この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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86話 追い詰められし、水の女神

そうして、セレスディナが現れてからしばらくしたアクセルでは、セレスディナがアクセルの聖女として崇められていた。

 久しぶりにアクセルハーツと出会っていた。

 

リア「何なんだ、あの人は?」

シエロ「あの人がいるせいで、僕の存在価値ってあるのかな?」

エーリカ「シエロは私たちには必要なの!」

零士「………厄介な事になりそうだ。」

 

 一応、アクセルハーツには黙っている。

 流石にこれ以上言うと、ボロが出そうなので。

 しかし、アイツは何を企んでいるのだろうか?

 そんな事を考えていると。

 

冒険者「セレナ様ー!すいません、討伐の最中にコイツが怪我しまして……!かなりの重傷でして……!どうか助けて貰えませんか!?」

 

 すると、冒険者が入ってきた。

 2人ほど、即席の担架で運ばれていた。

 かなりの重傷だ。

 すると、負傷した冒険者が。

 

冒険者「……クア……、アクア……の姉ちゃん……の所に……。」

アクア「私ならここにいるわよー!任せなさいな!」

 

 だが、どういう訳か、セレナの取り巻きの連中に遮られた。

 セレナがヒールを掛けまくって、治した。

 

冒険者「あ………ありがとうございますセレナ様……!」

 

 何だこれ?

 冒険者が負傷するのは日常茶飯事だが、涙を零して様付けするまでもない。

 アクアが近づいてまだ治りきってない傷を治そうとすると、アクアの翳した手が振り払われた。

 

アクア「えっ………。」

冒険者「俺はセレナ様に癒して貰いたい。余計な事はしないで放っておいてくれ。」

 

 ソイツは、そうキッパリと告げた。

 アクアはトボトボと帰ってきた。

 

エーリカ「何よあの言い方!?」

シエロ「流石にアクアさんが可哀想……。」

リア「どうなっているんだ……?」

リナ「零士。話があるの。」

零士「何だ?」

 

 俺はリナと共に冒険者ギルドの外へと出て、話をする事に。

 

零士「どうした?」

リナ「あちこち駆けずり回って分かったけど、レジーナは傀儡と復讐を司って、借りを作ると傀儡にされるの。」

零士「そういう事か………!」

 

 なるほど、さっきの態度の豹変の意味が分かったぞ。

 セレスディナに回復してもらった事で、借りを作った事になり、それで操られているのか。

 なんて事考えやがる。

 …………どうしたものか。

 現在、ある意味で、冒険者達を人質に取られているのに等しい。

 下手に動けば、危険に晒される。

 

リナ「とにかく、警戒しないと。」

零士「分かってる。」

 

 だが、現状どうにもできないのは事実だ。

 セイバーも、傀儡と化した冒険者の解除なんて出来る能力はない。

 出来るとしたら、仮面ライダーゴーストなのだが、アレは体内に侵入した眼魂を取り出すだけだ。

 今回、眼魂は埋め込まれていない。

 何か、セレナの能力をどうにかできないか。

 一旦、カズマ達を連れて離脱する。

 屋敷のリビングにて。

 

カズマ「厄介だな、その能力。」

ユーリ「カイト。闇黒剣月闇の未来予知は、どうなっている?」

カイト「アクセルに、魔王軍が襲来してきて、アクセルが壊滅する未来が見える。」

リナ「でも、何でアクセルを?」

零士「分かった。………確かに、このままじゃあ、人類は滅ぶ。」

めぐみん「どういう事ですか?」

 

 俺は語った。

 アクセルが無くなれば、駆け出し冒険者は鍛える事が出来ない。

 即ち、冒険者が強くならずに、そのまま人類は負けて、滅ぶ。

 それを聞いて全員が青褪めた。

 

カリン「それって、不味いじゃない!」

ユーリ「どうにか阻止しなければ。」

零士「…………簡単に言うけどな、どうしたもんかねぇ。」

 

 俺はそこを悩んでいる。

 

リナ「どういう事なの?」

零士「俺達の聖剣には、傀儡を解除する力なんて無いし、そんな事が出来る仮面ライダーも、一応居るけど効くかどうかは分からない。」

 

 そう、これが現実だ。

 聖剣を持った剣士とは言っても、こればっかりはどうにも出来ない。

 一応、出来なくは無いが、慎重になってしまう。

 すると、後ろから声がかけられた。

 

???「だからって、諦めるのか?」

零士「!………士さん。」

 

 どこから入ったのか、門矢士が居た。

 

士「お前は物語の結末を決めるんだろう?諦めてどうするんだ?」

零士「でも、傀儡を解除する力を持つ仮面ライダーなんて、居ない………。」

士「いるだろ。ゴーストを使え。」

零士「え?」

 

 確かに、仮面ライダーゴーストの力を使う事を考えはしたが、出来ない可能性が高いので、躊躇してしまう。

 

零士「でも………。」

士「ハァ……。お前も仮面ライダーだろ?そんな事で諦めてどうする?」

零士「士さん……。」

リナ「そうよ。諦めるなんてあなたらしくないわよ。」

カイト「そうだぜ。お前は何度も闇黒剣月闇が見せてきた未来を変えただろ?」

カリン「なら、本気で行きなさいよ。」

カズマ「ああ。仮面ライダーなら、やるべきだと思うぜ。」

ユーリ「ああ。未来を掴め。」

めぐみん「1人で抱え込みすぎですよ。」

ダクネス「そうだな。私たちも頼れ。」

アクア「お願い………。」

零士「皆………。」

 

 そうだった。

 この世界を救う為に仮面ライダーセイバーになってこれまで戦ってきたんだ。

 それなのに諦めるなんて、火炎剣烈火や、神山飛羽真さん、上條大地さんに呆れられる。

 覚悟を決めるか。

 

零士「分かった……!士さんもありがとうございます。」

士「それで良い。………それに、俺が渡したあのワンダーライドブックも使え。」

 

 俺達は、魔王軍幹部のセレスディナと決着をつける事にした。

 




今回はここまでです。
前章と同じく、ゴーストの力が役に立つ。
次回、セレスディナとの決着です。

賢者の孫とリバイスの小説で、原作キャラは変身させるべきか。

  • 変身させる。
  • 変身させない。
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