる。

 その時。

 

 ヌモッ!

 

零士「何?」

 

 なんとカエルが大量に湧いてきた。

 

カズマ「な!こいつら、なんで?」

リナ「うそ!」

カイト「いや、マジだ。これ。」

 

 やっぱり、爆裂魔法は凄まじい。それ故にあんな爆音と爆風が同時に来ると、他のカエルが目を覚ましてしまう。

 流石に大量はまずい。

 

零士「みんな、散開!!すぐに離れて………めぐみん?」

 

 めぐみんがうつ伏せで倒れていた。

 まさか。

 

めぐみん「プフッ!我が奥義である爆裂魔法は、その絶大な威力故に、消費魔力もまた絶大。簡単に言うと、身動き一つ取れません。」

「「「えぇぇ〜〜〜!!」」」

カイト「やっぱりかぁ。」

リナ「やっぱりだね。」

 

 おいおい!それって一発屋じゃねぇかよ!ダメじゃねぇか!

 て言うか、リナとカイトは知ってたのかよ。

 呆れが物凄い。

 

零士「あぁぁ、たくもう!カズマ、リナ、カイト、アクア!全員来い!」

 

 俺はめぐみんの側に行き、そう指示を出す。アクア以外の3人は、すぐに来た。アクアもヌルヌルのまま、こっちに来た。

 俺はすぐさま、ソードライバーのバックルを取り出し、烈火を納刀した。そしてブレイブドラゴンのワンダーライドブックを取り出す。

 

『ブレイブドラゴン!』

 

 今回はストーリー音は鳴らさずに、ライトシェルフにワンダーライドブックを装填する。待機音が鳴り始めたので、抜刀する。

 

『烈火抜刀!』

 

零士「変身!」

 

『ブレイブドラゴン!』

『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』

 

 俺は仮面ライダーセイバーへと本日2度目となる変身だ。

 チラッとカズマ達を見ると

 アクアは、呆然としている。

 リナは、口に両手を当てて、目を見開いて驚いている。

 カイトは、目を見開いて驚いている。

 めぐみんは、習得一閃技の時よりも目を輝かせていて、そこから、『カッコいい!』『私もなりたい!』と言う感情が読み取れる。

 一方、カズマは。

 

カズマside

 

 俺は、零士の変身を初めて見た。

 おそらく、この仮面ライダーは、本と剣、炎、竜がモチーフになっている。

 やっぱり仮面ライダーの変身は凄く良い。

 俺は小学生の頃、本気で仮面ライダーに憧れ、本気でヒーローになろうとしていた。

 だが、いつからだろうか。仮面ライダーはTVの中の絵空事だと言う事、俺にはなれないと言う事を。

 でも、俺の目の前に仮面ライダーはいる。ならばこそ、俺もこの世界での新たな人生でまた、仮面ライダーを目指してみようかな。

 

零士side

 

 カズマは、色々な感情を込めた視線で見ているな。

 流石にこんなに見られると少し恥ずかしい。

 だが、ジャイアントトードは、近づいてくる。

 俺は近づいてくる奴を片っ端から、火炎剣烈火で切り捨てていった。

 しかし、数が数だ。多すぎる。

 他のワンダーライドブックを使おう!

 そうして取り出したのは。

 

『ジャッ君と土豆の木!』

 

 ジャッ君と土豆の木を取り出して、ストーリーページを開く。

 

『とある少年がふと手に入れたお豆が巨大な木となる不思議なお話…。』

 

 ストーリーページを閉じて、火炎剣烈火を納刀し、ブレイブドラゴンも閉じて、レフトシェルフに装填する。そうして抜刀する。

 

『烈火抜刀!』

『二冊の本が重なりし時、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!』

『ドラゴン!ジャックと豆の木!2つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!』

 

 セイバーの左の部分にジャッ君と土豆の木の力が宿った、『ドラゴンジャッ君』へと変身した。

 

カズマ「おぉー!!フォームチェンジも出来るのか!!」

めぐみん「!!!!もう!何から何までカッコいいですよ!!緑なのは少し不満ですが、紅魔族の琴線に激しく触れます!!」

リナ「凄い………。」

カイト「マジかよ………。」

アクア「…………。」

 

 なんか周囲が凄く盛り上がってるな。

 なら、期待に応えて、一気に決めますか!

