この聖なる刃に祝福を   作:仮面大佐

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91話 決着する、邪教徒

 ブックゲートを使って、アルカンレティアに着くと、丁度、アクアがミツルギ達と合流していたようだ。

 

ミツルギ「神崎零士!?いつの間に来たんだい!?」

零士「ブックゲートがあるからな。」

ゆんゆん「本当に便利ですよね、その魔道具。」

 

 まあな。

 すると、アクアがカズマを見て。

 

アクア「アンタ!いつの間に覚醒したってどう言う事よ!!」

カズマ「アクア!首を絞めんじゃねぇ!」

 

 アクアを落ち着かせて、俺達はこれからの日程を話す。

 

零士「さて、ブックゲートを使った事で、ミツルギ達とも早く合流出来たわけだが。」

ミツルギ「君は何でもありかい?」

ユーリ「それはどうでも良い。………流石にここから先は、自力で向かうぞ。」

ミツルギ「一応、馬車があるけど、流石にこの人数は乗り切れないかな………。」

カイト「まあ、ライドガトライカーを使えば大丈夫だろ。」

カリン「そうね。」

 

 そうして、ミツルギの馬車には、アクア、ゆんゆん、クレメオ、フィオが乗り、俺はリナを乗せてディアゴスピーディーに、カズマはめぐみんを、カイトはカリンを、ユーリはダクネスを乗せてライドガトライカーに乗る事に。

 ちなみに、俺達が自然体でバイクを出した事に関してミツルギは。

 

ミツルギ「それがあるなら、馬車は使わないんだけどな………。」

 

 苦笑しながらそう語った。

 そうして、俺達は魔王城へと向かって行く。

 いよいよ魔王に喧嘩を売るのだ。

 覚悟を決めないとな。

 すると、何かの人だかりが見えてきた。

 

零士「なあ、何だあの人だかり?」

アクア「ああ。一応、安全に向かう為に、私のアクシズ教徒を向かわせたのよ。」

 

 え。

 嘘だろ、勘弁してくれ!

 ミツルギが馬車を停めて、俺達もバイクを停める。

 すると、誰かが近づいてきた。

 

???「おや!お久しぶりですめぐみんさん、それにゆんゆんさん。まさか、こんな所で出会えるとは!もう、アクシズ教団に入るか、私とステディな関係になって頂くしかありませんな!」

めぐみん「ゼスタさん。開口一番にセクハラですか。やめて下さい。」

 

 アクア曰く、アクシズ教団の最高責任者であるゼスタらしい。

 何か、どうしようもない事を言ってる。

 すると、俺とカズマの方を向いて。

 

ゼスタ「あなた方の事は、聞き及んでおりますぞ、カズマ殿に零士殿!私の事は呼び捨てにするか、パパ、ダーリン等と好きなようにお呼びください。」

零士「あ、大丈夫です。」

 

 ああ、ろくでもない奴だ。

 だが、俺達以上に疲れ切っている奴が1人いた。

 それは………。

 

カズマ「随分とやつれてんな。」

リナ「大丈夫なの?」

セレスディナ「うるせーよ……。何でお前らがここに居るんだよ。」

 

 そう、魔王軍幹部の、セレスディナがここに居た。

 実は、特訓の最中に入った情報だが、アクセルの警察署から逃げ出したそうだ。

 セレスディナは、アクシズ教徒にセクハラされていたのか、我慢の限界が近そうだ。

 

ミツルギ「彼女と知り合いか?」

零士「ああ見えても、魔王軍の幹部なんだよ、アイツ。」

ミツルギ「なっ!?」

 

 そう語ると、ミツルギは、魔剣グラムと月光剣萬月を持つ手に力を込める。

 カズマが交渉しているようだ。

 すると、セレスディナがとある発言をする。

 

セレスディナ「アクアとか言ったか、あの女?アイツを殺って、回復手段を減らしておくべきだったかね?まったく………。」

 

 ………場の空気が一気に冷えた。

 ああ、アクシズ教徒の地雷に触れに行くとかバカなのか?

