ソードアート・オンライン《フェイタル・バレット・トゥルーストーリー》 作:楓琳(pixiv名は"花")
以前、ここでオリジナル小説を投稿しようとして挫折した者です。
SAOプログレッシブの映画化を記念して(にかこつけて)、フェイタルバレットを元にしたオリ主が主人公の小説を投稿したいと思います。
亀よりも遅い執筆ペースとpixivの方にも同時進行で投稿しているので良ければそちらも見てやってください。リンク貼っておきます。
ではでは、本編の前にキャラクター紹介をどうぞ。
追記:トゥルーエンドをベースに考えていきます
ソードアート・オンライン
《フェイタル・バレット・トゥルーストーリー》
ミドリ(邑沢 翠:むらさわ すい)
・幼馴染のクレハに誘われてGGOにログインした20歳の男。 リアルでもVRでもクソデカ身長の持ち主。
・VRに興味のなかったゲーマー。 FPSはそれなりにやってた(某APEXとか)。
・柔道剣道空手お手の物。 弓道だけは無理だった。それを差し引いてもめちゃくちゃ強い。
・人相はいいのに平気で毒を吐くし、口も悪い。
・職業は保育士。 基本面倒みがいい面倒臭がり。
・父親が自衛官だった事もあり、一度だけ菊岡誠二郎と会っている。 死銃事件でキリトから名前を聞いて再会する。
・イツキのことがどこか気になっている。 これは……恋………?
ミレイ
・アファシス。
・華奢で同じtype-xのデイジーと比べても小さい。 ちんまりしている。
・ミドリと並ぶとすごい身長差。
<<本編>>
つう、とイツキの目から一筋の涙が零れて消える。
自分の目から出たそれに驚いたイツキは乾いた笑みをこぼす。
「そうか……。 VR空間では感情を隠せない……んだっけ。 はは、、まいったな。
正直、あまり認めたくはないんだけどさ…、 」
本当の仲間が欲しかった。 たった一人でいい、共に並んで歩める、絶対に裏切らない仲間が。
少し俯きながらイツキはそう呟く。
そして続ける。
「キミは常に僕ができない考え方をする。 僕の考えに汚染されない、誘導に引っ掛からない。
僕の醜さを知っていても……、仲間だと、言ってくれる。 」
だから、と続ける。 自分の____ミドリというプレイヤーのリアルネームすら知らない、過ごした時間もわずかだけど、僕は、キミとなら………、と。
パッと涙に濡れた瞳を自分に向けてくる。
心臓がざわめく。 あぁ、自分は、俺は。 彼のことが好きなのかもしれない。 けれど、今は。 今は、言えない。
だから伝える。 俺以外にもみんな思ってる。
「みんな、イツキが大好きだよ。 ……ミレイもね。 」
「………、そう、か。 僕は、クレハやツェリスカ、キリトたちと同じだと言ってくれるんだね。
……そして、AIすらも仲間だと認めている。」
俺を買い被ったような一言をボソリと呟くイツキ。
最後の一言だけ、やけにはっきりと聞こえた気がした。
「故に、キミが僕だけを選ぶことはありえない。 ……、そういうことだね? 」
「………、は? 何言ってんだよ、イツキ。 」
するりと口から出る言葉。 それに答えるように、イツキは続ける。
「楽しい時間は永遠には続かないんだ。 キミの大事な仲間とだって、いつか別れの時は来る。 しかも残念なことに、それが美しい思い出になるとは限らない。 」
真顔だったイツキは笑う。 笑って、続ける。
「人はね、笑顔を浮かべながら裏切り、奪える生き物なんだ。 現実も仮想も……それは変わらない、変わらないんだ。」
どこか恍惚とした表情で呟く。 イツキは言う、俺が本当の世界を見たことがない、と。 俺の眼前に広がる世界は暖かく、キラキラと輝いて笑顔に満ち溢れている、と。
俺は言えなかった。 そんなのは虚像だ、俺の世界もきっと濁っている、買い被りすぎないでくれ、と。
ぎゅ、と端正な顔を歪めてイツキは言う。 僕の世界は違うんだ、と。 そのままメニューを操作して、誰かにメッセージを送る。
"僕だ。 ……開始してくれ"
パッとGGO中のプレイヤーたちが強制ログアウトさせられる。 虚ろに何事かを呟くイツキは、どこか空虚な笑みを浮かべていた。
こちらを振り返って告げる。
「願いは届かず、想いは裏切られる。
それが、現実なんだ。
……、僕はもう、それを"寂しい"と思う気持ちすら失っていたんだよ。 この世界に来るまでは。 ここで、キミと出会うまでは。 」
それを聞いている俺のアバターも強制ログアウトされる。 イツキに手を伸ばす。 届かない。
最後に見えたイツキの顔。 泣いていた……?