 火炎剣烈火を納刀し、レッカトリガーを引く。

 

『必殺読破!!』

 

 そして抜刀する。

 

『烈火抜刀!』『ドラゴン!ジャックと豆の木!二冊斬り! ファ・ファ・ファイヤー!』

 

零士「火炎十字斬!!」

 

 俺はジャイアントトードの真下に土豆の種を蒔き、一気に成長させ、全員吹き飛ばす。さらに追撃で、ブレイブドラゴンと豆の木の二つを踏み台にして、全員滅多斬りにする。そしてジャイアントトードは全員纏めて爆発する。

 

零士「ふぅ〜〜。」

 

 俺が着地した時には、焦げたカエルの亡骸がたくさん周囲に転がっていた。

 

零士「これは追加報酬が期待できるな。」

カズマ「うわ〜、あんなにいたカエルが零士の必殺技で、全滅かよ。」

リナ「めぐみんの爆裂魔法も凄いけど、零士の剣技も凄いわね。」

カイト「いや。あれは凄い。」

めぐみん「くっ、私の魔法の方が威力は上ですがこんなに殲滅されるとは、悔しいですッ!」

アクア「これ、零士1人で十分じゃない?」

 

 いや、アクアさん。あれは仮面ライダーだからこそ出来る事で、普通には無理です。

 それより、めぐみんだな。

 

零士「めぐみん、起き上がれるか?」

めぐみん「いいえ。まだ動けません。首を動かす位なら出来ますが。」

 

 なら、ウィザードの力で魔力の補充だな。

 

『希望の竜使いウィザード!』

 

 『プリーズ!プリーズ!』

 

 俺は、操真晴人がコヨミにやっていたようにめぐみんに魔力を補充する。

 

めぐみん「お!おぉぉぉぉ!!!」

零士「ぎゃあぁぁぁ!!!」

 

 流石に魔力が沢山あるだけあって、結構吸われたぞ。

 そして、十分に魔力を回復できためぐみんは。

 

めぐみん「魔力完全回復です!」

カズマ「え? 零士、何したんだ?」

零士「ウィザードの力で魔力を受け渡したんだよ。」

 

 上手くいって良かった。

 

アクア「魔力を渡したって?マジで?」

零士「マジだよ。」

 

 まぁ、これも仮面ライダーの力なんだけどな。

 

めぐみん「零士!私も仮面ライダー……でしたっけ?それになれませんか?」

零士「うーん。今は厳しいかな。」

 

 現在、ライオン戦記、ランプドアランジーナ、玄武神話、猿飛忍者伝、ヘンゼルナッツとグレーテル、ジャアクドラゴン、昆虫大百科、オーシャンヒストリーは、反応していない。

 でも、俺はめぐみんは選ばれる気がする。

 

めぐみん「くっ、残念です。」

リナ「………。」(私だって……。)

カイト「………。」(俺も……。)

カズマ「俺だって、零士みたいに仮面ライダーになれたらなぁ。」

零士「………。」

 

 カズマは俺と同じく、仮面ライダーを知っている。もしかすると……。

 

零士「カズマ。お前にこれを託す。」

カズマ「えっ。これって。」

 

 俺はカズマにライオン戦記のワンダーライドブックを渡した。

 

零士「カズマに資格があれば反応する。」

カズマ「おう。分かった。」

 

 そして俺達はアクセルにクエスト完了の報告をする為、戻る。その際に、めぐみんとリナ、カイトの3人の評価をした。

 リナとカイトは、前衛職として役立つので、入れる事にした。

 問題はめぐみんだ。一発撃ったら終了の魔法使いは、正直笑えない。

 カズマが、「これからは他の魔法で頼む。」と言った時、めぐみんは「私は爆裂魔法しか使えません。」と言った時、嘘だろ。と思った。

 

