あのデュークとの決闘騒動の翌日、俺はリナに話があり、呼び出した。
それも、リナだけを。
リナ「君が私だけを呼び出すなんて、珍しいわね。」
零士「ああ、まあな。」
俺はこれから、自分の気持ちに正直になる。
それが、どうなるのかはいまいち分からないけれど。
零士「実はさ、話があるんだよ。」
リナ「………なあに?」
やばい、緊張してきた。
でも、いつまでもヘタレで居るわけにはいかない。
零士「あの、告白の返事なんだけど……。」
リナ「うん。」
零士「そ、その……。俺も、いつの間にか君の事が好きになってた。だから、付き合って下さい!」
よし、言えた。
それを聞いたリナは、顔を赤くしつつも、聞いてきた。
リナ「うん。それで、私のどんな所が好きになったの?」
零士「ああ。自分の剣の腕にストイックに鍛えている所、仲間をちゃんと見ている所、それから……。」
リナ「ストップ。自分で言わせてなんだけど、恥ずかしくなってきた。」
お互いに顔を赤くして、見つめる。
零士「それで……返事は……?」
リナ「バカね。断る訳ないじゃないの。」
よかった。
ここで断られると、トラウマになりそうだったからな。
リナ「やっと、素直になってくれたわね。」
零士「悪いな。」
リナ「ううん。」
零士「あとさ、リナ。」
リナ「うん?……うん!?」
俺はリナを呼び止めて、リナの口を自らの唇で塞いだ。
リナも流石に少し抵抗したが、すぐに抵抗を止めて、されるがままになる。
口を離すと、顔を赤くしていた。
零士「あん時の仕返しかな?」
リナ「………狡いわよ。そんな事されると、更に好きになっちゃう。」
零士「アハハハハ……。」
こうして、俺達は付き合う事になった。
ちなみに、さっきのキスシーンをユーリが目撃していたそうで、ユーリから祝福された。
そして、それからしばらくして。
ウィズ「わあああああっ!酷いです、あんまりですうううううう!」
ウィズは未だにあの出来事を引きずっていたのか、さめざめと泣き続ける。
まあ、あれはなぁ。
バニルがここ最近艶々してて幸せそうだ。
多分、毎日の様に生み出される悔しさの悪感情でご満悦なんだろう。
アクアが慰めていたが、バニルが止めを刺した。
だが、こうやってのんびり出来るのも、今だけかもしれない。
デューク曰く、魔王軍がこの街を最重要攻略拠点に据えると言っていた。
もしかしたら、この街に戦火が襲いかかるかもしれない……。
そう思っていると。
バニル「ええい、いつまでピーピー泣いているのだ失恋店主め!いい加減泣き止んで、とっとと店番でもするがいい!」
カイト「バニルもさ、失恋店主って言って追い詰めないであげて。」
カリン「本当にそうよ。」
ウィズ「そんな事は言われなくても分かっていますよ……。どうせリッチーなんて存在は、例え誰かと結ばれたとしても、いつかは孤独になってしまうですよ。」
今回の件を大分引き摺ってるな。
バニルが溜息をつくと。
バニル「まったく……。不老不死は汝だけではない。我々悪魔族も不老であり不死なのだ。いつか我輩が冒険者に討ち取られるまで、せめて我輩が構ってやる。」
ウィズ「……つまり、ダンジョンがいつまでも完成しなかったら、バニルはずっと一緒に居てくれますか?」
バニル「よし、当面の目標は貴様から経営権を奪う事だな。いいだろう、久しぶりに我輩が相手してやろう!」
ウィズ「待って下さいバニルさん、今のはちょっと言ってみただけです!すいません、ごめんなさい!私、頑張ります!頑張りますから許して下さい!!」
ウィズの鳴き声がアクセルに響き渡った。
その後、俺達は買い食いしながら屋敷へと戻って行く。
めぐみん「……結婚ですか。」
リナ「ダクネスは貴族の家の一人娘だから、こういった事は他人事じゃないでしょ?」
ダクネス「わ、私はお父様が理解がある方だから、その辺はまあ、他の貴族よりは自由だ。しかし、年齢的にそろそろ考えなくてはな。まあ年齢の事を言ったら一番はアクアが。」
アクア「ねえカズマに零士、最近知った面白い話を教えてあげる。あのね、ダクネスの部屋には私達の生活を書いた日記があるんだけど、日記の置いてある場所の下には変な仕掛けがあってね、そこには、ダクネスの妄想が綴られている。」
ダクネス「おいアクア!鍵はかけてたはずなのにどうやって入ったんだ!」
そう言った直後、ダクネスに連れて行かれた。
ユーリがその妄想日記を俺に渡してきた。
それを見ると、マジでヤバい。
それをユーリに返し、ダクネスに連れて行かれた。
カイトとカリンも呆れて追いかけて行く。
すると。
めぐみん「カズマは将来、子供は何人欲しいんですか?」
リナ「零士は将来、子供は一体何人欲しいのかしら?」
「「ブフォッ!」」
どう答えるべきか迷っていると、玄関先にゆんゆんが待ち構えていた。
めぐみん「ゆんゆんではないですか。」
リナ「どうしたの?」
ゆんゆん「あの、その……。カズマさんか零士さんにお願いが……。」
お願い?
首を傾げていると、めぐみんとリナの2人だ立ち塞がった。
めぐみん「カズマに一体何の用ですか?」
リナ「一応、聞いておくけど。」
ゆんゆん「アンタのせいで試練に2回も落ちたから、後が無いのよおおおおおお!!」
ゆんゆんの叫び声がこだました。
今回はここまでです。
この話で、13章は終わりです。
次回から、14章に入ります。
今日から、深罪の三重奏が公開しますね。
賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。
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変身させる。
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変身させない。