「イツキ、待てって……!!! 」
叫びながら体を起こす。 そこはもう現実だった。
イツキ、俺は、どうすれば良かったんだ………?
ただ一つ分かること。
俺は、選択を間違えた。
「とりあえず、戻ろ。 」
ぼふん、と勢いよく布団に寝転がり呟く。
「リンク・スタート! 」
そうして銃と硝煙の世界に入っていった俺を出迎えたのは、ミレイとクレハ、ツェリスカに、、イツキ。 ぴょん、と抱きついてくるミレイを受け止めながら、クレハ達と顔を合わせる。 イツキ、気まずすぎるだろ、帰れよ。
「おかえりなさい、マスター! 」
「もう、昨日のサーバーダウンって何だったの? 」
「今頃ザスカーには苦情のメールが殺到しているだろうね……。 」
「そうね〜。 きっと担当の方は大変でしょうね……。 」
いつも通りの三人とイツキ。
ツェリスカが何か話しかけてくるけど聞き取れない。 イツキに、イツキをじっと見つめてしまう。
「どうしたんだい、ミドリ。 僕の顔に何かついているかい? そんなまじまじと見られると照れてしまうよ。 ……なーんてね。 」
いつものように、いつも以上に笑う。
「ごめん、何でもねぇ。 悪かったよ。」
それからしばらく。
イツキの些細な言葉でクレハと仲違いする羽目になった。 あいつ本当にろくな事しねぇな。
フレンド登録も削除されて、現実のメールアドレスにも連絡するな、と言われれば音信不通にならざるを得ない。
そこに重なるツェリスカの脱退。 キチッとした理由があったし、納得はしたけど理解はなるべくしたくない。 そして居なくならないイツキとアファシス。 こいつらの存在に救われた、なんて絶対に言わない。 特にイツキ。
「マスター、マスター! あたし、お守りを作ったの!! これがあればい、いち、イチレンタクショーだよ! ……だから、その、元気だして、マスター……。 」
にぱーっ、と笑ってお守りを差し出してくるミレイ。 ぽわ、と荒んでいた心が癒されていくのが分かる。 気が付かないうちに眉に皺を寄せていたのだろう、俺の顔を見てしょんぼりしてしまうミレイ。 その頭をぽんぽんと撫で、笑う。
あぁ、久しぶりに笑ったかもな。
「サンキューな、ミレイ。 元気でたよ。 」
お守りを受け取って、ストレージにしまう。 しっかりカギをかけて間違って売ることなどないように。
しまった時に視界に入る"イツキの銃"の文字。 もしかしたら、こいつの出番が来るかもな。 なーんて………、この時は冗談交じりに思っていたんだ。 まさか現実になるなんて思いもせずに。
いかがでしたでしょうか。 え、めちゃめちゃ短いって?
うるさいうるさいうるさーーーい!!! 無言で追加していくから許して!!!!
あとハーメルンに久々に投稿したけどpixivと全然違ってもだもだしてしまった………。
あと原作欄に【原神】が追加されてて歓喜の舞を踊ったのでそのうち投稿されます。
では、閲覧ありがとうございました。