アクア「え?爆裂魔法が使えるレベルなら、他の魔法も使えるでしょ。」

 

 あのアクアがまともな指摘をしているのだ。

 それに対するめぐみんの返答は。

 

めぐみん「私は、爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード!爆発系統の魔法が好きではなく、爆裂魔法だけが好きなんです!確かに、他の魔法を覚える事は出来ますし、覚えれば楽に冒険出来るでしょう。でもダメなのです!私は、爆裂魔法しか愛せない!例え1日一発が限界でも、魔法を使って倒れるとしても!それでも私は爆裂魔法しか愛せない!だって私は爆裂魔法を使う為だけに、アークウィザードの道を選んだのですから!」

 

 と、いかに自分が爆裂魔法を愛しているのかを語ってくれた。

 やっぱり、めぐみんの意思は堅いか。アクアは同調しているが、カズマとリナとカイトは、「やばい、この魔法使いはダメな奴だ。」とか「うそでしょ。」とか「なんてこった。」とでも思ってるのか表情が暗い。

 もしかしたら。俺はめぐみんに確認を取った。

 

零士「なぁ、めぐみん。それが険しい道だと言う事は理解してるのか?」

めぐみん「もちろんです。」

零士「理解してくれる奴はそう簡単に現れないぞ。」

めぐみん「それでも、私はこの信じる道を突き進みたいです!!」

零士「………。」

 

 決意はすごいな。

 それにさっきから、めぐみんと共鳴しているワンダーライドブックがある。

 まさかめぐみんが。

 

零士「分かった。なら、俺は応援する。夢を持っている人は素晴らしいからな。」

めぐみん「ありがとうございます。」

 

めぐみんside

 

 初めてだった。

 私がこの夢を語った時、大抵馬鹿にされるか、笑われるかのどちらかだった。

 それは紅魔族の中でも同じだった。

 でも、この人は違う。

 この人は笑いもせず、応援してくれると言う事だ。

 信じてくれる人は1人も居なくても良いと思っていましたが、その人は違った。

 

めぐみん「ありがとうございます。」

 

 私は照れ隠しの為に帽子を下げて顔を隠した。

 

零士side

 

 俺は次の話に移った。

 

零士「それからめぐみん。」

めぐみん「はい?」

零士「君にこれを託す。」

 

 そう言って俺はめぐみんに猿飛忍者伝ワンダーライドブックを渡した。

 まさか彼女が、剣斬になる資格を得るとは。まぁ、緋道蓮もソードオブロゴスの剣士とは違う道を行ったから、納得する所はある。

 

めぐみん「これはカズマに渡したワンダーライドブックとは違いますね。」

 

 そう言ってワンダーライドブックを取ると。

 

めぐみん「うっ!」

 

 猿飛忍者伝が更に共鳴を強めた。

 その際にめぐみんの頭の中には。

 

『マジないわ!強さこそが正義だ!』

『俺の強さと正義は絶対だ!飛羽真に見せつけてやる!』

『楽しかったよ!ありがとーう!』

『お前を倒して、賢人くんの強さを証明する!』

『あぁ!!マジないわ!!あんな奴の言葉を信じるなら、お前も裏切り者だ!!』

『もっと、本気で戦えよ!!!』

『まだ負けてない!!』

『雷鳴剣を返せ!!あれは賢人くんの剣だ!』

『マジ、ないからぁ!!』

『お前を倒して!光の剣も回収する!!』

『お前の強さは、正義じゃない!!』

『お前じゃない!俺は、緋道蓮だ!!』

『あぁ。お前となんて出会わなきゃ良かった。』

『マジ、ないわ。』

『楽しかったよ。ありがとう。』

『カラミティ・ストライク!!』

『強さの果てを………。』

 