 さっきまでおちゃらけていた雰囲気のゼスタでさえも、無表情になった。

 

ミツルギ「貴様!アクア様を殺るだと!?」

零士「ミツルギ、落ち着け。」

ゼスタ「カズマ殿、零士殿。こちらのお嬢さんがどこの誰かを、私に紹介しては頂けませんか?」

 

 うわぁ、ゼスタも声に抑揚がない。

 セレナに紹介していいのかと見ると。

 

セレスディナ「紹介してやんな。まあ、全員皆殺しだけどさ。」

 

 アイツ、アクアばりに空気を読めないな。

 そう思いながら、俺はセレスディナの、カズマはゼスタの紹介をする。

 

零士「こちらは邪神レジーナを崇めるダークプリーストにして、アクアに嫌がらせをして傷付けた挙げ句に街を出て行くキッカケを作った、魔王軍幹部のセレナだ。」

カズマ「で、こっちが、アルカンレティアからやって来た、あの悪名高いアクシズ教団の皆さんと、アクシズ教団最高責任者のゼスタさんです。」

 

 すると、セレナは青褪めた顔で、脂汗をかいて震えて、メイスを落としていた。

 そして………。

 

「「「吊ーるーせ!吊ーるーせ!!」」」

セレスディナ「やああああめええええてえええええええーーーーーっ!!!」

 

 目が血走り、完全に逝っちゃってる様子の女アクシズ凶徒達と、簀巻きにされて木に吊るされて泣き喚いているセレナの声が響き渡る。

 あの後、セレナは逃げようとしたものの、あっさりと捕縛された。

 

アクア「あの、皆。その人には聞きたい事があるから、協力して欲しいの。」

セレスディナ「カズマー!零士ー!そこまで接点無かったけど、助けてくれーーっ!」

リナ「…………。」

 

 すると、癇に障ったのか、リナが石をセレナに投げつけ始める。

 セレナの頭に石が当たると、リナの頭にたんこぶが出来た。

 レベルは下がっても、呪いは健在か。

 フォーゼのワンダーライドブックのメディカルモジュールの力で回復させる。

 すると、リナが顔を赤らめて、震える。

 それを見て思い出したのか。

 

セレスディナ「そうだ!私を殺せば、今みたいにアンタらも死ぬんだぞ!理解出来たのならとっとと解放しろ!」

「「「それが?」」」

 

 アクシズ教徒はそう言い放った。

 それには、セレナはおろか、アクアを除いた全員も絶句する。

 

アクシズ教徒「何かを勘違いなさってますね。私達はアクシズ教徒です。死んだ暁にはアクア様の下に送られて、ニホンという楽園に転生するのです!」

零士「はっ?」

カズマ「えっ?」

ミツルギ「えっ?」

 

 俺を含めた転生者3人が反応する。

 何で日本が出てくるんだよ。

 ゼスタ曰く、異端や変態扱いされるアクシズ教徒が堂々と胸を張って生きていける世界という。

 おい止めろ。

 それ以上言うな。

 まさか、一部の変態は、アクシズ教徒が転生した結果なのか!?

 俺、カズマ、ミツルギが唖然とした表情で固まっている。

 リアには聞かせない方が良いな。

 

アクア「何で固まってるのよ。」

 

 全ての元凶がそう言った。

 セレナも。

 

セレスディナ「狂信者………!」

 

 同意だよ。

 俺、カズマ、ミツルギは話し合っていた。

 

零士「おい、日本が変な国みたいに言われてんぞ。どうなってんだ?」

カズマ「まさか、一部の変態は、アクシズ教徒が転生した結果か!?」

ミツルギ「いやいや、まさか………あり得るかもしれないな………。」

 

 俺達は打ち切る事にした。

 これ以上は想像すると、怖い。

 セレナから、魔王軍について聞く事が出来た。

 セレナ曰く、最古参の幹部が自ら門番の役割をする事にしたらしい。

 ソイツは世界最強の魔法使いだそうだ。

 その言葉にめぐみんが反応する。

 

零士「さて、魔王の事も………。」

セレスディナ「断る。」

 

 さて、どうしたものかと考えていると。

 唐突にゼスタが奇声を上げる。

 ゼスタ曰く、セレナの純潔を奪えば、その痛みも自分に帰ってくるから、男でありながら破瓜の痛みを知れると語る。

 何言ってんだ。

 それに怯えたセレナはアッサリ教えてくれた。

 セレナ曰く、魔王は、同じ部屋にいるモンスターを、幹部クラスにまで強化できるそうだ。

 そこまで教えた後の対応はカズマに任せる。

 

カズマ「ゼスタ、入信書くれ。」

ゼスタ「入ってくれるのですか!?」

カズマ「違うわ。………汝、自らの行いを悔い改め、今までの信仰は全て捨て去り、女神アクアを崇め、敬い、奉り。敬虔なアクシズ教徒になる気はありますか?」

セレスディナ「マ、マジで………?」

 

 こうして、セレナはアクシズ教徒になった。

 えげつな。

 その後、同行すると言うゼスタを引き連れて魔王城へと向かう。

 




今回はここまでです。
賢者の孫とリバイスの小説で、オリ主のヒロインは誰にするかは現状未定です。
リクエストがある場合は、活動報告で承っています。

賢者の孫とリバイスの小説で、オリ主のヒロインは誰にするか

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