この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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71話 決着する、土の剣士の思い

納税騒動の後に、夕食を取る俺達。

 だが、ダクネスが緊張しているのか、食器の音を上げながら食事をしていた。

 半分以上も残してダクネスが食べ終えた。

 

零士「おいダクネス、半分以上も残ってるじゃないか。」

ダクネス「す、すまない……。」

めぐみん「……二人共、今更何を緊張してるんです?長い付き合いの中、一緒に寝るなんて今更でしょうに。」

カリン「2人きりが心配なら、私達も一緒に、皆で仲良く寝る?」

「「ぜ、ぜひ……!」」

 

 その後、ダクネスが衝撃の事実を明かす。

 それは、冒険者が大金を得た影響か、最近働かなくなってきたので特例措置として納税する様に求めたそうだ。

 ギルド職員も乗り気になり、税収が増えて懐が寂しくなった冒険者達も働き出す様になるという案だそうだ。

 それを聞いたカズマはダクネスと喧嘩し出してしまった。

 それを見ていためぐみんとリナが呆れた様に言ってきた。

 

めぐみん「……どう見ても間違いなんて起こり得ない感じですし。今日はいっそ、2人で寝て下さい。」

リナ「そうね。2人はもうちょっと仲良くなりなさいよ。」

 

 その後、カズマとダクネスが風呂に入り、アクアとめぐみんはボードゲームに興じていて、カリンは聖剣の調整をして、カイトとユーリは特訓をし始めた。

 そして、俺とリナはカズマとダクネスが風呂から上がった後、一緒に入った。

 

零士「ハァァァァ……。やっぱり風呂は良いよなぁ……。」

リナ「零士、少し親父臭いよ。」

零士「すいません。でも、混浴が2度目とは言っても緊張して……。」

リナ「そ、それもそうね……。」

 

 と、リナも恥ずかしくなってきたのか、顔を赤くしてきた。

 それを見てると、俺も恥ずかしくなってくる。

 

リナ「ねえ零士?」

零士「どうかしたのか?」

リナ「……もうちょっと、近づいても良い……?」

零士「え……?あぁ……。良いけど……。」

 

 流石に断る訳にもいかないので、了承すると、近づいてきて、リナの鍛えられて程よく引き締まった体に、程よく大きい胸の谷間を見てしまう。

 だって仕方ないだろ、俺も男である以上、異性の体を見てしまう。

 見ている事に気づいたのか、リナが顔を更に赤くしてきて。

 

リナ「………エッチ。」

零士「いや、これは不可抗力で!」

リナ「冗談よ。寧ろ、あなたが女性には興味がない訳ではない事に安心した。」

零士「さいですか……。」

 

 なんだろう、リナに手玉にされているような。

 リナはケラケラ笑いながらそう語った。

 やっぱり、リナは悪女の様な気があるような気がする。

 その後、俺達は上がった。

 とは言っても、リナを先に上がらせて、その後に俺が上がった。

 

リナside

 

 私は少し過激なスキンシップをして、零士を困らせてみた。

 あの反応を見る限り、仲間以上恋人未満の関係になってから、だいぶ私の事を意識しだした様な感じがする。

 実は、リーンに私が零士と付き合う事になった事がバレた。

 

回想

 

リーン「それで?リナと零士は恋人になったのよね?おめでとう。」

リナ「あ、ありがとう。でも、彼とはまだ、仲間以上恋人未満の関係だから。」

リーン「何よ、その煮え切らない関係は。」

リナ「しょうがないでしょ!流石に零士にも気持ちの整理が必要っていうか……。」

リーン「あぁ、そういうことね。」

ダスト「何だ何だ?俺も混ぜてくれよ。」

リーン「アンタは引っ込んでて!」

 

 リーンのパンチがダストに命中して、ダストが気絶した。

 

リーン「まあ、その関係になったのなら、過激なスキンシップをしても怒らないと思うけど。」

リナ「過激な?」

リーン「そうよ。例えば、風呂に一緒に入って、体を見せつけるとか。」

リナ「風呂には一緒に入ったけど、流石に見せてはいないかも。」

リーン「え、入ったの!?なら、アンタのその程よく締まった体を零士に見せつけてやれば?」

リナ「………うん。やってみる。」

 