 めぐみんの脳内に、緋道蓮の記憶が流れてきていた。そしてめぐみんの腰には、風双剣翠風が出現していた。

 その時、めぐみんに涙が流れていた。

 

アクア「ちょっと、めぐみんどうしたの?泣いてるの?」

リナ「大丈夫?」

 

 めぐみんは目を擦り、涙を拭き取る。

 

めぐみん「大丈夫です。この人の記憶を見たんです。」

カズマ「この人って仮面ライダーの?」

めぐみん「はい。」

 

 そうして、俺に向き合う。

 

めぐみん「零士。」

零士「うん?」

めぐみん「私、この人が誇らしく思ってくれるような仮面ライダーになってみせます。だから、お願いします。」

 

 その心意気は良い。しかし。

 

零士「めぐみん。」

めぐみん「はい?」

零士「俺は、緋道蓮になれなんて、言ってないんだけどな。」

めぐみん「え?」

 

 緋道蓮みたいな剣斬になると、それはめぐみんとは言わない。それは剣斬の真似をしている半端者だ。

 

零士「俺はめぐみんらしい剣斬になってほしいんだ。君らしくならなければ、それは君とは言わないよ。」

めぐみん「私らしいですか。少し、気張っていました。偉大な仮面ライダーの力を受け継いで、緊張してしまったようです。私はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法を操り、風の剣士!これで行きます。」

 

 良かった。めぐみんは、めぐみんらしくでいって欲しい。

 

零士「さぁ、アクアがヌメヌメだし、早く風呂に行くぞ。」

アクア「そうよ!私ヌメヌメなのよ!早く風呂に入りましょ。」

 

 そうしてギルドが運営している風呂場へと全員で向かう。そして男性陣と女性陣で別れて風呂に入る。

 

零士「ふぃ〜。やっぱ風呂はいいな。」

カズマ「なぁ、零士。」

零士「ん?」

カズマ「めぐみんを本当に入れるのか?」

カイト「なんだ?信用してなさそうだな。」

カズマ「そりゃあさぁ。」

零士「まぁでも、信用していいんじゃない?めぐみんは今や仮面ライダーだぞ。」

カズマ「そうだけど。」

カイト「まあ、気持ちは分かるぞ。でも、少しは信用しないとな。」

零士「そう言うこった。」

カズマ「まぁ、お前ら2人が言うなら。」

零士「じゃあ、あがろうぜ。」

カズマ、カイト「おう。」

 

 そうして俺たちは風呂から上がり、まだあがってない女性陣より先に食事を開始する。

 

零士「さて、金を稼ぐためにももう少し難易度が高い奴いくか。」

カズマ「いや、待てよ。零士とめぐみんは良いけど、他の奴はダメだろ。」

カイト「そうだぞ。流石に厳しい。」

零士「そうだな。それも考慮にいれるか。」

 

 その時、後ろから声を掛けられる。

 

???「……すまない、ちょっとだけ話を良いだろうか?」

???「ねぇ、ちょっと良い?」

「「「!?」」」

 

 そこにいたのは、金髪碧眼の女騎士と、ピンクの髪の女性だった。

 

???「まだ、パーティの募集はしているだろうか?」

???「してると有難いんだけど。」

カイト「あ、はい。」

零士「そうですが。」

カズマ「そ、それで何の御用でしょうか?」

 

 カズマ、緊張しすぎ。まぁ、でも、マジで凄い美人だな。

 

???「そうか。ちょうど良かった。」

ダクネス「私の名はダクネス。クルセイダーを生業としている者だ。はぁ、はぁ、はぁ。」

???「あら、有難いわね。」

カリン「私はカリン。鍛治師とソードマンを生業にしてるの。」

 

 えっと片方が息が荒くなってる。

 

ダクネス「私をパーティに入れてくれないか?」

カリン「私をパーティに入れてくれない?」




今回はここまでです。
深罪の三重奏の予告を見て、名作の予感がします。
ビヨンドジェネレーションズもあるので、来年も楽しみです。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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