回想終了。

 

 それでやってみたが、何とも言えない。

 でも、零士ともいずれ恋人になったら、あんな事や、こんな事も……。

 想像するだけで、頬が熱くなり、ドキドキする。

 

リナ「ハァ……。私って、こんな事考えるんだっけ?」

 

 やっぱり、零士に助けて貰って、変わった様な気がする。

 零士と恋人になったなら、積極的に行ってみよう。

 私がこんな風になったのは、彼が悪い。

 

零士side

 

 そんなこんなでお風呂が終わり、流石にそれぞれの部屋で寝る事に。

 俺はベッドに入って寝ようとするが。

 

零士(アァァァァァ!ヤバい!リナの体を見てから、頭から離れない!)

 

 タオルが巻いてあったとはいえ、あれを見たら恋人がつい最近まで居なかった俺からしたら、刺激が強すぎる!

 最近、リナの事を考える時間が増えた。

 やっぱり、俺ってリナの事が好きなのか?

 

零士「どうしたら良いんだ?」

ジュン(何がだ?)

零士「リナだよ。俺って、リナの事が好きなのかな?」

ジュン(ハァ……。良い加減にお前の気持ちに素直になれよ。)

零士「え?俺の気持ち?」

ジュン(そうだぞ。そんなにリナの事を考えるって事は、本当に好きって事だろ!)

零士「そうかもな……。でも、もう少し考えて答えを出したい。」

ジュン(なるべく早くにな。)

 

 ジュンにもアドバイスをもらって、俺は覚悟を固める事にする。

 少し喉が渇いたので、水を飲んで、部屋に戻ろうとすると、カズマの部屋からダクネスの声が聞こえてきた。

 

ダクネス「私じゃダメか……?……なあ、私じゃ、ダメか………っ?」

 

 そんな、ダクネスの懇願する声が。

 え、何が起こってるんだ?

 流石に首を突っ込むと、痛い目を見そうなので部屋に戻る。

 だが、暫くすると、今度は喧嘩しだした声が聞こえてきた。

 流石にうるさいと文句を言いに行く為、部屋から出ると、そこには、リナ、アクア、めぐみんも居た。

 カズマ達の部屋に入ると、ダクネスがカズマを襲っていた。

 

カズマ「助けてえ!この女に犯される!」

ダクネス「ああっ!?」

 

 その後、アクアが見つけた鍵を使って手錠を外した。

 

零士「あのな?何でこんな夜中に喧嘩してるんだよ。」

リナ「少しは近所迷惑を考えて!」

めぐみん「二人共、仲良くと言ったんですよ!誰が夜中に騒いで喧嘩しろと言いましたか!」

ダクネス「……す、すまない……。」

 

 ちなみに、鍵を見つけたアクアはさっさと部屋に戻った。

 カズマが正座をするのを呆れながら見てると。

 

めぐみん「まったく。一晩一緒にいればお互い少しは素直になるかと思ったのに……。」

リナ「それで、ダクネスはちゃんと言いたい事を言えたの?」

「「「!?」」」

 

 そんな事を言い出した。

 え、この状況を見越してるの?

 ダクネスが謝る中、めぐみんが慰めていた。

 さて、俺は撤退するかな……。

 

めぐみん「リナも、零士に想いを伝えれたんですか?」

「「「!?」」」

 

 こっちにまで飛び火した。

 カズマとダクネスが俺とリナを見てくる。

 

カズマ「おい、どういう事だよ!?」

ダクネス「まさか、2人は……!」

リナ「そうよ。私と変身はお付き合いしているのよ。それに、ついさっき、私達は一緒にお風呂に入ったのよ。」

零士「まだ、仲間以上恋人未満だけどな。」

「「!?」」

 

 その後、カズマがダクネスにキスされた事を暴露して、ダクネスが縮こまり、カズマには質問攻めされた。




今回はここまでです。
次回は、騒動が起こります。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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